
コンプレッサーで音をまとめたいけれど、細かな設定が難しいと感じることはありませんか。
VNL Works「YeetzSqueeze」は、1つのTHRESHOLDノブと3種類の圧縮モードで操作できる無料のグルーコンプレッサーです。
圧縮によって変化した音量を自動的に補正するため、音量差に惑わされず、コンプレッションによる音のまとまりを確認できます。
BPM同期やLISTEN機能も備えており、シンプルな操作で音を整えたい人にぴったりのプラグインです。
YeetzSqueezeとは?シンプルな操作で音をまとめるグルーコンプレッサー

YeetzSqueezeは、複数の音にまとまりを与える「グルーコンプレッション」を手軽に行えるエフェクトプラグインです。
グルーコンプレッションとは、ドラムや複数の楽器などにコンプレッションをかけ、音同士が一体となって聞こえるように調整する手法です。
YeetzSqueezeでは、THRESHOLDノブを下げることで圧縮を強められます。
さらに、圧縮によって失われた音量を自動補正するため、音の変化を判断しやすいのが特徴です。
主な特徴は次のとおりです。
- 1つのTHRESHOLDノブ:複雑な設定をせずに圧縮量を調整
- 3種類の圧縮モード:SOFT・MEDIUM・HARDから選択
- 自動音量補正:圧縮による音量低下を自動的に補正
- BPM同期:楽曲のテンポに合わせて圧縮タイミングを調整
- LISTEN機能:圧縮によって変化した成分を確認
- ゼロレイテンシー:プラグイン内部の処理遅延なし
3種類の圧縮モードで音のまとまりを調整
YeetzSqueezeには、圧縮の強さが異なる3種類のモードが用意されています。
操作方法はシンプルで、モードを選択してTHRESHOLDノブを回すだけです。
THRESHOLDは+3dBから−30dBまで調整でき、初期値は−3dBに設定されています。
SOFT(2:1)
3種類の中で最も緩やかな圧縮比率です。
音の強弱を比較的残しながら、自然なまとまりを作りたい場面で試せます。
MEDIUM(4:1)
SOFTよりも強い圧縮を行うモードです。
ドラムや楽器の音量変化を抑え、まとまりを強めたい場合の選択肢になります。
HARD(10:1)
最も強い圧縮比率を持つモードです。
音の強弱を積極的に抑え、コンプレッションの効果を強調したい場面に向いています。
圧縮の強さはモードだけでなく、THRESHOLDの設定によっても変化します。
自動音量補正でコンプレッションの効果を判断しやすい
YeetzSqueezeの大きな特徴が、自動音量補正機能です。
通常、コンプレッサーで音を圧縮すると音量が下がるため、メイクアップゲインなどを使って補正する必要があります。
YeetzSqueezeでは、この音量補正を自動で行います。
THRESHOLDを操作している間と、操作を止めたタイミングで音量を測定し、補正量を決定する仕組みです。
自動音量補正
圧縮によって失われた音量を自動的に補います。
音量が変わったことによる印象の違いを減らし、コンプレッションそのものの効果を確認しやすくなります。
補正量を固定
補正量が決まると、その値を維持します。
再生中に音量を追いかけ続ける方式ではありません。
手動で再測定
THRESHOLDノブ、または点灯しているモードをクリックすると、音量補正を再測定できます。
なお、自動音量補正によってピークが0dBを超える場合があります。
必要に応じて、YeetzSqueezeの後段にクリッパーやリミッターを配置してください。
BPM同期・LISTEN・グラフ表示で圧縮の動きを確認
YeetzSqueezeは、シンプルな操作性を維持しながら、コンプレッションの動作を確認できる機能も備えています。
BPM同期
BPMを有効にすると、ビートの1/32以内で音を捉え、次のビートまでに圧縮を解放するように動作します。
リズムに合わせたコンプレッションを行いたい場合に便利です。
BPMをオフにすると、自動タイミングに切り替わります。
一定のビートを持たないボーカルやパッドなどにも使用できます。
LISTEN機能
圧縮によって変化した成分だけを、音量補正なしで確認できます。
コンプレッサーが音のどの部分に作用しているのかを把握するための機能です。
グラフ表示
2本のバーとdB表示で、圧縮による音量変化を確認できます。
- 赤色:元の音より小さくなった部分
- 緑色:元の音より大きくなった部分
- 上部のライン:同じ変化をdB単位で表示
グラフはビートに同期して動作し、クリックすると表示を一時停止できます。
YeetzSqueezeを音楽制作でどう活用する?
YeetzSqueezeは、音をまとめたい場面や、音量変化をコントロールしたい場面で活用できます。
特に、細かなパラメーターを調整するよりも、音を聞きながら素早く設定を決めたいときに便利です。
ドラムバスのまとまりを調整
キックやスネアなどをまとめたドラムバスに使用する方法です。
SOFTから試し、必要に応じてMEDIUMやHARDに切り替えることで、圧縮のかかり方を比較できます。
ボーカルの音量変化をコントロール
BPMをオフにした自動タイミングを利用し、ボーカルの音量変化を調整できます。
LISTEN機能を使えば、圧縮が作用している部分も確認可能です。
パッドや持続音を整える
長く伸びるパッドなどにも使用できます。
THRESHOLDを調整しながら、音の強弱やまとまり方を確認するとよいでしょう。
楽曲全体のコンプレッション
ミックスバスに挿して、楽曲全体のまとまりを調整する使い方も考えられます。
ただし、強く圧縮すると音の強弱が失われるため、控えめな設定から試すのがよいでしょう。
YeetzSqueezeがおすすめな人
YeetzSqueezeは、シンプルな操作性と自動音量補正を重視する人に向いています。
特に、コンプレッサーの設定に慣れていない初心者でも、圧縮の効果を聞きながら調整しやすい構成です。
おすすめな人
- コンプレッサーの細かな設定が苦手な人
- 少ない操作でドラムや楽器の音をまとめたい人
- 圧縮前後の音量差を自動的に補正したい人
- BPMに合わせてコンプレッションを調整したい人
- 無料で使えるグルーコンプレッサーを探している人
導入前に確認したい人
アタックやリリースなどを個別に細かく設定したい人は、操作項目が限られている点を確認しておきましょう。
また、YeetzSqueezeにはピークを0dB以下に制限する機能はありません。
ピーク管理が必要な場合は、別のプラグインと組み合わせて使用します。
YeetzSqueezeのシステム要件
対応OS
- macOS 11以降(Apple Silicon・Intel)
- Windows 10以降(64bit)
プラグイン形式
- VST3:macOS・Windows
- AU:macOS(Logic Pro・GarageBand対応)
- AAX:非対応
- スタンドアロン:非対応
その他
- レイテンシー:ゼロ
- ライセンスキー:不要
インストーラーには発行元のデジタル署名やAppleの公証がありません。
インストール時にセキュリティ警告が表示される場合があり、付属のREADMEに初回の許可手順が記載されています。
まとめ|少ない操作で音のまとまりを調整できる無料コンプレッサー
YeetzSqueezeは、1つのノブと3種類の圧縮モードで操作できる、シンプルなグルーコンプレッサーです。
自動音量補正によって、圧縮による音量変化を気にせず、音のまとまり具合に集中できるのが魅力です。
主な特徴をまとめると、次のとおりです。
- THRESHOLDノブ1つで圧縮量を調整
- SOFT・MEDIUM・HARDの3種類の圧縮モード
- 圧縮による音量低下を自動的に補正
- BPM同期と自動タイミングに対応
- LISTEN機能で圧縮された成分を確認
- グラフで音量変化を視覚的に把握
- ゼロレイテンシーで動作
複雑な設定をせずにコンプレッションを試したい人や、ドラムや楽器の音を手軽にまとめたい人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
