
ヴィンテージシンセサイザーの魅力は、定番モデルだけではありません。
The Attic 3は、歴史の中で埋もれた希少な電子楽器を24種類収録したKontakt Player対応の音源ライブラリです。
この記事では、収録内容や特徴、活用法、おすすめな人まで詳しく紹介します。
The Attic 3:24種類の希少なヴィンテージ電子楽器を収録したサンプリング音源

The Attic 3は、Soniccoutureが開発したヴィンテージ電子楽器コレクションです。
アナログシンセだけでなく、ストリングマシンや電子ピアノ、トランジスタオルガン、初期デジタル音源など、幅広い電子楽器を収録しています。
一般的な有名シンセを集めたライブラリとは異なり、現在ではほとんど見かけることのない個性的な楽器を中心に収録している点が特徴です。
収録されている楽器

The Attic 3には、24種類の電子楽器が収録されています。
代表的な収録機種は以下のとおりです。
- Yamaha CS-15
- EMS Synthi AKS
- Sequential Circuits Split-Eight
- Casio CZ-101
- ARP Omni 2
- Roland RS-202
- Solina String Ensemble
- Suzuki Omnichord
- そのほか希少な電子楽器を多数収録
シンセサイザーだけではなく、電子オルガンやストリングマシンなども含まれているため、1970〜80年代らしいサウンドを幅広く楽しめます。
すべての鍵盤を個別にサンプリング
The Attic 3では、単純に数音だけをサンプリングして音域を引き伸ばす方法は採用していません。
それぞれの楽器について、すべての鍵盤を1音ずつ個別に収録しています。
そのため、ヴィンテージ楽器特有の微妙な違いまで忠実に再現されています。
例えば、次のような特徴もそのまま残されています。
- 音程のわずかな揺れ
- 鍵盤ごとの音色の違い
- ヴィンテージ機材特有の個性
- 完全には均一ではない自然な鳴り
現代のデジタルシンセでは得られない、味わいのあるサウンドを楽しめます。
600種類以上のプリセットを収録
ライブラリには600種類以上のプリセットが用意されています。
すぐに演奏できる完成度の高いサウンドだけでなく、自分好みに音作りを始めるためのベースとしても活用できます。
収録されているサウンドは幅広く、さまざまなジャンルに対応します。
- アナログパッド
- ヴィンテージストリングス
- オルガンサウンド
- リード
- ベース
- 電子ピアノ
- エクスペリメンタルなテクスチャ
サウンドデザイナーのIan Boddyによるプリセットも収録されています。
サンプリングとモデリングを組み合わせた音作り
The Attic 3は、サンプリング音源でありながら音作りの自由度も高く設計されています。
サンプル再生だけではなく、各楽器の挙動を再現するモデリング技術も組み合わせています。
利用できる主な機能は次のとおりです。
- フィルター動作のモデリング
- エンベロープ動作の再現
- Soniccouture独自のIRライブラリを利用したIRリバーブ
- サウンドメイクの幅を広げる各種コントロール
ヴィンテージ楽器の質感を維持しながら、現代の制作環境でも扱いやすく仕上げられています。
The Attic 3で新たに追加された楽器
本作では、新たに以下の楽器が追加されています。
- Octave Plateau Voyetra 8
- Elka Rhapsody
- Yamaha CS-15
- Joh Mustad Tubon
- Sequential Circuits Split-Eight
- Casio CZ-101
前作からコレクションがさらに充実し、希少な電子楽器をより幅広く楽しめるようになりました。
主な特徴
The Attic 3の主な仕様は以下のとおりです。
- 24種類の希少な電子楽器を収録
- 600種類以上のプリセット
- 約24GBのライブラリ容量
- 24bit / 48kHzサンプリング
- 全鍵盤を個別サンプリング
- リアルなフィルター・エンベロープ挙動
- Soniccouture独自のIRリバーブを搭載
- Kontakt Player対応
- NKS対応
The Attic 3の使い方・活用法
The Attic 3は、ヴィンテージ電子楽器ならではの個性的なサウンドを活かし、さまざまな音楽制作に取り入れられます。
600種類以上のプリセットが用意されているため、完成された音色をそのまま使うことも、自分好みに調整して新しいサウンドを作ることも可能です。
活用例は以下のとおりです。
- レトロなシンセウェーブや80年代風サウンドの制作
- アナログパッドやストリングス、リードを使って、懐かしさのあるシンセサウンドを手軽に再現できます。
- 映画・ゲーム音楽の雰囲気作り
- 個性的な電子楽器や独特のテクスチャを活かし、レトロフューチャーやSF作品のような世界観を演出できます。
- ポップスやロックのアクセントとして活用
- オルガンや電子ピアノ、ストリングマシンを重ねることで、楽曲に温かみや奥行きを加えられます。
- アンビエントや実験的なサウンドメイク
- IRリバーブやフィルターを組み合わせることで、幻想的な空間音響や独創的なサウンドを作りやすくなります。
- 楽曲制作のアイデア出し
- 豊富なプリセットを試しながら演奏することで、新しいメロディやコード進行、アレンジのヒントを得られます。
定番のヴィンテージシンセ音源とは異なる個性的なサウンドが揃っているため、ほかのライブラリでは表現しにくい独特の雰囲気を加えたい場面で特に活躍します。
The Attic 3がおすすめな人
The Attic 3は、定番シンセとはひと味違うヴィンテージサウンドを求める方に適した音源ライブラリです。
希少な電子楽器を多数収録しているため、楽曲に個性を加えたい場面で力を発揮します。
特に、次のような方におすすめです。
- ヴィンテージ電子楽器の音色が好きな人
- 1970〜80年代のシンセサイザーやストリングマシン、電子オルガンなど、味わいのあるサウンドを楽しめます。
- 定番とは違うシンセ音源を探している人
- あまり見かけない電子楽器を数多く収録しているため、他の作品とは違ったサウンドを取り入れられます。
- シンセウェーブやレトロな楽曲を制作したい人
- アナログパッドやヴィンテージストリングスなど、時代感のあるサウンドを制作に活用できます。
- 映画・ゲーム・映像作品の音楽を制作する人
- 独特の質感を持つ電子楽器が揃っており、ノスタルジックな雰囲気やSFテイストの演出にも役立ちます。
- Kontakt Player対応の音源を探している人
- 無料のKontakt Playerに対応しているため、Kontaktのフルバージョンを所有していなくても利用できます。
- プリセットを活用しながら効率よく制作したい人
- 600種類以上のプリセットを収録しているため、音作りに時間をかけず制作を進めたい場合にも便利です。
一方で、最新のデジタルシンセサウンドや現代的なEDM向けサウンドを中心に求めている方よりも、ヴィンテージ電子楽器ならではの温かみや個性を重視する方に向いているライブラリです。
動作環境
The Attic 3を使用するには、Kontakt Player 7.10.1以降が必要です。
対応環境は以下のとおりです。
Mac
- macOS 10.14以降
- 64bit
- Intel Core i5またはApple M1ネイティブ対応
- メモリ4GB以上(6GB以上推奨)
Windows
- Windows 10以降
- 64bit
- Intel Core i5相当以上
- メモリ4GB以上(6GB以上推奨)
対応プラグイン形式
- Standalone
- VST
- VST3
- AU(Mac)
- AAX
ライセンス認証について
The Attic 3はライセンス認証が必要です。
利用開始時には以下の準備が必要になります。
- Soniccoutureアカウントへの製品登録
- インターネット接続によるライセンス認証
- Native Instrumentsの無料版Kontakt Playerをインストール
まとめ:Soniccouture「The Attic 3」24種類の希少なヴィンテージ電子楽器を収録し、全鍵盤を個別サンプリングしたKontakt Player対応音源ライブラリ|DTMプラグインセール
The Attic 3は、有名なヴィンテージシンセを集めたライブラリとは一線を画す、希少な電子楽器に特化したKontakt Player対応音源です。
全鍵盤を個別にサンプリングすることで、ヴィンテージ機材ならではの音程の揺れや音色の違いまで忠実に再現しています。
さらに、600種類以上のプリセットやIRリバーブ、フィルター・エンベロープのモデリングも搭載しており、往年の電子楽器らしい質感を活かしながら、現代の音楽制作にも取り入れやすいライブラリに仕上がっています。


