
Verdalis「Aurum Reverb」は、周波数ごとに残響時間を調整できるアルゴリズミック・リバーブプラグインです。
自然なルームサウンドから壮大な大聖堂の響きまで、さまざまな空間を表現できます。
一般的な残響時間の調整に加えて、低音域と高音域で異なる減衰特性を設定できるのが大きな特徴です。
6バンドEQやダッキング、Freezeなども搭載しており、自然な空間処理から幻想的なサウンドデザインまで幅広く活用できます。
Aurum Reverbの特徴|周波数ごとに残響をコントロールできるアルゴリズミック・リバーブ

Aurum Reverbは、空間の広さだけでなく、残響の音色や減衰の仕方まで細かく調整できるリバーブです。
短いアンビエンスから長く響く大聖堂まで、多彩な空間を作り出せます。
自然で密度の高いリバーブ、初期デジタルリバーブ特有の粒立ち、滑らかなプレートリバーブなど、異なる響きの質感も選択可能です。
Decay Contourによる周波数別の残響調整
周波数ごとに残響時間を設定できる機能です。
低音域を長く響かせながら高音域を短く減衰させるなど、空間の音響特性を自由にデザインできます。
3種類のリバーブ特性
自然で密度の高い響き、初期デジタルリバーブ風の質感、滑らかなプレートサウンドを選択できます。
楽曲や楽器に合わせて残響のキャラクターを変えられます。
幅広い空間サイズ
タイトなアンビエンスからコンサートホール、大聖堂まで対応。
楽器に自然な奥行きを加える用途から、壮大な空間演出まで活用できます。
インパルスレスポンスのインポート
実際の空間で録音したインパルスレスポンス(IR)を読み込み、音作りの出発点として利用できます。
Decay Contourで残響の響き方を細かく調整
Aurum Reverbの特徴的な機能が「Decay Contour」です。
通常のリバーブでは残響全体の長さを調整しますが、Decay Contourでは周波数ごとに減衰時間を設定できます。
例えば、石造りの教会のように低音域が長く響く空間や、木造の部屋のように高音域が早く減衰する空間を表現可能です。
低音域の残響を長くする
低音の余韻を残すことで、温かみや重厚感のある空間を作れます。
教会や大聖堂のような響きを表現したい場合に役立ちます。
高音域の残響を短くする
高音の余韻を抑えることで、落ち着いた暗めのリバーブサウンドに調整できます。
周波数ごとに残響バランスを整える
楽器や楽曲に合わせて、どの帯域を長く響かせるかを調整できます。
単にリバーブを深くするだけでは得られない、細かな空間表現が可能です。
6バンドEQ・ダッキング・Freezeなどの音作り機能
Aurum Reverbには、残響の音色や動きをコントロールする機能も搭載されています。
リバーブの広がりを調整するだけでなく、原音とのバランスを整えたり、残響を持続させたりすることも可能です。
6バンドTone EQ
6バンドのEQでリバーブの周波数バランスを調整できます。
Mid/Sideにも対応しており、ステレオ空間を意識した音作りに利用できます。
ダッキング
原音が鳴っている間のリバーブを抑え、音が途切れた部分で残響を広げる機能です。
ボーカルなどの明瞭さを保ちながら、空間の広がりを加えたい場合に役立ちます。
テンポ同期ゲート
楽曲のテンポに合わせてリバーブをカットできます。
ドラムにゲートリバーブを加え、リズミカルで迫力のある響きを作る用途に適しています。
Freeze
リバーブの響きを持続させる機能です。
音を長く伸ばしてパッドのように使用するなど、アンビエント系のサウンドデザインにも活用できます。
プリセット管理・A/B比較
フォルダー、タグ、検索によるプリセット管理に対応。
Undo、A/B比較、MIDI Learnも備えており、設定を比較しながら音作りを進められます。
Aurum Reverbの活用法|ボーカルからシネマティックサウンドまで
Aurum Reverbは、自然な空間処理だけでなく、特殊な残響を使ったサウンドデザインにも活用できます。
プリセットには、ドラムルーム、コンサートホール、クラシックプレート、シマー系の響きなど、さまざまな音色が用意されています。
ボーカルに自然な奥行きを加える
短いアンビエンスを使えば、長い残響を目立たせずに空間の広がりを加えられます。
ダッキングを組み合わせることで、歌声の輪郭を保ちながら余韻を演出できます。
ドラムに迫力のあるルーム感を加える
DrumRoomのようなプリセットでは、初期反射を生かしたライブ感のある響きを作れます。
ゲート機能を使えば、余韻を短く切る特徴的なドラムサウンドも表現可能です。
ピアノやストリングスに壮大な残響を加える
コンサートホールや大聖堂の響きは、広がりのあるアレンジに適しています。
Decay Contourで低音域の余韻を長く残せば、重厚な空間表現にもつながります。
シンセサイザーで幻想的なサウンドを作る
長いリバーブとモジュレーションを組み合わせれば、揺らぎのあるアンビエントサウンドを作れます。
Freezeを使った持続音は、パッドや効果音の素材としても活用できます。
Aurum Reverbは初心者でも扱いやすい?
Aurum Reverbは、プリセットを出発点に音作りを進められるプラグインです。
最初から細かなパラメーターを調整しなくても、用意された空間やリバーブ特性を選んで試せます。
プリセットから音作りを始められる
ルーム、ホール、プレートなど、目的に合ったプリセットを選んで残響を確認できます。
A/B比較で設定の違いを確認できる
2つの設定を比較できるため、パラメーター変更による音の違いを確認しながら調整できます。
細かな調整にはリバーブの基礎知識が役立つ
Decay ContourやMid/Side EQを使いこなすには、周波数や残響の仕組みを理解しておくと便利です。
Aurum Reverbがおすすめな人・向いていない人
Aurum Reverbは、一般的なリバーブよりも残響の減衰特性を細かくコントロールしたい人に適しています。
自然な空間を作りたい人はもちろん、長い残響やFreezeを利用した特殊な音作りに興味がある人にも向いています。
おすすめな人
- 周波数ごとに残響時間を調整したい人
- 自然なルームから壮大なホールまで幅広く使いたい人
- ボーカルやドラムの空間処理を工夫したい人
- アンビエントやシネマティック系のサウンドを制作する人
- Windows・Linux環境でリバーブプラグインを探している人
向いていない人・注意が必要な人
- macOSで使用したい人
- AU・AAX形式のプラグインが必要な人
- 細かな残響調整よりもシンプルな操作だけを求める人
Aurum Reverbのシステム要件・対応環境
Aurum Reverbは、WindowsとLinuxに対応しています。
プラグイン形式はVST3とCLAPです。
対応OS
Windows、Linux
プラグイン形式
VST3、CLAP
macOSへの対応
macOS版は案内されていません。
まとめ|周波数ごとの残響調整で多彩な空間を表現できるリバーブ
Aurum Reverbは、残響の長さだけでなく、周波数ごとの減衰特性まで調整できるアルゴリズミック・リバーブです。
自然なルームサウンドから壮大な大聖堂まで幅広く対応し、音楽制作に合わせた空間を作れます。
周波数ごとの残響時間を調整
Decay Contourによって、低音域と高音域で異なる余韻を設定できます。
多彩なリバーブサウンド
自然なルーム、ホール、プレート、初期デジタルリバーブ風の響きを表現できます。
豊富なサウンドデザイン機能
6バンドEQ、ダッキング、テンポ同期ゲート、Freezeなどを搭載しています。
音楽制作の幅広い場面で活用
ボーカルやドラムの空間処理から、幻想的なパッドやシネマティックサウンドの制作まで対応できます。
特に、リバーブの響き方を細かく作り込みたい人にとって、試してみる価値のあるプラグインです。
