
Identityは、数式を使って波形を作成できるユニークなポリフォニックシンセサイザーです。
一般的なシンセとは異なる自由なサウンドデザインが楽しめるほか、豊富なモジュレーション機能やエフェクト、MPE対応など、本格的な音作りに必要な機能も充実しています。
この記事では、Identityの特徴や搭載機能を詳しく紹介します。
Identity:数式で波形を作れる個性的なポリフォニックシンセサイザー

Identityは、SocaLabsが開発したポリフォニックシンセサイザーです。
最大の特徴は、一般的なシンセサイザーとは異なり、数式を使ってオシレーターの波形を自由に作成できることです。
波形を数学的な式で記述できるため、既存の波形だけでは作れない独自のサウンドデザインを楽しめます。
さらに、豊富なモジュレーション機能やエフェクト、MPE対応など、本格的なシンセサイザーに求められる機能を幅広く搭載しています。
主な特徴
Identityには、音作りを細かく追い込める機能が数多く搭載されています。
主な機能は次のとおりです。
- 数式で波形を作成できる2基のフォーミュラオシレーター
- サブオシレーター
- ホワイトノイズ・ピンクノイズジェネレーター
- 2基のマルチモードフィルター
- 4基のMSEG対応LFO
- 3基のモジュレーションエンベロープ
- 柔軟なモジュレーションマトリクス
- アルペジエーター
- 並び替え可能な11種類のエフェクト
- 4つのマクロノブ
- ボイスごとのビブラート
- アナログドリフト
- MPE対応
数式で波形を作るフォーミュラオシレーター
Identityの中心となるのが、2基搭載されたフォーミュラオシレーターです。
一般的なシンセサイザーでは、あらかじめ用意された波形を選択します。
一方、Identityでは数式を入力して波形そのものを生成できます。
そのため、通常では作れない独創的なサウンドや複雑な倍音構成を持つ音色も作成できます。
また、波形作成に役立つ関数やフィルター関連の関数も用意されているため、一からすべてを組み立てる必要はありません。
サブオシレーターとノイズジェネレーター
基本となる音に厚みや質感を加えるための音源も搭載されています。
利用できる音源は次のとおりです。
- サブオシレーター
- ホワイトノイズ
- ピンクノイズ
低域を補強したり、アタック感や空気感を加えたりと、幅広いサウンドメイクに活用できます。
2基のマルチモードフィルター
Identityには2基のマルチモードフィルターを搭載しています。
それぞれにエンベロープを設定できるため、時間経過による音色変化も細かくコントロールできます。
対応するフィルタータイプは次のとおりです。
- ローパス(LP)
- ハイパス(HP)
- バンドパス(BP)
- ノッチ
さらに、フィルターの傾きは次の2種類から選択できます。
- 12dB/oct
- 24dB/oct
音色の明るさや存在感を細かく調整しながら、自分好みのサウンドへ仕上げられます。
MSEG対応LFO
Identityには4基のLFOを搭載しています。
MSEG(マルチステージ・エンベロープ・ジェネレーター)に対応しているため、単純な周期変化だけでなく、自由度の高い複雑なモジュレーションも作成できます。
トリガーモードは以下に対応しています。
- Poly
- Mono
- Legato
- Free
用途に応じて動作方法を切り替えられるため、演奏スタイルに合わせたモジュレーションを設定できます。
3基のモジュレーションエンベロープ
音量用エンベロープとは別に、3基のモジュレーションエンベロープを搭載しています。
フィルターやピッチ、エフェクトなど、さまざまなパラメーターへ割り当てることで、時間経過による細かな変化を加えられます。
柔軟なモジュレーションマトリクス
Identityには自由度の高いモジュレーションマトリクスが用意されています。
モジュレーションルーティングを柔軟に構築できるほか、以下の機能も利用できます。
- カーブ形状の設定
- バイポーラモード
- ユニポーラモード
シンプルな音作りから複雑なモジュレーションまで幅広く対応できます。
11種類のエフェクト
Identityには11種類のエフェクトを搭載しています。
さらに、エフェクトの並び順を自由に変更できるため、処理順によるサウンドの違いも楽しめます。
搭載されているエフェクトには次のようなものがあります。
- Gate
- Chorus
- Distortion
- Delay
- Reverb
- EQ
- Filter
- その他のエフェクト
音作りの最後までプラグイン内で完結しやすい構成です。
アルペジエーター
アルペジエーターを標準搭載しています。
コードを押さえるだけでリズミカルなフレーズを簡単に演奏できるため、シーケンスやフレーズ作成にも活用できます。
4つのマクロノブ
4つのマクロノブを搭載しています。
複数のパラメーターを1つのノブへ割り当てられるため、演奏中の音色変化やライブパフォーマンスにも便利です。
ビブラートとアナログドリフト
各ボイスごとにビブラートを設定できます。
さらに、アナログドリフト機能も搭載しており、アナログシンセサイザーのような自然な揺らぎを加えられます。
デジタルシンセでありながら、有機的で温かみのあるサウンドを作りやすくなっています。
MPE対応
IdentityはMPE(MIDI Polyphonic Expression)に対応しています。
対応するMIDIコントローラーを使用すると、音ごとにピッチや表現を個別にコントロールできます。
繊細な演奏表現を取り入れたい場合にも適したシンセサイザーです。
対応フォーマット
対応フォーマットは、以下の通りです。
Windows
- VST3
- CLAP(64bit)
macOS
- VST3
- AU
- CLAP(64bit)
Linux
- VST3
- LV2
- CLAP
まとめ:SocaLabs「Identity」数式を使ってオリジナル波形を作成できるフォーミュラオシレーター搭載のポリフォニックシンセサイザー|DTMプラグインセール
Identityは、数式で波形を作成できるフォーミュラオシレーターを中心に設計された、個性的なポリフォニックシンセサイザーです。
独自の波形生成機能に加え、2基のマルチモードフィルター、MSEG対応LFO、柔軟なモジュレーションマトリクス、11種類のエフェクト、MPE対応など、音作りを深く楽しめる機能を豊富に搭載しています。
一般的なシンセサイザーとは異なるアプローチでサウンドデザインを楽しみたい方におすすめのプラグインです。
