
オーケストラ音源を探しているけれど、種類が多すぎて迷っていませんか?
Virtuoso Ensemblesは、ストリングスやブラス、木管楽器を中心に、直感的で柔軟な操作が可能なKontaktライブラリです。
作曲初心者からプロのクリエイターまで、どんなスタイルにも対応できるこの音源の魅力を、詳しく解説します。
Virtuoso Ensemblesとは?作曲家必見のオーケストラ音源ライブラリ

Virtuoso Ensemblesは、Kirk Hunter Studiosが開発した、ストリングス、ブラス、ウッドウィンドなどを中心に構成された総合オーケストラ音源ライブラリです。
Native InstrumentsのKontakt(※フル版が必要)上で動作し、作曲・アレンジ・ライブパフォーマンスにおける「即戦力」として活躍します。
Virtuoso Ensemblesの魅力

Virtuoso Ensemblesは、ただの音源ではありません。
プロの作曲現場でも即戦力になる「プレイアビリティ(演奏性)」と「柔軟なアンサンブル構成」が魅力です。
- フルオーケストラの主要セクションを網羅
- ストリングス(弦楽器)
- ブラス(管楽器)
- ウッドウィンド(木管楽器)
- その他:ピアノ、クワイア(合唱)、パーカッション、エピックヒットなども収録
- すべての楽器が1つのインストゥルメントに統合
- 音源の切り替え不要で、複数のセクションをキーボード上に配置できます
- メモリ効率に優れた設計
- 高品質なサウンドを維持しつつ、軽量設計で動作もスムーズ
音源の操作性・柔軟性がすごい!

Virtuoso Ensemblesは、単に音が良いだけでなく、操作性にも優れています。
Kontaktを使い慣れていない方にも直感的に操作できるように設計されています。
操作・表現機能のハイライト
- 4つの楽器セクションを同時コントロール
- キーボードに各セクションをマッピング可能
- リアルな合奏感を簡単に再現
- アーティキュレーション(奏法)も豊富
- サステイン系:アルコ、マルカート、トレモロなど
- ショート系:スタッカート、スピッカート、ピチカートなど
- スラー奏法や滑らかなアタック表現にも対応
- 動的コントロールが可能
- 音の強弱やアタック・リリースタイムを自由に調整
- MIDI CCで音色をリアルタイムに変化させられる
- IntervaLive®を採用
- レガートやポリモードでのトランジションが滑らかに
カスタマイズ性も抜群
Virtuoso Ensemblesは、「この音もっと前に出したい」「もっと広がりを出したい」といった細かなニーズにも対応できます。
調整できる項目の一覧
- 各セクションの**音量・パン(定位)**の個別調整
- アーティキュレーションごとのアクセント強度
- スライダーによるリバーブ設定(ルームサイズ、オンオフ)
- ステレオ/モノ切り替え(距離感の調整)
- EQ(3バンドセミパラメトリック)で音質調整
- サステインとトレモロのクロスフェード(Strings限定)
- 音量制御方式の選択:ベロシティ・MIDI CC・両方
Virtuoso Ensemblesの使い方・活用法
Virtuoso Ensemblesは、シンプルな操作性と高い音質を備えているため、さまざまなシーンで柔軟に活用できます。
以下では、具体的な使い方をシーン別にご紹介します。
活用シーンと具体的な使い方
- 映画・ゲーム音楽のスコア制作に
- ストリングス、ブラス、ウッドウィンドを自由にレイヤーできるため、劇伴やシネマティックな楽曲制作に最適です
- ダイナミクスやアーティキュレーションを細かく調整することで、感情の抑揚や緊張感を演出可能
- トレーラーやCM用の短尺BGM制作に
- エピックヒットやアグレッシブなマルカートを使えば、インパクトある短いトラックも即座に完成できます
- セクションを重ねて音圧を出せるので、迫力あるサウンドが簡単に作れます
- ポップスやロックのアレンジに
- 曲の一部にストリングスやブラスを加えるだけで、グッと表現力が増します
- スピッカートやピチカートなどの軽快なアーティキュレーションは、リズム感あるポップソングにもマッチします
- ライブパフォーマンスでの使用
- 複数セクションを1インストゥルメントにまとめて扱えるので、PCでの負荷を抑えながらリアルな演奏が可能です
- 音色切り替えが少ないので、即興性の高いライブでも扱いやすい構成です
- 教育・学習用途にも活用
- オーケストラ構成を視覚的・聴覚的に理解できるため、作曲や編曲を学ぶ教材としても優秀です
- 実際の音の動きを確認しながら学べるため、座学よりも直感的に理解が深まります
Virtuoso Ensemblesがおすすめな人
Virtuoso Ensemblesは、単なるオーケストラ音源ではなく、演奏性・柔軟性・音質のバランスがとれた“使えるライブラリ”です。
以下のような人に特におすすめできます。
こんな人に向いています
- 作曲初心者でどの音源を選べばいいか分からない人
- 各セクションが一つのインストゥルメントにまとまっているので、扱いやすく学習にも最適
- 複雑な操作なしで、リアルなオーケストラサウンドが得られる
- DTMでオーケストラの表現を取り入れたい人
- 楽曲の一部にストリングスやブラスを入れるだけで、クオリティが一段アップ
- ポップスやロックなどジャンルを問わず活用できる柔軟性
- 手軽にリアルなアンサンブルを構築したい人
- 各セクションを重ねたり分けたりできるため、好みに応じたサウンド設計が可能
- 多彩なアーティキュレーションも収録されており、表現の幅が広い
- シネマティック音楽やゲーム音楽を作っている人
- トレモロやスフォルツァンドなど、映画・ゲームに合う表現が充実
- 重厚で迫力あるサウンドも、繊細な動きも両方カバーできる
- 軽量かつ即戦力なオーケストラ音源を探している人
- メモリ使用量が抑えられており、古いPCでも動作しやすい
- 作業効率を高めたいプロにもおすすめ
対応環境と注意点
Virtuoso EnsemblesはKontaktエンジン上で動作するため、使用にはいくつかの前提条件があります。
- 必要環境
- Kontakt 6.6.1 以降のフルバージョン(※Kontakt Player非対応)
- 容量:約2.6GB(インストール時)
まとめ:Kirk Hunter Studios「Virtuoso Ensembles」弦・管・打・クワイアまで網羅!初心者からプロまで使える直感操作の本格オーケストラ音源ライブラリ|DTMプラグインセール
今回の記事では、Virtuoso Ensemblesについて以下のような内容をご紹介しました。
- フルオーケストラの主要セクションが一体化された即戦力音源
- 豊富なアーティキュレーションと直感的な操作性
- メモリ効率が高く、軽量ながらリアルなサウンド
- 作曲・アレンジ・ライブ演奏など幅広い活用法
- 初心者からプロまで幅広くおすすめできる柔軟性
Virtuoso Ensemblesは、「高品質」「扱いやすさ」「多機能性」を兼ね備えた、非常にバランスの良いオーケストラ音源です。
一つの音源で幅広くカバーしたい方には、特におすすめです。



