
LeTOROE「ShaderKick FREE」は、DAW内で音楽に反応する映像をリアルタイム生成できる無料VST3プラグインです。
キック・ベース・ボーカルなどの音声信号を個別に取り込み、それぞれの音に合わせて映像を変化させられます。
25種類のシェーダープリセットを収録しており、音楽制作だけでなく、ライブパフォーマンスや映像演出にも活用できます。
ShaderKick FREEとは?音楽に反応する映像をDAW内で生成できるプラグイン

ShaderKick FREEは、GLSLシェーダーを使って音楽と同期する映像をリアルタイムに描画するビジュアライザープラグインです。
一般的なオーディオビジュアライザーとの大きな違いは、マスタートラック全体の音だけでなく、個別のトラックから音声信号を取り込めることです。
例えば、キックに合わせて映像を動かしながら、ベースやボーカルにも別の視覚的な変化を割り当てられます。
リアルタイム映像生成
DAWで再生している音楽に反応し、映像をリアルタイムに描画します。
25種類のシェーダープリセット
付属のプリセットを使って、音楽と連動する映像表現を試せます。
マルチトラック対応
キック・ベース・ボーカルなど、複数のトラックから個別に音声信号を取り込めます。
DAW内で操作可能
映像のパラメーターをDAWのオートメーションやMIDIコントローラーで操作できます。
キック・ベース・ボーカルを個別に映像へ反映できるマルチトラック機能
ShaderKick FREEの特徴が、付属の「Sender」プラグインを使ったマルチトラックルーティングです。
通常のビジュアライザーでは楽曲全体の音量や周波数に合わせて映像が変化しますが、ShaderKick FREEでは各トラックの音声信号を個別に扱えます。
例えば、キックのタイミングで映像を強調し、ベースの動きに合わせて別のエフェクトを変化させるといった使い方が可能です。
Senderによる音声ルーティング
映像に反映させたいDAWトラックへSenderを挿入し、ShaderKickへ音声信号を送ります。
楽器ごとの映像コントロール
キック・サブベース・リード・ボーカル・パーカッションなど、異なる音声信号を映像表現に利用できます。
ADSRによる反応の調整
各iTrackのADSRを調整し、音に対する映像の反応をコントロールできます。
映像エフェクトやオートメーションで表現を調整
ShaderKick FREEには、映像の見た目や動きを調整する機能も搭載されています。
内蔵エフェクトを使ってシェーダーの表示を加工できるほか、DAWのオートメーションを利用して楽曲の展開に合わせた変化を加えられます。
例えば、サビに向かって映像のエフェクトを変化させたり、LFOでパラメーターを周期的に動かしたりする使い方が考えられます。
グローバルFXラック
読み込んだシェーダーに対して、内蔵のポストプロセッシングエフェクトを適用できます。
DAWオートメーション
内蔵エフェクトやiTrackのパラメーターをDAWから操作できます。
MIDIマッピング
MIDIコントローラーにパラメーターを割り当て、リアルタイムに映像を操作できます。
なお、AIを利用したシェーダー生成や、GLSLコードを直接編集する機能はPro版限定です。
映像の録画や外部出力にも対応
ShaderKick FREEは、生成した映像をDAW内で表示するだけでなく、動画として録画したり、外部アプリケーションへ出力したりできます。
Spoutを利用すれば、OBS・TouchDesigner・Resolumeなどの対応アプリケーションと映像を連携できます。
また、外部モニターやプロジェクターへのフルスクリーン表示にも対応しているため、ライブパフォーマンスでの映像演出にも利用可能です。
動画録画
30FPSまたは60FPSで映像を録画できます。
無料版の録画解像度は720pまでです。
動画形式
MP4(H.264/H.265)やHAP形式での書き出しに対応しています。
Spout出力
OBS・TouchDesigner・Resolumeなど、Spout対応アプリケーションへ映像を送れます。
外部ディスプレイ出力
セカンドモニターやプロジェクターに映像をフルスクリーン表示できます。
無料版の制限
録画映像とSpout出力にはウォーターマークが入ります。
ShaderKick FREEを実際の音楽制作でどう活用できる?
ShaderKick FREEは、楽曲の音声信号を利用して映像を動かせるため、音楽と映像を組み合わせた制作に向いています。
特に、リズムが明確な楽曲では、キックやベースのタイミングを利用した映像演出を考えやすいでしょう。
DAW内で映像を確認しながら調整できるため、音楽の展開とビジュアルの動きを組み合わせたい場合にも役立ちます。
EDM・テクノのビジュアル制作
キックやベースの音声信号を使い、リズムに合わせて変化する映像を制作できます。
楽曲のプロモーション映像
自作曲に反応するビジュアルを生成し、音楽と同期した映像表現を試せます。
ただし、無料版で録画した動画にはウォーターマークが入ります。
ライブパフォーマンス
外部ディスプレイやSpout対応アプリケーションへ映像を出力し、演奏と連動するビジュアル演出に活用できます。
楽曲構成に合わせた映像演出
DAWのオートメーションを使い、イントロ・サビ・ブレイクなどで映像の変化をコントロールできます。
ShaderKick FREEがおすすめな人・向いていない人
ShaderKick FREEは、音楽と映像を組み合わせた制作を始めたい人に向いているプラグインです。
25種類のプリセットを収録しているため、最初からシェーダーを制作しなくても映像表現を試せます。
一方で、無料版には機能制限があり、動作にはWindows環境と対応DAWが必要です。
おすすめな人
- DAW内で音楽に反応する映像を作りたい人
- キックやベースなどを個別に映像へ反映させたい人
- EDM・テクノなどの楽曲にビジュアル演出を加えたい人
- ライブパフォーマンスで映像を活用したい人
- 音楽連動ビジュアライザーを試してみたい人
向いていない人・注意が必要な人
- Mac環境で使用したい人
- ウォーターマークなしの動画を無料版で書き出したい人
- 720pを超える解像度で録画したい人
- AIによるシェーダー生成やコード編集を使いたい人
ShaderKick FREEのシステム要件
対応OS
Windows 10/11(64-bit)
プラグイン形式
VST3(64-bit)
対応DAW
VST3対応DAW
インターフェース言語
英語
収録内容
ShaderKick VST3、Sender VST3、25種類のシェーダープリセット
ダウンロード容量
ZIPファイル:約5MB
動作環境の注意点
快適な映像描画には、性能の高いGPUが推奨されます。
FPS制限(30/60FPS)、プレビュー品質、ウィンドウサイズなどを調整してGPU負荷を抑えられます。
まとめ|DAW内で音楽と映像をリアルタイムに連動できる無料ビジュアライザー
ShaderKick FREEは、DAWの音声信号を利用して映像をリアルタイム生成できる無料VST3プラグインです。
複数のトラックを個別に扱えるため、楽曲全体の音に反応するだけでなく、キックやベースなどの動きを映像表現に取り入れられます。
主な特徴は次のとおりです。
- DAW内でGLSLシェーダーによる映像をリアルタイム生成
- キック・ベース・ボーカルなどの個別トラックに対応
- 25種類のシェーダープリセットを収録
- ADSRやエフェクトによる映像の調整
- DAWオートメーションとMIDIマッピングに対応
- 動画録画・Spout・外部ディスプレイ出力に対応
- 無料版の録画は720pまでで、ウォーターマークあり
- Windows 10/11対応の64-bit VST3プラグイン
音楽制作と映像表現を組み合わせたい人や、自作曲に合わせて動くビジュアルを作ってみたい人は、試してみてはいかがでしょうか。
