
AV Vibes「AV Dexed」は、Yamaha DX7スタイルのFMシンセサイザー「Dexed」をベースに、操作性や音作りの機能を拡張したソフトウェア音源です。
新しい操作画面や音色ブラウザーに加え、リバーブ・ディレイ・コーラスを搭載。
従来の細かなFM音源編集機能を残しながら、プリセットを中心とした手軽な音作りにも対応しています。
AV Dexedとは?DX7スタイルのFMシンセを使いやすく進化させたソフトウェア音源

AV Dexedは、オープンソースのFMシンセサイザー「Dexed 1.1.0」をベースに開発された、非公式の派生バージョンです。
オリジナルのFM音源エンジンや編集機能を引き継ぎながら、操作画面を刷新。
音色の検索や管理、エフェクトの調整など、日常的な音楽制作で使いやすい機能が追加されています。
特徴的なのは、シンプルな「Play」と詳細な「Advanced」という2つの画面を用意していること。
プリセットを選んで素早く演奏することも、6つのオペレーターを細かく調整して音色を作り込むこともできます。
DX7スタイルのFM音源エンジン
オリジナルDexedのFM音源エンジンを継承。
6オペレーターによるFMシンセシスを利用できます。
新しい操作画面
音色の選択や基本的な調整を行うPlay画面と、詳細な音作りに対応したAdvanced画面を搭載しています。
3種類の内蔵エフェクト
リバーブ・ディレイ・コーラスを搭載。
外部エフェクトを追加しなくても、音色の響きや広がりを調整できます。
音色ブラウザーを搭載
検索・お気に入り登録・フォルダー管理に対応。
大量のプリセットから目的の音色を探しやすくなっています。
オリジナルDexedとの共存に対応
独立したプラグインとしてインストールできるため、従来のDexedを残したまま利用できます。
Play画面でプリセット選択から音作りまで手軽に操作
AV DexedのPlay画面は、複雑なFM音源のパラメーターをすべて操作しなくても、音作りを始められる設計です。
音色ブラウザーからプリセットを選び、Volume・Pan・Cutoffを使ってサウンドを調整。
さらに、内蔵エフェクトを組み合わせることで、楽曲に合わせた音色へ仕上げられます。
画面中央にはFMアルゴリズムが表示され、発音中のオペレーターが光る仕組みも特徴的です。
音色ブラウザー
プリセットの検索やお気に入り登録に対応。
使いたい音色へ素早くアクセスできます。
Volume・Pan・Cutoff
音量・定位・フィルターのカットオフを調整。
楽曲の中で音色をなじませたいときにも便利です。
Reverb
音に残響を加え、空間的な響きを調整できます。
Delay
テンポ同期に対応したディレイを搭載。
繰り返す音によってリズム感や奥行きを加えられます。
Chorus
音に広がりや厚みを加えたいときに活用できます。
Advanced画面では6オペレーターのFM音源を細かく編集できる
AV Dexedは、操作を簡略化しただけのシンセサイザーではありません。
Advanced画面では、オリジナルDexedが備える従来の編集パラメーターを利用できます。
6つのオペレーターやFMアルゴリズムを調整しながら、音色を細かく作り込むことが可能です。
Play画面で気に入ったプリセットを見つけ、さらに調整したくなったらAdvanced画面へ移動する、といった使い分けができます。
6オペレーターの編集
FM音源を構成する各オペレーターのパラメーターを調整できます。
FMアルゴリズムの編集
オペレーターの組み合わせを変更し、音色の構造から調整できます。
従来のDexed編集機能を継承
オリジナルDexedの詳細なパラメーターを引き続き利用可能。
FM音源に慣れている人も、細かな音作りを楽しめます。
音色ブラウザーと追加サウンドバンクでプリセット管理も快適
AV Dexedでは、プリセットをフォルダー単位で整理できる音色ブラウザーを搭載しています。
ブラウザー内のフォルダーは、実際のストレージ上のフォルダーと対応しているため、音色データを管理しやすい仕組みです。
DX7形式のSysExバンク(.syx)やAV Dexed専用プリセット(.avdexpreset)を読み込めるほか、フォルダーごとのインポートにも対応。
さらに、7つのサウンドバンクを収録した追加拡張パックも用意されています。
7つの追加サウンドバンク
各バンクに32音色、合計224音色を収録した拡張パックを利用できます。
DX7形式のバンクに対応
既存の.syxファイルを読み込み、音色ライブラリーに追加できます。
ドラッグ&ドロップでインポート
対応する音色ファイルやフォルダーをAV Dexedへドラッグして取り込めます。
音色ごとの設定保存
Volume・Pan・Cutoff・エフェクトの設定を音色ごとに保存できます。
AV Dexedの音楽制作での活用法
AV Dexedは、プリセットを使った素早い音作りから、FM音源の詳細な編集まで幅広く活用できます。
特に、音色を選んでからエフェクトで仕上げる流れがシンプルになっているため、作曲中に音作りで手を止めたくない場面にも便利です。
プリセットから楽曲のアイデアを広げる
音色ブラウザーで気になるプリセットを選び、演奏しながらメロディやコード進行を考える使い方。
音色を探す作業と作曲をスムーズに行えます。
エフェクトを使って音色を仕上げる
リバーブで空間的な響きを加えたり、コーラスで広がりを調整したりできます。
テンポ同期ディレイを使ったリズミカルな音作りにも対応。
既存のDX7音色を活用する
手持ちのDX7形式のサウンドバンクを読み込み、AV Dexedの操作画面やエフェクトを使って調整できます。
オリジナルのFMサウンドを制作する
Advanced画面でオペレーターを編集し、自分だけの音色を作り込む使い方。
プリセットから始めて、少しずつFM音源の仕組みを理解していくこともできます。
AV Dexedがおすすめな人・向いていない人
AV Dexedは、DX7スタイルのFM音源を使いたい人や、従来のDexedをもっと手軽に操作したい人に向いています。
一方、FM音源の仕組みそのものは継承しているため、細かな音作りには一定の知識が必要です。
おすすめな人
- DX7スタイルのFMサウンドを制作したい人。
- オリジナルDexedの操作画面を複雑に感じていた人。
- プリセットを中心に手軽に音作りを始めたい人。
- リバーブ・ディレイ・コーラスをシンセ内で操作したい人。
- 既存のDX7サウンドバンクを活用したい人。
- FM音源の詳細なパラメーター編集も楽しみたい人。
向いていない人
- 日本語表示に対応したシンセサイザーを探している人。
- FM音源以外のシンセシス方式を中心に使いたい人。
- パブリックプレビュー段階のソフトウェアを避けたい人。
AV Dexedのシステム要件・対応環境
macOS
macOS 11以降。
Intel Mac・Apple Silicon Macに対応。
スタンドアロン、VST3、AU、CLAP形式。
Windows
Windows 10・11(64bit)。
スタンドアロン、VST3、CLAP形式。
Linux
ソースコードからのビルドが必要です。
インストール時の注意点
バージョン0.2.0はパブリックプレビューです。
macOS版はAppleによる署名・公証が未実施で、Windows版もインストーラーが未署名のため、セキュリティ警告が表示される場合があります。
導入前に配布ページの案内を確認してください。
まとめ:AV Vibes「AV Dexed」DX7スタイルのFMシンセが使いやすく進化!新しい操作画面とリバーブ・ディレイ・コーラスを搭載したソフトウェア音源|DTMプラグインセール
AV Dexedは、DX7スタイルのFM音源を継承しながら、操作性と音色管理機能を改善したソフトウェアシンセサイザーです。
従来のDexedが持つ細かな音作りの自由度を残しつつ、プリセットの選択やエフェクト調整を手軽に行えるようになっています。
シンプルなPlay画面
プリセット選択から基本的な音色調整まで、直感的に操作できます。
詳細なAdvanced画面
6オペレーターを使ったFM音源の細かな編集にも対応しています。
3種類の内蔵エフェクト
リバーブ・ディレイ・コーラスを使い、音色の響きや広がりを調整できます。
便利な音色管理機能
検索・お気に入り・フォルダー管理に加え、DX7形式のバンクも読み込めます。
オリジナルDexedとの共存
従来の環境を残しながら、新しい操作画面を試せます。
DX7スタイルのFMサウンドに興味がある人はもちろん、従来のDexedを使っていて操作性を改善したいと感じていた人にも、チェックしてほしいシンセサイザーです。
