
Davide Perico「Text To MIDI」は、入力した文章をMIDIノートに変換し、メロディを生成できる無料のVST3プラグインです。
アルファベットを音符に変換するだけでなく、スケールやコード進行に合わせて音程をコントロールできるのが特徴です。
普段とは違う方法でメロディを考えたいときや、作曲のアイデアを広げたいときに活用できます。
Text To MIDIとは?文字入力からメロディを生成する無料プラグイン

Text To MIDIは、パソコンのキーボードで入力した文字をMIDIノートに変換する、ユニークな作曲支援プラグインです。
文章や詩などを入力すると、アルファベットが音符に変わり、メロディとして演奏できます。
DAWのテンポに同期するため、生成したフレーズを楽曲のリズムに合わせて再生できるのもポイントです。
なお、Text To MIDI自体には音を出す機能がありません。
MIDI信号をシンセサイザーなどのソフト音源に送信して演奏する仕組みです。
文字をMIDIノートに変換
入力したアルファベットが音符になり、文章からメロディを作成できます。
句読点も演奏に反映
句読点は休符や音の長さに変換され、フレーズのリズムに変化を加えます。
DAWのテンポに同期
DAWのテンポと再生状態を読み取り、タイミングを合わせてMIDIノートを出力します。
外部音源で演奏
生成したMIDIを好きなシンセサイザーなどに送信し、さまざまな音色で演奏できます。
12種類のスケールとコード進行に対応したメロディ生成
Text To MIDIは、文字を単純に音符へ置き換えるだけではありません。
キーやスケールを設定することで、楽曲の調性に合わせたメロディを作成できます。
さらに、DAW内のMIDIコードトラックを参照し、コード進行に合わせて音程を変化させる機能も搭載しています。
文章から生まれる偶然性を楽しみながら、楽曲に取り入れやすいフレーズを探せるのが魅力です。
12種類のスケールに対応
メジャー、マイナー、各種モード、ハーモニックマイナーなどから選択できます。
ルート音の設定
楽曲のキーに合わせてルート音を指定し、生成するメロディの音程を調整できます。
コード進行への追従
同じプロジェクト内のMIDIコードトラックを参照し、母音をコードの構成音に合わせて変化させます。
子音はスケール内に維持
子音は設定したスケール内の音を使用するため、コード進行とスケールの両方を意識したメロディを作れます。
音域の調整
メロディの開始音域と、1〜4オクターブの範囲を設定できます。
Humanizerとノート表示でメロディを調整
Text To MIDIには、生成したメロディに自然な変化を加えるHumanizer機能が搭載されています。
MIDIノートのベロシティやタイミングを変化させることで、機械的に揃った演奏とは異なるニュアンスを加えられます。
また、ノートの強さを視覚的に確認できる表示機能も用意されています。
Humanizer機能
ベロシティとタイミングに変化を加え、メロディの演奏表現を調整できます。
ノートウェーブ表示
出力した音符を短い波形状のピークで表示します。
音が強いほどピークが高くなり、ベロシティの違いを視覚的に確認できます。
画面サイズの変更
プラグインのウィンドウを拡大・縮小でき、作業環境に合わせて表示を調整できます。
プロジェクトへの設定保存
入力した文章や各種設定はDAWのプロジェクト内に保存されるため、次回の作業でも同じ状態から再開できます。
Text To MIDIを音楽制作でどう活用できる?
Text To MIDIの面白さは、普段の鍵盤演奏やピアノロールへの打ち込みとは異なる方法でメロディを作れることです。
自分で考えた文章が予想外の音の並びに変わるため、いつも似たようなフレーズになってしまうときのアイデア出しにも活用できます。
スケールやコード進行を設定すれば、生成したメロディを楽曲に合わせて試すことも可能です。
メロディのアイデア出し
思いついた文章を入力し、生成された音の動きから新しいフレーズを探せます。
コード進行に合わせたフレーズ制作
制作中の楽曲にコードトラックを用意し、その進行に合わせたメロディの変化を試せます。
シンセサイザーとの組み合わせ
同じ文章でも接続する音源を変えることで、リード、ベル、プラックなど、異なる音色でフレーズを試せます。
偶然性を活かした作曲
普段の演奏では思いつかないような音の並びを、作曲のきっかけとして利用できます。
Text To MIDIの基本的な使い方
Text To MIDIは、文字入力を中心としたシンプルな操作でメロディを生成できます。
基本的には、DAWにプラグインを読み込み、MIDIの送信先とスケールを設定してから文章を入力する流れです。
1. プラグインを読み込む
DAWのインストゥルメントトラックにText To MIDIを追加します。
2. MIDIの送信先を設定する
生成したMIDIを演奏するシンセサイザーなどのソフト音源へルーティングします。
3. キーとスケールを選択する
楽曲に合わせてルート音とスケールを設定します。
必要に応じて、MIDIコードトラックも指定できます。
4. 文章を入力して再生する
DAWを再生し、テキストボックスに文章を入力すると、文字がMIDIノートに変換されます。
※MIDIルーティングの設定方法は、使用するDAWによって異なります。
Text To MIDIがおすすめな人
Text To MIDIは、メロディを一から打ち込むだけでなく、偶然生まれる音の並びから作曲のヒントを得たい人に向いています。
複雑な音色制作を目的としたプラグインではなく、文章という身近な素材から音楽のアイデアを生み出すツールです。
メロディ制作のアイデアを増やしたい人
普段とは違う方法で音符を生成し、新しいフレーズを探したい人に向いています。
コード進行に合わせてメロディを試したい人
スケールやコード追従機能を利用して、楽曲に合う音の動きを探せます。
実験的な作曲を楽しみたい人
文章や詩を音符に変換する仕組みを利用し、偶然性のあるメロディ制作を楽しめます。
無料の作曲支援プラグインを探している人
個人利用だけでなく商用利用も可能なため、さまざまな音楽制作で試せます。
一方、Macユーザーや、プラグイン単体で音を鳴らしたい人には向いていません。
Text To MIDIのシステム要件
対応OS
Windows 64-bit
プラグイン形式
VST3(MIDI出力対応インストゥルメント)
動作確認済みDAW
Steinberg Nuendo 15
追加インストール
不要
バージョン
1.0.0
ライセンス
フリーウェア(商用利用可能)
付属ファイル
ZIPファイル、インストーラー、PDFマニュアル
※Macには対応していません。
また、Nuendo 15以外のDAWについては、動作確認情報が記載されていません。
まとめ|文章からメロディを生み出す新しい作曲アプローチ
Text To MIDIは、入力した文字をMIDIノートに変換し、文章からメロディを作成できる無料プラグインです。
スケールやコード進行に合わせた音程の調整にも対応しており、単なるランダムな音符生成とは異なる作曲方法を楽しめます。
文字入力からメロディを生成
アルファベットを音符に変換し、文章や詩をメロディとして演奏できます。
スケールとコード進行に対応
12種類のスケールとコード追従機能を利用し、楽曲に合わせたフレーズを作成できます。
Humanizerで演奏に変化を追加
ベロシティやタイミングを調整し、メロディに自然なニュアンスを加えられます。
好きなソフト音源と組み合わせられる
MIDIを外部音源へ送信し、さまざまな音色で演奏できます。
商用利用にも対応
無料で利用でき、商用楽曲の制作にも使用できます。
いつも同じようなメロディになってしまうときや、普段とは違う方法で作曲を楽しみたいときに、試してみてはいかがでしょうか。
