
MYR「TITAN EQ」は、24バンドすべてをダイナミック処理に使用できる無料のイコライザープラグインです。
3種類のフェーズモードや9種類のフィルター、アナログ系の音色調整機能を搭載。
通常のEQ処理から、特定の周波数を必要なタイミングだけ抑えるダイナミックEQ処理まで、幅広いミキシングに活用できます。
MYR TITAN EQとは?24バンドを搭載した無料ダイナミックEQ

TITAN EQは、細かな周波数調整とダイナミック処理を組み合わせたイコライザープラグインです。
最大24バンドを使用でき、各バンドにダイナミック処理を設定できます。
通常のEQは設定した周波数を継続的に増減させますが、ダイナミックEQは音量の変化に応じて処理を行えるのが特徴です。
例えば、ボーカルの高音域が強くなった瞬間だけ抑えたり、ドラムの気になる共鳴をコントロールしたりする用途に活用できます。
24バンドのダイナミックEQ
各バンドを個別にダイナミック処理へ切り替えられます。
特定の周波数だけを必要なタイミングで調整可能です。
9種類のフィルター
用途に応じたフィルターを選択でき、6〜96dB/octのスロープに対応しています。
内部・外部サイドチェイン
入力信号だけでなく、外部信号を使ったダイナミック処理にも対応。
楽器同士の周波数の重なりを整理する際にも役立ちます。
バンドごとのステレオ処理
Stereo、Left、Right、Mid、Sideを個別に設定できます。
中央と左右の成分を分けたEQ処理も可能です。
3種類のフェーズモードで用途に応じたEQ処理
TITAN EQには、位相特性とレイテンシーの異なる3種類のフェーズモードが用意されています。
リアルタイムの演奏からミキシングまで、作業内容に合わせて選択できる仕組みです。
Zero Latency(ゼロレイテンシー)
レイテンシーを発生させずにEQ処理を行うモードです。
リアルタイムでの演奏やモニタリングに向いています。
Natural(ナチュラル)
自然な位相特性を重視したモードです。
通常のミキシングで使用する選択肢になります。
Linear Phase(リニアフェーズ)
位相の直線性を維持するモードです。
複数のトラックを重ねる際など、位相への影響を考慮したい場面で活用できます。
リニアフェーズは処理による遅延やプリリンギングが生じる場合もあるため、常に最適というわけではありません。
音源や用途に合わせた使い分けが重要です。
4種類のアナログカラーで音のキャラクターを調整
TITAN EQは、周波数の補正だけでなく、アナログ機器をイメージした音色調整にも対応しています。
Tube、Transformer、Vintage、Mix Busという4種類のカラーを搭載。
EQ処理と組み合わせることで、音の質感を調整できます。
Tube
真空管をイメージしたアナログカラーです。
Transformer
トランスをイメージしたアナログカラーです。
Vintage
ヴィンテージ機器をイメージした音色調整に使用できます。
Mix Bus
ミックスバス向けのアナログカラーです。
それぞれの具体的な倍音特性や音質の違いについては、実際に音を確認しながら選ぶとよいでしょう。
アナライザーと補助機能でミキシングをサポート
TITAN EQには、周波数の状態を確認するためのアナライザーも搭載されています。
EQカーブとスペクトラムを同じ画面で確認できるため、音を聴きながら周波数の変化を把握しやすい設計です。
さらに、詳細な調整を行うAdvanced Panelも用意されています。
スペクトラムアナライザー
入力前後のスペクトラムや差分を確認できます。
EQによってどの帯域が変化したのかを把握する際に便利です。
レゾナンス検出
共鳴が目立つ周波数を探すための機能です。
耳で確認しながら不要なピークを調整する作業に役立ちます。
オートゲイン
EQ処理による音量変化を補正する機能です。
ラウドネスメーター
音量の状態を確認しながら調整できます。
モノラルチェック
ステレオだけでなく、モノラル再生時の音も確認可能です。
MYR TITAN EQの活用法|どんな音楽制作に向いている?
TITAN EQは、通常の音質補正からダイナミック処理まで対応するため、さまざまなトラックで活用できます。
特に、常にEQで削るほどではないものの、特定の瞬間だけ目立つ周波数を調整したい場合に便利です。
ボーカルの耳に刺さる高音域を調整
歌声が強くなった瞬間だけ高音域を抑えることで、必要以上に明るさを失わずにバランスを整える使い方ができます。
ドラムの不要な共鳴をコントロール
スネアやタムで特定の周波数が強く響く場合、ダイナミックEQでピークを抑える方法が考えられます。
キックとベースの低音域を整理
外部サイドチェインを利用し、キックが鳴るタイミングに合わせてベースの特定帯域を調整。
低音域の重なりを軽減する用途に活用できます。
シンセやパッドのステレオバランスを調整
Mid/Side処理を使い、中央と左右の周波数を個別にコントロールできます。
広がりのあるサウンドをミックスに馴染ませたい場面にも便利です。
ミックスバスの音質調整
EQによる周波数バランスの補正に加え、アナログカラーを組み合わせた音作りも可能です。
MYR TITAN EQは初心者でも扱いやすい?
TITAN EQは多機能なEQですが、30種類のファクトリープリセットが用意されています。
プリセットは6つのカテゴリーに分類されており、設定を確認しながら使い方を学ぶことができます。
また、基本的なEQ操作と詳細設定が画面上で整理されているため、必要に応じてAdvanced Panelを開いて調整する仕組みです。
30種類のファクトリープリセット
プリセットを出発点にして音作りを始められます。
視覚的な周波数調整
EQカーブとスペクトラムを確認しながら、各バンドを操作できます。
英語・ドイツ語のマニュアル
図解付きの8ページのチュートリアルが用意されています。
日本語マニュアルの記載はありません。
初心者は、最初から24バンドすべてを使う必要はありません。
まずは通常のEQとして操作し、必要な帯域にダイナミック処理を追加していくと理解しやすいでしょう。
MYR TITAN EQがおすすめな人・向いていない人
TITAN EQは、細かな周波数調整を行いたい人や、ダイナミックEQを試してみたい人に向いています。
一方、シンプルな操作だけを求める場合は、機能の多さが負担になるかもしれません。
おすすめな人
- 無料でダイナミックEQを使ってみたい人
- ボーカルやドラムの気になる周波数を調整したい人
- キックとベースの低音域を整理したい人
- Mid/Side処理や外部サイドチェインを活用したい人
- EQとアナログ系の音色調整を組み合わせたい人
向いていない人
- 数バンドのシンプルなEQだけで十分な人
- 細かなパラメーター操作を必要としない人
- 日本語の操作マニュアルを必要とする人
MYR TITAN EQのシステム要件・対応環境
TITAN EQは、macOSとWindowsに対応しています。
macOS
- macOS 11以降
- Apple Silicon / Intel対応
- VST3 / AU
Windows
- Windows 10以降
- 64-bit
- VST3
その他
- バージョン:0.1.0(2026年10月)
- ファクトリープリセット:30種類(6カテゴリー)
- アカウント登録・ライセンスキー不要
- 英語・ドイツ語のマニュアル付属
ダウンロードパッケージには、TITAN EQを含む4種類のMYRプラグインとインストーラーが収録されています。
まとめ:MYR「TITAN EQ」24バンドすべてがダイナミックEQに対応!3種類のフェーズモードとアナログサチュレーションを搭載した無料イコライザープラグイン|DTMプラグインセール
MYR TITAN EQは、24バンドのダイナミック処理と3種類のフェーズモードを備えた無料イコライザープラグインです。
周波数の補正だけでなく、外部サイドチェインやMid/Side処理、アナログカラーによる音色調整にも対応しています。
24バンドすべてがダイナミック処理に対応
気になる周波数を必要なタイミングだけ調整できます。
3種類のフェーズモード
リアルタイム演奏やミキシングなど、用途に応じて選択可能です。
4種類のアナログカラー
EQ処理と組み合わせて音の質感を調整できます。
アナライザーやレゾナンス検出を搭載
周波数の状態を確認しながら、細かな音質補正を行えます。
無料で多彩なミキシング機能を利用可能
30種類のプリセットも付属し、アカウント登録やライセンスキーなしで導入できます。
通常のEQでは調整しきれない周波数の変化に対応したい人や、ダイナミックEQをこれから使ってみたい人にとって、試してみる価値のあるプラグインです。
