
Idle Foundry「CA-72」は、1972〜73年頃のMinimoog Model Dをもとに開発された無料シンセサイザープラグインです。
実機の回路をもとにモデリングしていることに加え、最大10ボイスのPOLYやアナログ機器の個体差を表現するENTROPYなど、プラグインならではの機能も搭載しています。
VST3/CLAP形式に対応し、macOS・Windows・Linuxで使用できます。
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CA-72とは?

CA-72は、1970年代のアナログシンセサイザーを回路レベルからモデル化したシンセサイザープラグインです。
モデルとなったのは、1972〜73年頃のCA3046「old」オシレーターボードを搭載したMinimoog Model Dです。
各ボードをサービス資料からSPICEネットリストへ起こし、ngspiceでシミュレーション。
その結果をもとにリアルタイムで動作するモデルを構築しています。
主な特徴は次のとおりです。
- 1972〜73年頃のMinimoog Model Dの回路をモデル化
- モノフォニック演奏に対応
- POLYによる最大10ボイスのポリフォニック演奏
- ENTROPYによるパーツの個体差や揺らぎ
- SPREADによるポリボイスのステレオ配置
- FEEDBACKによるオーバードライブ表現
- 24種類のファクトリープリセットを収録
- VST3/CLAP対応
POLYで最大10ボイスのポリフォニック演奏ができる
CA-72はモデルとなった実機と同じように、通常はモノフォニックで動作します。
一方、POLYをONにすると、それぞれのノートに独立したシンセサイザーのボイスを割り当てられます。
- POLY OFF:1ボイスのモノフォニック動作
- POLY ON:ポリフォニック動作
- VOICES:2〜10ボイスまで設定可能
- SPREAD:各ボイスをステレオフィールドへ配置
Minimoog系のベースやリードだけでなく、コードやパッドを作りたいときにも活用できます。
ENTROPYでアナログ機器の個体差や揺らぎを加えられる
ENTROPYは、各ボイスを「異なるパーツから作られた個体」のように変化させる機能です。
0〜100%で調整でき、数値を上げることで各ボイスにわずかな違いが生まれます。
変化する要素には次のようなものがあります。
- 3基のオシレーターのチューニング
- フィルターのカットオフ
- EMPHASIS
- コンターのタイム
- GLIDE
- オシレーターやカットオフのドリフト
POLYと組み合わせれば、複数のボイスが完全に同じ状態で鳴るのではなく、それぞれに少しずつ異なる揺らぎを持たせられます。
FEEDBACKで外部入力を利用したオーバードライブを再現
CA-72にはFEEDBACKも用意されています。
これは、実機のPHONES出力をEXTERNAL INPUTへ接続して音を歪ませる使い方をプラグイン内で再現するための機能です。
- FEEDBACKを上げる
- MIXERのEXTERNAL INPUTをONにする
- EXTERNAL INPUTのVOLUMEを上げる
- 入力プリアンプとミキサーをオーバードライブさせる
シンセ本来の音だけでなく、より荒れた質感を加えたいときに使えます。
24種類のファクトリープリセットを収録
CA-72には24種類のファクトリープリセットが用意されています。
プリセットブラウザーでは、検索やタグ、お気に入りなどを使って音色を管理できます。
収録例には次のようなものがあります。
- Ladder Kick
- Noise Snare
- Closed Hat
- Open Hat
- Noise Crash
- Pink Riser
- Warped Pad
シンセサウンドだけでなく、パネル上の機能を使ってドラムやライザーを作れるのも面白いポイントです。
CA-72の対応環境
CA-72はmacOS・Windows・Linuxに対応しています。
対応するプラグイン形式はVST3とCLAPです。
- macOS 11以降:Apple Silicon/Intel
- Windows 10/11:64-bit
- Linux:x86-64
- プラグイン形式:VST3/CLAP
なお、現時点のバージョン0.1.0ではWindowsインストーラーが署名されていません。
初回実行時にWindowsの保護メッセージが表示される場合があります。
CA-72を導入する前に確認しておきたいポイント
CA-72は初回リリースとなるバージョン0.1.0です。
また、POLYでは各ノートに独立したボイスを使用するため、ボイス数を増やすほどCPU負荷も大きくなります。
導入前には次の点を確認しておくとよいでしょう。
- 初回リリースのバージョン0.1.0
- Windowsインストーラーは未署名
- POLYは最大10ボイス
- ボイス数を増やすとCPU負荷も増える
- 10ボイス+SPREADでは出力が0dBFSを超える場合がある
- VST3/CLAP対応でAUには対応していない
特にPOLYを多用する場合は、制作環境に合わせてVOICESを調整すると扱いやすくなります。
まとめ:Idle Foundry「CA-72」1972〜73年頃のMinimoog Model Dを回路からモデリングした無料VST3/CLAPシンセ|DTMプラグインセール
CA-72は、1972〜73年頃のMinimoog Model Dの回路をもとに作られたシンセサイザープラグインです。
単にモノフォニックシンセとして再現するだけでなく、POLYやENTROPYなどを使って現代のDAW環境に合わせた音作りができます。
- Minimoog Model Dの回路をもとにモデリング
- 最大10ボイスのPOLYを搭載
- ENTROPYでボイスごとの個体差やドリフトを表現
- SPREADでポリボイスをステレオに配置
- FEEDBACKによるオーバードライブに対応
- 24種類のファクトリープリセットを収録
- macOS・Windows・Linuxに対応
Minimoog系のモノフォニックなベースやリードだけでなく、コードやパッドまで試せるのがCA-72の特徴です。
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