
TapeMachine 2は、2種類の名機を再現した本格的なテープエミュレーションプラグインです。
テープ速度やテープタイプ、Bias、Wow & Flutterなどを細かく調整でき、ミックスからマスタリング、ローファイサウンドまで幅広く活用できます。
この記事では、TapeMachine 2の特徴や搭載機能を詳しく紹介します。
TapeMachine 2|2種類の名機を再現した本格テープシミュレーター

TapeMachine 2は、2種類のスタジオ用テープマシンを再現したアナログテープシミュレーターです。
サチュレーションだけではなく、ヘッド特性やテープスピードごとの周波数特性まで細かくモデリングされています。
主な特徴はこちらです。
- 2種類のテープマシンを搭載
- 4種類のテープタイプを選択可能
- 4段階のテープ速度に対応
- Repro EQを搭載
- BiasやAuto Biasで細かな調整が可能
- Wow・Flutterを個別にコントロール可能
- 本格的なVUメーターを搭載
- オートメーションに対応
- インターフェースのサイズ変更に対応
2種類のテープマシンを搭載
TapeMachine 2には、それぞれ個性が異なる2種類のマシンが収録されています。
用途に合わせて音のキャラクターを切り替えられます。
Swiss(Studer A800スタイル)
クリアでパンチがあり、現代的なスタジオサウンドを再現します。
特徴は次のとおりです。
- クリーンで精度の高いサウンド
- 引き締まった低域
- 伸びのある高域
- トランスレス設計を再現
- ミックスバスやトラッキング向き
American(Ampex ATR-102スタイル)
マスタリングスタジオで親しまれてきた温かみのあるサウンドが特徴です。
主な特徴はこちらです。
- 豊かで音楽的なサウンド
- トランスによる色付けを再現
- 滑らかな高域
- 強調されたヘッドバンプ
- ヘッド幅を変更可能
- Crosstalk・Wow & Flutter・Transformerの切り替えに対応
4種類のテープフォーミュレーション
テープの種類によってサウンドキャラクターを変更できます。
それぞれ異なる質感を持っています。
456
バランスの良い定番テープです。
- 温かいサチュレーション
- パンチ感がある
- ロック
- ポップス
- ミックスバス向き
GP9
クリーンなサウンドを重視したタイプです。
- 広いヘッドルーム
- 抜けの良い高域
- マスタリング向き
- クラシック向き
900
ヨーロッパ系テープをイメージしたキャラクターです。
- 精密なサウンド
- 適度な温かみ
- キャラクター付けに最適
250
ヴィンテージ感を重視したテープです。
- 早い段階でサチュレーションが加わる
- ローファイ向き
- エフェクト用途にも最適
4種類のテープスピード
テープ速度を変更することで低域や高域のキャラクターが変化します。
30 IPS
もっとも高音質寄りの設定です。
- 引き締まった低域
- 高域がもっとも伸びる
- クリアな仕上がり
15 IPS
スタジオで広く使われてきた標準的な設定です。
- バランスが良い
- 自然なヘッドバンプ
7.5 IPS
アナログらしい太さを加えます。
- 温かい質感
- 低域がより強調される
3.75 IPS
個性的なローファイサウンドを作れます。
- ヴィンテージ感が強い
- 荒さを活かした演出が可能
- Americanマシンで利用可能
4種類のシグナルパス
実際のテープレコーダーの動作を再現した4つのモードを搭載しています。
Repro
もっとも一般的なテープサウンドです。
- フルテープ処理
- 定番のアナログサウンド
Sync
録音ヘッド側の再生を再現します。
- 高域が少し丸くなる
- オーバーダビング時の質感を再現
Input
テープを通さず回路のみを通過します。
- トランスの色付け
- EQ特性のみを利用可能
Thru
処理を行わない比較用モードです。
- バイパス確認
- A/B比較に便利
NABとCCIRのEQ規格に対応
2種類のEQ規格を切り替えられます。
NAB
アメリカ仕様の特性です。
- 高域プリエンファシスが強め
- 温かいサチュレーション
CCIR
ヨーロッパ仕様の特性です。
- フラットで自然
- 精密なレスポンス
Head WidthとBiasを細かく調整可能
テープらしい反応を細かく作り込めます。
Head WidthはAmericanマシンのみ利用できます。
調整できる項目はこちらです。
- Head Width(1/4インチ・1/2インチ・1インチ)
- Bias
- Auto Bias
- Auto Compensation
Auto Compensationを有効にすると、ドライブ量を上げても音量を一定に保ちやすくなります。
そのため、音量差に惑わされずサチュレーションの違いを比較できます。
Repro EQを搭載
再生ヘッド側のEQを再現した4バンドEQです。
細かな音作りができます。
- LF Shelf:低域の厚み
- LMF Peak:中低域の温かさ
- HMF Peak:存在感や輪郭
- HF Shelf:空気感や高域の輝き
各バンドは±12dBまで調整できます。
WowとFlutterを個別に調整
テープマシン特有の揺れを個別にコントロールできます。
Wow
ゆっくりしたピッチ変動を加えます。
- レコードのような揺れ
- 持続音に自然な動きを追加
- ヴィンテージ感を演出
Flutter
細かな揺れを加えます。
- テープらしい質感
- コーラスのような広がり
- アナログ感を強調
どちらもステレオの位相を保ちながら処理されるため、不自然な広がりになりにくい設計です。
20種類のファクトリープリセットを収録
用途別に20種類のプリセットが用意されています。
カテゴリは以下の5種類です。
- American Master
- American Color
- Swiss Mix
- Swiss Color
- Lo-Fi
マスタリング向けの設定から、ドラムバス、ボーカル、ローファイ加工まで幅広く活用できます。
DSP設計にもこだわった高音質処理
TapeMachine 2は、音質面にもさまざまな工夫が施されています。
主な技術は次のとおりです。
- アンチエイリアス処理付きのウェーブシェーピングサチュレーション
- 2倍オーバーサンプリング
- ADAAによるエイリアシング低減
- テープ速度ごとのヘッドレスポンスを再現
- テープ速度ごとのヘッドバンプを再現
- アナログVUメーターを搭載
ユーザーがオーバーサンプリング設定を切り替える必要がなく、高品質なサチュレーション処理を利用できます。
対応環境
TapeMachine 2は、主要なデスクトップ環境に対応しています。
対応OSは以下のとおりです。
- Linux
- macOS
- Windows(VST3対応予定)
対応プラグイン形式はこちらです。
- VST3
- AU(macOS)
- CLAP
- LV2(Linux)
対応サンプルレートは44.1kHz〜192kHzです。
64bit対応DAWで利用できます。
まとめ:Dusk Audio「TapeMachine 2」Studer A800・Ampex ATR-102スタイルを再現した無料テープシミュレーター|DTMプラグインセール
TapeMachine 2は、2種類の名機をベースにした本格的なアナログテープエミュレーションプラグインです。
単純にサチュレーションを加えるだけではなく、テープ速度やテープ種類、ヘッド幅、Bias、Repro EQ、Wow・Flutterまで細かく調整できます。
特に、ミックスバスの自然なまとまりを作りたい場合から、ヴィンテージ感の強いローファイサウンドまで幅広く対応できる点が大きな魅力です。
本格的なテープサウンドを細かく作り込みたい方に適したプラグインといえるでしょう。
