
WorldVerb – build your own reverbは、173種類の実際の空間を自由に組み合わせて、自分だけのリバーブを作れるWindows用VST3プラグインです。
一般的なリバーブのようにプリセットを選ぶだけではなく、空間同士を融合・変形しながら新しい響きをデザインできます。
この記事では、WorldVerbの特徴や搭載機能、できることを詳しく紹介します。
WorldVerb – build your own reverb:173種類の空間を自由に組み合わせて、自分だけのリバーブを作れるVST3プラグイン

一般的なリバーブは、プリセットから部屋を選び、パラメータを調整する使い方が中心です。
WorldVerb – build your own reverbは、その発想を大きく変えたリバーブプラグインです。
173種類もの実際に収録された空間(インパルスレスポンス)を自由に組み合わせ、新しい響きをその場で設計できます。
単に複数のリバーブを重ねるだけではありません。
空間同士を融合したり、周波数を分けたり、粒状化したりと、従来にはない方法で音響空間を作り出せます。
既存のプリセットを選ぶのではなく、自分だけのリバーブ空間を作りたい人に向いているプラグインです。
WorldVerbの特徴

WorldVerb最大の特徴は、173種類の空間を自由に組み合わせられることです。
一般的なリバーブのようなリスト選択ではなく、マップ上から空間を選びます。
主な特徴はこちらです。
- 173種類の実際に収録された空間を収録
- 最大4つの空間を同時に使用可能
- 空間を自由に並べ替えながら組み合わせられる
- リアルタイムで新しいリバーブを設計できる
- 作成したリバーブをWAVファイルとして書き出せる
- Windows用VST3プラグイン
173種類の空間を自由に組み合わせるSelection Grid
WorldVerbでは、空間選択に「Selection Grid」を採用しています。
一覧から選ぶのではなく、マップ上でリングをドラッグして空間を選択します。
できることは次のとおりです。
- 最大4つの空間を同時に選択
- IRを右クリックして別のものへ入れ替え
- ノード上でマウスホイールを回し、各空間のミックス量を調整
- Merge Rack内の好きな位置へ自由に移動
- ドラッグ&ドロップで順番を簡単に変更
視覚的に操作できるため、多数の空間を直感的に試せます。
Merge Rackで空間同士を自由に融合
選択した空間は「Merge Rack」に並びます。
ここでは空間同士をさまざまな方法で組み合わせられます。
できることは次のとおりです。
- ノードの順番をドラッグで変更
- 右クリックで別の空間へ切り替え
- 必要に応じて好きな位置へ移動
- 1つだけ使用する場合はSelf-Transform機能が有効
Self-Transformでは以下のモードを利用できます。
- Direct
- Convolve(自分自身と畳み込み)
- Twin(遅延したコピーを追加)
1つの空間だけでも、新しい響きを作り出せます。
7種類のBlend Operators
WorldVerbには、空間同士を組み合わせるための複数のアルゴリズムが搭載されています。
それぞれ異なる音響変化を生み出します。
Layer
もっとも一般的な方法です。
- 空間を重ねて鳴らす
- 自然なレイヤー効果を作れる
Series
空間を順番に通過させます。
- 部屋の中にさらに別の部屋があるような響き
- 深い残響を作りやすい
Carve
重なっている周波数を整理します。
- 不要な帯域のぶつかりを抑える
- 各空間の特徴を残しやすい
Morph
時間経過とともに空間が変化します。
- リバーブテールの途中で空間が切り替わる
- 動きのあるアンビエント表現に向く
Shimmer
1つの空間を1オクターブ上げて処理します。
- 幻想的な響きを作りやすい
- シマーリバーブのような表現が可能
Scatter
空間をグラニュラー処理します。
- 音を細かな粒へ分解
- 別の空間上へ散りばめるような効果
Split
周波数帯域を分担します。
- 低域と高域を別々の空間へ割り当て
- 明瞭なリバーブを作りやすい
リバーブを細かく調整できるIR Shapers
空間を選ぶだけでなく、細かな調整もできます。
IR Shapersでは次のパラメータを搭載しています。
- SIZE:リバーブ全体の時間的なスケールを変更
- DECAY:残響時間を調整
- DAMPING:高域の吸収量を調整
- ER TAIL:初期反射と後半の残響のバランスを変更
同じ空間でも、印象を大きく変えられます。
Downstream Utilityで最終調整
最終段には実用的な調整機能も用意されています。
主なパラメータはこちらです。
- PREDELAY:リバーブが始まるタイミングを遅らせる
- TONE:音色を暗めから明るめまで調整
- WIDTH:ステレオ幅を変更
- OUTPUT:最終音量を調整
- MIX:原音とリバーブ音のバランスを調整
制作中の細かな仕上げまで、このプラグイン内で行えます。
Merged Limiterを搭載
複数の空間を組み合わせると、大きなピークが発生する場合があります。
WorldVerbにはMerged Limiterが搭載されており、出力を自動的に保護できます。
選択できるモードは次の3種類です。
- Soft
- Medium
- Hard
複雑な組み合わせでも扱いやすくなっています。
作成したリバーブをWAVとして書き出せる
WorldVerbでは、完成したリバーブをそのままオーディオファイルとして保存できます。
画面上の波形をドラッグするだけで書き出せます。
特徴はこちらです。
- カラー表示された波形で各空間の位置を確認
- 波形をドラッグするだけでWAVを書き出し
- DAWやサンプラーへそのまま配置可能
自作したリバーブを素材として再利用できる点も大きな魅力です。
CC0ライセンスのIRを採用
収録されているインパルスレスポンス(IR)はCC0ライセンスです。
そのため、作成したリバーブは自由に利用できます。
オリジナルの空間を制作へ取り入れやすい設計になっています。
動作環境
現在対応している環境は次のとおりです。
- Windows
- VST3形式
Mac版やAU版についての案内はありません。
まとめ:Pleatech Audio「WorldVerb – build your own reverb」173種類のインパルスレスポンスを自由に組み合わせ、独自の音響空間をリアルタイムで作成できるリバーブプラグイン|DTMプラグインセール
WorldVerbは、173種類の実際の空間を自由に組み合わせながら、自分だけのリバーブを設計できる実験的なリバーブプラグインです。
特徴をまとめると次のとおりです。
- 173種類の実空間IRを収録
- 最大4つの空間を自由に融合
- 7種類のブレンドアルゴリズムを搭載
- リバーブの時間・音色・ステレオ幅まで細かく調整可能
- 完成したリバーブをWAVファイルとして書き出せる
- CC0ライセンスのIRを採用
- Windows用VST3プラグイン
従来のプリセット選択型リバーブとは異なり、自分だけの音響空間をゼロから作り上げたい人に適したプラグインです。
