
アナログ機材のようなサウンドを手軽に取り入れたいなら、WET VSTの「WetEQ」と「WetCompressor」は注目したいプラグインです。
どちらもシンプルな操作性を重視しながら、EQやコンプレッサーの挙動だけでなく、アナログ機材らしい質感まで再現しています。
この記事では、それぞれの特徴や機能、違いについて分かりやすく紹介します。
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WetEQとWetCompressor:アナログ機材を再現したオープンソースVST3プラグイン
アナログ機材の質感を手軽に取り入れたい人に向けて開発されたのが「WET VST」です。
「WetEQ」とコンプレッサーの「WetCompressor」は、どちらもVST3専用プラグインで、Windows・macOS・Linuxに対応しています。
さらに、ソースコードも公開されているオープンソースプロジェクトであり、Steinberg純正のVST3 SDKだけで開発されている点も特徴です。
WetEQとは

WetEQは、英国製コンソールEQをモチーフにしたイコライザープラグインです。
単純に周波数を調整するだけではなく、アナログミキシングコンソールのような音のキャラクターも再現しています。
主な特徴は次のとおりです。
- BritishコンソールをイメージしたEQサウンド
- デスクスタイルのサチュレーションを搭載
- チャンネルクロストークを再現
- ゲイン量に応じてQ幅が変化する設計
- ホストのサンプリングレートで動作
- ダウンサンプリングを行わない
シンプルな構成ながら、アナログ機材らしい質感を加えられるEQです。
4バンドEQを搭載
WetEQは4バンド構成です。
低域と高域にはシェルフタイプ、中域にはベルタイプを採用しています。
搭載されているEQは次の4種類です。
- LF Shelf
- LMF Bell
- HMF Bell
- HF Shelf
必要な帯域を自然に補正しながら、コンソールらしい音作りを行えます。
HPF・LPFも搭載
EQ以外にもフィルターを備えています。
不要な低域や高域を整理したい場合にも便利です。
搭載されているコントロールは次のとおりです。
- HPF(ハイパスフィルター)
- LPF(ローパスフィルター)
- INPUT GAIN
各コントロールは9段階のステップ式になっています。
連続可変ではなく段階的に調整するため、ハードウェア機材のような操作感で扱えます。
リアルタイムメーターを搭載
入出力レベルを確認できるLEDメーターも備えています。
確認できる内容は次のとおりです。
- 左チャンネル入力
- 右チャンネル入力
- 左チャンネル出力
- 右チャンネル出力
レベルを確認しながら音作りを進められるため、ゲイン調整もしやすくなっています。
WetCompressorとは

WetCompressorは、76スタイルのFETコンプレッサーを再現したダイナミクスプラグインです。
見た目だけではなく、回路レベルの挙動までモデル化していることが特徴です。
圧縮量に応じて歪みが増える特性も再現されており、アナログ機材らしい存在感のあるサウンドを作れます。
主な特徴は次のとおりです。
- 76スタイルFETコンプレッサーを再現
- 回路モデルをベースに設計
- フィードバック方式のディテクターを採用
- ゲインセルの動作まで再現
- 圧縮量に応じて歪みが増加
- ホストサンプリングレートで動作
- ダウンサンプリングを行わない
単なるコンプレッサーではなく、アナログ機材らしいキャラクターも含めて楽しめます。
3種類のタイムコンスタントを搭載
WetCompressorでは動作速度を3種類から選択できます。
用途に応じてレスポンスを切り替えられます。
選択できるモードは次のとおりです。
- Fast
- Normal
- Slow
ソースに合わせて圧縮のキャラクターを調整できます。
ステップ式のINPUT・OUTPUT
入力と出力はステップ式コントロールを採用しています。
細かな設定よりも、素早く扱える操作性を重視した設計です。
主な仕様は次のとおりです。
- INPUTは21段階
- OUTPUTは21段階
- スレッショルドは固定
- レシオは固定
一般的なコンプレッサーのように細かなパラメーターを設定するのではなく、シンプルな操作でサウンドを整えられます。
ゲインリダクションメーターを搭載
コンプレッションの状態はLEDメーターで確認できます。
表示される項目は次のとおりです。
- 入力レベル
- ゲインリダクション
- 出力レベル
どれくらい圧縮されているかを視覚的に確認できるため、設定の目安を把握しやすくなっています。
WetEQとWetCompressorの違い
どちらもアナログ機材の挙動を再現したプラグインですが、役割は異なります。
WetEQは音質や周波数バランスを整えたい場面に向いています。
一方、WetCompressorは音量差をコントロールしながら、コンプレッション特有の質感を加えたい場合に適しています。
それぞれの特徴をまとめると次のようになります。
WetEQ
- 英国製コンソールEQを再現
- 4バンドEQを搭載
- HPF・LPFを搭載
- サチュレーションやクロストークを再現
- ゲインに応じてQ幅が変化
WetCompressor
- 76スタイルFETコンプレッサーを再現
- 回路モデルベースで設計
- 3種類のタイムコンスタント
- ステップ式INPUT・OUTPUT
- 圧縮量に応じた歪みを再現
WET VSTの特徴
WET VSTは、単にプラグインを配布するだけのプロジェクトではありません。
開発環境やソースコードも公開されており、学習や改良にも活用できます。
特徴をまとめると次のとおりです。
- オープンソースとして公開
- Steinberg純正VST3 SDKのみで開発
- Windows・macOS・Linuxに対応
- ビルド手順も公開
- Visual Studio Build Tools・CMake・Gitのみでビルド可能
余計なフレームワークを使用せず、シンプルな構成で開発されていることも特徴です。
まとめ:WET VST「WetEQ、WetCompressor」英国製コンソールEQと76スタイルFETコンプレッサーを再現したオープンソースVST3プラグイン|DTMプラグインセール
WetEQとWetCompressorは、どちらもアナログハードウェアのサウンドや挙動を意識して設計されたVST3プラグインです。
WetEQは英国製コンソールを思わせるEQやサチュレーションを備え、自然な音作りを行えます。
WetCompressorは76スタイルのFETコンプレッサーを回路レベルでモデル化し、コンプレッションによる質感の変化まで再現しています。
どちらもWindows・macOS・Linuxに対応しており、オープンソースで開発されていることも大きな特徴です。
シンプルな操作でアナログ機材らしいサウンドを取り入れたい人は、一度試してみる価値のあるプラグインです。
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