Loot Audio Soundtrax「DMC-12」80年代ドラムマシンの名機が1台に集結したビンテージビート作成プラグイン

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80年代のドラムマシン、特にLinnDrumやTR-909といった名機のサウンドに憧れたことはありませんか？

音楽プロデューサーやビートメイカーにとって、これらのビンテージサウンドは独特のグルーヴと存在感をもたらしてくれる宝物です。

しかし、手に入れるのは難しく、メンテナンスも手間がかかるのが現実です。

そんな中で登場したのが、Loot AudioのSoundtrax「DMC-12」です。

このプラグインは、16種類のファクトリードラムキットと独自のエディット機能を備え、Kontakt上で80年代のビンテージサウンドを自在に操れるのが大きな特徴です。

さらに、サンプルインポートや多彩なエフェクト、MIDIエクスポート機能など、DMC-12ならではの柔軟なカスタマイズが可能です。

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この記事では、DMC-12の基本操作からリズムパターンの作成、エフェクトの設定まで、初心者にも分かりやすく解説します。

DMC-12の特長を活かして、あなただけのビンテージビートを作りましょう。

CONTENTS

DMC-12とは？80年代ドラムマシンの魅力を凝縮したビートメイクツール

DMC-12は、80年代を代表する数々のドラムマシンのサウンドを1台に集め、ビートメイクを楽しむために設計されたプラグインです。

このプラグインは、名機と呼ばれるドラムマシンのサウンドを高品質で再現しつつ、現代のミュージックプロダクションに必要な柔軟な編集機能も備えています。

そのため、DMC-12は単なるドラムマシンの模倣ではなく、音作りの幅を広げるためのクリエイティブなツールとして活用されています。

80年代の名機サウンド（LinnDrum、TR-909など）を収録
サンプルのエディット機能で音を自在に調整可能
リズムパターンの作成・エクスポートが可能
Kontakt上での操作性と柔軟なカスタマイズ機能
高品質なエフェクトとシーケンサーで独自のサウンドメイクができる

80年代ドラムマシンの再現にこだわった特徴

DMC-12は、往年の名機であるLinnDrumやTR-909をはじめとした80年代ドラムマシンのサウンドを忠実に再現しています。

このプラグインには、各ドラムサウンドの特性が忠実に反映されており、ビンテージ機材の温かみや重厚感がしっかりと感じられます。

その結果、シンプルな操作でビンテージの雰囲気を持つビートが再現でき、音楽制作の幅が大きく広がります。

LinnDrumやTR-909を中心としたクラシックドラムサウンド
独特のアナログ感を再現し、80年代らしい雰囲気を提供
シンプルなUIで、音楽制作の流れを途切れさせない
Kontaktでの使用に最適化され、幅広いプラットフォームで活用可能
16種類のファクトリードラムキットを収録し、手軽にビンテージビートを構築可能

DMC-12と他のドラムマシンの違い

DMC-12は、単なるドラムサウンドの再現にとどまらず、現代の音楽制作において柔軟に活用できる機能性が大きな特徴です。

ビンテージサウンドを提供するだけでなく、豊富なエディット機能やMIDIエクスポートが可能なシーケンサーを備えているため、サウンドのカスタマイズ性も非常に高くなっています。

その結果として、リズムパターンの作成からエフェクトの追加まで、他のドラムマシンよりも幅広い用途で活用できる点が多くのクリエイターに支持されています。

ドラムキットの音を自由にエディットでき、音作りの幅が広い
シーケンサーを内蔵しており、パターン作成が容易
MIDIエクスポート機能で、作成したパターンをDAWで活用可能
ドラム音のパラメータ調整が豊富（ピッチ、パン、デケイなど）
柔軟なサンプルインポート機能により、オリジナルサウンドの追加が可能

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DMC-12の使い方：基本操作とインストール方法

DMC-12は、Kontakt上で動作するプラグインで、インストールから基本的な操作方法までシンプルで分かりやすく設計されています。

インストールは、ダウンロードしたDMC-12のファイルを解凍し、Kontaktのインストゥルメントライブラリに追加するだけで完了します。

インストール後は、ドラムキットのロードやエフェクト設定も視覚的なUIで直感的に操作でき、初心者でもスムーズに使い始められるのが魅力です。

基本操作を押さえることで、DMC-12の多彩な機能を活用しやすくなります。

インストール方法：
DMC-12のファイルを解凍し、Kontakt 7.7.3以上に対応したインストゥルメントとして追加するだけで使用可能。
フォルダ構成は変更せずに配置するのがポイント。
サウンドのロード：
16種類のファクトリードラムキットや8つのユーザードラムキットから簡単に選択できるため、即座にビートメイキングが始められる。
サンプルエディット機能：
各サウンドには「ピッチ」「パン」「デケイ」などの調整が可能で、直感的なつまみ操作で音の質感を細かく調整できる。
エフェクト設定：
リバーブ、ディレイ、フランジャーのエフェクトを各サウンドに適用可能で、各エフェクトには異なるアルゴリズムやモデルが搭載されており、ビンテージサウンドからモダンな響きまで対応。
シーケンサー操作：
16または32ステップのパターンを作成でき、パターンごとにエクスポートしてDAWでさらに加工することも可能。
ドラッグ&ドロップによるMIDIエクスポート：
シーケンサーで作成したパターンをMIDIとして出力し、DAWへ簡単に取り込むことができるため、複数のサウンドとのミックスも柔軟に行える。

DMC-12で利用可能なドラムキットとサンプルの種類

DMC-12には、LinnDrumやTR-909、DMXなど、80年代の代表的なドラムマシンをモデルにした16種類のファクトリードラムキットが含まれています。

これらのドラムキットは、ビンテージサウンドの再現に最適で、それぞれ異なるサウンドキャラクターを持っているため、制作するビートのジャンルや雰囲気に合わせて使い分けができます。

さらに、ユーザーがカスタムサンプルをインポートして8つのユーザードラムキットに保存することも可能です。

ファクトリードラムキット：
LinnDrumやTR-909、DMXなど、80年代を象徴するサウンドを含む16種類のプリセットキットを搭載。
ユーザードラムキット：
8つのカスタムドラムキットを保存でき、オリジナルサンプルをインポート可能。
ファイルブラウザやドラッグ＆ドロップで簡単に取り込める。
対応サンプルフォーマット：
WAV、AIF、NCW、REX形式のファイルが利用でき、幅広いサウンド素材を取り込むことが可能。
サンプルブラウザ機能：
パッドにドラッグ＆ドロップするだけでサンプルがロードされる簡便な操作性。
ドラムカテゴリ：
キック、スネア、クラップ、タム、シンバル、ハイハットなど、各カテゴリに合わせたサンプルが用意され、効率よくビートを作成可能。

16のファクトリードラムキットと8つのユーザーキット

DMC-12には、ビンテージサウンドを忠実に再現した16種類のファクトリードラムキットが搭載されています。

LinnDrum、TR-909、DMXなど、80年代の名機と呼ばれるドラムマシンの音色が揃っており、ビンテージ感あふれるサウンドが楽しめます。

これにより、制作するジャンルやビートの雰囲気に応じてさまざまなサウンドを使い分けることが可能です。

また、8つのユーザードラムキットにカスタムサンプルを保存することもできるため、独自の音作りにも柔軟に対応しています。

LinnDrumキット：
80年代のヒット曲で聴ける重厚なドラムサウンドが特徴
TR-909キット：
エレクトロやテクノにぴったりの、パンチのあるビートサウンド
DMXキット：
ヒップホップやR&Bに最適な硬質なビート
その他のファクトリードラムキット：
Fairlite CMI、Drumulator、707など、16種類のビンテージドラムサウンド
ユーザードラムキット：
8つのスロットにオリジナルサンプルをインポート・保存可能で、エディット後の音も保持できる
カスタムサンプルインポート：
ドラッグ＆ドロップまたはファイルブラウザで追加でき、独自のサウンドセットが作成可能

サンプルインポートと対応フォーマット

DMC-12は、簡単な操作でサンプルインポートができ、豊富なサウンドフォーマットに対応しています。

サンプルはドラッグ&ドロップで直接インストゥルメントパッドに追加するか、DMC-12のサンプルブラウザを使ってロードできます。

これにより、好みのサンプルを手軽にDMC-12で再生し、自分だけのドラムキットを作成できます。

また、WAVやAIF、NCW、REX形式に対応しており、幅広いサウンド素材を活用できる点も特徴です。

対応フォーマット：
WAV、AIF、NCW（Kontakt形式）、REXファイルがインポート可能
ドラッグ&ドロップ対応：
OSのファイルブラウザから直接インストゥルメントパッドにドラッグ&ドロップでインポート
サンプルブラウザ機能：
ブラウザ内でサンプルをカテゴリ別に確認・選択でき、キックやスネアなど、パッドに適したサンプルを簡単に見つけられる
ユーザーサンプルの管理：
専用の「USER」フォルダにサンプルを保存しておくことで、追加したサウンドの管理がしやすい
非対応フォーマット：
MP3、OGG、FLACファイルや32ビット浮動小数点形式のサンプルには非対応

サンプルエディットで可能な音作りとエフェクト設定

DMC-12はサンプルごとに詳細なエディットが可能で、ピッチやパン、デケイなどの基本的な音作りから、エフェクト設定によるサウンド変化まで幅広く対応しています。

これにより、収録されたファクトリードラムキットをそのまま使うだけでなく、ユーザー自身の音楽性に合わせたビートメイクが可能です。

リバーブやディレイといったエフェクト設定も充実しており、音の空間や奥行きを自由に演出できるのが特徴です。

サンプルコントロール：
各サウンドのピッチ（-12～+12セミトーン）、パン位置、デケイ（減衰時間）を細かく調整可能
ランダム機能：
ピッチやパンのランダム設定で、ビートに人間味やダイナミズムをプラス
エフェクト設定：
リバーブ（ルーム、ホール、プレートなど）、ディレイ（テープ、BBD、ピッチディレイなど）、フランジャーが利用可能
リバーブエフェクト：
音に広がりを与え、奥行き感を調整できるため、シンプルなビートに深みを加える
ディレイエフェクト：
サウンドにリズムを持たせ、独特の立体感を演出する

サンプルエディットの基本設定：ピッチ、パン、デケイ

DMC-12では、各サンプルごとにピッチ、パン、デケイを調整することで、サウンドを細かく作り込むことができます。

ピッチ設定により音の高さを変更し、異なる音程を持つバリエーションを作成できます。

パン設定ではステレオフィールド上での音の位置を調整でき、デケイ設定でサウンドが消えていく速さをコントロールすることで、音の長さや余韻を自在に変化させられます。

これらの設定により、シンプルなサウンドに変化を持たせ、リズムトラックの一体感や立体感を高められます。

ピッチ：
サウンドの高さを-12～+12セミトーンの範囲で変更でき、異なる音程でビートに変化を加える
パン：
ステレオ位置を左右に振り分け、音の配置に動きを与えることで、広がりや奥行きを演出
デケイ：
サウンドの減衰時間を調整し、短いパーカッシブな音や長めのサステインがある音など、楽曲の雰囲気に合うように調整
ランダム設定：
ピッチやパンにランダム性を追加し、機械的になりがちなサウンドに自然な揺らぎや人間らしさをプラス
設定反映の効率化：
Altキーを押しながら設定を調整すると、同じ設定がすべてのサウンドに反映され、効率的な調整が可能

エフェクトページの詳細：リバーブ、ディレイ、フランジャー

DMC-12のエフェクトページでは、リバーブ、ディレイ、フランジャーの3種類のエフェクトを利用してサウンドの立体感や個性をさらに引き出せます。

リバーブは音の広がりや奥行きを演出し、ディレイは音の反響を生み出すことでリズムに立体感を加えます。

さらにフランジャーは音に揺らぎを与え、独特のサイケデリックな効果を生み出します。

これらのエフェクトを組み合わせて使用することで、シンプルなビートに深みと広がりが生まれ、オリジナリティあふれるサウンドが実現します。

リバーブ：
ルーム、ホール、プレートなど、複数のアルゴリズムを備え、さまざまな空間を再現可能
ディレイ：
モダン、BBD、テープ、ピッチディレイなど、異なるディレイモデルが選択でき、リズムにエコーや厚みを追加
フランジャー：
音に揺らぎや浮遊感を持たせ、サウンドの厚みを増す効果
エフェクトの適用範囲：
エフェクトはDMC-12全体に適用されるため、全体の統一感を持たせたビート作りに便利
Altキーの操作：
Altキーを使ってエフェクト設定を一括で適用可能で、設定作業の効率化が可能

リズムパターン作成のコツとシーケンサー活用術

DMC-12に内蔵されたシーケンサーは、16ステップまたは32ステップのリズムパターンを簡単に作成できる便利なツールです。

クラシックなローランドのTRシリーズのように、各ステップに音を配置していく操作感が特徴で、初めての方でも直感的にリズムパターンを作成できます。

さらに、シーケンサーにはスウィングやヒューマナイズ機能も搭載されているため、単調になりがちなビートに自然な揺らぎやグルーヴを加えることができます。

こうした機能を活用することで、より豊かな表現力を持ったリズムを作り出せます。

ステップ配置：
16または32ステップでパターンを作成でき、自由度の高いリズムを作成可能
スウィング機能：
リズムに揺らぎを加え、ビートに独特のグルーヴ感を持たせる
ヒューマナイズ機能：
タイミングにわずかな誤差を加え、機械的でない自然なビートを実現
音量とベロシティ調整：
各ステップごとにベロシティ（強弱）を設定し、メリハリのあるビート作りが可能
トラックのコピー&ペースト：
パターンを他のトラックやパターンへ簡単に複製でき、効率的に複雑なビートを構築可能

ステップシーケンサーでのパターン作成方法

DMC-12のステップシーケンサーは、リズムパターンを視覚的に作成できるため、ビートメイクが初めての方でも直感的に操作できます。

各トラックで選択した楽器ごとにステップを設定し、16または32ステップのパターンを組み立てていく形式です。

再生しながらリアルタイムでステップの配置を編集することもでき、理想のリズムが簡単に作れます。

また、ベロシティ（音の強弱）も自由に調整できるため、ビートに躍動感や抑揚をつけることが可能です。

パターン選択：
1～12のパターンから好きなものを選択し、楽器ごとのステップを配置
リアルタイム編集：
再生中にパターンの変更が可能で、すぐにリズムの確認や修正ができる
ベロシティ設定：
各ステップの高さを調整することで音の強弱を変え、表情豊かなビートに
トラックのコピー&ペースト：
完成したトラックを他のパターンや楽器に複製し、効率的にリズム構成が可能
グリッド設定：
16または32ステップのグリッドから選べ、楽曲のテンポや雰囲気に合わせてパターンの長さを調整

ドラッグ&ドロップMIDIエクスポートの活用法

DMC-12では、作成したリズムパターンをMIDIデータとしてエクスポートする機能が搭載されています。

MIDIエクスポートはドラッグ&ドロップ操作で簡単に行え、作成したパターンをそのままDAWに移行して他のサウンドと組み合わせたり、さらに編集を加えることが可能です。

この機能により、DMC-12で作成したビートをより複雑なアレンジやミックスで活用でき、音楽制作の幅が大きく広がります。

操作方法：
エクスポートボタンを押し、DAWやデスクトップにドラッグ&ドロップするだけでMIDIデータを転送
2小節の固定長でエクスポート：
作成したパターンは2小節単位でエクスポートされ、DAW側での編集や複製が簡単
スウィング・ヒューマナイズ設定の引き継ぎ：
エクスポートされたMIDIにはスウィングやヒューマナイズ設定も反映され、DMC-12での表現がそのまま再現可能
DAW内での活用：
MIDIデータとしてDAW内で別の音源と組み合わせ、オリジナルのドラムパターンを拡張して活用
柔軟な編集：
MIDIデータ化することで、ノートの位置や強さをさらに調整し、ビートのクオリティをさらに引き上げることが可能

スウィングとヒューマナイズの設定で生まれる人間らしさ

DMC-12には、ビートに自然な揺らぎや人間味を加えるためのスウィングとヒューマナイズ設定が備わっています。

スウィング機能はリズムの一定感を崩し、心地よいグルーヴを生み出すために欠かせません。

一方、ヒューマナイズはタイミングやベロシティ（音の強弱）にわずかな変化を加え、打ち込み感を軽減し、自然な響きを作り出します。

これらの設定をうまく活用することで、リズムに独自のニュアンスが生まれ、リスナーにとって印象に残るビートが完成します。

スウィング設定：
リズムの均等性を崩し、楽曲に躍動感や流れを生む。
設定は0～50%まで調整可能
ヒューマナイズ機能：
タイミングとベロシティにランダム性を加え、機械的なサウンドを回避
タイミング調整：
ヒューマナイズでタイミングに誤差を加え、タイトすぎないナチュラルなビート感を実現
ベロシティ調整：
音の強弱にランダム性を加え、抑揚が自然な響きに。
フレーズに感情や厚みをプラス
組み合わせの効果：
スウィングとヒューマナイズを組み合わせることで、より「人が叩いたような」リアルなビートを表現可能

DMC-12のパターンとソングモード：複数パターンで曲を構築

DMC-12には、リズムパターンを組み合わせて一つの楽曲を構築するための「パターンモード」と「ソングモード」が搭載されています。

パターンモードでは、1～12のパターンを個別に作成し、再生中に手動で切り替えることができます。

一方、ソングモードでは複数のパターンを自動で連続再生することができ、曲全体の流れをスムーズに作り上げられます。

これにより、ビートをフレーズごとに分けて構築し、テンポに沿った一貫性のある楽曲が簡単に完成します。

パターンモード：
12個のパターンを個別に作成・管理し、好きなタイミングで切り替え可能
ソングモード：
作成したパターンを組み合わせて曲全体を自動再生し、連続性を持たせたリズムトラックが作れる
手動と自動の切り替え：
パターンモードとソングモードを自由に行き来でき、楽曲制作に合わせた柔軟なアレンジが可能
パターンの長さ設定：
ソングモードでは2～200小節の長さで楽曲を構成し、簡単に楽曲の構成を変更
リアルタイム編集：
再生中にパターンを追加・削除でき、パフォーマンス中の変更も容易に

パターンモードとソングモードの使い分け

DMC-12のパターンモードとソングモードは、楽曲の構築とアレンジの自由度を広げるために設計されています。

パターンモードは、特定のビートやフレーズを個別に作成し、リアルタイムで切り替えて使用できるため、ライブパフォーマンスや即興でのアレンジに最適です。

一方、ソングモードでは、パターンを順番に配置して自動再生ができ、楽曲全体の流れや展開を意識したビートメイキングが可能になります。

用途に応じて使い分けることで、より多彩なリズム表現が実現します。

パターンモードの特徴：
リアルタイムでパターンを切り替えられるため、即興性が高く、ライブやセッションに活用しやすい
ソングモードの特徴：
複数のパターンを並べて連続再生し、楽曲の流れや展開に合わせた構成を容易に実現
パターン変更の自由度：
パターンモードでは任意のタイミングで切り替え可能、ソングモードではパターン順を簡単に再設定できる
パフォーマンスと制作の両立：
パターンモードはパフォーマンス向け、ソングモードは制作向けとして用途に応じて活用
使い分けのメリット：
パターンモードで試したフレーズをソングモードで組み込み、制作と即興をシームレスに融合

複数パターンの組み合わせで曲を作る方法

DMC-12のソングモードでは、複数のパターンを組み合わせて、楽曲全体の構成を緻密に作り上げることができます。

ソングモードに設定すると、パターンの順番を指定して自動的に連続再生されるため、イントロからアウトロまで一貫した流れでビートを演奏できます。

また、バーごとに新しいパターンを配置することもでき、細かいアレンジやアクセントを加えながら楽曲にメリハリをつけることが可能です。

これにより、思い描いたビートを効率よく制作できます。

パターン配置の自由度：
イントロ、サビ、ブリッジなど、各セクションに異なるパターンを配置して楽曲を構成
バー設定：
2〜200小節の間でパターンを自由に配置し、楽曲全体の尺や展開を細かく制御
リアルタイム編集：
再生中にパターンの追加・削除が可能で、楽曲のアレンジを随時調整できる
フレーズの繰り返し：
繰り返し再生したいパターンは、設定で自動的にリピートさせることでリズムの統一感を維持
エンプティパターンでのエンディング：
曲の最後に空白パターンを設定することで、自然なエンディングを演出

DMC-12のエキスパートモードとカスタムキット作成

DMC-12には、より深く音作りを楽しむためのエキスパートモードが搭載されています。

このモードを利用すると、ファクトリードラムキットを自分好みに編集したり、新しいサウンドの組み合わせを作成することが可能です。

また、エキスパートモードではテキストエディタを使用してサンプルパスやキット名を直接編集できるため、個別の音色や設定を詳細に管理できます。

これにより、オリジナルのカスタムキットを作成し、独自のサウンドを演出できます。

ファクトリードラムキットの編集：
既存のファクトリーキットを基に音色を差し替え、自分だけのキットにカスタマイズ
テキストエディタでの直接編集：
「UserDrumKits.nka」ファイルを編集し、各ドラムパッドに好きなサンプルを設定可能
キット名の変更：
キット名もカスタマイズでき、即座にサウンドを把握しやすくなる
ユーザードラムキットの保存：
エキスパートモードで作成したキットを8つまで保存でき、プロジェクトごとに異なるキットを保持可能
カスタムサンプルのインポート：
各ドラムサウンドに独自のサンプルをインポートし、ビートにオリジナリティを追加

エキスパートモードでのファクトリーキット編集

DMC-12のエキスパートモードでは、ファクトリーキットの音色やサンプルを自由に編集できます。

このモードを使用することで、既存のキットに好きなサンプルを追加したり、各ドラムパッドの役割を変更したりして、完全に自分仕様のビートメイクが可能になります。

また、サンプルの差し替えはテキストエディタで行い、特定のサンプルファイルのパスを入力することで簡単にカスタマイズができます。

これにより、ビートに独自性を持たせたり、制作のテーマに沿った音作りがしやすくなります。

サンプルの差し替え：
テキストエディタを使用し、サンプルファイルのパスを変更してキット内の音を自由に入れ替え可能
各パッドのラベル変更：
各ドラムパッドのラベル（表示名）を変更でき、用途に応じて視覚的な整理がしやすくなる
カスタムサンプルの配置：
オリジナルサンプルを指定することで、自分のサウンドに完全に合わせたキットを作成可能
音色の再構築：
ファクトリーキットの既存サンプルに加え、他のサウンドを取り入れて独自の音色を構築
エディットの効率化：
変更後の設定を「UserDrumKits.nka」ファイルに保存することで、後からすぐに呼び出せる

ユーザードラムキットの保存と管理方法

DMC-12では、カスタムしたドラムキットを「ユーザードラムキット」として保存し、再利用することができます。

これにより、一度設定したサウンドやエフェクトを次回以降も簡単に呼び出すことが可能です。

ユーザードラムキットは最大8つまで保存できるため、プロジェクトごとに異なるキットを管理し、曲の雰囲気に応じたビートメイクを効率的に行えます。

また、設定したキットは「UserSettings.nka」ファイルに保存されるため、バックアップも容易です。

保存手順：
エディットが完了したら「STORE KIT」ボタンをクリックし、8つの保存スロットから任意のスロットを選択
キット名の変更：
必要に応じて、保存時にキット名を変更して管理しやすくすることが可能
UserSettings.nkaに保存：
サンプルパスやエフェクト設定は「UserSettings.nka」に記録され、次回のロード時に設定がそのまま復元
カスタムサウンドの管理：
8つのスロットを使って異なる音色セットを管理し、楽曲ごとにサウンドを簡単に切り替え可能
永久保存とバックアップ：
保存したキットは「UserSettings.nka」をバックアップすることで、他の環境でも簡単に復元

システム要件

対応バージョン：Kontakt 7.7 フルバージョン以上が必要
互換性：Kontakt 6.7でも使用可能（ただし一部機能に制限あり）
- 利用不可の機能：Psyche DelayおよびRaumリバーブ

注意：Kontakt Playerでは動作しません。必ずフルバージョンをご利用ください。

まとめ：Loot Audio Soundtrax「DMC-12」80年代ドラムマシンの名機が1台に集結したビンテージビート作成プラグイン｜DTMプラグインセール

今回の記事では、DMC-12を使って80年代のビンテージビートを作成するための基本操作や活用方法について解説しました。

以下に要点をまとめます。

DMC-12の概要：
80年代ドラムマシンの名機を集めたビートメイクプラグインで、LinnDrumやTR-909の音色が再現可能
インストールと基本操作：
Kontaktに簡単にインストールでき、直感的なUIでサンプルエディットやシーケンサーの操作が可能
ファクトリードラムキットとカスタムキット：
16種類のファクトリードラムキットと8つのユーザードラムキットが利用でき、ビートにオリジナリティを加えられる
エフェクト機能：
リバーブやディレイなどで音に深みを加え、サンプルエディット機能で細かい音作りも可能
シーケンサーとパターン作成：
スウィングやヒューマナイズ機能を使って、自然なリズム感と人間らしさを加えたパターンを簡単に作成
エキスパートモード：
ファクトリードラムキットを自由に編集し、テキストエディタでより細かく音作りをカスタマイズ可能