
Airwindows「kRockstar2」は、リアルなホール空間を作るためのリバーブです。
前作kRockstarのリバーブアルゴリズムとディレイタイムを受け継ぎながら、新しい6×6マトリクスを採用。
さらにDistanceコントロールが追加され、暗く奥行きのある空間も作りやすくなっています。
6×6マトリクスで密度の高いホールリバーブを作る

kRockstar2の大きな特徴が、新しい「Conference 6×6 matrix」です。
各ディレイの出力を異なるディレイへ複雑に送り込むことで、大量のエコーリターンを生成します。
- 6×6マトリクスを採用
- 1つの入力からフィードバック前に46,656のエコーリターンを生成
- プリディレイと空間配置を処理する3×3マトリクスも搭載
- 合計1,259,712の異なるエコーリターンをフィードバック前に生成
- 密度が高く豊かな残響を作れる
大量の反射音を重ねることで、単純なエコーの繰り返しではなく、広い場所で音が複雑に反射しているような残響を作ります。
前作kRockstarから残響のテクスチャを進化
kRockstar2は、前作kRockstarと同じリバーブアルゴリズムとディレイタイムを使用しています。
大きく変わったのは、残響を構成するマトリクスです。
- 基本となるリバーブアルゴリズムはkRockstarと共通
- ディレイタイムも共通
- 新しい6×6マトリクスへ変更
- より密度の高い残響テクスチャを実現
基本部分をそろえているため、kRockstarと比較するとマトリクスの違いによる残響の変化を確認しやすくなっています。
Distanceで暗く奥行きのある空間を作れる
kRockstar2には、新たに「Distance」コントロールが追加されています。
FastDistanceの処理を2つに分けた仕組みで、残響のトーンや距離感を調整できます。
- 空間の距離感をコントロール
- サンプルレートが変わっても一定のトーンを保つ処理を採用
- フィルタリングされる部分を暗く調整
- 暗く滑らかな空間表現にも対応
明るく目立つリバーブを加えるだけでなく、少し離れた場所から鳴っているような暗い空間へ寄せたいときにも使えます。
音が消えたあとにも「場所」を感じさせる
kRockstar2には、kCyberCityやkRockstarから引き継がれた「alive silence」の仕組みも取り入れられています。
非常に小さなバックグラウンド空間を加え、残響が消えていく部分にも自然な場所の感覚を残します。
- ごく小さなバックグラウンド空間を生成
- 残響の消え際を自然に感じさせる
- リバーブを目立たせず空間の存在感を加えられる
kRockstar2は、リバーブの響きそのものを強調するだけのエフェクトではありません。
残響を適度にミックスすることで、「この音がどれくらい大きな場所で鳴っているのか」という感覚を加えられます。
kRockstar2が向いている人
kRockstar2は、残響そのものを目立たせるより、音が存在する空間の広さや奥行きを表現したい場合に使いやすいリバーブです。
- 密度の高いホールリバーブを使いたい
- 自然な広がりや奥行きを加えたい
- 暗く落ち着いた空間を作りたい
- リバーブを目立たせず空間の存在感を加えたい
- kRockstarから進化した残響を試したい
特に、リバーブ成分を大きく聞かせるのではなく、ミックスの後ろ側に自然な空間を作りたい場合に注目したいプラグインです。
導入前に確認しておきたいポイント
kRockstar2は、単体版とAirwindows Consolidatedで利用できるフォーマットが異なります。
- 単体版:AU、VST2
- Airwindows Consolidated:CLAP、AU、VST3、LV2
- ゼロレイテンシー
- FMA命令を使用
FMA命令に対応していないAMD Athlonでは、処理性能が大きく低下する場合があります。
該当する環境では注意が必要です。
まとめ:Airwindows「kRockstar2」6×6マトリクスで密度の高い残響を作る!リアルなホール空間を再現するリバーブ|DTMプラグインセール
kRockstar2は、6×6マトリクスによって密度の高い残響を生成し、リアルなホール空間を作るリバーブです。
- 6×6マトリクスによる高密度な残響
- フィードバック前に1,259,712の異なるエコーリターンを生成
- Distanceによる暗さと距離感の調整
- 音の消え際にも場所を感じさせる空間表現
- ゼロレイテンシーで動作
リバーブを派手に聞かせるのではなく、ミックスの中に自然な「場所の大きさ」を加えたいときに試したいリバーブです。
