u-he「Satin」入力・出力レベル調整大型ノブとVU・ピークメーター搭載！プロ用クラシック・テープマシンから安価でナスティーなマシン・テープディレイ・フランジング・コーラスまで再現する高精度なテープシミュレーター

Studioモード：
サチュレーションや高域圧縮、テープヒスを加えられる基本モードです。
マスター処理やバスのまとまり感を出すのに向いています。

Delayモード：
複数のテープヘッドを使ったディレイを再現できます。
ヘッドの動きやスピードも調整でき、立体感や空間の広がりが加わります。

Flangeモード：
クラシックなスルーゼロ・フランジャーを再現。
ステレオ幅の演出やモジュレーション効果に活用できます。

サービスパネル機能：
アジマス、バイアス、ヘッドギャップなど実機の内部パーツまで操作できます。
音質を徹底的に追い込みたい人に最適です。

大型ノブとメーター：
視覚的にわかりやすく、直感的な操作が可能です。
VUとピーク両方のメーターがあり、音量の管理もしやすくなっています。

グループ機能：
最大8つのSatinを連携させ、一括で設定変更ができます。
複数トラックでの一貫性を保ちたいときに便利です。

テープサチュレーション：
入力音に応じて自然な歪みと倍音を加えます。
過剰に強調されることなく、音が前に出る感覚が得られます。

トランジェントの変化：
音の立ち上がりがほんのわずかに丸くなります。
これにより音のアタックが落ち着き、全体がなめらかにまとまります。

ヒスノイズ・ワウフラッター：
高域にかすかなノイズや微細なピッチ揺れを加えることで、ビンテージ機材の不完全さを心地よさとして再現します。

高域の自然なロールオフ：
耳に刺さる帯域が緩やかに落ち着きます。
EQでは出せない柔らかさと奥行きが加わります。

倍音による厚み：
耳には聴こえにくい倍音が加わることで、音が太く感じられます。
特にベースやドラムに効果的です。

実機エミュレーションに縛られない自由な設計：
Satinは架空の“完璧なテープマシン”をコンセプトに開発されており、サウンドの方向性を自分で組み立てることができます。

細部まで編集できるサービスパネル：
アジマスやバイアスなど、実機でも通常は調整できないパラメーターまで扱えるのが大きな特徴です。

3つのモードを1つのプラグインに統合：
Studio、Delay、Flangeという3種類の処理が1つのUIで切り替え可能です。
他社製では個別のプラグインを使い分ける必要があります。

負荷と安定性のバランスが優れている：
高機能でありながらCPU負荷は抑えめです。
安定性も高く、トラック数が多いプロジェクトでも安心して使えます。

ユーザーごとの音作りが反映されやすい構造：
プリセットを超えて、細かな設定を追い込むことで“自分の音”にカスタマイズしやすい作りになっています。

Studioモード：
基本となるテープサチュレーションモードです。
ミックスバスに使うことで、音にまとまりや厚みを加え、全体を自然になじませることができます。

Delayモード：
4つの再生ヘッドを自由に配置し、複雑なテープディレイを構築できます。
ステレオ展開やテープスピードの揺れによる演出も可能です。

Flangeモード：
回転ヘッドによるスルーゼロ・フランジングを実現。
スイープ音やメカニカルな揺らぎを加える効果として、ギターやパッドなどで活躍します。

トランスファー回路による自然な歪み：
入力レベルに応じてソフトな歪みが発生します。
音が前に出てくる印象があり、トラックに存在感を加えられます。

プリエンファシスとディエンファシス：
高域の強調と抑制を段階的に行い、音の輪郭を保ちながらも耳にやさしい質感に変化させます。

ヒスノイズとサチュレーションの組み合わせ：
わずかなノイズを加えることで、テープらしい空気感を再現します。
無音部分でも自然なアナログ感を維持できます。

トランジェントの丸みと音のまとまり：
キックやスネアの立ち上がりが少しだけなめらかになり、全体に“グルー感”が生まれます。
ミックス全体がつながったような印象になります。

出力レベルの自動調整（Makeup）：
入力と出力の差を補正してくれる機能です。
サチュレーションによって音量が変化しても、全体のバランスを保てます。

4ヘッド構成のディレイ設定：
各再生ヘッドのオン・オフ、タイミング、音量を個別に調整できます。
シンプルなリピートから多重ディレイまで自在です。

テープスピードとモジュレーションの変化：
再生速度を変更することでディレイのピッチや音質が変化します。
ピッチの揺れも再現され、ビンテージ感が増します。

フィードバックとクロスルーティング：
リピートの回数や方向性を細かく設定可能です。
片方のチャンネルだけで反復させたり、左右で交差させることもできます。

エコー効果に自然な歪みを加える処理：
ディレイ音にもサチュレーションやヒスが加わり、無機質になりがちなエフェクトに質感と温度感を与えます。

Ping-Pong・Cross切り替え：
ステレオフィールドを活用した設定も可能です。
Ping-Pongは左右交互、Crossは交差して広がる効果が得られます。

スルーゼロ・フランジングの再現：
2つの信号を時間的にずらし、ゼロ地点を通過させることで、金属的なスイープや厚みのある揺れを生み出します。

LFOによるモジュレーション制御：
揺れの周期や深さを自由に設定できます。
ゆったりした動きや高速な揺らぎまで柔軟に対応します。

ステレオ幅の調整が可能：
左右で異なるモジュレーションを設定することで、広がりや奥行きのあるサウンドを演出できます。

ミックスバランスのコントロール：
原音とエフェクト音の割合を調整でき、エグさを抑えた“うっすらフランジャー”としても活用できます。

ドライブやテープ劣化の加算：
あえて歪みやノイズを加えることで、よりビンテージ感のあるアナログ的な音像を作ることができます。

Inputノブ（入力ゲイン）：
サチュレーションの強さを決める鍵になります。
高く設定するほど歪みや倍音が強くなり、アナログらしい厚みが増します。

Outputノブ（出力ゲイン）：
最終的な音量を調整します。
Inputで上げた分をここで戻すように使うと、音質は変えずに全体のバランスを整えられます。

VUメーターの見方：
テープの録音基準レベルを模した表示です。
ゆっくり動く針でRMS（平均的な音量）を確認でき、過度な入力を防げます。

ピークメーターの役割：
一瞬の音の最大値（ピーク）を表示します。
デジタルクリップを避けるために、VUと併せてチェックしておくと安心です。

Makeup機能の併用：
サチュレーションで変化した音量を自動補正します。
ダイナミクスを維持したまま、音質だけ変えるときに便利です。

Inputを高めに設定：
音に厚みと前に出る力を加えられます。
特にドラムやベースなど、輪郭をはっきりさせたい音に効果的です。

Inputを低めに設定：
サチュレーションを抑え、クリーンな質感を維持できます。
マスタリング用途や繊細な楽器に向いています。

Outputで音量を整える：
Inputを高くすると音量が上がるため、Outputで適正レベルに戻します。
これにより、音質の変化を保ったままバランスを維持できます。

音質確認は耳とメーター両方で行う：
VUメーターとピークメーターを見ながら、実際の音も聴いて判断するのがベストです。
視覚と聴覚を併用すると調整精度が上がります。

音の立ち上がりや密度に影響：
Inputの設定により、トランジェントの出方や音の密度感が変化します。
微調整が曲全体の印象に大きく関わってきます。

Makeup機能の基本：
Inputの変化に応じて、Outputを自動的に調整します。
手動でレベルを合わせる手間を省きつつ、安定したミックスが可能です。

RMS表示としてのVUメーター：
音の平均的なエネルギー量を表示します。
過度な入力を避ける指標になり、自然な音のまとまりを作るのに役立ちます。

ピークメーターの役割：
一瞬の音のピーク（最大音量）をチェックできます。
特にデジタル環境では、0dBを超えないように注意が必要です。

Makeupを使うタイミング：
音質に変化を加えたいけど音量は維持したいときに有効です。
たとえば、質感だけを太くして、ミックス全体のバランスを崩さないようにしたい場面などです。

視覚と耳を両方使うことが大切：
メーターに頼りすぎず、実際の音を聴きながら判断することで、より自然なサウンドメイクができます。

アジマス調整（Azimuth）：
録音ヘッドの傾きを再現し、高域の定位や左右の位相に微妙な変化を加えます。
ステレオ感の演出にも使えます。

バイアス設定（Bias）：
録音時の基準信号の量を変えることで、倍音の出方や歪み方に変化が生まれます。
音の明るさや密度の調整に活用できます。

ヘッドギャップ（Head Gap）：
再生ヘッドのギャップサイズを変更できます。
ワウフラッターの量や音の柔らかさに影響を与えます。

コンプアンドエクスパンド（Comp/Expand）：
録音時の圧縮と再生時の拡張をシミュレートします。
音のダイナミクスを調整する際に便利です。

エンファシス（Emphasis）設定：
高域を持ち上げてから抑える処理で、テープ特有のヌケ感や空気感を調整できます。
高域がこもるのを防ぎたいときに有効です。

Studioモードを選択：
まずは最も基本となるモードを使いましょう。
余計な変化を避けて、純粋なテープサチュレーションの効果を確認できます。

Inputノブは12時（デフォルト）からスタート：
中立的な状態から始めることで、変化が聴き取りやすくなります。
そこから徐々に上げて音の厚みや歪みを確認しましょう。

Makeup機能はON：
音量の変化を自動補正してくれるため、音質だけの違いに集中できます。
聴き比べにも最適です。

ヒスノイズはOFF：
最初はノイズを除いて、純粋な音質変化を判断しやすくします。
後からONにして“アナログ感”を加えてもOKです。

エンファシスやコンプはデフォルトのまま：
複雑な処理は一旦置いておき、標準の設定で音を聴きましょう。
効果の方向性をつかんでから微調整する方が効率的です。

ドラムバスに使用：
アタック感をほどよく和らげつつ、全体に一体感を持たせることができます。
キックやスネアが自然になじみます。

ベーストラックに使用：
低域にほんのり倍音を加えることで、存在感が増します。
サブウーファーがなくても“聴こえる”低音になります。

ボーカルトラックに使用：
サチュレーションで少しだけ前に出すことで、ミックスに埋もれず自然に主張する声に変化します。

ミックスバスやマスタートラックに使用：
全体に統一感を与えたいときに有効です。
高域の角が取れて、耳あたりの良い仕上がりになります。

パッドやシンセに使用：
ワウフラッターや微細な揺れを加えることで、動きのある柔らかなサウンドになります。
空間演出にも効果的です。

ミックスやマスタリングに“まとまり”を加えたい人
トラック同士がぶつからず、自然に一体化したサウンドに整えたい方に最適です。

市販プリセットだけでは物足りないと感じる人
サービスパネルで細かく設定できるため、既存の音に自分の個性をしっかり反映させたい方におすすめです。

アナログ的な“動き”や“クセ”を演出したい人
ワウフラッターやバイアス調整で、無機質なデジタル音にあたたかさと揺らぎを加えることができます。

複数の処理を一括管理したい人
サチュレーション、ディレイ、フランジャーを1つのプラグインでまとめたい方には非常に効率的です。

対応OS：
macOS 10.9以降 / Windows 7以降 / Linux（試験サポート）

対応フォーマット：
VST2 / VST3 / AU / AAX（64bitのみ対応）

CPU・メモリ：
2GHz以上のマルチコアCPU推奨
RAMは最低4GB（8GB以上推奨）

解像度：
最低1024×768以上の画面解像度

その他：
ライセンス認証にはインターネット接続が必要
Rosettaを使用すればApple Siliconでも動作可能