
RadioGranularは、世界中のライブ短波ラジオを音源として利用できるユニークなグラニュラーシンセです。
リアルタイムで受信したラジオ音を細かく分解・再構築し、一般的なシンセでは生み出せない偶然性のあるサウンドを作れます。
この記事では、RadioGranularの特徴や搭載機能、できることを詳しく紹介します。
RadioGranular:ライブ短波ラジオを音源にした無料のグラニュラーシンセ

RadioGranularは、オープンソースで開発されているVST3・スタンドアロン対応のグラニュラーシンセです。
通常のシンセとは異なり、インターネット経由で世界中の短波ラジオ受信機へ接続し、その音をリアルタイムで演奏できます。
主な特徴は次のとおりです。
- 世界中のライブ短波ラジオを音源として使用
- リアルタイムの受信音をグラニュラー処理
- MIDIキーボードで演奏可能
- VST3とスタンドアロン版を用意
- オープンソースとして公開
ライブ短波ラジオをそのまま音源にできる
RadioGranular最大の特徴は、世界各地の短波ラジオ受信機へ接続し、その受信音をそのままシンセの素材として利用できることです。
チューニングノブを回しながら短波帯を探索すると、さまざまな音が見つかります。
例えば次のような音を素材にできます。
- AM放送
- SSB音声
- モールス信号
- 放送と放送の間にあるノイズ
- 電波状況によって変化する受信音
受信状況は常に変化するため、同じ周波数でも毎回異なるサウンドになります。
2基のライブラジオを搭載
RadioGranularには、2つのライブラジオ受信機が搭載されています。
それぞれ独立して操作できるため、異なる地域や周波数を組み合わせた音作りも可能です。
搭載されている機能は以下のとおりです。
- ビンテージ風7セグメント表示のチューニング
- AMモード
- SAMモード
- USBモード
- LSBモード
- CWモード
- シグナルメーター
- オートスキャン機能
短波ラジオらしい操作感を楽しみながら音源を探せます。
本格的なグラニュラーエンジン
受信したラジオ音声は、強力なグラニュラーエンジンによってリアルタイムで加工されます。
細かな粒状に分解された音を自由に再構成できるため、アンビエントから実験音楽まで幅広いサウンドデザインに対応します。
調整できる主なパラメーターは次のとおりです。
- 最大2秒までのグレイン長
- Density(密度)
- Spray
- Pitch
- Reverse
- Octave
- Tempo Sync
細かな設定を組み合わせることで、大きく印象の異なる音へ変化させられます。
ラジオ音を録音・フリーズできる
気に入った瞬間のラジオ音は、その場で録音できます。
さらにフリーズ機能を使うことで、受信状態が変化しても同じ音を保持したまま加工を続けられます。
ライブ受信ならではの偶然性と、サンプル素材として固定する使い方を両立できます。
エフェクトを標準搭載
RadioGranularには、音作りに役立つエフェクトも搭載されています。
追加プラグインを使わなくても、音の質感を大きく変化させられます。
利用できるエフェクトは以下のとおりです。
- マルチモードフィルター
- ピンポンディレイ
- リバーブ
- サチュレーション
グラニュラー処理後のサウンドをさらに仕上げやすくなっています。
4基のLFOとモジュレーションマトリクス
モジュレーション機能も充実しています。
4基のLFOを使ってさまざまなパラメーターを動かし、時間とともに変化するサウンドを作成できます。
主な内容は次のとおりです。
- 4基の同期対応LFO
- 11種類の波形
- Sample & Hold
- Random
- Chaos波形
- 大型モジュレーションマトリクス
細かなモジュレーション設定にも対応しているため、動きのある音作りが行えます。
サウンドキャラクターを調整できる
RadioGranularには、全体の質感を調整する専用コントロールも用意されています。
主なコントロールは以下の3種類です。
- Focus
- Radio Dry
- Saturate
音の存在感やラジオ音とのバランス、歪み具合などを素早く調整できます。
視覚的に分かりやすいインターフェース
演奏中の状態を確認しやすいビジュアル表示も搭載されています。
画面上で音の変化を確認しながら操作できます。
主な機能は以下のとおりです。
- リアルタイムスコープ
- Grain Cloud表示
- リサイズ対応UI
- PDFマニュアル
操作状況を視覚的に把握しやすいため、グラニュラーシンセが初めてでも扱いやすい設計です。
対応環境
RadioGranularはWindows向けに提供されています。
利用できる形式は次のとおりです。
- VST3プラグイン
- スタンドアロン版
DAWで使用する場合と、単体アプリとして使用する場合のどちらにも対応しています。
まとめ:Creature From The Black「RadioGranular」世界中のライブ短波ラジオをリアルタイムで音源化し、毎回異なるサウンドを生み出せるグラニュラーシンセ|DTMプラグインセール
RadioGranularは、世界中のライブ短波ラジオをリアルタイムで音源化できるユニークなグラニュラーシンセです。
一般的なシンセでは得られない偶然性を活かしたサウンドメイクが楽しめます。
特徴をまとめると次のとおりです。
- 世界中の短波ラジオをリアルタイムで音源として利用できる
- 2基のライブラジオ受信機を搭載
- 本格的なグラニュラーエンジンを搭載
- ラジオ音の録音・フリーズ機能を利用できる
- フィルター、ディレイ、リバーブ、サチュレーションを搭載
- 4基のLFOとモジュレーションマトリクスを搭載
- リアルタイム表示で音の変化を確認しながら操作できる
- VST3とスタンドアロン版に対応
ライブ短波ラジオという予測できない音源とグラニュラー合成を組み合わせた、実験的なサウンドデザインを楽しめるインストゥルメントです。
