
Studio Kozak「SK Bloom」は、2基のコンプレッサーのリリースタイムの差を利用して、スネアやキックの胴鳴りや余韻を調整できるダイナミクスプラグインです。
アタック感を大きく変えずに、ヒットした直後のボディやサステインを足せるのが特徴です。
逆に余韻を抑えて、ドラムを短くタイトに仕上げる使い方もできます。
SK Bloomとは

SK Bloomは、リリースタイムだけが異なる2基のコンプレッサーを同時に動かし、両者の差分を利用する「Differential Dynamics Processor」です。
2基のコンプレッサーが同じように動いている部分は取り除き、リリース速度の違いによって生まれる成分だけを取り出します。
その差分を原音へ加えることで、アタックを保ちながらヒット後の胴鳴りや余韻を強調できます。
主な特徴は次のとおりです。
- アタックを保ちながらボディやサステインを追加
- リリースタイムが異なる2基のコンプレッサーを搭載
- 固定型とプログラム依存型のリリース動作を選択可能
- 差分だけを確認できるDIFFリスニングモード
- サイドチェイン・ハイパスフィルター搭載
- 4倍オーバーサンプリング対応のソフト出力シーリング
- モノラル/ステレオ対応
- プリセット保存・フォルダー管理に対応
Release AとRelease Bの差で胴鳴りを作る
SK Bloomの中心となるのが、Release AとRelease Bです。
2つのリリースタイムに差を付けることで、ヒット後に一方のコンプレッサーだけが圧縮を続けている時間が生まれます。
その差が「Bloom」として取り出されます。
- Release Aを短くする
- Release Bを長くする
- 2つの差を広げるほど長い余韻を作りやすくなる
- 同じ値にすると差分がなくなり、Bloomも発生しない
2つのノブはリンクできるため、比率を保ったまま余韻の長さを調整することもできます。
DIFF LEVELで原音へ余韻を加える
作ったBloomは、DIFF LEVELで原音へ混ぜます。
少しだけ加えて自然に胴鳴りを補強したり、大きく加えてサステインを目立たせたりできます。
LISTENをDIFFへ切り替えると、追加される差分だけを聴けます。
- FULL:原音+Bloom
- DIFF:Bloomのみ
- A:コンプレッサーAのみ
- B:コンプレッサーBのみ
Release AとRelease Bを調整するときは、DIFFで余韻だけを確認すると変化を把握しやすくなります。
INVERTで余韻を短くすることもできる
SK Bloomは、胴鳴りを足すだけではありません。
INVERTを使うと差分の向きを反転でき、ボディや余韻を減らす方向へ処理できます。
- 鳴りすぎるスネアを短くする
- キックの余分な余韻を抑える
- タムをタイトにまとめる
音を長くする処理と短くする処理を、同じ仕組みで使い分けられます。
SK Bloomを音楽制作でどう使うか
SK Bloomは、特にドラム系の素材と相性のよいプラグインです。
もう少し胴鳴りがほしいものの、アタックまで変えたくない場面で使いやすくなっています。
主な用途は次のとおりです。
- スネア
- タム
- キック
- ハンドパーカッション
- ドラムバス
- プラック系楽器
- ベース
たとえばスネアのアタックは気に入っているものの、少しだけ胴鳴りが足りないときにBloomを加えます。
反対に余韻が長すぎる場合はINVERTを使い、タイトな方向へ調整できます。
CHARACTERでリリースの動きを変更できる
リリース動作は、BASEとPR. DEP.の2種類から選択できます。
- BASE
一定したリリース動作で、ヒットごとに予測しやすい処理になります。 - PR. DEP.
入力される音に応じてリリースが変化します。
短いヒットでは速く、長い音や大きな入力ではゆっくりと動作します。
素材に合わせて自然な動きをほしい場合は、PR. DEP.も試しやすいモードです。
使用環境・対応フォーマット
SK BloomはWindowsとmacOSに対応しています。
- Windows 10以降
- macOS 11 Big Sur以降
- VST3
- Audio Unit(macOS)
- Intel Mac対応
- Apple Silicon対応
- モノラル/ステレオ対応
WindowsではVST3フォルダー、macOSではVST3またはComponentsフォルダーへファイルをコピーして導入します。
まとめ:Studio Kozak「SK Bloom」スネアやキックのアタックを変えずに胴鳴りと余韻を伸ばせる無料ダイナミクスプラグイン|DTMプラグインセール
SK Bloomは、2基のコンプレッサーのリリース差から生まれる成分を利用して、音のヒット直後にあるボディや余韻を調整できるプラグインです。
- アタックを保ちながら胴鳴りやサステインを追加
- Release AとRelease Bの差からBloomを生成
- DIFFモードで追加成分だけを確認可能
- INVERTで余韻を減らす処理にも対応
- スネア、キック、タム、ドラムバスなどに使用可能
トランジェントシェイパーや一般的なコンプレッサーとは違う方法で、ドラムの「ヒットした直後」を調整できるのが特徴です。
スネアやキックのアタックは気に入っているものの、もう少し胴鳴りや余韻を足したいときに試しやすいプラグインです。
