
NoAmp Low Rider DIは、Tech 21 SansAmp Bass Driver DIの3世代を回路レベルで再現した無料プラグインです。
V1 Early・V1 Late・V2を1つのプラグインで切り替えられるほか、オーバーサンプリングや高精度な回路モデリングも搭載しています。
この記事では、NoAmp Low Rider DIの特徴や使い方を分かりやすく紹介します。
NoAmp Low Rider DI|3世代のSansAmp Bass Driver DIを切り替えて使える高精度DIプラグイン

NoAmp Low Rider DIは、Tech 21 SansAmp Bass Driver DIを解析し、世代ごとの違いまで再現したDI/プリアンププラグインです。
主な特徴は次のとおりです。
- V1 Early・V1 Late・V2の3世代を収録
- AU・VST3形式に対応
- 回路レベルでモデリング
- 世代ごとに異なるペダルデザインを表示
- Revisionをオートメーションで切り替え可能
- オーバーサンプリング機能を搭載
- 入出力トリムやVUメーターも装備
1つのプラグインで複数世代のSansAmpサウンドを比較できることが、大きな魅力です。
3世代のSansAmpサウンドを切り替えられる
NoAmp Low Rider DIでは、3種類の回路を自由に切り替えられます。
収録されているモデルは以下の3種類です。
- V1 Early
- V1 Late
- V2
それぞれ内部回路が異なるため、歪み方やEQ特性も変わります。
Revisionを変更しても音切れが起こりにくいクロスフェード処理が採用されているので、演奏中でもスムーズに比較できます。
モデルごとに回路そのものが違う
このプラグインでは、数値だけを変更しているわけではありません。
世代ごとに実際の回路構成を再現しています。
主な違いは以下のとおりです。
- V1 Earlyはオペアンプのレールサチュレーションで歪みを生成
- V1 Earlyにはドライブ段のクリッピングダイオードがない
- V1 LateとV2はツェナークリッピング回路を搭載
- V1 EarlyはBaxandallタイプのシェルビングEQ
- V1 LateとV2はピーキングタイプのトーンスタックを採用
同じSansAmpでも世代による個性を楽しめます。
コントロール
基本的なノブは全モデルで共通です。
搭載されているコントロールは以下のとおりです。
- PRESENCE
- DRIVE
- BLEND
- LEVEL
- BASS
- TREBLE
V2のみ追加機能があります。
- MIDコントロール
- MID SHIFT
- BASS SHIFT
V2では中域まで細かく調整できるため、より幅広い音作りに対応します。
高精度な回路モデリング
NoAmp Low Rider DIは、Wave Digital Filter(WDF)を利用して回路全体をシミュレーションしています。
音だけを似せるのではなく、実機の動作をできる限り再現する設計です。
主な技術的特徴は以下のとおりです。
- 倍精度(Double Precision)処理
- ノードレベルの回路解析
- オペアンプ回路をシミュレーション
- ツェナークリッピングを独自実装
- ADAAによるエイリアシング低減
細かな倍音や歪み方まで再現できるよう工夫されています。
オーバーサンプリングに対応
オーバーサンプリングを利用することで、歪み処理で発生しやすいエイリアシングを軽減できます。
設定できる倍率は以下の4種類です。
- 1倍
- 2倍
- 4倍
- 8倍
Live用とレンダリング用を別々に設定できるため、リアルタイム演奏と書き出しで最適な設定を使い分けられます。
HQモードとEcoモード
V1 LateとV2では、処理品質とCPU負荷を切り替えられる機能を搭載しています。
それぞれの違いは以下のとおりです。
HQモード
高精度なアルゴリズムでツェナークリッピングを計算します。
- 初期設定はこちら
- より高い精度で歪みを再現
- 高いドライブ設定でも自然なサウンド
Ecoモード
CPU負荷を抑えながら動作します。
- CPU使用率を軽減
- 高いドライブ時はHQよりわずかに簡略化された処理
- 通常の使用では十分な品質
なお、V1 Earlyではツェナークリッピングを使用しないため、HQとEcoを切り替えても動作は変わりません。
CPU負荷
CPU使用率はオーバーサンプリング倍率によって変化します。
また、V1 LateとV2は内部処理が多いため、V1 EarlyよりCPU負荷がやや高めです。
オーバーサンプリングを高くするほど音質は向上しますが、その分CPU使用率も上昇します。
リアルタイム演奏では2倍または4倍、最終書き出しでは8倍を選ぶと品質を重視した運用ができます。
音の再現性
NoAmp Low Rider DIは、実機との比較検証も行われています。
ノブ位置の誤差まで考慮しながら実機との波形比較を実施しており、回路だけでなくサウンド面でも高い再現性を目指しています。
解析結果からは、残っている差の多くがEQ特性や位相など線形処理によるものであり、歪みのモデリング自体は非常に高い精度で再現されています。
使い方
NoAmp Low Rider DIは、実機のSansAmpと同じ感覚で音作りできます。
基本的な使い方は次の流れです。
- ベーストラックにプラグインを挿入する
- 好みのRevision(V1 Early・V1 Late・V2)を選ぶ
- DRIVEで歪み量を調整する
- BLENDでクリーン音と歪みをミックスする
- BASS・TREBLE・PRESENCEで音色を整える
- 必要に応じてオーバーサンプリング倍率を設定する
V2ではMIDやMID SHIFTも利用できるため、中域を積極的に調整したい場合はこちらがおすすめです。
こんな人におすすめ
NoAmp Low Rider DIは、SansAmpらしいベースサウンドをソフトウェアで再現したい人に適したプラグインです。
特に以下のような用途に向いています。
- SansAmp Bass Driver DIのサウンドが好き
- 世代ごとの違いを比較したい
- 回路レベルで再現されたプラグインを使いたい
- ベースレコーディングの定番サウンドを手軽に取り入れたい
- 実機に近い操作感で音作りしたい
単なるSansAmp風エフェクトではなく、3世代それぞれの個性まで楽しめることが、このプラグイン最大の魅力です。
まとめ:NoAmp「NoAmp Low Rider DI」3世代のSansAmpサウンドを切り替えられる高精度DIプラグイン|DTMプラグインセール
NoAmp Low Rider DIは、SansAmp Bass Driver DIの世代ごとの違いまで再現した、こだわりのベース用DI/プリアンププラグインです。
主な特徴は以下のとおりです。
- 3世代(V1 Early・V1 Late・V2)の回路を切り替えて使用できる
- 回路レベルのモデリングによる高い再現性
- DRIVEやBLENDなど実機に近い操作感
- V2ではMIDやBASS SHIFTなど追加コントロールを搭載
- オーバーサンプリングやHQ/Ecoモードで用途に合わせて設定できる
- ベースレコーディングからミックスまで幅広く活用できる
実機のSansAmpサウンドをソフトウェアで再現したい方はもちろん、世代ごとの違いまでじっくり試したい方にもおすすめのプラグインです。
