Zynaptiq「UNFILTER」コムフィルターから過度なEQまで自動修正！プロの音響処理をワンタッチで実現する次世代フィルター補正プラグイン

録音した音声がこもったり、不要な響きが入ったりして、ミキシングやマスタリングに苦労したことはありませんか？

EQ調整ではうまく補正できず、手間がかかる…

そんな悩みを解決するのが、Zynaptiqの「UNFILTER」です。

UNFILTERは、コムフィルターや過度なEQ補正など、録音時の不要なフィルタリング効果をワンタッチで修正できる次世代プラグイン。

録音された音の周波数特性を分析し、本来の状態に自動で補正してくれるため、音楽制作、映画・動画編集、放送・配信、法医学的な音声解析まで幅広く活用されています。

この記事では、UNFILTERの基本機能や使い方、実際の音質補正効果、競合プラグインとの違いを詳しく解説します。

音響補正の手間を減らしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

UNFILTERとは？このプラグインでできること

録音した音声に、不要なフィルタリング効果がかかってしまうことはよくあります。

たとえば、コムフィルター（音が干渉して不自然な響きになる現象）や、過度なEQ補正による不自然な音質変化などです。

UNFILTERは、こうした「意図しないフィルタリング効果」を自動的に検出し、最適な周波数バランスに整えてくれるプラグインです。

特に、以下のような場面で活躍します。

• コムフィルターの除去：
  複数のマイクを使用した録音や、反響の多い環境で録音された音をクリアにする
• 過度なEQ補正の修正：
  録音や編集の過程で極端に加工された音を、自然なバランスに戻す
• 録音環境による音質の偏りを補正：
  マイクの特性や録音場所の影響で強調されすぎた周波数帯域を最適化
• 異なる録音音源の統一：
  別々の環境で録音した音を、統一感のある音質に仕上げる
• 音楽・映像制作、放送、法医学分野での活用：
  幅広い分野で、録音音声のクオリティ向上に貢献

UNFILTERの基本機能と特徴

UNFILTERは、ただのEQ補正ツールではありません。

リアルタイムで音の周波数バランスを解析し、問題のある部分だけを補正する高度なアルゴリズムを搭載しています。

• 自動フィルタリング補正機能
  コムフィルターや過度なEQ補正をリアルタイムで検出し、不要な周波数成分を除去できます。
  これにより、録音された音声を本来の音に近い状態へと補正します。
• フィルター応用機能
  測定したフィルター特性を他の音源に適用することが可能です。
  たとえば、ADR（アフレコ）の音声を現場収録の音に馴染ませたり、異なる楽器の録音を統一感のあるミックスに仕上げることができます。
• マスタリンググレードのEQ機能
  UNFILTERには、自由に調整できるフリーEQ、7バンドグラフィックEQ、そして96dB/octのハイパスフィルターが搭載されています。
  音楽制作やマスタリングにも対応できるクオリティです。
• ノイズ成分の分離機能
  「NOISE MONITOR」機能を使えば、音声のノイズ成分を分離することができます。
  これを活用することで、不要な背景音を抑えたり、効果音の加工に応用したりすることが可能です。
• 直感的な操作性とリアルタイム処理
  UNFILTERは、シンプルなUIと直感的な操作で、複雑な補正を短時間で実行できます。
  リアルタイム処理が可能なため、録音の段階で補正を適用することもできます。

他のEQプラグインとの違いとは

EQ補正ツールは数多くありますが、UNFILTERは他のEQプラグインとは一線を画す特徴を持っています。

特に、「自動補正機能」や「フィルター特性の適用機能」が他の製品にはない大きな強みです。

比較項目	UNFILTER	一般的なEQプラグイン（FabFilter、Waves）
自動補正機能	〇	×（手動調整が必要）
コムフィルター除去	〇	×（通常のEQでは除去不可）
他の音源への適用	〇	×（フィルター特性の適用は不可）
マスタリング対応	〇	〇（EQ機能は搭載）
ノイズ成分の分離	〇	×（EQでは通常対応不可）
リアルタイム処理	〇	△（製品によっては遅延が発生）

• 手動調整不要の自動補正機能
  一般的なEQプラグインでは、適切な周波数帯域を手動で調整する必要がありますが、UNFILTERは周波数バランスを自動解析し、最適な補正を即座に適用できます。
• コムフィルターや録音環境の影響を除去
  通常のEQでは除去できないコムフィルターや環境ノイズを、UNFILTERは専用のアルゴリズムで補正します。
  その結果、よりナチュラルな音質を実現できるのが特徴です。
• 録音したフィルター特性を他の音源に適用可能
  例えば、異なるマイクで録音したボーカルの音質を統一したり、過去の録音と新規録音の音色を合わせたりすることができます。

Zynaptiq「UNFILTER」の価格

UNFILTERの使い方ガイド – 基本操作から応用まで

UNFILTERは、直感的な操作でプロ品質の補正ができるよう設計されています。

基本的な操作はシンプルで、わずか数ステップで音質を最適化することが可能です。

ここでは、インストールから実際の調整方法まで、具体的な手順を解説します。

インストールとセットアップ方法

UNFILTERを使用するには、まず正しくインストールし、DAW（デジタル・オーディオ・ワークステーション）上で適切にセットアップする必要があります。

• ライセンス認証
  インストール後、iLokアカウントを使用してアクティベーションを行います。
  iLokドングルがなくても、オンライン認証が可能です。
• 対応DAWでのプラグイン読み込み
  UNFILTERは、VST/AU/AAXフォーマットに対応しているため、ほぼすべての主要なDAWで使用できます。
  DAWのプラグイン管理画面から、UNFILTERを読み込みます。
• 適用するトラックを選択
  音質補正を行いたいオーディオトラックに、UNFILTERをインサートエフェクトとして適用します。
  特に、ボーカルや環境音の補正に適しています。
• 初回設定の確認
  初めて使用する際は、デフォルト設定でどのような補正が行われるかを確認し、微調整を加えていくのがおすすめです。

基本的な操作方法とUIの解説

UNFILTERのインターフェースは、シンプルで直感的に操作できるよう設計されています。

主なコントロールはスライダーと数値入力で調整可能です。

主要なUI要素	役割と機能
MAINスライダー	自動補正の強さを調整するメインコントロール。大きくするほど補正が強くなる。
FILTER RESPONSE表示	解析されたフィルター特性を視覚的に確認できるエリア。リアルタイムで変化が見られる。
ADAPTIVE EQ	音の変化に応じて補正を最適化するモード。動的な音源に有効。
IMPULSE RESPONSEエクスポート	測定したフィルター特性を保存し、他の音源に適用可能。
HIGH-PASSフィルター	低域ノイズを取り除く96dB/octの強力なフィルター。環境音の整理に便利。

• 音質補正の基本ステップ
  1. UNFILTERを適用したトラックを再生し、MAINスライダーを動かして効果を確認
  2. FILTER RESPONSEをチェックし、補正の方向性を調整
  3. ADAPTIVE EQをONにし、時間経過による音の変化にも対応できるよう設定
  4. HIGH-PASSフィルターを使用して、低域の不要なノイズを除去

効果的なパラメータ調整のコツ

UNFILTERをより効果的に使うためには、適切なパラメータ調整が重要です。

単にスライダーを動かすだけでなく、目的に応じた設定を行うことで、最適な結果を得ることができます。

• ボーカルの明瞭度を上げる場合
  • MAINスライダーを 50～70％ に設定し、過度な補正を避ける
  • ADAPTIVE EQをONにし、発声の変化に対応できるようにする
  • HIGH-PASSフィルターで 100Hz以下をカット し、不要な低域ノイズを削除
• ギターや楽器の録音を整える場合
  • FILTER RESPONSEをチェックし、特定の周波数帯域が強調されすぎていないか確認
  • MAINスライダーは控えめに（30～50％）設定し、過度な変化を防ぐ
  • 7バンドグラフィックEQを活用し、楽器ごとの音域バランスを整える
• 環境音や映画のダイアログ補正に使用する場合
  • MAINスライダーを 70～90％ に設定し、不要な響きを取り除く
  • IMPULSE RESPONSEをエクスポートし、異なるシーンで統一した音質を再現
  • HIGH-PASSフィルターを有効にし、環境ノイズを軽減

UNFILTERの音質補正効果を実証 – Before/After比較

UNFILTERは、録音された音の周波数バランスを最適化し、不自然なフィルタリング効果を補正することで、クリアで聴きやすい音を実現します。

では、実際にどのような効果が得られるのか、具体的な事例をもとにBefore/Afterの違いを見ていきましょう。

ボーカル録音の補正事例

ボーカル録音では、マイクの特性や録音環境によって音質が大きく左右されることがあります。特に、部屋の反響や過度なEQ調整が影響し、こもった音や不自然な響きが生じることが少なくありません。

• Before（補正前）
  • こもったような音で、言葉が明瞭に聞こえない
  • マイクの特性による特定周波数の強調が不自然
  • EQ調整で過剰に加工され、無機質な音になっている
• After（補正後）
  • UNFILTERの自動補正により、こもりがなくなり明瞭な声に
  • 本来の周波数バランスに戻し、ナチュラルな音質に調整
  • 余計なEQ補正が取り除かれ、より自然な響きが得られる

楽器録音（ギター、ピアノ）の補正事例

楽器録音では、録音環境やマイクのセッティングによって音のバランスが崩れることがあります。

ギターやピアノなどのアコースティック楽器は、細かな倍音成分が影響を受けやすく、EQで補正するのが難しいケースもあります。

• Before（補正前）
  • ギターの中音域が過剰に強調され、こもった印象になる
  • ピアノの高音が耳に刺さるような鋭い音になっている
  • 低音域がぼやけて、全体的に締まりのない音質
• After（補正後）
  • UNFILTERで不要なフィルタリング効果を取り除き、ギターの音をバランスよく調整
  • ピアノの高音を適切に整え、より自然でクリアな響きに
  • 低音域を適切に補正し、輪郭のはっきりしたサウンドに改善

映画・動画制作での音質補正事例

映画や動画制作では、異なる環境で収録された音声を統一し、聴きやすくすることが重要です。

特に、ダイアログ（会話音声）は収録環境の影響を受けやすく、不要な反響やこもりを補正する必要があります。

• Before（補正前）
  • シーンごとに音の響きが異なり、統一感がない
  • 室内収録の音がこもって聞こえ、会話が聞き取りづらい
  • 屋外収録の音が反響しすぎて、ナチュラルな雰囲気が損なわれている
• After（補正後）
  • UNFILTERを使用して、シーンごとの音質を統一
  • 室内録音のこもりを取り除き、クリアで聞きやすいダイアログに
  • 屋外収録の余計な反響を抑え、自然な音質に調整

UNFILTERは本当に使える？他の音響補正プラグインと比較

UNFILTERは、自動でフィルタリング補正を行う独自の機能を持つプラグインですが、EQやノイズリダクション系の他のプラグインと比べてどのような違いがあるのでしょうか？

ここでは、代表的な競合製品と比較し、UNFILTERの強みを明らかにします。

代表的な競合プラグインとの比較（Waves, iZotope, FabFilter）

UNFILTERと同じく音響補正を目的としたプラグインには、Wavesの「Q10」、iZotopeの「RXシリーズ」、FabFilterの「Pro-Q」などがあります。

それぞれの特徴を比較してみましょう。

機能	UNFILTER	Waves Q10	iZotope RX	FabFilter Pro-Q
自動補正機能	〇	×	△（一部対応）	×
コムフィルター除去	〇	×	△（手動補正）	×
適用するフィルターの保存	〇	×	×	×
ノイズリダクション	△（一部対応）	×	〇（専用機能あり）	×
リアルタイム処理	〇	〇	×（処理が重い）	〇
EQ機能	〇（マスタリング級）	〇	△（補正用）	〇（詳細調整可）

• UNFILTER vs Waves Q10
  Waves Q10は高精度なEQプラグインですが、基本的には手動調整が必要です。
  UNFILTERは、自動で最適な補正を行うため、細かい調整が不要という点で優れています。
• UNFILTER vs iZotope RX
  iZotope RXはノイズ除去に特化したプラグインで、UNFILTERとは目的が異なります。
  細かく手動補正したい場合はRXのほうが強力ですが、ワンタッチで音質を改善したい場合はUNFILTERのほうが便利です。
• UNFILTER vs FabFilter Pro-Q
  FabFilter Pro-Qは高性能なEQプラグインで、細かな調整が可能です。
  しかし、コムフィルターや録音環境の影響を補正する機能はなく、UNFILTERのほうが用途が広いのが特徴です。

UNFILTERが得意なシチュエーションと苦手なケース

どんなプラグインにも得意なシチュエーションと苦手なケースがあります。

UNFILTERを最大限活用するために、適した用途を理解しておきましょう。

• 得意なシチュエーション
  • 複数のマイクで収録した音声のコムフィルターを除去したい
  • 録音時に過度なEQ補正がかかってしまい、自然な音に戻したい
  • 映像制作やポッドキャストで、異なる録音環境の音を統一したい
  • 録音環境の影響を受けた音を素早く修正したい
• 苦手なシチュエーション
  • 完全なノイズ除去を行いたい（iZotope RXのほうが適している）
  • 細かなEQ調整をしたい（FabFilter Pro-Qのほうが向いている）
  • ダイナミクス処理やリバーブ除去を行いたい（専用プラグインが必要）

プロの音楽・映像制作現場での評価

実際にUNFILTERを使用しているプロのエンジニアや映像制作の現場では、次のような評価を得ています。

• 「ミックス時の問題解決ツールとして非常に役立つ」
  → ミックスの段階で、録音環境による音質の偏りを素早く修正できるため、作業効率が向上する。
• 「ダイアログ編集に必須のツール」
  → 映画やドラマの音声編集では、録音環境による影響を補正するために頻繁に使用されている。
• 「音楽制作だけでなく、放送・配信の音声補正にも便利」
  → ラジオやポッドキャストなど、異なる環境で録音した音声のクオリティを均一にする用途にも活用されている。

システム要件

UNFILTERはWindows・Macの両方に対応しており、主要なDAWで利用可能です。

リアルタイム処理を行うため、一定のCPU性能やメモリ容量が求められます。

対応OSとプラグインフォーマット

• macOS：10.15以降（AU、AAX Native、VST 2.4 / VST 3対応）
• Windows：Windows 10以降（AAX Native、VST 2.4 / VST 3対応）
• 32bit環境は非対応

必要スペック

項目	最低要件	推奨
CPU	Intel Core i5	Intel Core i7 / Apple Silicon
メモリ	4GB以上	8GB以上
ストレージ	500MB以上	1GB以上
バッファサイズ	512サンプル以上	1024サンプル以上

リアルタイム処理のためCPU負荷は高め。安定動作にはバッファサイズ512サンプル以上の設定を推奨。

DAW互換性

• 動作確認済み：Pro Tools、Logic Pro、Cubase、Ableton Live、FL Studio、Studio One
• iLok認証が必須（オンライン認証可、USBドングル不要）

まとめ：Zynaptiq「UNFILTER」コムフィルターから過度なEQまで自動修正！プロの音響処理をワンタッチで実現する次世代フィルター補正プラグイン｜DTMプラグインセール

この記事では、UNFILTERの機能や使い方、他のプラグインとの比較を詳しく解説しました。

最後に、UNFILTERがどんな人に最適なプラグインなのかを整理しておきます。

• 録音した音がこもっていてクリアに聞こえない人
  → UNFILTERの自動補正機能を使えば、こもりを取り除き、明瞭な音質に改善可能。
• 異なる環境で録音した音声を統一したい人
  → フィルター特性を適用すれば、異なるマイクや録音環境の音を馴染ませることができる。
• ミキシングやマスタリングの作業を効率化したい人
  → EQの手動調整に時間をかけず、ワンタッチで最適な補正を適用できる。
• 映画・動画制作やポッドキャストで、音声のクオリティを向上させたい人
  → シーンごとの音のバラつきを抑え、聞き取りやすいダイアログを実現。
• 音楽制作や放送の現場で、迅速に音質補正を行いたい人
  → リアルタイム処理が可能なため、即座に補正を適用し、作業の効率を上げられる。

UNFILTERは、手軽にプロ品質の音質補正を行いたい人にとって、非常に強力なツールです。

録音環境の影響を最小限に抑え、自然な音質に仕上げたい方は、ぜひ導入を検討してみてください。