
AudioPrism 2.1は、楽曲をボーカルや楽器ごとに分離し、MIDIデータへの変換まで行えるWindows専用の音楽制作ソフトです。
耳コピやフレーズの分析はもちろん、分離した音源のミキシングやリミックス制作にも対応。
既存の楽曲を研究しながら、自分の音楽制作に活かしたいDTMユーザーに便利なツールです。
AudioPrism 2.1とは?ステム分離からMIDI変換まで対応する音楽制作ソフト

AudioPrism 2.1は、楽曲の読み込み、ステム分離、MIDI変換、ミキシングを1つのアプリケーションで行える音楽制作ソフトです。
YouTubeやSoundCloudなどのリンクを入力すると、音声をWAV形式でライブラリに保存できます。
手元にある音声ファイルを直接読み込むことも可能です。
大きな特徴は、楽曲を楽器ごとに分離するだけでなく、抽出したフレーズをMIDIデータとしてDAWで活用できること。
楽曲の読み込み
YouTube、SoundCloud、直接リンクからのWAV保存や、音声ファイルの読み込みに対応。
6ステム分離
ボーカル、ドラム、ベース、ギター、ピアノ、その他のパートを個別に抽出。
MIDI変換
分離した楽器やボーカルをMIDIデータに変換し、DAWで編集可能。
ステムミキサー
分離したパートごとの音量調整、エフェクト処理、録音、編集に対応。
ローカル処理
音源分離はPC内で実行するため、音声ファイルを外部サーバーへアップロードする必要がありません。
Windows上で動作する独立したソフトウェアなので、DAWを起動せずに楽曲の分析や編集を進められます。
楽曲を6つのステムに分離!必要な楽器だけを抽出できる
AudioPrism 2.1は、Demucsを利用して楽曲を最大6つのステムに分離できます。
完成した楽曲から特定のパートを取り出せるため、ほかの楽器に埋もれて聴き取りにくいフレーズを確認したい場面に便利です。
ボーカル
歌声を抽出し、メロディやボーカルフレーズの確認に活用。
ドラム
リズムパートを分離し、キックやスネアを含むドラム演奏を分析。
ベース
ベースラインを取り出し、音程やリズムパターンの耳コピに活用。
ギター
ギターパートを分離し、リフやフレーズの確認をサポート。
ピアノ
ピアノ演奏を抽出し、メロディや伴奏の分析に利用。
その他
上記に分類されない音を別のステムとして抽出。
また、6ステムすべてを分離するだけでなく、アカペラやインストゥルメンタル、特定の楽器のみを取り出すこともできます。
必要なパートに絞って作業できるため、耳コピや楽曲研究にも取り入れやすい機能です。
分離したステムをMIDI変換!DAWでのアレンジ制作に活用
AudioPrism 2.1の注目機能が、ステムからMIDIデータへの変換です。
通常のステム分離では音声ファイルを取り出すところまでですが、AudioPrismでは抽出したパートをMIDIとして書き出せます。
MIDIデータをDAWに読み込めば、音源を差し替えたり、ノートを編集したりすることが可能です。
ベースラインのMIDI化
抽出したベースフレーズをMIDIに変換し、別のベース音源で演奏させる。
ギターフレーズの分析
ギターパートをMIDI化し、音程やフレーズの構成を確認する。
メロディの再利用
ボーカルやピアノのメロディをMIDIに変換し、シンセサイザーなどの音源で演奏する。
アレンジ制作
変換したMIDIの音程やリズムを編集し、新しいフレーズ作りに活用する。
MIDI変換は、ピアノ、ギター、ベース、ボーカル、その他のステムに対応しています。
ただし、ドラムはステム分離のみで、MIDI変換には対応していません。
また、MIDI変換後のノートが元の演奏を完全に再現するとは限らないため、DAW上で内容を確認しながら編集する使い方が適しています。
AudioPrism 2.1のステムミキサー|分離した音源をそのまま編集
バージョン2.1では、分離した音源を直接編集できるステムミキサーが追加されました。
各ステムを独立したトラックとして扱い、音量やエフェクトを調整できます。
音源分離後に別のソフトを開かなくても、簡単なミキシングやクリップ編集まで進められるのが特徴です。
パート別の音量調整
フェーダー、ミュート、ソロ、レベルメーターを使って各ステムを管理。
エフェクト処理
リバーブ、EQ、ビートに同期するオートフィルターを使用可能。
クリップ編集
音声の移動、トリミング、分割、コピー、貼り付け、ループ編集に対応。
オートメーション
各トラックのパラメーター変化を描画して設定。
録音機能
楽曲に合わせてボーカルや楽器を録音。
カウントインやパンチイン録音にも対応。
ミックスの書き出し
編集した音源を16-bit WAVまたは320kbps MP3で出力。
ミキサーを独立したウィンドウとして表示し、ほかのアプリケーションより手前に固定することもできます。
DAWを操作しながら分離したパートを確認したい場合にも便利です。
AudioPrism 2.1の使い方・活用法|耳コピ・アレンジ・リミックス制作
AudioPrism 2.1は、既存楽曲の分析から新しいアレンジの制作まで、さまざまな場面で活用できます。
特に、ステム分離とMIDI変換を組み合わせることで、音を聴いて研究するだけでなく、実際の打ち込み作業へつなげられます。
ベースラインの耳コピ
ベースだけを抽出し、ほかの楽器に隠れたフレーズを確認。
MIDI変換すれば、ノートを確認しながら打ち込みの参考にできます。
メロディやフレーズの研究
ボーカルやギターを分離してMIDI化。
DAWに読み込み、音程の動きやフレーズ構成を分析できます。
リミックス制作
分離したステムを使ってパートの音量やエフェクトを変更。
録音機能を使えば、別の演奏を重ねることも可能です。
楽曲のテンポ・キー解析
読み込んだ楽曲のBPMやキー、Camelotコードを確認。
アレンジを考える際の基本情報として活用できます。
なお、AudioPrism 2.1には「KeyPrism」というピアノ練習機能も搭載されています。
ノート表示やスロー再生、区間ループに対応しており、演奏練習にも利用可能です。
AudioPrism 2.1がおすすめな人・向いていない人
AudioPrism 2.1は、特に既存楽曲の分析やMIDIを使ったアレンジ制作を行いたい人に適しています。
一方、Windows専用の独立したアプリケーションなので、制作環境によっては注意が必要です。
おすすめな人
- 楽曲からベースやギターなどのパートを抽出したい人
- 耳コピやフレーズ分析を効率化したい人
- ステムをMIDI変換してDAWで編集したい人
- リミックスやアレンジ制作を行いたい人
- 音源をアップロードせずにローカル環境で処理したい人
向いていない人
- Mac環境で使用したい人
- DAW内で直接動作するプラグインを探している人
- ドラムパートをMIDI変換したい人
- 音源分離やMIDI変換の結果に、手直し不要の完全な再現性を求める人
特に、楽曲からMIDIデータを取り出して自分の音源で鳴らしたいDTMユーザーにとって、検討する価値のあるソフトです。
AudioPrism 2.1のシステム要件・対応環境
AudioPrism 2.1はWindows専用のスタンドアロンアプリケーションです。
対応OS
Windows 10 / 11(64-bit)
必要ストレージ
約15GB(インストーラーは約3.65GB)
処理環境
NVIDIA GPUがあれば利用し、ない場合はCPUで処理。
オプション
録音用マイク、KeyPrismで使用するMIDIキーボード。
ライセンス
初回アクティベーション後はオフラインで使用可能。
無期限ライセンスで、継続的なアップデートに対応。
※Mac版はありません。
また、音源の取り込みや編集には、利用する楽曲の権利や使用条件を確認してください。
まとめ|AudioPrism 2.1でステム分離からMIDI制作まで効率化
AudioPrism 2.1は、ステム分離、MIDI変換、ミキシングを1つにまとめたWindows専用の音楽制作ソフトです。
楽曲から必要なパートを取り出し、DAWで編集できるMIDIデータへ変換できるため、耳コピやアレンジ制作の幅を広げられます。
6ステム分離
ボーカル、ドラム、ベース、ギター、ピアノ、その他を個別に抽出。
ステムからMIDIへの変換
ドラム以外の対応パートをMIDI化し、DAWで編集可能。
ステムミキサー
パート別の音量調整、エフェクト、クリップ編集、録音に対応。
ローカル処理
音源分離をPC内で実行し、回数制限なしで利用可能。
耳コピ・アレンジへの活用
抽出したフレーズを研究し、自分の楽曲制作に取り入れられる。
既存楽曲の構成やフレーズを詳しく研究したい人、ステム分離した音源をさらにMIDIとして活用したい人は、チェックしてみてください。
