
「雨の中の暖かいテープ」「雲の中にある庭園」「海底に沈んだ凍った大聖堂」
そんな言葉からリバーブの空間を作れるのが、ZAK Sound「Atmospheres 2」です。
テキストプロンプトからリバーブテクスチャを生成できる無料のクリエイティブリバーブで、Randomによる偶発的な空間生成にも対応。
生成からオーディオ処理まですべてローカルで動作するため、インターネット接続やアカウント登録も必要ありません。
ZAK Sound「Atmospheres 2」言葉でイメージした空間をリバーブに変換!テキストプロンプトから残響を生成できる無料クリエイティブリバーブ

Atmospheres 2は、言葉で表現したイメージからリバーブテクスチャを作り出せるエフェクトプラグインです。
一般的なリバーブのように細かなパラメーターから空間を組み立てるのではなく、「どんな場所・素材・雰囲気にしたいのか」を言葉で入力して音を探していけます。
主な特徴は次のとおりです。
- テキストプロンプトからリバーブテクスチャを生成
- 場所・素材・感情などを自由な言葉で指定可能
- Random機能によるランダムなAtmosphere生成
- Mixノブによる原音とリバーブのバランス調整
- Deep Waters 2由来の水をイメージしたリバーブを融合
- 生成とオーディオ処理は完全オフライン
- アカウント登録不要
- オンラインアクティベーション不要
- AtmosphereとMix設定をDAWプロジェクトに保存
- macOS・Windows・Linuxに対応
- iPhone・iPadでも利用可能
空間を正確に再現することよりも、言葉をきっかけに新しいリバーブテクスチャを発見していくことに重点を置いたエフェクトです。
Magic:言葉からリバーブテクスチャを生成
Atmospheres 2を特徴づける機能が「Magic」です。
頭の中にある場所や質感、感情などをテキストとして入力すると、その言葉をもとにリバーブテクスチャを作り出します。
たとえば、次のようなプロンプトを使用できます。
- Warm tape in the rain
- A garden in the clouds
- A frozen cathedral beneath the ocean
実在する場所を入力する必要はありません。
「雲の中の庭園」のような現実には存在しない空間や、「暖かいテープと雨」のように場所と質感を組み合わせた表現も使えます。
言葉によってリバーブの方向性を決めながら、予想していなかった音に出会える余地も残されているのが特徴です。
なお、テキストプロンプトは英語での入力が適しています。
Random:思いつかないときは1クリックで新しい空間を生成
「どんな言葉を入力すればいいのか思いつかない」というときには、Random機能が使えます。
Randomをクリックすると、新しいフレーズとリバーブ空間を生成。
気に入ったものが見つかるまで繰り返せるため、言葉を考えることなく音から探していくこともできます。
- 1クリックで新しいAtmosphereを生成
- 新しいフレーズも自動的に作成
- 気に入るまで繰り返して試せる
- Randomを使用しても現在のMix設定は維持
音を鳴らしながらRandomを切り替えていけば、リバーブプリセットを順番に試すような感覚で新しい空間を探せます。
狙った空間をMagicで作る方法と、偶然性を楽しむRandomの両方を使えるのがAtmospheres 2の面白いところです。
Mix:原音と生成したリバーブをシンプルに調整
画面中央には大きなMixノブが配置されています。
生成したAtmosphereと元の音をどのくらい混ぜるかを、このノブで調整します。
- 控えめに加えて奥行きを作る
- 原音とリバーブをバランスよく混ぜる
- Atmosphereを大きくして空間の存在感を強める
操作自体は非常にシンプルです。
複数のパラメーターを細かく設定するというより、Atmosphereを作ってMixで音になじませる流れで使えます。
Deep Waters 2由来のリバーブを組み合わせて空間を作る
Atmospheres 2では、テキストプロンプトから生成されるテクスチャに、ZAK Sound「Deep Waters 2」の水をイメージしたリバーブを組み合わせています。
これらのレイヤーは自動的にブレンドされ、それぞれのAtmosphereに奥行きやキャラクターを加えます。
- プロンプトから生成されるテクスチャ
- Deep Waters 2由来の水をイメージしたリバーブ
- 複数の要素を自動的にブレンド
- Atmosphereごとに異なる奥行きや質感を作成
ユーザーが複数のリバーブレイヤーを一つずつ調整する必要はありません。
言葉からAtmosphereを作り、その結果を聴きながら選んでいくシンプルな設計です。
完全オフラインでテキストからリバーブを生成できる
Atmospheres 2は、生成処理とオーディオ処理をデバイス上で行います。
テキストプロンプトを利用する機能を備えていますが、生成のたびにクラウドサービスへ接続する必要はありません。
- 生成処理はローカルで実行
- オーディオ処理もローカルで実行
- インターネット接続不要
- アカウント登録不要
- クラウド接続不要
- オンラインアクティベーション不要
インストール後は、ネット環境を気にせず制作環境の中で使用できます。
作ったAtmosphereをDAWプロジェクトと一緒に保存できる
気に入ったAtmosphereを作ったあと、DAWプロジェクトを開き直したときに最初から作り直す必要はありません。
Atmospheres 2では、作成したAtmosphereとMixの状態がDAWプロジェクトと一緒に保存されます。
- 作成したAtmosphereをセッションに保存
- Mix設定も保存
- DAWプロジェクトを開き直しても状態を維持
- プラグインを複製した場合も生成したサウンドを引き継げる
実際の楽曲制作で使ううえで重要なポイントです。
音作りの途中で見つけたAtmosphereを、そのままプロジェクトの一部として残しておけます。
Atmospheres 2を実際の音楽制作でどう使うか
Atmospheres 2は、細かな数値から残響を設計するよりも、曲のイメージや情景から空間を考えたい場面と相性のよいリバーブです。
「どのくらいのDecayにするか」から考えるのではなく、「この音をどんな場所で鳴らしたいか」という発想から音作りを始められます。
楽器に少しだけ奥行きを加える
生成したAtmosphereをMixで薄く加えれば、原音を残しながら空間的な質感を加えられます。
リバーブを前面に押し出すのではなく、楽器の後ろに雰囲気を作りたいときにも使いやすい方法です。
リバーブ自体を音作りの一部として使う
Mixを大きくすれば、生成したAtmosphereのキャラクターをより強く出せます。
単に音を遠くへ配置するためのリバーブではなく、楽器そのものの印象を変えるクリエイティブエフェクトとして使えます。
曲の情景からプロンプトを考える
Atmospheres 2なら、「Hall」「Room」といった一般的な空間タイプから選ぶだけではなく、楽曲から思い浮かべた情景を言葉にできます。
場所だけでなく素材や感情なども含めて入力できるため、曲の世界観を出発点にリバーブを探せます。
Randomから偶然のアイデアを探す
明確なイメージがない場合は、Randomを使って音を探す方法もあります。
楽器を鳴らしたままAtmosphereを次々と変え、耳に引っかかった空間から曲の方向性を考えるといった使い方ができます。
最初から完成形を決めるのではなく、偶然出てきた音を制作のきっかけにできる機能です。
一般的なリバーブとは発想が異なる
一般的なリバーブでは、Decay、Pre Delay、Sizeなどのパラメーターを調整しながら目的の空間へ近づけていく方法がよく使われます。
Atmospheres 2は、それとは異なる方向からリバーブへアプローチします。
- 数値ではなく言葉から空間を考える
- 実在する場所に限定されない
- 素材や感情もプロンプトに利用できる
- Randomによる偶発的な音作りができる
- 最終的なバランスはMixノブで調整
「どんな設定にするか」より、「どんな空間を想像するか」を先に考えられるのが大きな特徴です。
細かなパラメーター調整が中心のリバーブとは、役割を分けて使えます。
より細かくリバーブを作り込みたい場合はDeep Waters 2
Atmospheres 2はシンプルな操作で新しい空間を探せる一方、リバーブをさらに細かく作り込みたい場合には「Deep Waters 2」という選択肢もあります。
Deep Waters 2では、Atmospheres 2より踏み込んだリバーブ編集ができます。
- 最大4つのリバーブノード
- 2Dモーフパッド
- モジュレーション
- Freeze
- 追加エフェクト
- 生成したテクスチャを保存するライブラリ
Atmospheres 2は言葉やRandomから素早くAtmosphereを探す方向、Deep Waters 2は生成した空間をさらに深く調整する方向と考えると、それぞれの違いが分かりやすいです。
なお、Atmospheres 2を使用するためにDeep Waters 2は必要ありません。
iPhone・iPadでもAtmospheres 2を使える
Atmospheres 2にはデスクトップ版だけでなく、iPhone・iPad版も用意されています。
アプリ内でライブオーディオを処理できるほか、対応する音楽アプリではAUv3エフェクトとして使用できます。
- iPhone・iPadに対応
- アプリ内でライブオーディオを処理可能
- AUv3エフェクトとして利用可能
- Magicをオフラインで利用可能
- Randomをオフラインで利用可能
- iOS / iPadOS 16以降に対応
- AUv3では対応するホストアプリが必要
デスクトップ版と同じように、MagicとRandomをオフラインで利用できます。
対応OS・プラグインフォーマット
Atmospheres 2のデスクトップ版は、macOS・Windows・Linuxに対応しています。
macOS
- AU
- VST3
- AAX
- Apple Silicon対応
- Intel Mac対応
Windows
- VST3
- AAX
- 64-bit
Linux
- VST3
- .debインストーラー
デスクトップ版を使用するには、対応するDAWまたはプラグインホストが必要です。
Atmospheres 2がおすすめな人
Atmospheres 2は、リバーブを単なる残響処理としてではなく、楽曲の雰囲気を作るクリエイティブエフェクトとして使いたい人に向いています。
特に次のような人はチェックしてみるとよいでしょう。
- 普通のリバーブとは違った方法で空間を作りたい人
- テキストプロンプトを使った音作りに興味がある人
- 楽曲の情景からリバーブを考えたい人
- アンビエンスやテクスチャを音作りに取り入れたい人
- Randomを使って偶然の音を探したい人
- 複雑なパラメーター調整より直感的に音を探したい人
- オフライン環境で使えるクリエイティブエフェクトを探している人
- 無料で使えるリバーブを探している人
特に「リバーブの設定値を決めるところから始めるのが苦手」という人にとって、言葉から空間を考えられる仕組みは新しい選択肢になります。
Atmospheres 2が向いていない可能性がある人
Atmospheres 2は、細かなパラメーターを一つずつ操作して狙った残響を設計するタイプのリバーブではありません。
そのため、次のような使い方を求める場合は、ほかのリバーブやDeep Waters 2なども検討したほうがよいでしょう。
- 多数のリバーブパラメーターを自分で細かく調整したい
- 複数のリバーブノードを使って空間を作り込みたい
- モジュレーションなどを細かく設定したい
- 生成したテクスチャをライブラリとして管理したい
- 言葉や偶然性より数値からリバーブを設計したい
Atmospheres 2の魅力は、複雑な編集機能の多さではなく、言葉から素早く空間を探せることにあります。
まとめ:ZAK Sound「Atmospheres 2」言葉でイメージした空間をリバーブに変換!テキストプロンプトから残響を生成できる無料クリエイティブリバーブ|DTMプラグインセール
Atmospheres 2は、テキストプロンプトからリバーブテクスチャを生成し、言葉で思い描いた雰囲気を音へ取り込める無料クリエイティブリバーブです。
「どんな空間にしたいか」を言葉で入力するMagicと、偶然のAtmosphereを探せるRandomを使い分けながら、Mixノブで原音とのバランスを調整できます。
- テキストプロンプトからリバーブテクスチャを生成
- 場所・素材・感情などを言葉で指定可能
- Randomで新しいAtmosphereを1クリック生成
- Mixノブで原音とリバーブをシンプルに調整
- Deep Waters 2由来の水をイメージしたリバーブを融合
- 生成・オーディオ処理ともに完全オフライン
- アカウントやオンラインアクティベーション不要
- 作成したAtmosphereとMixをDAWプロジェクトに保存
- macOS・Windows・Linuxに対応
- iPhone・iPadでも利用可能
実在する部屋やホールを再現することだけが目的ではなく、「雲の中の庭園」「海底の凍った大聖堂」といった自由な発想をリバーブへつなげられるのがAtmospheres 2ならではの特徴です。
いつものリバーブとは違う方法で空間を作りたい人や、偶然生まれるテクスチャから制作のアイデアを広げたい人は、試してみると面白いでしょう。
