
VNL Works「YeetzEQ」は、7つのパッドをクリックするだけで、低音から高音まで直感的に音質を調整できる無料EQプラグインです。
一般的なEQのように周波数ノブやカーブを細かく操作する必要がなく、各帯域の音を実際に聴きながら調整できるのが特徴です。
さらに、音量を自動的にそろえる機能や、EQで削った音だけを確認できる機能も搭載。
EQの操作に慣れていない初心者はもちろん、耳で音を確認しながら素早くミックスを進めたい人にも役立ちます。
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YeetzEQの特徴|7つのパッドで直感的に音質を調整

YeetzEQの最大の特徴は、複雑なEQカーブを操作せず、7つのパッドだけで音質を調整できることです。
各パッドには異なる周波数帯域が割り当てられており、クリックすると、その帯域に含まれる音だけを試聴できます。
複数のパッドをクリックして同時に聴くことも可能です。
調整したい帯域が見つかったら、矢印ボタンで音量を段階的に増減するだけ。
周波数の知識がなくても、実際の音を聴きながらバランスを整えられます。
7つの周波数帯域
- SUB(20〜60Hz):キックやベースの重低音
- BASS(60〜250Hz):低音の厚みや力強さ
- LOW MID(250〜500Hz):楽器の胴鳴りや低中域の厚み
- MID(500Hz〜2kHz):楽器やボーカルの中域成分
- HIGH MID(2〜5kHz):アタック感や音の輪郭
- PRESENCE(5〜10kHz):高域の明瞭さや存在感
- AIR(10〜20kHz):空気感や高域のきらびやかさ
各帯域は、OFF、−24、−12、−9、−6、−3、−1.5、0、+1.5、+3、+6dBの段階で調整できます。
また、すべてのパッドを0dBに設定した場合、入力した音は変化せずに出力されます。
処理によるレイテンシーはゼロで、調整時にクリックノイズが発生しない設計です。
音量差に惑わされず、EQの効果を正しく判断できる
EQを調整すると、音質だけでなく全体の音量も変化することがあります。
音量が大きくなったことで、実際には音質が改善していなくても、良くなったように感じてしまう場合があります。
YeetzEQには、こうした問題を軽減する自動ラウドネスマッチング機能が搭載されています。
自動ラウドネスマッチング
入力と出力の音量感を自動的にそろえる機能です。
EQの設定を変更しても音量差による影響を抑えられるため、音質そのものの変化を聴き比べやすくなります。
REMOVED機能
EQで取り除いた音だけを再生できる機能です。
例えば、低中域をカットしたときに、どのような音が削られているのかを確認できます。
必要な音まで削っていないか判断したい場面で便利です。
帯域バランスの表示
各パッドには、その周波数帯域にどれだけ音の成分が含まれているかが表示されます。
SPANアナライザーのデフォルトスロープに相当する測定方法を採用しており、音のバランスを視覚的に確認できます。
耳で聴いた印象と表示を照らし合わせながら、音質調整を進められます。
低域処理やプリセットなど、ミックスに便利な機能も搭載
YeetzEQには、7バンドEQ以外にも音楽制作をサポートする機能が用意されています。
特に、不要な超低域のカットや低音のモノラル化は、ミックスの低域を整理したいときに役立ちます。
RUMBLE CUT
20Hz未満の超低域をカットする機能です。
楽曲に不要な極低周波成分が含まれている場合、ワンクリックで取り除けます。
MONO BASS
100Hz未満の低域をモノラル化する機能です。
クラブ向けの楽曲やレコードを意識した制作など、低域を中央にまとめたい場面で活用できます。
40種類のプリセット
ドラム、ベース、ボーカル、各種楽器、マスターなどに対応した40種類のプリセットを収録しています。
DJ向けの帯域カットやエフェクト用プリセットも用意されており、自分で作成した設定を保存することも可能です。
YeetzEQを音楽制作でどう活用できる?
YeetzEQは、各帯域の音を聴きながら調整できるため、ミックスのさまざまな場面で活用できます。
特に、どの周波数を操作すればよいかわからないときに、帯域ごとの音を確認できる点が便利です。
キックやベースの低域調整
SUBやBASSを試聴しながら、重低音の量感や低域の厚みを調整できます。
低音が強すぎる場合は該当する帯域を下げ、物足りない場合は持ち上げるなど、耳で確認しながら操作できます。
ボーカルの音質調整
MIDやHIGH MID、PRESENCEを使って、ボーカルの中域や高域を調整できます。
声の輪郭や明瞭さを確認しながら、楽曲に合ったバランスを探すときに役立ちます。
シンセやパッドの音作り
LOW MIDで音の厚みを調整したり、AIRで高域の空気感を加えたりできます。
複数の帯域を試聴しながら、ほかの楽器とのバランスを考えて音を整えられます。
マスターバスでの音質確認
7つの帯域を個別に聴くことで、楽曲全体の低域から高域までのバランスを確認できます。
REMOVED機能も併用すれば、調整によって失われる音の成分を確認しながら作業できます。
YeetzEQがおすすめな人
YeetzEQは、細かな数値設定よりも、音を聴きながら直感的に操作したい人に向いているEQプラグインです。
特に、EQの操作に難しさを感じている初心者にとって、周波数帯域の違いを耳で確認できる仕組みは魅力的です。
EQの知識に自信がない人
7つのパッドをクリックするだけで、それぞれの周波数帯域に含まれる音を確認できます。
音を聴きながらミックスしたい人
複雑なEQカーブを操作することなく、帯域ごとの音量を段階的に調整できます。
EQで音を削りすぎるのが不安な人
REMOVED機能を使えば、取り除いた音を確認しながら調整できます。
素早く音質を整えたい人
40種類のプリセットやワンクリックの低域処理機能を使って、音質調整を始められます。
一方、周波数やQ幅を細かく指定したい人、狭い帯域をピンポイントで補正したい人には、一般的なパラメトリックEQの方が適しています。
YeetzEQのシステム要件
YeetzEQは、macOSとWindowsに対応しています。
MacではVST3とAU形式を利用でき、Logic ProやGarageBandでも使用可能です。
対応OS
- macOS 11以降(Apple Silicon・Intel対応)
- Windows 10以降(64bit)
プラグイン形式
- macOS:VST3、AU
- Windows:VST3
その他の仕様
- レイテンシー:ゼロ
- ライセンスキー:不要
- AAX形式:非対応
- スタンドアロン:非対応
インストール時の注意点
インストーラーには、発行元によるデジタル署名やAppleの公証がありません。
そのため、macOSやWindowsのセキュリティ機能によって警告が表示される場合があります。
付属のREADMEには、macOSの「このまま開く」やWindowsのSmartScreenに関する操作方法が記載されています。
インストールする際は、配布元とファイルを確認したうえで、READMEの案内に従ってください。
まとめ|EQの知識がなくても、耳で確認しながら音質を調整できる
YeetzEQは、7つのパッドを使って低音から高音まで直感的に調整できる無料イコライザーです。
周波数ノブやEQカーブを操作する必要がなく、実際の音を聴きながら調整できるため、EQに慣れていない人でも扱いやすい設計になっています。
YeetzEQの主な特徴
- 7つのパッドで20Hz〜20kHzの周波数帯域を調整
- 各帯域を個別または複数同時に試聴可能
- 自動ラウドネスマッチングで音量差を抑えて比較
- REMOVED機能でEQによって削った音を確認
- RUMBLE CUTで20Hz未満の超低域をカット
- MONO BASSで100Hz未満をモノラル化
- ドラムやボーカルなどに対応した40種類のプリセットを収録
- macOS・Windowsに対応し、ゼロレイテンシーで動作
細かな周波数設定を必要とする作業には向きませんが、音を聴いて判断するシンプルなEQとして活用できます。
EQの操作が難しいと感じている人や、手軽に音のバランスを整えたい人は、試してみてはいかがでしょうか。
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