
Tape Echo 2は、3ヘッド構成のテープエコーをリアルに再現したディレイプラグインです。
モーターの動きやテープの経年変化、スプリングリバーブまで細かくモデリングしており、ヴィンテージ機材ならではの温かみのあるサウンドを楽しめます。
この記事では、Tape Echo 2の特徴や搭載機能を詳しく紹介します。
無料配布
Tape Echo 2:3ヘッド仕様を忠実に再現した本格テープエコープラグイン

Tape Echo 2には、テープエコーならではのサウンドを再現するための機能が数多く搭載されています。
主な特徴は以下のとおりです。
- 3ヘッド構成のテープディレイを忠実に再現
- スプリングリバーブを搭載
- 12種類のエコーモード
- テープの経年変化を3段階で再現
- ワウやフラッター、ヒスノイズまでモデリング
- 自己発振するリアルなフィードバック
- テンポ同期に対応
- 13種類のファクトリープリセットを収録
- VUメーターを搭載
- インターフェースのサイズ変更に対応
- オートメーションに対応
本物のテープエコーを再現したモデリング
Tape Echo 2は、一般的なディレイのように単純な遅延処理を行うプラグインではありません。
実機のテープエコーマシンと同じ仕組みをシミュレーションしています。
具体的には、以下のような構造を再現しています。
- 録音ヘッド
- 3つの再生ヘッド
- テープループ
- モーター
- 出力アンプ
そのため、ディレイタイムだけでなく、テープならではの動きや質感も自然に表現できます。
3つの再生ヘッドによる独特なリズム
Tape Echo 2は、1つの録音ヘッドと3つの再生ヘッドを搭載しています。
3つのヘッドは1つのモーターで駆動しており、それぞれ一定の間隔で配置されています。
この仕組みによって、単純なエコーではなくリズミカルな繰り返しを作り出せます。
主なポイントは以下のとおりです。
- Head 1は約70〜178msの範囲で変化
- Head 2・Head 3は機械的な比率で固定
- モーター速度が変わると3つのヘッドが同時に変化
- 複数ヘッドを選ぶと複雑なリズムを生成
ディレイタイムを変更すると全体のリズムも自然に変化するため、実機らしい操作感が得られます。
モーターの慣性まで再現
実際のテープエコーは、モーターが瞬時に回転速度を変えられません。
Tape Echo 2では、この慣性も再現しています。
Repeat Rateを変更すると、ディレイタイムが急に切り替わるのではなく、ゆっくりと新しい速度へ移行します。
その結果、
- テープが加速・減速するような変化
- ピッチが滑らかに変化する効果
- より自然なテープサウンド
を楽しめます。
12種類のエコーモード
Tape Echo 2には12種類のエコーモードが用意されています。
再生ヘッドとスプリングリバーブの組み合わせを切り替えられるため、幅広いサウンドメイクが可能です。
主なモードは以下のとおりです。
- Head 1
- Head 2
- Head 3
- Head 2+Head 3
- Head 1+リバーブ
- Head 2+リバーブ
- Head 3+リバーブ
- Head 1+Head 2+リバーブ
- Head 2+Head 3+リバーブ
- Head 1+Head 3+リバーブ
- 全ヘッド+リバーブ
- リバーブのみ
演奏スタイルや楽曲に合わせて柔軟に切り替えられます。
テンポ同期機能
ホストDAWのテンポに合わせてディレイタイムを同期できます。
11種類の音価が用意されており、音楽に合わせた設定が簡単です。
また、実機のようにモーター速度には物理的な限界があります。
そのため、
- 極端に長いディレイタイムは上限で固定
- 遅いテンポでは同じタイミングに収束する音価がある
- 短い音価やマルチヘッドモードを活用するとテンポへ合わせやすい
という仕様になっています。
実機の挙動をそのまま再現している点も特徴です。
テープの経年変化を再現
Tape Echo 2では、テープカートリッジの状態を3種類から選択できます。
New
新品状態です。
- 最も安定したタイミング
- ノイズが少ない
- クリアなエコー
Used
適度に使い込まれた状態です。
- フラッターが発生
- わずかなヒスノイズ
- 軽い音量変動
Old
長期間使用した状態です。
- 強いスクレープフラッター
- ヒスノイズが増加
- 音量の揺らぎが大きい
テープの状態を変更すると、
- Wow
- Flutter
- Scrape Flutter
- Tape Hiss
- レベル変動
が連動して変化します。
単純にノイズ量だけが増えるのではなく、実際の古いテープに近い変化を再現できます。
スプリングリバーブを搭載
Tape Echo 2には、3本の異なる長さのスプリングを使ったリバーブを搭載しています。
スプリングごとの反射タイミングが異なるため、自然で厚みのある残響になります。
特徴は以下のとおりです。
- 3本のスプリングを使用
- 密度の高い残響
- LFOを使わない自然な動き
- 入力レベルによってキャラクターが変わりにくい
また、Record Inputスイッチを利用すると、
- テープへの録音だけ停止
- リバーブだけ鳴らし続ける
という使い方もできます。
アンビエントサウンドの制作にも便利です。
自己発振するフィードバック
Intensityではフィードバック量を調整できます。
設定によってサウンドが大きく変化します。
- 低い設定では1回だけのエコー
- 中程度では自然に減衰
- 高い設定では自己発振
自己発振時もデジタル的なクリッピングではなく、
- テープ飽和
- コンプレッション
- 徐々に成長するフィードバック
を再現しています。
ヴィンテージテープエコーらしい暴れ方を楽しめます。
13種類のプリセットを収録
すぐに使える13種類のプリセットを収録しています。
カテゴリは以下のように分かれています。
- Default
- Slapback Vocal
- Rockabilly Guitar
- Classic Tape Echo
- Dub Throw
- Synced 1/8 Dub
- Multi-Head Bounce
- Orbital Echo
- Full Wash
- Ambient Trails
- Worn Tape
- Runaway Drone
- Spring Only
ボーカルやギターだけでなく、シンセやアンビエント制作にも活用できます。
VUメーターを搭載
Tape Echo 2にはアナログVUメーターが搭載されています。
録音回路へ入力される信号を表示するため、フィードバックがどの程度増えているかを視覚的に確認できます。
さらにピークランプも備えており、クリッピング直前の状態も把握できます。
主なパラメーター
操作できる主な項目は以下のとおりです。
- Repeat Rate
- Intensity
- Echo Volume
- Reverb Volume
- Echo Pan
- Reverb Pan
- Bass
- Treble
- Output Volume
- Mix
ディレイ音とリバーブ音は個別に音量やパンを調整できます。
そのため、ステレオ空間を活かした音作りも行えます。
対応フォーマット
Tape Echo 2は主要なOSとプラグインフォーマットに対応しています。
Windows
- VST3
- CLAP
macOS
- AU
- VST3
- CLAP
- LV2
Linux
- VST3
- CLAP
- LV2
動作環境
主な動作環境は以下のとおりです。
- Windows 10以降
- macOS 10.13以降
- Linux(glibc 2.31以降)
- 64bit DAW
- サンプルレート 44.1kHz〜192kHz
オープンソースとして公開
Tape Echo 2はGPL-3.0ライセンスのオープンソースソフトウェアです。
ソースコードが公開されており、開発への参加や改善提案も行えます。
まとめ:Dusk Audio「Tape Echo 2」3ヘッド仕様のテープエコーとスプリングリバーブをリアルに再現した本格ディレイ|DTMプラグインセール
Tape Echo 2は、3ヘッドテープエコーの構造を細部までモデリングした本格派のディレイプラグインです。
単にディレイ音を再現するだけではなく、モーターの慣性やテープの劣化、ワウやフラッター、自己発振までリアルにシミュレーションしています。
主なポイントをまとめると、以下のとおりです。
- 3ヘッド仕様によるリズミカルなディレイ
- 実機の挙動を再現したテープモデリング
- 3段階のテープエイジ機能
- 本格的なスプリングリバーブ
- 自然な自己発振とテープサチュレーション
- 豊富なプリセットを収録
- Windows・macOS・Linuxに対応
- オープンソースとして公開
テープエコー特有の揺らぎや温かみを求める方はもちろん、ダブやアンビエント、ロック、エレクトロニックミュージックまで、幅広いジャンルで活躍するプラグインです。
無料配布
