
ブラスを「鳴らす」だけでなく、「動かす」
Kinetic Brass Plusは、複数のブラスセクションを同時にコントロールし、迫力あるオスティナートやリズムパターンを直感的に組み立てられる音源です。
映像音楽やトレーラー系の制作で、スピードとアイデアを両立させたい人に向いています。
Kinetic Brass Plus:ブラスを動かす、オスティナート特化型ブラス音源

Kinetic Brass Plusは、ブラスセクション全体をひとつのインストゥルメントにまとめた、パターン特化型の音源です。
開発はKirk Hunter Studios。
トランペット、フレンチホルン、トロンボーン、チューバをまとめて扱いながら、動きのあるリズムパターンやオスティナートを直感的に作れます。
音楽理論に詳しくなくても、壮大でシネマティックなブラスパターンを組み立てられる。
これが本製品の大きな魅力です。
※動作にはKontakt 6.6.1以上のフルバージョンが必要です。
Kontakt Playerでは動作しません。
1台で完結するブラス編成

Kinetic Brass Plusには、以下の編成が収録されています。
- トランペット ×4
- フレンチホルン ×4
- トロンボーン ×4
- チューバ ×2
それぞれのセクションを、ひとつのインストゥルメント内で自在に組み合わせ可能です。
しかも各セクションは独立してパターンを再生できます。
コードをひとつ押さえるだけで、複数のブラスが異なるリズムを同時に奏でます。
ブラスアレンジを一から打ち込む手間を、大幅に減らせます。
4つの独立タイムライン構造

本製品の中核は「4つのタイムライン」です。
- 各タイムラインに64個のノート/休符イベント
- 最大4つのリージョンに分割可能
- リージョンの長さ変更、重ね合わせも可能
- リージョンサイクル再生対応
さらに重要なのが、各タイムラインに以下を自由に割り当てられる点です。
- 任意のブラスセクション
- 任意のアーティキュレーション
- 任意のリズムパターン
つまり、
トランペットは細かいスタッカート、
ホルンはゆったりしたマルカート、
トロンボーンは別のオスティナート、
チューバは重低音の刻み。
これを同時に鳴らせます。
アレンジの発想が自然と広がります。
選べるアーティキュレーション
収録アーティキュレーションは以下の3種類です。
- Staccato
- Marcato
- Portato
さらに、ノートの長さを「Tighten(タイト)」または「Broaden(広げる)」で調整できます。
楽曲のテンポやノリに合わせて、演奏感を細かくコントロールできます。
Kinetic Brass Plusで強化されたポイント

Plus版では、オリジナル版から大幅な進化が加えられました。
GUIの大幅改良
- レイアウトを整理し、操作性を向上
- 不要な機能を削減し、視認性を改善
- VUメーター追加
- アクセントメニューを簡略化
機能は増えていますが、操作はむしろ分かりやすくなっています。
CPU効率が向上
最大で約2倍のCPU効率を実現。
大規模プロジェクトでも扱いやすくなりました。
64イベントすべてにベロシティ設定
各タイムラインの64イベントそれぞれに、個別のベロシティ設定が可能です。
- イベント単位で調整
- タイムライン全体でスケーリング
- 16種類のベロシティプリセット搭載
細かなダイナミクス設計ができるようになりました。
オスティナート作成機能が大幅進化
Plus版の目玉は、作曲支援機能の充実です。
インターバル編集
- 各イベントを半音〜1オクターブまで個別トランスポーズ
- 64イベントのトランスポーズをランダマイズ
- インターバルの最大/最小値制限
- メジャー/ナチュラルマイナー/ハーモニックマイナーに制約
キーに合わせたフレーズ作成が、理論なしでも可能です。
オスティナートプリセット
- 人気のインターバルプリセット
- ミニスケール
- ミニアルペジオ
- ミニ装飾音型
さらに、ステップレコーディングにも対応。
自分だけのオスティナートを作れます。
リズムとアクセント制御
- 2・3・4・6イベントごとのアクセント設定
- Subtle/Moderate/Dynamicの強度選択
- リピートのランダマイズ
- トリプレット機能
リズムの表情付けが簡単です。
パンとミキシング機能
Plus版では各イベント単位のパン設定が可能です。
- イベント単位でパン変更
- パンのランダマイズ
- タイムラインごとの音量ミックス
- キースイッチによるソロ
さらにミキサーページでは、
- 3バンド・パラメトリックEQ
- リバーブ/ルームサイズ調整
- マイクミキサー
- 3つのExciter
音作りまで一貫して行えます。
テンポ追従とスピード調整
DAWのテンポに自動追従します。
さらにスピードスケーリング機能で、テンポを相対的に速く/遅く設定できます。
同じプロジェクト内で、異なるグルーヴを作ることも可能です。
サウンド面の特徴
- サンタモニカのFirst Presbyterian Churchで収録
- ラウンドロビンをランダマイズ
- 教会アンビエンスを自然にブレンド
ループ感を抑えた、自然なブラスサウンドを実現しています。
シネマティック系、トレーラー音楽、ゲームBGMとの相性は特に良好です。
Kinetic Brass Plusの使い方・活用法
Kinetic Brass Plusは、単なるブラス音源ではありません。
「動き」を設計するためのツールです。
ここでは、実際の制作現場でどう使うと効果的かを、具体的に整理します。
映画・トレーラー系の緊張感あるオスティナート作り
シネマティック系で定番なのが、低音ブラスの刻みです。
Kinetic Brass Plusなら、
- チューバに重厚な8分刻み
- トロンボーンにシンコペーション
- トランペットにアクセント入りスタッカート
- ホルンに広がりのあるマルカート
といった構成を、1つのパッチ内で同時に作れます。
さらに、
- アクセントを2拍・3拍ごとに設定
- ベロシティをタイムライン単位で調整
- キー制約機能でスケール外を防止
これにより、理論に悩まず迫力あるリズムを組み立てられます。
特にトレーラー、ゲームBGM、アクション系映像音楽との相性は抜群です。
コード押さえだけでアレンジを一気に構築
アイデア出しの初期段階では、細かい打ち込みよりも勢いが重要です。
本製品は、
- コードを押さえるだけで複数セクションが連動
- 各タイムラインに別プリセットを割り当て可能
- プリセットを即座に切り替え
という特性があります。
つまり、
「とりあえず鳴らしてみる」
というアプローチが成立します。
スケッチ段階でブラスアレンジを素早く形にできる。
作曲スピードが確実に上がります。
リズムのバリエーション作成に使う
単調な刻みを避けたいときにも有効です。
- 64イベント単位でベロシティを個別編集
- リピートをランダマイズ
- パンをイベント単位で動かす
- スピードスケーリングで微妙にグルーヴを変更
これらを活用すると、同じパターンでも表情が変わります。
Aメロは控えめ、
サビはダイナミックに。
タイムラインを複製し、ベロシティやアクセントだけ変える方法も効果的です。
低音ブラスの厚みを短時間で作る
通常、ブラスの厚みを出すには、
- 各セクションを個別に打ち込み
- 音域バランスを調整
- タイミングを微妙にずらす
といった工程が必要です。
Kinetic Brass Plusなら、
- 4セクションを同時管理
- 自動ラウンドロビン
- 人間味を加えるベロシティランダマイズ
これだけで、自然な厚みが出ます。
トラックの土台作りが非常にスムーズになります。
オリジナルオスティナートの設計ツールとして使う
Plus版の真価は、インターバル編集機能です。
- 各イベントを半音単位でトランスポーズ
- インターバル最大・最小制限
- メジャー/マイナーキーへの制約
- ステップ入力で独自パターン作成
これにより、
既存プリセットに頼らない、完全オリジナルのブラスリズムを作れます。
理論が完璧でなくても、キー制約を使えば破綻しません。
「作曲補助ツール」として活用するのも賢い方法です。
ライブ感を強める微調整テクニック
よりリアルに仕上げたい場合は、次のポイントが有効です。
- ベロシティを均一にしない
- パンをわずかに揺らす
- アクセントを強めに設定
- ノートをTighten/Broadenで微調整
こうした小さな変化が、機械的な印象を和らげます。
完成間際の仕上げ工程でも活躍します。
Kinetic Brass Plusがおすすめな人
Kinetic Brass Plusは、万人向けの汎用ブラス音源というよりも、「動きのあるブラス」を求める人に強く刺さる製品です。
ここでは、特に相性が良いタイプを具体的に整理します。
映画・ゲーム・トレーラー系を制作する人
迫力あるブラスの刻みやオスティナートは、映像音楽の定番です。
次のような方には特に向いています。
- アクション系・ダーク系のBGMを作る
- トレーラー風の緊張感あるサウンドが欲しい
- シネマティックなリズムを素早く組みたい
- 重厚な低音ブラスを楽に作りたい
4つのタイムラインでセクションを同時に動かせるため、複雑なアレンジも短時間で形になります。
映像案件で納期がタイトな人にとって、強い味方になります。
音楽理論に自信がないけれど、壮大なブラスを作りたい人
オスティナートや対位的な動きをゼロから設計するのは簡単ではありません。
しかし本製品には、
- 豊富なリズムプリセット
- インターバル制限機能
- キー制約機能(メジャー/マイナー)
- ベロシティプリセット
といった補助機能があります。
そのため、
- コードは分かるがアレンジが苦手
- スケール外の音が不安
- 難しい理論よりも感覚で作りたい
という人でも、破綻しにくい設計です。
「押さえるだけでそれっぽくなる」。
この安心感は大きなメリットです。
作曲スピードを上げたい人
ブラスを1パートずつ打ち込むのは時間がかかります。
Kinetic Brass Plusなら、
- 1つのインストゥルメント内で全セクション管理
- コード入力で同時再生
- パターン差し替えが即時反映
- ランダマイズでバリエーション生成
というワークフローが成立します。
スケッチ段階で勢いを止めません。
アイデアを逃さず形にできます。
作曲量が多い人ほど恩恵を感じやすいでしょう。
ブラスのリズム表現を強化したい人
メロディ主体ではなく、リズム主体のブラスを求める人にも適しています。
特に次のようなニーズに合います。
- 低音の刻みでグルーヴを作りたい
- 同じフレーズに変化をつけたい
- ベロシティやアクセントを細かく調整したい
- パンやイベント単位の動きで立体感を出したい
64イベント単位で細かく設計できるため、単調なループになりにくいのが特徴です。
サウンドデザイン寄りのアプローチをしたい人
Plus版では、
- イベント単位トランスポーズ
- インターバルの最大/最小制限
- パターンのランダマイズ
- スピードスケーリング
といった高度な制御が可能です。
単なるプリセット再生にとどまりません。
パターンを「設計」できます。
ブラスをリズム楽器のように扱いたい人には、特に面白いツールです。
動作環境・必要条件
導入前に、以下の条件を確認しておきましょう。
- Kontaktの基本的な操作知識
- 空きディスク容量 11.5GB
- Kontakt 6.6.1以上のフルバージョン
※Kontakt Playerでは動作しません。
【3/2まで 84%OFF】Kirk Hunter Studios「Kinetic Brass Plus」通常249.99ドルがセール価格39.99ドルに!約31,500円割引SALE

まとめ:Kirk Hunter Studios「Kinetic Brass Plus」4つの独立タイムラインと64イベント編集機能でブラスを自在に動かす!オスティナート設計を根本から変えるシネマティック特化型ブラス音源|DTMプラグインセール
Kinetic Brass Plusは、ブラスセクション全体をひとつに統合し、動きのあるリズム設計を可能にする音源です。
コードを押さえるだけで複数パートが連動し、複雑なアレンジも短時間で形になります。
さらに、イベント単位で細かく編集できるため、プリセット頼りで終わりません。
- 4つの独立タイムラインで同時パターン再生
- 各タイムラインに64イベントの詳細編集機能
- セクションやアーティキュレーションを自由に割り当て可能
- ベロシティやアクセントを細かく制御
- オスティナートのインターバル設計とキー制約機能
- テンポ追従とスピードスケーリング対応
- パンやミキサー機能による立体的な音作り
単なるブラス音源ではありません。
リズムを設計し、アレンジを加速させるための実践的なツールです。





