
MTHRBORD.STUDIO「EQ5500」は、伝説的なアメリカ製ハードウェアEQの特性を再現した無料のアナログモデリングEQプラグインです。
最大の特徴は、**ゲインの増減に応じて帯域幅が変化する「Proportional-Q」**を採用していること。
自然で滑らかな音色補正から、特定の周波数を強調する積極的なサウンドメイクまで対応します。
4バンドEQやM/S処理、Clean / Characterモードなども搭載しており、さまざまな音楽制作に活用できます。
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EQ5500とは?伝説的なアメリカ製ハードウェアEQを再現したプラグイン

EQ5500は、ディスクリート・トランジスタ回路やオペアンプを採用した、アメリカ製ハードウェアEQの特性を再現したプラグインです。
実機の信号経路をさまざまな設定で測定し、その周波数特性をモデリングしています。
アナログEQならではの音楽的な音色調整を、DAW上で手軽に行えるのが魅力です。
実機の周波数特性を再現
ハードウェアを詳細に測定し、ブースト・カット量や周波数の組み合わせによる変化を再現します。
4バンドEQを搭載
LO、LO-MID、HI-MID、HIの4バンドを備え、それぞれ8段階の周波数を選択できます。
21段階のゲイン調整
-12〜+12dBの範囲で調整可能。
各ステップはクリックノイズを抑えた切り替えに対応しています。
ステレオ・M/S処理に対応
左右チャンネルの個別調整に加え、MidとSideを分けた音色調整も可能です。
Proportional-Q|ゲインに応じて帯域幅が変化する独自のEQ特性
EQ5500の最大の特徴が「Proportional-Q」です。
一般的なパラメトリックEQでは、ゲインとQ幅を個別に設定できますが、Proportional-Qではブースト・カット量に応じて帯域幅が自動的に変化します。
小さなゲイン調整では広い周波数帯域に緩やかに作用し、ゲインを大きくすると帯域幅が狭くなる仕組みです。
例えば、ブースト量によって帯域幅は次のように変化します。
| ブースト量 | 帯域幅 |
|---|---|
| +1dB | 3.4オクターブ |
| +3dB | 3.1オクターブ |
| +6dB | 2.4オクターブ |
| +12dB | 2.0オクターブ |
小さなブースト
広い帯域を自然に持ち上げるため、音色全体を滑らかに整えたい場面に向いています。
大きなブースト
帯域幅が狭くなることで、狙った周波数をより集中的に強調できます。
Q幅を意識しすぎない操作
ゲインを調整するだけで帯域幅も連動するため、音を聴きながら直感的に音作りを進められます。
EQ5500の主な機能|4バンドEQ・M/S処理・Characterモード
EQ5500には、基本的な音色調整からステレオサウンドの加工まで対応する機能が用意されています。
操作パネルはハードウェアEQを思わせるデザインで、ノブやスイッチを使って各パラメーターを調整できます。
4バンドEQ
低域から高域まで4つの帯域を調整できます。
LOとHIはベル型とシェルビング型を切り替え可能です。
HP-FILT(ハイパスフィルター)
40〜600Hzの範囲で設定でき、12dB/octの傾きで不要な低域をカットします。
EQバンドをオフにしても、フィルターは独立して動作します。
M/Sモード
チャンネル1をMid、チャンネル2をSideとして使用し、中央と左右の成分を個別に調整できます。
Clean / Characterモード
Cleanでは同じ測定チャンネルの特性を左右に適用します。
Characterでは実機の左右チャンネルに見られる微妙な特性の違いを再現します。
Link 1 > 2
チャンネル1の設定をチャンネル2に連動させる機能です。
リンクを解除すると、それぞれを独立して調整できます。
プリセット機能
ファクトリープリセットを収録しており、ユーザープリセットも保存できます。
EQ5500の活用法|ドラム・ギター・ミックスでの使い方
EQ5500は、個別トラックの音色調整からミックス全体のバランス調整まで活用できます。
特に、Proportional-Qによる滑らかな補正と積極的なブーストを使い分けることで、さまざまな音作りが可能です。
ドラムの音色調整
キックの低域やスネアの中域を調整し、音の厚みや存在感をコントロールできます。
大きめのブーストによる帯域幅の変化を活用するのもよいでしょう。
ギターのサウンドメイク
中域を持ち上げてギターの存在感を強調したり、高域を調整して明るさを加えたりできます。
ベースの低域補正
低域の量感を調整しながら、中域の輪郭を整える用途にも活用できます。
ミックスバスの音色調整
小さなゲイン調整では広い帯域に緩やかに作用するため、ミックス全体の音色を整えたい場面にも適しています。
M/S処理によるステレオ調整
Midの低域を整えたり、Sideの高域を調整したりと、中央と左右の音色を個別にコントロールできます。
EQ5500は初心者でも扱いやすい?
EQ5500は、4バンド構成と段階式のパラメーターを採用しているため、比較的シンプルな操作で音作りを進められます。
周波数は各バンド8段階、ゲインは21段階から選択する方式です。
Proportional-QによってQ幅が自動的に変化するため、ゲイン操作に集中しやすいのも特徴でしょう。
一方で、周波数やQ幅を自由に細かく設定したい場合は、一般的なパラメトリックEQの方が適していることもあります。
音を聴きながら調整するアナログスタイルのEQに興味がある人にとって、試してみる価値のあるプラグインです。
EQ5500がおすすめな人・向いていない人
EQ5500は、アナログEQの操作感やProportional-Qによる音色調整に興味がある人に向いています。
おすすめな人
- アナログモデリングEQを使ってみたい人
- Proportional-Qによる音作りを試したい人
- 自然な補正から積極的なブーストまで使い分けたい人
- M/S処理でステレオの音色を調整したい人
- シンプルな操作で音色を整えたい人
向いていない人
- 周波数をHz単位で細かく設定したい人
- Q幅をゲインとは独立して調整したい人
- 多数のEQバンドを自由に追加したい人
EQ5500のシステム要件・対応環境
EQ5500は、WindowsとmacOSに対応しています。
Windows
64-bit環境に対応。
VST3およびスタンドアロン形式を利用できます。
macOS
macOS 10.13以降に対応。
Intel MacとApple Silicon Macの両方で使用できます。
プラグイン形式
VST3、AU、スタンドアロン。
チャンネル構成
モノラルおよびステレオに対応しています。
まとめ|EQ5500でアナログEQならではの音作りを楽しもう
EQ5500は、アメリカ製ハードウェアEQの特性を再現し、Proportional-Qによる独特の音色調整を楽しめる無料プラグインです。
ゲインの増減に合わせて帯域幅が変化するため、自然な補正から積極的なサウンドメイクまで、シンプルな操作で対応できます。
Proportional-Qを搭載
ゲインに応じて帯域幅が変化し、滑らかな音色補正から集中的なブーストまで対応します。
4バンドEQとハイパスフィルター
低域から高域までの音色調整に加え、不要な低域の整理も可能です。
M/S処理とCharacterモード
ステレオの音色調整や、実機のチャンネル特性を再現した音作りを楽しめます。
Windows・macOS対応
VST3・AU・スタンドアロン形式で利用できます。
一般的なデジタルEQとは異なる操作感を試してみたい人や、アナログスタイルのEQを制作環境に加えたい人は、ぜひチェックしてみてください。
無料配布
