
無料アンプシミュレーター「Blue Cat’s Free Amp」がバージョン2.0へ大型アップデート。
Destructor V2エンジンによるアンプモデルの刷新に加え、ベースアンプやリバーブ、スタンドアロン版も追加されました。
この記事では、Blue Cat’s Free Amp 2.0の新機能や4種類のアンプモデル、実際の制作での使い方を紹介します。
Blue Cat’s Free Amp 2.0とは
Blue Cat’s Free Amp 2.0は、ギターとベースに対応した無料のアンプシミュレーターです。
バージョン2.0ではアンプモデルが刷新され、ベース専用モデルを含む4種類を搭載。
クリーンからドライブ、モダンなハイゲイン、ベースまで、楽曲に合わせてアンプを切り替えられます。
さらにリバーブやIR読み込みにも対応しており、シンプルな操作で好みのアンプサウンドを作れるのが特徴です。
- ギター&ベース対応のアンプシミュレーター
- 4種類のアンプモデルを搭載
- Destructor V2エンジンを採用
- 各アンプモデルにリバーブを搭載
- キャビネットやリバーブのIRを読み込み可能
- プラグインとスタンドアロンの両方に対応
- 旧バージョンのV1モデルも収録
- 登録やドングルなしで利用可能
バージョン2.0でアンプモデルを大幅に刷新
バージョン2.0では、アンプモデルがDestructor V2のダイナミックディストーション/アンプモデリングエンジンをベースに刷新されています。
さらに、これまでのギター向けモデルに加えて「Classic Bass」が登場。
ギターだけでなく、ベースのアンプサウンドも1つのプラグインで作れるようになりました。
- Destructor V2エンジンをベースにアンプモデルを刷新
- ベース用のClassic Bassを追加
- ギターからベースまで1つのプラグインで対応
- 旧V1モデルも収録し、既存プロジェクトとの互換性を確保
4種類のアンプモデルを搭載
Blue Cat’s Free Amp 2.0には、実在する伝説的なアンプから着想を得た4種類のアンプモデルが用意されています。
ヴィンテージ系のクリーンサウンドからモダンなハイゲインまでカバーしているため、作りたい音に合わせてモデルを選べます。
Classic Clean
Classic Cleanは、エレクトリックギター初期を思わせるヴィンテージ系のクリーンサウンドに使えるモデルです。
歪みを抑えたギターを楽曲に入れたいときや、クリーンなコード、アルペジオなどの音作りに使いやすい選択肢です。
- クリーン系のギターサウンドに対応
- ヴィンテージ系の音作りに使用可能
- クリーンなコードやフレーズに取り入れやすい
Classic Drive
Classic Driveは、クラシックなドライブサウンドを作るためのモデルです。
完全なクリーンでは物足りないときや、ギターに歪みを加えたい場面で使えます。
- クラシックなドライブサウンド
- クランチから歪んだギターまで対応
- ロック系のギターサウンドにも使いやすい
Modern Drive
Modern Driveは、現代的なハイゲインサウンドに対応するアンプモデルです。
強く歪ませたギターリフなど、よりヘヴィなサウンドを作りたいときの選択肢になります。
- モダンなドライブサウンドに対応
- ハイゲインの音作りが可能
- ヘヴィなギターサウンドにも使用可能
Classic Bass
Classic Bassは、バージョン2.0で追加されたベース専用のアンプモデルです。
ギターだけでなく、ベースもBlue Cat’s Free Amp内でアンプ処理できるようになりました。
- ベース向けのアンプモデル
- バージョン2.0で新たに追加
- ギターとベースのアンプ処理を1つのプラグインにまとめられる
アンプのような感覚でシンプルに音作りできる
Blue Cat’s Free Amp 2.0は、複雑なアンプシミュレーターではなく、アンプを選んで調整していくシンプルな使い方ができます。
プリセットまたはアンプモデルを選び、DriveやEQなどを調整して好みのサウンドへ仕上げていく流れです。
実際のギターアンプを操作する感覚に近いため、アンプシミュレーターを初めて使う人でも機能を把握しやすい構成です。
- プリセットから音作りを始められる
- 4種類のアンプモデルから選択
- EQで周波数バランスを調整
- Driveで歪み量を調整
- アンプモデルを切り替えて音の方向性を変更
各アンプモデルにリバーブを搭載
バージョン2.0では、すべてのアンプモデルにリバーブが搭載されています。
リバーブには、Blue Cat Audioのギター&ベース向けマルチエフェクトプロセッサー「Axiom」のリバーブが使われています。
アンプサウンドを作ったあと、別のリバーブプラグインを立ち上げなくても空間的な響きを加えられます。
- すべてのアンプモデルにリバーブを搭載
- Axiomのリバーブを採用
- アンプサウンドと空間表現を1つのプラグイン内で調整可能
手持ちのIRを読み込んでキャビネットサウンドを変更できる
Blue Cat’s Free Amp 2.0は、独自のインパルスレスポンス(IR)を読み込めます。
キャビネット、マイク、ルームなどのIRを組み合わせれば、アンプモデルだけを使う場合とは異なる音作りが可能です。
すでにお気に入りのキャビネットIRを持っている人にとっても活用しやすい機能です。
- 独自のIRを読み込み可能
- キャビネットIRを利用可能
- マイクやルームのIRにも対応
- リバーブIRも読み込み可能
DAWを起動せず使えるスタンドアロン版を追加
バージョン2.0では、スタンドアロンアプリケーションも追加されました。
DAWのプラグインとして使うだけでなく、Blue Cat’s Free Amp 2.0単体でも起動できます。
曲を制作するのではなく、ギターやベースを弾きながらアンプサウンドを試したい場面でも使いやすくなっています。
- DAW内でプラグインとして使用可能
- スタンドアロンアプリとしても起動可能
- DAWを立ち上げずにアンプサウンドを利用できる
MIDIコントロール機能も強化
バージョン2.0では、MIDIによるパラメーターコントロールも拡張されています。
従来のMIDI CCに加えて、MIDIノートやピッチベンドなど、さまざまなMIDIメッセージからプラグインのパラメーターを操作できます。
- MIDI CC
- MIDIノート
- ピッチベンド
- NRPN
- 14-bit CC
- アフタータッチ
- チャンネルプレッシャー
- MIDI Learnに対応
- 新しい「learn once」モードを追加
プリセット切り替えやユーザーインターフェースも改善
音そのものに関わる機能だけでなく、操作性についてもバージョン2.0で変更されています。
グラフィックは3D HD仕様へ刷新。
IRを使用したプリセットとモデリングキャビネットを使用したプリセットなど、異なる設定間を移動するときの切り替えもスムーズになっています。
- 3D HDグラフィックへ刷新
- プリセット間の切り替えを改善
- 現在使用しているプリセットをメニューから見つけやすく改善
- 現在のプリセットをFinder/Windows Explorerで表示可能
- 現在のバンク内だけで次/前のプリセットへ移動するオプションを追加
- Undo/Redo対応
- UIのズームや透明度をカスタマイズ可能
Blue Cat’s Free Amp 2.0の使い方・制作でどう使うか
4種類のアンプモデルは、音作りの方向性に合わせて選ぶと分かりやすいです。
たとえば、クリーンなアルペジオならClassic Clean、歪ませたロックギターならClassic Drive、ヘヴィなリフならModern Driveというように使い分けられます。
ベースにはClassic Bassが用意されているため、ギターとベースの両方を扱う制作環境にも取り入れやすい構成です。
- クリーンギター
Classic Cleanから始め、EQやリバーブで楽曲に合わせて調整。 - ロック系のドライブギター
Classic Driveを使い、必要な歪み量までDriveを調整。 - ヘヴィなギターリフ
Modern Driveでハイゲインサウンドを作成。 - ベース
Classic Bassを選び、楽曲のベースサウンドに合わせて調整。 - 手持ちのIRを使った音作り
好みのキャビネットIRなどを読み込み、アンプモデルと組み合わせる。
4種類から方向性を決められるため、最初から大量のアンプやキャビネットの中を探し回る必要がありません。
Blue Cat’s Free Amp 2.0が向いている人
Blue Cat’s Free Amp 2.0は、ギターやベースのアンプサウンドをシンプルな環境で作りたい人に向いています。
特に「大量のアンプモデルは必要ないので、基本的なサウンドをすぐ作りたい」という場合には扱いやすい構成です。
- 無料のギターアンプシミュレーターを探している人
- ギターとベースの両方を扱う人
- クリーンからハイゲインまで基本的なアンプサウンドを揃えたい人
- 手持ちのキャビネットIRを活用したい人
- シンプルな操作でアンプサウンドを作りたい人
- DAWを起動せずギターやベースを弾きたい人
一方で、多数のアンプ、キャビネット、エフェクトを組み合わせて大規模なギターリグを構築したい場合は、より多機能なアンプシミュレーターの方が選択肢は広がります。
Blue Cat Audioでは、より高度なアンプモデリングにはDestructor、アンプとエフェクトをまとめた環境にはAxiomが用意されています。
使用環境・対応フォーマット
Blue Cat’s Free Amp 2.0は、macOSとWindowsに対応しています。
プラグインだけでなくスタンドアロンでも使用できます。
- macOS
Intel/Apple Silicon対応 - macOS
macOS 10.9以降 - Windows
Windows Vista/7/8/10/11 - プラグイン形式
VST、VST3、AAX、Audio Unit - スタンドアロン
macOS/Windows対応 - サンプルレート
任意のサンプルレートに対応 - レイテンシー
なし
まとめ:Blue Cat Audio「Blue Cat’s Free Amp 2.0」無料アンプシミュレーターが大型アップデート!ギター・ベース対応の4種類のアンプモデルを搭載|DTMプラグインセール
Blue Cat’s Free Amp 2.0は、クリーンからハイゲイン、ベースまでを4種類のアンプモデルでカバーできる無料アンプシミュレーターです。
バージョン2.0ではアンプモデルの刷新だけでなく、ベースアンプやリバーブ、スタンドアロン版が追加され、ギターとベースの両方で使いやすくなりました。
- Destructor V2エンジンによるアンプモデル
- クリーン・ドライブ・ハイゲイン・ベースの4モデル
- 全アンプモデルにリバーブを搭載
- キャビネットやリバーブのIRを読み込み可能
- ギターとベースの両方に対応
- スタンドアロンでも使用可能
- 旧V1モデルも収録
- MIDIコントロールにも対応
多数のアンプを細かく選ぶタイプではなく、4種類のモデルから目的に合ったものを選んで音作りを進められるのがポイントです。
シンプルな無料アンプシミュレーターを探している人はもちろん、手持ちのIRを活用したい人や、ギターとベースを1つのプラグインで扱いたい人にも試しやすい内容になっています。
