
アルペジオをもっと自由に作りたいなら、Dominaは注目したいMIDIアルペジエーターです。
6桁のシード値を入力するだけで、リズムやメロディを含む新しいフレーズを自動生成できます。
この記事では、Dominaの特徴や主な機能、どのような場面で活用できるのかを詳しく紹介します。
価格:$22.00 → 無料配布
Domina:シード値から膨大なアルペジオを生み出すMIDIアルペジエーター

Dominaは、音を鳴らすソフトウェア音源ではありません。
MIDIデータを生成するアルペジエーターです。
後段に配置したシンセやピアノ、ストリングスなどの音源を演奏します。
特徴は、コードに合わせて自動的に演奏内容が変化することです。
単音だけでなくコード入力にも対応しており、押さえているコードに合わせて自然なアルペジオへ変換します。
主な特徴は次のとおりです。
- VST3・AU・CLAP形式に対応
- すべての主要DAWで利用可能
- 音源ではなくMIDIを生成するプラグイン
- 単音・コードのどちらにも対応
- 演奏中でもリアルタイムにパターンを変更可能
6桁のシード値だけで演奏パターンを再現
Domina最大の特徴が「Seed(シード)」です。
0~999999までの6桁の数字だけで、アルペジオ全体を決定します。
シードを変えるだけで、新しい演奏パターンが生成されます。
気に入ったフレーズが見つかったら、その数字を保存しておくだけで、いつでも同じ演奏を再現できます。
シードの変更方法は複数あります。
- 6つのノブで各桁を変更
- RANDOMボタンで一括生成
- 数字を直接入力
保存されるのはシード番号だけなので、異なるPCでも同じパターンを再現できます。
6億7,200万通り以上の演奏パターン
Dominaでは、初期状態だけでも約6億7,200万通り以上のパターンを生成できます。
さらに各種パラメータを調整すると、そこから演奏内容がさらに変化します。
組み合わせに影響する要素には次のようなものがあります。
- シード番号
- ジャンル(Idiom)
- パターン長
- オクターブ範囲
- COMPLEXITY
- ORIGINALITY
- ノート長
- REST
- Gate設定
同じコードでも、シードを変えるだけでまったく異なるフレーズになります。
リズムとメロディを別々にランダム生成
Dominaでは、ランダム処理が3つに分かれています。
それぞれ独立して動作するため、一部だけ変更できます。
分かれている要素は次の3つです。
- 音楽全体の構成
- リズム
- 音程(メロディ)
例えばリズムだけ変更しても、メロディラインはそのまま維持できます。
逆に音程だけ変更することも可能です。
「リズムは気に入ったけれど、メロディだけ変えたい」といった使い方ができます。
ジャンルごとの演奏スタイルを収録
Dominaには20種類の「Idiom(イディオム)」が用意されています。
これは単なるプリセットではありません。
各ジャンルのリズムやフレーズの特徴をもとに、新しい演奏を生成します。
収録されているジャンルは次のとおりです。
- Latin
- Folk
- Gospel
- Metal
- Disco
- 80s Pop
- Reggae
- Trance
- House
- Dance
- Rock
- Doobie
- Astrada
- Oriental(3種類)
- Georgia(3/4)
- Reggae(3/4)
- Ballad(3/4)
- Free Running
3拍子用のスタイルは、3/4拍子のプロジェクトでのみ利用できます。
4/4のプロジェクトでは4拍子用スタイルだけが選択されます。
ORIGINALITYとCOMPLEXITYで演奏を調整
Dominaには2つの重要なコントロールがあります。
ORIGINALITY
ORIGINALITYは、ジャンルの特徴をどれだけ反映するかを決めます。
数値によって演奏の方向性が変わります。
- 低い値ではシード中心の演奏
- 高い値ではジャンルの特徴を強く反映
- ジャンルらしさを細かく調整可能
COMPLEXITY
COMPLEXITYは、演奏の複雑さを決めます。
数値を上げるとフレーズがより人間らしく変化します。
主な変化は次のとおりです。
- モチーフの繰り返し
- タイの追加
- アクセント変化
- 音の跳躍と自然な着地
- 演奏の抑揚
両方を組み合わせることで、ジャンル感とオリジナリティのバランスを細かく調整できます。
リズムを視覚的に編集できるRhythm Ribbon
画面上部にはRhythm Ribbonが表示されます。
生成されたリズムがバー状で表示されるため、全体の流れを確認しやすくなっています。
操作できる内容は次のとおりです。
- パターン全体を表示
- 再生位置をリアルタイム表示
- 再生範囲をドラッグ操作
- スナップ単位を変更
- 最大16小節まで対応
リズムを視覚的に把握しながら編集できるのが特徴です。
リズムを細かくコントロール
ノートの長さや休符量も細かく設定できます。
主な調整項目は次のとおりです。
- 16分音符の比率
- 8分音符の比率
- 4分音符の比率
- RESTS(休符量)
- GATE MIN
- GATE MAX
設定次第で、細かく刻むアルペジオから、ゆったりしたフレーズまで幅広く作れます。
ベロシティを自然にランダム化
機械的な演奏にならないよう、ベロシティにもランダム要素を追加できます。
設定できる項目は次のとおりです。
- 基準となるベロシティ
- 下方向のランダム量
- 上方向のランダム量
音量の揺らぎを自然に加えられるため、打ち込みらしさを軽減できます。
ライブ演奏向けの便利な機能
Dominaはリアルタイム演奏も重視しています。
演奏中でもパターンを切り替えられます。
主な機能は次のとおりです。
- RANDOMで演奏中に新しいフレーズを生成
- HOLDで現在の小節を固定
- MUTE ARPで通常演奏へ切り替え
- MUTE OUTですべての出力を停止
フットスイッチへ割り当てれば、ライブ中でもスムーズに操作できます。
MIDI Learnですべての操作を割り当て可能
Dominaは、ほぼすべての操作にMIDI Learnを利用できます。
割り当て可能な対象は次のとおりです。
- ノブ
- ボタン
- トグルスイッチ
- RANDOMボタン
設定内容はプロジェクトと一緒に保存されます。
DAW同期と独立動作の両方に対応
テンポ同期も柔軟です。
DAWのテンポに合わせることも、自分だけのテンポで動作させることもできます。
利用できるモードは次のとおりです。
- DAWテンポ同期
- 独立テンポ(FREE BPM)
- CONTINUOUS再生
- 無音後に先頭から再開
制作スタイルに合わせて動作を切り替えられます。
見やすさにも配慮したインターフェース
インターフェースは暗いスタジオ環境でも見やすいよう設計されています。
カスタマイズできる内容も豊富です。
主なポイントは次のとおりです。
- ダークテーマ
- 6色のアクセントカラー
- 配色は保存可能
- オンスクリーンキーボード搭載
- サイズ変更可能なウィンドウ
長時間の制作でも扱いやすいデザインです。
ガイドをプラグイン内に搭載
操作方法はプラグイン内から確認できます。
外部サイトやPDFを開く必要はありません。
収録内容は次のとおりです。
- 全12章のガイド
- シードの仕組み
- ジャンル機能
- Locatorの使い方
- 各パラメータの解説
必要な情報をすぐ確認できます。
対応環境
Dominaは主要なプラグインフォーマットに対応しています。
対応形式は次のとおりです。
- VST3
- AU
- CLAP
macOSではApple SiliconとIntel Macの両方に対応しています。
まとめ:Fanan Team「Domina」6桁のシード値から6億7,200万通り以上のアルペジオを自動生成できるMIDIアルペジエーター|DTMプラグインセール
Dominaは、一般的なアルペジエーターとは異なり、フレーズそのものを生成するMIDIアルペジエーターです。
6桁のシード値だけで膨大な演奏パターンを作り出せるため、新しいアイデアを素早く見つけたい場面に向いています。
また、リズムとメロディを独立して変更できる仕組みや、20種類の演奏スタイル、細かなリズム調整機能、リアルタイム操作など、作曲からライブパフォーマンスまで幅広く活用できます。
「コードを入力するだけで自然なアルペジオを作りたい」「毎回違うフレーズからインスピレーションを得たい」という方にとって、創作の幅を大きく広げてくれるプラグインです。
価格:$22.00 → 無料配布
