
Concert Brass 2は、映画音楽やオーケストラ楽曲制作に対応するブラス音源です。
4種類のセクションサイズを収録しており、大編成の迫力あるサウンドからソロ演奏まで幅広く表現できます。
さらに、SmartLegato®やIntervaLive®といった独自機能により、リアルな演奏感と高い操作性を実現しています。
この記事では、Concert Brass 2の特徴や活用法、おすすめな人について詳しく紹介します。
Concert Brass 2:4種類のブラス編成を1つに収録した表現力豊かなオーケストラ音源

Concert Brass 2は、Kirk Hunter Studiosが開発したオーケストラ向けのブラス音源です。
1つのライブラリの中に4種類の編成サイズを収録しており、壮大な映画音楽から繊細なソロ演奏まで幅広く対応します。
特に注目したいのは、独自のSmartLegato®やIntervaLive®といった演奏支援機能です。
リアルなレガート表現を実現しながら、高い演奏性も両立しています。
なお、本製品はKontakt 6.6.1以降のフルバージョンが必要です。
Kontakt Playerには対応していません。
Concert Brass 2の特徴

Concert Brass 2は、単なるブラス音源ではありません。
演奏表現や編成の柔軟性に重点を置いて設計されています。
主な特徴は次のとおりです。
- 4種類のブラス編成を収録
- 映画音楽向けの大規模サウンドに対応
- ソロ演奏や小編成アンサンブルにも対応
- SmartLegato®による自然なレガート演奏
- IntervaLive®によるリアルな音程遷移
- DivisiLive®による自動ディヴィジ機能
- 編成ごとのレベルやパンを個別調整可能
4種類のブラス編成を1つに収録

Concert Brass 2には、異なる人数構成のブラスセクションが収録されています。
演奏スタイルに合わせて簡単に切り替えられます。
収録されている編成は以下の4種類です。
- Whole:全プレイヤーを使用したフルセクション
- Half:全体の半数を使用した編成
- Quarter:約4分の1の人数による編成
- Solo:ソロプレイヤー
さらに、これらを自由にブレンドすることも可能です。
大規模なファンファーレから親密なソロ演奏まで、1つのパッチ内で幅広く対応できます。
ブラスに適した録音環境
サンプリングは、ブラスの響きが最も美しく聞こえるポイントを重視して行われています。
過度な残響を避けた録音になっているため、後から好みの空間演出を加えやすい点も魅力です。
そのため、
- 映画音楽向けの迫力あるサウンド
- ダークで不気味な背景音
- 美しいブラスコラール
- 繊細なソロ演奏
など、多彩なサウンドメイクを行えます。
SmartLegato®による自然なレガート表現
Concert Brass 2の中心となる機能がSmartLegato®です。
一般的なレガート機能とは異なり、コード演奏を行いながらでもレガート表現を維持できます。
主なメリットは以下のとおりです。
- コード演奏とレガートを両立
- 滑らかなフレーズ作成
- 演奏中のアーティキュレーション変更に対応
- ポリフォニックな演奏が可能
ブラスライブラリとしては非常に柔軟な演奏スタイルを実現しています。
IntervaLive®でリアルな音程変化を再現
IntervaLive®は、ノート同士が重なった際に実際の音程移動サンプルを再生する機能です。
単純なクロスフェードではなく、より自然な演奏感を生み出します。
設定では細かなカスタマイズも可能です。
- 上行時のみ有効
- 下行時のみ有効
- 上下両方で有効
- 特定以上の音程差のみ有効
- インターバル音量の調整
- 演奏速度による発動制御
フレーズにリアリティを加えたい場合に便利な機能です。
DivisiLive®で自動ディヴィジを実現
DivisiLive®は、和音演奏時にセクションを自動分割する機能です。
例えばWhole編成を選択している状態でコードを弾くと、自動的にHalf編成へ分割されます。
これにより、
- より自然なアンサンブル表現
- 不自然な人数増加の防止
- オーケストラらしい配置の再現
が可能になります。
編成ごとのミックス調整に対応
Concert Brass 2では、各セクションを個別にコントロールできます。
調整できる項目は次のとおりです。
- セクションごとの音量
- セクションごとのパン設定
- 複数編成のブレンド
- 独自のディヴィジョンミックス作成
同じ楽器パッチ内で細かなアンサンブル設計を行えます。
豊富な演奏支援機能
演奏性を高めるための機能も数多く搭載されています。
Polyphonic Round Robin
単音だけでなくコード演奏時にもラウンドロビンが機能します。
同じフレーズを繰り返しても機械的な印象になりにくい設計です。
Quick-Rip
ブラス特有のリップ表現を素早く演奏できます。
- キースイッチで発動
- ピッチホイールで操作可能
- 繰り返し演奏にも対応
Double Tonguing / Triple Tonguing
高速な反復演奏をサポートする機能です。
ブラス特有のダブルタンギングやトリプルタンギングを再現できます。
Short Note FX
短音向けの特殊効果を追加できます。
- Fall
- Scoop
といった演奏表現を簡単に加えられます。
ソロ演奏向けのモジュレーションビブラート
Soloディヴィジョンでは、モジュレーションホイールによるビブラート制御が可能です。
演奏中に自然な揺らぎを加えられるため、より表情豊かなソロパートを作成できます。
キースイッチを自由にカスタマイズ可能
キースイッチ配置は自由に変更できます。
利用環境や演奏スタイルに合わせて最適化できるのが特徴です。
設定できる内容は次のとおりです。
- アーティキュレーション
- 機能切り替え
- セクション切り替え
- ディヴィジョン切り替え
また、キースイッチ機能そのものを無効化することもできます。
Concert Brass 2の使い方・活用法
Concert Brass 2は、大規模なオーケストラ作品から繊細なソロ演奏まで幅広く対応できるブラス音源です。
収録されている複数のセクションサイズや高度な演奏機能を活用することで、さまざまなジャンルの楽曲制作に役立ちます。
映画音楽やシネマティック楽曲の制作
迫力のあるブラスサウンドは、映画音楽や予告編音楽との相性が抜群です。
特に大編成のWholeセクションを使うことで、力強いファンファーレや壮大なクライマックスを演出できます。
活用例は以下のとおりです。
- ヒーロー登場シーンのファンファーレ
- アクションシーンの緊張感あるブラスリフ
- 壮大なエンディングテーマ
- 映画予告編向けのインパクトあるサウンド
オーケストラアレンジのブラスパート制作
クラシックやオーケストラアレンジ制作にも活躍します。
セクションサイズを切り替えながら使用することで、実際のオーケストラに近いアレンジを作りやすくなります。
例えば、
- メロディをSoloで演奏する
- バッキングをHalfやQuarterで支える
- サビでWholeに切り替える
といった構成も簡単です。
リアルなレガートフレーズの作成
SmartLegato®やIntervaLive®を活用すると、自然なブラスフレーズを作成できます。
機械的になりがちな打ち込みでも、滑らかな演奏表現を加えられます。
特に次のような場面で効果的です。
- ホルンの美しいメロディライン
- ブラスコラール
- 感情的なソロパート
- ゆったりとした劇伴音楽
小編成アンサンブルの制作
大規模なブラスサウンドだけでなく、落ち着いた小編成アンサンブルにも対応できます。
QuarterやSoloを中心に使用すると、より親密な雰囲気を作れます。
おすすめの用途は以下のとおりです。
- 室内楽風アレンジ
- 穏やかな劇伴音楽
- ドキュメンタリー向けBGM
- アコースティック中心の楽曲
ゲーム音楽制作
ゲーム音楽では場面ごとに求められるサウンドが大きく変わります。
Concert Brass 2は編成を柔軟に変更できるため、さまざまなシーンに対応しやすい音源です。
活用例としては、
- バトルシーンの重厚なブラス
- ボス戦の緊迫感ある演出
- オープニングムービーの壮大なサウンド
- イベントシーンの感情表現
などが挙げられます。
より人間らしい打ち込み表現
細かな演奏機能を組み合わせることで、打ち込み特有の不自然さを軽減できます。
特に活用したい機能は次のとおりです。
- Polyphonic Round Robin
- DivisiLive®
- Quick-Rip
- Double Tonguing
- Triple Tonguing
- Modwheel Vibrato
これらを適切に使い分けることで、生演奏に近い表現を目指せます。
ブラスアレンジの試作やデモ制作
編成変更やミックス調整を素早く行えるため、アイデア出しの段階でも便利です。
- アレンジの方向性を検討する
- 編成バランスを確認する
- クライアント向けデモを作成する
- オーケストレーションを試す
といった用途でも活躍します。
大規模なオーケストラ作品からソロ演奏まで1つのライブラリでカバーできるため、ブラスパートの制作効率を高めたい方に適した音源です。
Concert Brass 2がおすすめな人
Concert Brass 2は、リアルなブラス表現を求める作曲家やアレンジャーに適したオーケストラ音源です。
大規模なセクションからソロ演奏まで幅広く対応できるため、さまざまな制作スタイルに活用できます。
特に以下のような方におすすめです。
- 映画音楽や劇伴制作を行う方
- ゲーム音楽を制作している方
- オーケストラアレンジを手掛ける方
- シネマティックな楽曲を作りたい方
- ブラスパートの表現力を高めたい方
- 1つの音源で複数の編成を使い分けたい方
映画音楽や劇伴制作を行う方
Concert Brass 2は、迫力のあるブラスサウンドから繊細なアンサンブルまで幅広く表現できます。
そのため、映像作品に合わせたダイナミックな楽曲制作に向いています。
例えば、
- 映画のクライマックスシーン
- ドラマの感動的な場面
- ドキュメンタリーの壮大な演出
- トレーラー音楽
といった用途で活躍します。
ゲーム音楽を制作している方
ゲーム音楽では、シーンごとに異なる雰囲気のブラスサウンドが求められます。
Concert Brass 2は編成サイズを柔軟に切り替えられるため、さまざまな場面に対応しやすい音源です。
おすすめの用途は以下のとおりです。
- ボス戦の重厚なブラス
- バトルシーンの緊張感ある演出
- オープニングムービー
- エンディングテーマ
リアルなレガート表現を重視する方
ブラス音源を選ぶ際に、演奏の自然さを重視する方にも適しています。
SmartLegato®やIntervaLive®を活用することで、滑らかなフレーズを作りやすくなります。
特に次のような方に向いています。
- 打ち込み感を減らしたい
- 自然なメロディラインを作りたい
- ブラスソロをリアルに再現したい
- レガート表現にこだわりたい
編成を細かく使い分けたい方
Concert Brass 2には、Whole・Half・Quarter・Soloの4種類の編成が収録されています。
そのため、楽曲の展開に合わせて細かなアレンジを行えます。
例えば、
- Aメロは小編成でまとめる
- サビでフルセクションに切り替える
- ソロパートだけを強調する
- 複数編成をブレンドする
といった使い方が可能です。
オーケストレーションを学びたい方
実際のオーケストラ編成を意識しながら制作したい方にも向いています。
DivisiLive®や編成ごとのミックス機能を活用することで、ブラスアレンジの理解を深めやすくなります。
活用しやすい用途は以下のとおりです。
- オーケストレーションの練習
- アレンジの研究
- スコア制作の検証
- デモ制作
1つのブラス音源で幅広く対応したい方
複数のブラスライブラリを使い分けるのではなく、できるだけ1つの音源で幅広い表現を行いたい方にもおすすめです。
- 大編成のブラスセクション
- 小編成アンサンブル
- ソロ演奏
- シネマティックサウンド
- オーケストラ楽曲
これらを1つのライブラリでカバーできるため、制作環境をシンプルにまとめたい方にも適しています。
まとめ:Kirk Hunter Studios「Concert Brass 2」4種類のブラス編成とSmartLegato®を搭載!リアルなレガート表現と柔軟なセクション管理を実現した高機能ブラスライブラリ|DTMプラグインセール
Concert Brass 2は、4種類の編成サイズを収録したオーケストラ向けブラス音源です。
SmartLegato®やIntervaLive®といった独自機能により、リアルな演奏表現と高い操作性を両立しています。
編成の切り替えやブレンド、ディヴィジ制御、レガート表現まで細かく作り込めるため、映画音楽やオーケストラ制作を行うユーザーにとって魅力的なライブラリと言えるでしょう。





