
「Vital Randomizer」は、シンセサイザー「Vital」のプリセットを自動生成できるVST3プラグインです。
スタイルを選んでROLLボタンを押すだけで、新しいシンセサウンドを作成できます。
音色の明るさや動き、歪み、空間表現などを調整できるほか、気に入った音色をもとにバリエーションを生成することも可能です。
リードやベース、パーカッションなど、さまざまな音色を試しながら楽曲制作を進めたい方に適しています。
Vital Randomizerとは?Vitalのプリセットを自動生成するプラグイン

Vital Randomizerは、Vitalを内部で起動し、新しいプリセットを自動生成するVST3インストゥルメントです。
DAWから送られるMIDI情報はそのままVitalに渡されるため、通常のシンセ音源と同じようにMIDIキーボードや打ち込みで演奏できます。
特徴は、ランダムにパラメーターを変更するだけではなく、スタイルごとに設計された設定をもとに音色を生成することです。
ウェーブテーブルも生成のたびに新しく作られるため、さまざまなサウンドを試せます。
さらに、生成した音色を実際にレンダリングしてチェックする仕組みも備えています。
ボタンひとつで音色を生成
スタイルを選択してROLLを押すだけで、新しいVitalプリセットを作成できます。
音色の問題を自動チェック
無音やクリッピング、演奏した音程と異なる音が出るプリセットなどを検出し、条件を満たさない場合は再生成します。
ウェーブテーブルも自動生成
生成するたびに新しいウェーブテーブルを合成し、音色のバリエーションを広げます。
DAWプロジェクトに設定を保存
プラグインの状態はDAWプロジェクトと一緒に保存されます。
5種類のパラメーターで生成する音色を調整
Vital Randomizerには、生成するサウンドの方向性を調整する5種類のパラメーターが用意されています。
完全にランダムな結果に任せるだけでなく、明るい音色や歪みのあるサウンドなど、作りたい音のイメージに合わせて設定できるのが特徴です。
BRIGHT(明るさ)
音色の明るさを調整します。
明るく存在感のあるサウンドや、落ち着いた音色を探す際に役立ちます。
MOVE(動き)
音色の動きや変化を調整します。
時間とともに変化するシンセサウンドを作りたい場合に活用できます。
DIRT(歪み)
サウンドの歪みや荒々しさを調整します。
エッジのあるリードや、力強いベースの音作りに適しています。
SPACE(空間表現)
音色の空間的な広がりを調整します。
奥行きや広がりを持たせたいサウンドの生成に活用できます。
COMPLEX(複雑さ)
生成する音色で使用するシンセ機能の量を調整します。
シンプルな構成から複雑な構成まで、音作りの方向性を変えられます。
VARY・ロック・履歴機能で気に入った音色を発展させる
Vital Randomizerは、新しいプリセットを生成するだけでなく、現在の音色をもとに別のバリエーションを作成できます。
例えば、気に入ったリードサウンドが見つかった場合、音色全体を作り直さずに少しだけ変化させることが可能です。
特定のセクションを固定する機能もあるため、残したい要素を維持しながら音作りを進められます。
VARY(バリエーション生成)
現在の音色をもとに新しいバリエーションを作成します。
隣接するバーで変化の大きさも調整できます。
セクションのロック
OSC・FILT・ENV・LFO・FX・MODを個別に固定できます。
ロックした部分はROLLによる再生成でも維持されます。
履歴の確認
左右の矢印で過去に生成した音色を切り替えられます。
複数の候補を試しながら音色を選べます。
KEEP(お気に入り保存)
気に入ったパッチに印を付け、KEPT欄にまとめられます。
EXPORT(プリセット書き出し)
現在の音色を.vitalファイルとして保存できます。
生成したサウンドを後からVitalで使用したい場合にも便利です。
Vital Randomizerの活用法
Vital Randomizerは、音色を一から作る前に複数の候補を試したい場面で活用できます。
リードやベースなどのサウンドを生成し、実際のMIDIフレーズを演奏しながら楽曲に合う音色を探せるのが魅力です。
また、パーカッションの生成や、スケールを指定したシーケンスの音作りにも対応しています。
リードサウンドのアイデア探し
メロディーを再生しながら複数のリード音色を生成します。
気に入ったサウンドが見つかったら、VARYで細かなバリエーションを試せます。
ベースサウンドの作成
楽曲の雰囲気に合わせてベース音色を生成します。
DIRTなどを調整し、歪みのあるサウンドを探す使い方もできます。
パーカッションの音作り
キック・スネア・クラップ・ハイハット・クラッシュ・ライド・タム・ティンパニ・カウベル・リム・シェイカーの生成に対応しています。
音程を持つドラム音色はキーボードの演奏音程に追従します。
シーケンスの音作り
Sequenceスタイルでは、SCALESから使用するスケールを選択できます。
スケールを指定したフレーズのアイデア作りに活用できます。
シネマティックなサウンドの探索
MOVEやSPACEを調整しながら、動きや空間表現を持つシンセ音色を探す使い方も考えられます。
気に入った音色を保存し、楽曲の背景音や演出用サウンドとして活用できます。
CLI機能でプリセットをまとめて生成することも可能
Vital Randomizerには、DAW上で使用するVST3プラグインに加えて、コマンドラインツール「vrgen.exe」も用意されています。
CLIを利用すると、指定したスタイルのプリセットをまとめて生成できます。
生成した音色はVitalでレンダリングして検証され、-16 LUFSにレベル調整されます。
プリセットの一括生成
スタイルと生成数を指定し、複数の音色をまとめて作成できます。
生成条件の指定
明るさや歪み、複雑さなどの条件を指定できます。
既存プリセットのバリエーション作成.vitalファイルを指定し、元の音色に近いプリセットを複数生成できます。
Vitalへの直接保存
生成したプリセットをVitalのプリセットブラウザーに保存する機能も備えています。
通常の音楽制作ではVST3版を中心に使い、プリセットを大量に作成したい場合にCLIを活用するとよいでしょう。
Vital Randomizerがおすすめな人
Vital Randomizerは、Vitalでの音作りを効率化したい方や、新しいサウンドのアイデアを探している方に向いています。
特に、プリセットを選ぶだけでは物足りないものの、毎回ゼロから音色を作るのは大変だと感じている方に適したツールです。
Vitalでの音作りに時間がかかっている人
スタイルを選んで音色を生成できるため、サウンドの候補を探す時間を短縮したい場合に役立ちます。
新しいシンセサウンドを探している人
生成するたびにウェーブテーブルが作られるため、さまざまな音色を試せます。
リードやベースのバリエーションを増やしたい人
現在の音色をもとに変化を加えられるため、楽曲に合うサウンドを探しやすくなります。
自分だけのプリセットを作成したい人
生成した音色を.vital形式で保存し、プリセットライブラリとして整理できます。
一方、Vitalを使用していない方や、macOS環境で配布版をそのまま導入したい方には向いていません。
Vital Randomizerのシステム要件・対応環境
Vital Randomizerを使用するには、Vital本体とVST3対応DAWが必要です。
対応OS
Windows(公開されているリリース版)
プラグイン形式
VST3
必要なソフトウェア
Vital(すべてのエディションに対応)
対応DAW
VST3プラグインを読み込めるDAW
インストール方法
GitHubのReleasesページからZIPファイルをダウンロードし、展開した「Vital Randomizer.vst3」フォルダーをVST3プラグインフォルダーに配置します。
Windowsの標準的な配置先は以下のとおりです。
C:\Program Files\Common Files\VST3
インストール後、DAWでプラグインを再スキャンしてください。
Vital本体は同梱されていないため、別途インストールしておく必要があります。
まとめ:korcankaraokcu「Vital Randomizer」ボタンひとつで新しいシンセ音色を生成!リード・ベース・パーカッションなどのプリセットを自動作成するVital拡張ツール|DTMプラグインセール
Vital Randomizerは、Vitalのプリセットを自動生成しながら、音色の方向性やバリエーションを調整できるVST3プラグインです。
単純なランダム生成にとどまらず、生成した音色をチェックする仕組みや、気に入った部分を固定して再生成する機能を備えています。
ボタンひとつでプリセットを自動生成
スタイルを選択し、ROLLボタンで新しいシンセサウンドを作成できます。
5種類のパラメーターで音色を調整
明るさ・動き・歪み・空間表現・複雑さを設定できます。
気に入った音色を発展させられる
VARYや部分ロック機能を使い、現在のサウンドをもとに別のバリエーションを生成できます。
幅広い音作りに対応
リード・ベース・パーカッション・シーケンスなどの音色生成に活用できます。
Vitalプリセットとして保存可能
作成した音色を.vital形式で書き出し、後から再利用できます。
Vitalで新しいサウンドを探したい方や、音作りのアイデアを広げたい方は、制作環境に合うか確認してみてください。
