
打楽器の音源って、どれも似たようなループばかり…
そう感じたことはありませんか?
この記事では、その機能や活用法をわかりやすく紹介します。
Kinetic Percussion:劇伴・ゲーム音楽制作に最適な究極の打楽器音源

「Kinetic Percussion」は、Kirk Hunter Studiosが開発した革新的な打楽器音源です。
複雑なリズムパターンや映画・ゲームで使われるようなダイナミックな打楽器表現を、音楽理論の知識なしでも直感的に構築できるという点が最大の特徴です。
Kinetic Percussionの主な特徴と機能

「Kinetic Percussion」は単なるループ音源ではありません。
4つの独立したタイムライン(シーケンサー)を使い、最大64ステップのリズムパターンを自動生成・編集できます。
4つのタイムラインによる多層構成
- 各タイムラインは独立してリズムを再生可能
- 最大64個のノートや休符を配置
- タイムラインごとに異なるパーカッションテーマやパターンを割り当てられる
- 単音やコードを弾くだけで、4つのパターンが同時に演奏される仕組み
28種類のパーカッション・キーマップ
- 1つのインストゥルメント内で、最大7ファミリー分の打楽器音源を持てる
- 非ピッチ系テーマ:
- Warriors, Sahara, Jungle, Tribes, Clan, Asia, Sticks A/B/C
- ピッチ系打楽器:
- マリンバ、シロフォン、グロッケンシュピール、ティンパニ
- 各テーマに対して、専用に設計されたキーマップが4つずつ存在(合計28)
柔軟なアクセント設定とリズムコントロール
- アクセントの周期設定:2拍、3拍、4拍、6拍ごとに設定可能
- アクセントの強さ:控えめ・中程度・ダイナミックの3段階
- リズムプリセット:40種のグローバルリズムと16種のベロシティプリセット
- テンポ、トランスポーズ、ノートの長さ調整などの設定も充実
編集機能の充実ぶり
Kinetic Percussionは、表現力と柔軟性の両方を兼ね備えています。
パターン編集機能
- 各イベント(ステップ)のベロシティ編集対応
- ノート/休符の切り替え
- 「トリプレット」(3連符)のON/OFF機能
- 複数のプリセットから選択可能
タイムライン管理
- 各タイムラインのソロ/ミュート
- リピート/非リピートの切替
- タイムラインごとのリージョン(最大4つ)を自由に設定できる
ランダマイズ機能
- ノートやリピートのパターンを一括でランダム生成
- タイムライン単位でのスピード調整やパターンランダム化
サウンド・ミキシング機能も充実
「Kinetic Percussion」は音作りにこだわる人にも嬉しい、細やかな調整機能が備わっています。
ミキサー画面の機能一覧
- 各タイムラインの音量・パン・パージ(メモリ解放)
- 3種類のエキサイター
- 破壊系サンプル(”Torture”)で、過激なサウンド表現も可能
- マイクプリセット、リバーブ設定も内蔵
- ベロシティに応じた音色変化(Warm/Bright)の制御
編集ページ(Build / Panning / Transpose / Roll)
細部までこだわりたいユーザー向けに、編集専用ページが複数用意されています。
Build Page
- 任意のパーカッションサウンドを、任意のノートへ割り当て可能
- 単一サウンドをキーマップ全体にスプレッドすることも可能
Panning Page
- 各イベント(ステップ)ごとのパンニング設定
- パンニングイベントのコピー&ペーストも可能
Transpose Page
- 各イベントごとにピッチ/MIDIトランスポーズ設定が可能
Roll Page
- リアルタイムでロール(連打)を生成可能
- ロールの速度も即時調整できる
プリセット & スナップショットで即戦力
- 30種類以上のリズムプリセット
- SnapshotsやMultisにより、即座にパーカッションキューを構築可能
- MIDI録音&ドラッグ&ドロップ対応で、DAWとの連携もスムーズ
Kinetic Percussionの使い方・活用法
Kinetic Percussionは、映画音楽やゲームサウンドの制作現場で高く評価されるだけでなく、ポップスやエレクトロニカなどのジャンルでもその柔軟性と即戦力の高さが活きてきます。
ここでは、Kinetic Percussionを具体的にどのようなシーンで活用できるのかを、用途別に整理して紹介します。
映画・ゲーム・CMなどの劇伴制作に
- 緊張感のあるリズムパートを即座に生成できる
→ タイムラインとプリセットを使うだけで、プロ品質のシネマティックな打楽器キューをすぐに構築可能 - シーンに応じたダイナミクス調整が容易
→ アクセントの強さやリズムの変化をスナップショットで切り替えられるため、映像に合わせた繊細な表現が可能
ゲーム音楽やループ素材制作に
- ループのバリエーションを多数生成できる
→ Region Cyclingやランダマイズ機能を使えば、同じテーマでも異なるバリエーションが無限に作れる - インタラクティブな音楽設計がしやすい
→ 状況に応じて音が変化するゲーム音楽向けの「動きのあるループ作成」に最適
ポップス・EDMなどのリズム構築に
- パーカッシブなアクセントを簡単に追加可能
→ グロッケンやスティックなどの軽い打楽器で、楽曲に「抜け感」や「リズムの深み」を加えられる - 電子音とのレイヤーにも適している
→ オーガニックな打楽器サウンドを電子音のループと組み合わせることで、温かみと立体感が生まれる
作曲やアレンジのアイデア出しに
- コードを押さえるだけで自動的に構成されるリズムパターン
→ アイデアに詰まったときのトリガーとして、即興でさまざまなリズムを試せる - トラックメイクの出発点として活用できる
→ 「リズムから曲を作る」プロセスが非常にやりやすく、作曲初期の段階でも大いに役立つ
Kinetic Percussionがおすすめな人
Kinetic Percussionは、多機能で柔軟なリズム構築ができる一方、操作は非常に直感的です。
そのため、作曲経験の有無を問わず、幅広いユーザー層にマッチします。
以下では、特にこの音源を活用しやすい方々をタイプ別にご紹介します。
リズムづくりが苦手な作曲初心者
- 複雑な理論を知らなくても扱える設計
→ プリセットやコード演奏だけで、自然なパターンを自動生成できる - ループ素材としてすぐに使える
→ 音源を読み込んで即演奏できるため、初心者でもストレスなく導入可能
映画・ドラマ・ゲームの音楽を手がける人
- 映像に合わせた劇的なパーカッションを作りたい人
→ 複数のタイムラインやアクセント設定で、シーンごとの緊張感を細かく演出できる - テンポ感のあるBGMをスピーディに作りたい人
→ SnapshotsとMultisを使えば、数クリックでクオリティの高い伴奏を構築可能
DAW中心で制作しているプロのトラックメイカー
- 打ち込み作業を効率化したい人
→ MIDI録音&ドラッグ対応により、DAWとの連携が非常にスムーズ - ループの量産やアイデアスケッチ用に使いたい人
→ ランダマイズ機能やパターンプリセットで、制作スピードが格段に向上
音楽の即興性や偶然性を楽しみたい人
- 「ひと味違うサウンド」を求めている人
→ 内蔵の“破壊系サンプル”や独特なテーマ群で、他の打楽器音源にはないユニークな響きを得られる - 予想外のアイデアが欲しい人
→ 自動生成機能により、予測不能なグルーヴから新たなインスピレーションを得ることができる
まとめ:Kirk Hunter Studios「Kinetic Percussion」コードを押さえるだけでシネマティックなリズムが完成!4つのタイムライン×28キーマップ×50,000サンプルを駆使して“動きのある打楽器表現”を誰でも簡単に作れるパーカッション音源|DTMプラグインセール
「Kinetic Percussion」は、従来の打楽器音源とは一線を画すモーションベースのパーカッションツールです。
・Kinetic Percussionは、Kirk Hunter Studiosによるモーション型打楽器音源
・4つのタイムラインと28のキーマップで複雑なリズム構築が可能
・アクセント、速度、ランダマイズなど、直感的なコントロールが豊富
・映画、ゲーム、ポップス、EDMなど幅広いジャンルで活躍
・初心者からプロまで、用途に応じて柔軟に使える構成が魅力
Kinetic Percussionは、「打楽器に動きと表情を与えたい」すべてのクリエイターにとって、心強い味方になるはずです。

