
mtyasから、音源・MIDI生成・エフェクト・ドラム制作までカバーする6種類の無料プラグインが公開されています。
すべて同じようなプラグインではなく、物理モデリングシンセ、クロスモジュレーションシンセ、生成系MIDIツール、オーディオ分割エフェクト、オルガン、ドラムサンプラーと役割はさまざま。
6種類の特徴をまとめて紹介します。
無料配布
mtyasから6種類の無料プラグインが公開
今回公開されているのは、音源からMIDI生成、オーディオ処理まで用途の異なる6種類です。
合計233種類のファクトリープリセットも用意されています。
- TopModel:物理モデリングシンセサイザー
- CrossMod:ポリフォニック・クロスモジュレーションシンセ
- MidiFlux:生成系モジュラーMIDIツール
- OmniSplit:音を分割して個別に処理できるエフェクト
- NeoOrgan:5種類のエンジンを搭載したオルガン/加算合成シンセ
- FORGE64:64パッドのドラムサンプラー/DSPワークステーション
すべて無料で利用でき、メールアドレスの登録やドングルも必要ありません。
TopModel:物理モデリングで音を作るシンセ

TopModelは、サンプルを再生するのではなく、リアルタイムの物理モデリングによって音を生成するシンセサイザーです。
ハンマーで叩く、弦を弾く、弓で擦るといった発音方法から、アコースティック楽器のような音の変化を作れます。
- Hammer・Pluck・Bow・Granularの4種類のExciter
- 7種類のResonator Geometry
- 10種類のAcoustic Body
- 5種類のPickup
- 4種類のReverb
- 202種類のプリセット
物理モデリングを一から設定する必要はなく、豊富なプリセットから音作りを始められるのも特徴です。
CrossMod:ボイス同士をモジュレーションできるシンセ

CrossModは、複数のボイスがお互いに影響しながら音を変化させるポリフォニックシンセサイザーです。
FMやPM、AM、リングモジュレーションなどを利用して、複雑で動きのあるサウンドを作れます。
- 7種類のCoupling Mode
- LinFM・Through-Zero FM・PM・AM・Ring Mod
- 8スロットのMod Matrix
- 最大2kHzのデュアルAudio-Rate LFO
- 3基のEnvelope
- 11種類のプリセット
一般的なシンセとは少し違った、実験的なサウンドを作りたいときに面白い音源です。
MidiFlux:コードやアルペジオを生成できるMIDIツール

MidiFluxは、16種類のモジュールを自由に組み合わせられる生成系MIDIツールです。
鍵盤を1音弾くだけでも、コードやアルペジオ、リズムなどへ展開できます。
- Chord Generator
- Arpeggiator
- Euclidean Rhythm
- Humanizer
- Mutator
- Ratchet
- Harmonizer
- 24種類のScale/Mode
モジュールは直列・並列を切り替えられるため、複数の処理を組み合わせたMIDIフレーズも作れます。
OmniSplit:音を分割して別々にエフェクト処理

OmniSplitは、入力したオーディオを複数の方法で分割し、それぞれに異なるエフェクトをかけられるオーディオ処理ツールです。
たとえばキックのアタック部分と低域を分け、アタック側だけ歪ませるといった使い方ができます。
- 6種類のSplitter
- 35種類のエフェクトアルゴリズム
- 8スロットのエフェクトラック
- 3基のLFO
- 3基のEnvelope Follower
- 2基のTuring Machine
- 2基のXY Pad
Transient/Sustain、3-Band、Mid/Side、Harmonic/Noiseなど、目的に応じて分割方法を選べます。
NeoOrgan:5種類のオルガンエンジンを搭載

NeoOrganは、異なるキャラクターを持つ5種類のエンジンを収録したオルガン/加算合成シンセです。
Hammond B3系だけではなく、Vox ContinentalやFarfisa、フランスの手回しオルガンを再現するエンジンなども搭載しています。
- 5種類のEngine
- 16 Partialを操作できるHarmonic Contour
- 16基のTonewheel LFO
- B3 Key Click
- Vox Reeds
- Farfisa Multi-Tone Booster
- 20種類のプリセット
一般的なオルガンサウンドから、少し変わった音作りまで楽しめる音源です。
FORGE64:64パッドを搭載したドラムサンプラー

FORGE64は、64パッドと31種類のリアルタイムDSPエンジンを搭載したドラムサンプラー/DSPワークステーションです。
ドラムを鳴らすだけではなく、シーケンスやDSP処理までひとつの環境で行えます。
- 64パッド/4バンク
- 31種類のDSP Engine
- 8トラックSequencer
- Ratchet・Probability・Parameter Lock
- 16 Stereo Out
- 4 Aux Return
- Lua 5.4によるDSPスクリプティング
808/909系、アコースティックドラム、ワールドパーカッション、Acid、Cyber FXなどを扱えます。
6種類のプラグインは組み合わせても使える
それぞれ単体で使うだけでなく、役割の違いを活かして組み合わせることもできます。
たとえば、
- MidiFlux → TopModel:生成したMIDIフレーズで物理モデリング音源を演奏
- FORGE64 → OmniSplit:ドラムを分割して部分ごとにエフェクト処理
- NeoOrgan → OmniSplit:Mid/Sideを分けてオルガンサウンドを加工
といった組み合わせが可能です。
6種類すべてを使う必要はなく、自分の制作スタイルに合ったものだけ選ぶのもよいでしょう。
対応環境
Windows・macOS・Linuxに対応しています。
プラグイン形式は以下のとおりです。
- Windows
- macOS Universal
- Linux
- VST3
- CLAP
- Standalone
- AU:macOSで多くのプラグインが対応
使用するプラグインによって対応形式が異なる可能性があるため、導入前に各ダウンロードページで確認してください。
mtyasの無料プラグイン6種類まとめ
mtyasの6種類は、単なるシンセバンドルではなく、音源からMIDI生成、オーディオ処理、ビート制作まで幅広くカバーしています。
- 物理モデリングで音を作れるシンセ
- ボイス同士をモジュレーションできるシンセ
- コードやアルペジオを生成できるMIDIツール
- 音を6種類の方法で分割して処理できるエフェクト
- 5種類のエンジンを搭載したオルガン音源
- 64パッドと31種類のDSPエンジンを搭載したドラムツール
すべて無料なので、6種類の中から気になるものを選んで試せます。
特に「いつものシンセやエフェクトとは少し違った音作りをしてみたい」という人は、チェックしてみてください。
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