
W3PC Audio「WAV3+CORE」は、6基のオシレーターと330種類以上のプリセットを搭載した無料のウェーブテーブルシンセサイザーです。
トランスやプログレッシブ系のリードサウンドを中心に、ベース、パッド、アルペジオ、効果音など、さまざまな電子音を制作できます。
豊富なモジュレーション機能や24スロットのエフェクトチェーンに加え、AIによる音色生成にも対応。
プリセットを使って手軽に作曲を始めたい人から、細かく音を作り込みたい人まで活用できるシンセサイザーです。
WAV3+COREの特徴|6基のオシレーターを搭載した無料ウェーブテーブルシンセ

WAV3+COREは、複数のオシレーターを組み合わせた音作りと、豊富なモジュレーション機能が特徴です。
特にトランスやプログレッシブ系の楽曲制作を想定して設計されており、存在感のあるリードから複雑な電子音まで幅広く対応します。
6基のオシレーターを搭載
ウェーブテーブルとA〜Dのモーフィングに対応し、複数の波形を組み合わせた音作りが可能です。
最大16ボイスのユニゾン
複数のボイスを重ねることで、厚みのあるリードや広がりのあるシンセサウンドを制作できます。
FM・AM・リング変調・シンクに対応
オシレーター同士を連携させ、倍音構成や音の質感を変化させられます。
19種類のフィルタータイプ
2基のフィルターを直列または並列で使用可能。
フィルター2には独立したエンベロープも設定できます。
豊富なモジュレーション機能
8基のエンベロープ、6基のLFO、20スロットのモジュレーションマトリクスを搭載。
時間とともに変化する音色や、複雑な動きのあるサウンドを制作できます。
24スロットのエフェクトチェーン
EQ、ディストーション、ビットクラッシャー、コーラス、フェイザー、ディレイ、リバーブ、トランスゲートなどを搭載。
エフェクトの順番も自由に変更できます。
330種類以上のプリセットで幅広いサウンドを制作
WAV3+COREには、330種類以上のファクトリープリセットが収録されています。
トランス系リードだけでなく、ベース、パッド、プラック、ストリングス、効果音など、さまざまなカテゴリーのサウンドを利用できます。
トランス系リード・スーパーソー
楽曲のメインメロディや、存在感のあるシンセフレーズに活用できます。
ベース・アシッドサウンド
Reese Bassやアシッド系のベースを使い、低音に動きや緊張感を加えられます。
パッド・ストリングス
コードの背景に広がりを持たせたり、楽曲の雰囲気を演出したりする用途に適しています。
プラック・アルペジオ
短いアタックのシンセサウンドや、リズミカルなフレーズを制作できます。
効果音・ドラムループ
ライザーなどの効果音や、トリガーを活用したドラム系サウンドも収録されています。
プリセットを選んでそのまま使用するだけでなく、フィルターやエフェクトを調整して楽曲に合わせた音色へ仕上げられる点も魅力です。
アルペジエーターとステップレーンで動きのあるフレーズを制作
WAV3+COREには、アルペジエーターやコードメモリー機能が搭載されています。
さらに、ステップごとの演奏表現を調整できるため、単純な繰り返しだけでなく、変化のあるシーケンスを制作できます。
ピッチのステップ制御
ステップごとに音程を変化させ、メロディックなフレーズを構築できます。
Ratchet(ラチェット)
ステップ内で音を細かく連続させ、リズミカルな動きを追加できます。
Slide(スライド)
音程を滑らかにつなぎ、アシッド系のベースラインなどに活用できます。
Accent(アクセント)
ステップごとの強弱を調整し、フレーズにメリハリを加えられます。
303スタイルのノブも搭載しており、アシッドベースやトランス系のシーケンス制作にも適しています。
AI SOUND機能|文章からシンセの音色を生成
WAV3+COREは、AIを利用した音色生成機能「AI SOUND」にも対応しています。
作りたいサウンドを文章で指定すると、その内容に基づいたシンセのパッチを生成できます。
文章による音色指定
音の特徴を言葉で伝え、パッチ生成の出発点にできます。
APIキーを使用したAI連携
自身で用意したAPIキーを利用して音色を生成できます。
ローカルLLMにも対応
LM StudioやOllamaなど、ローカル環境で動作するLLMも利用可能です。
なお、AI SOUNDを使用するには、APIキーまたはローカルLLMの準備が必要です。
通常のプリセット選択や手動による音作りとは異なるアプローチとして活用できます。
WAV3+COREの活用法|どんな音楽制作に向いている?
WAV3+COREは、特に電子音を中心とした楽曲制作で活躍するシンセサイザーです。
豊富なプリセットを起点に、オシレーターやエフェクトを調整することで、楽曲に合わせたサウンドを作り込めます。
トランス・プログレッシブのリード制作
スーパーソーやユニゾンを活用し、メロディを際立たせる厚みのあるリードを制作できます。
EDM・エレクトロニック系のベース制作
FMやリング変調、ディストーションなどを組み合わせ、存在感のあるベースサウンドを作れます。
アンビエント・シネマティック系のパッド制作
LFOやエンベロープによる音色変化とリバーブを組み合わせ、時間とともに表情が変わるパッドを制作できます。
アシッド系のシーケンス制作
アルペジエーターのスライドやアクセントを使い、動きのあるベースラインを構築できます。
効果音・サウンドデザイン
ウェーブテーブルのモーフィングや複数の変調方式を活用し、ライザーや実験的な電子音を制作できます。
WAV3+COREがおすすめな人・向いていない人
WAV3+COREは、プリセットの豊富さと音作りの自由度を両立したシンセサイザーです。
一方で、対応OSやプラグイン形式には制限があるため、導入前に確認しておきましょう。
おすすめな人
- トランスやプログレッシブ系の楽曲を制作している人
- 無料で多機能なウェーブテーブルシンセを使いたい人
- リード、ベース、パッドを1つの音源で制作したい人
- モジュレーションやエフェクトを細かく調整したい人
- AIを活用した音色生成に興味がある人
向いていない人
- macOS環境で音楽制作をしている人
- AUやAAX形式のプラグインが必要な人
- シンプルな操作だけで音作りを完結させたい人
WAV3+COREのシステム要件・対応環境
WAV3+CORE v1.0.0は、Windows向けの64-bit VST3プラグインです。
対応OS
Windows 11(64-bit)
プラグイン形式
VST3(64-bit)
動作確認済みDAW
FL Studio、Cubase、Cakewalk Sonar
インストール方法
ダウンロードしたZIPファイルを展開し、WAV3PLUSCORE.vst3を以下のフォルダーにコピーします。
C:\Program Files\Common Files\VST3
その後、DAWでプラグインを再スキャンすれば使用できます。
なお、現行バージョンはコード署名がないため、Windowsによってファイルがブロックされる場合があります。
その際は、ZIPファイルのプロパティからブロックを解除してから展開してください。
ダウンロードは正規サイトから行いましょう。
まとめ|WAV3+COREは幅広い電子音を制作できる無料シンセ
W3PC Audio「WAV3+CORE」は、6基のオシレーターと豊富な音作り機能を備えたウェーブテーブルシンセサイザーです。
トランス系のリードを中心に、ベース、パッド、アルペジオ、効果音まで幅広く対応しています。
6基のオシレーターと多彩な変調方式
ウェーブテーブルやFM・AM・リング変調を組み合わせ、複雑な電子音を制作できます。
330種類以上のファクトリープリセット
リード、ベース、パッド、プラックなど、多彩な音色から制作を始められます。
豊富なモジュレーションとエフェクト
8基のエンベロープ、6基のLFO、24スロットのエフェクトチェーンを搭載しています。
ステップ制御に対応したアルペジエーター
ピッチ、ラチェット、スライド、アクセントを調整し、動きのあるフレーズを制作できます。
AIによる音色生成
文章によるパッチ生成に対応し、従来とは異なる方法で音作りを進められます。
Windows環境で多機能な無料シンセを探している人や、トランス・EDM系の音作りを楽しみたい人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
