
IK Multimediaの無料アンプシミュレーター「TONEX 2 CS」が、バージョン2.2で大幅に進化しました。
新たに「TONEX Free Unlimited」として、無料Tone Modelのダウンロードや、自分だけのTone Modelの作成が無制限に。
120種類のTone Modelと15種類のエフェクトも利用でき、ギター・ベースの音作りを無料で始められます。
TONEX 2 CSとは?無料で使えるギター・ベース用アンプシミュレーター

TONEX 2 CSは、IK Multimediaが開発するギター・ベース用アンプシミュレーター「TONEX 2」の無料版です。
実際のアンプ、キャビネット、エフェクターなどのサウンドをAI Machine Modeling技術によって再現し、パソコン上で演奏やレコーディングに活用できます。
一般的なアンプシミュレーターとの大きな違いは、実機のサウンド特性を取り込んだ「Tone Model」を利用する仕組みです。
お気に入りのアンプサウンドを選ぶだけでなく、世界中のユーザーが共有するモデルを追加したり、自分の機材からオリジナルのモデルを作成したりできます。
ギター・ベースの両方に対応
クリーントーンからハイゲインサウンドまで、さまざまなアンプサウンドを選択できます。
120種類のTone Modelを収録
IK Multimediaが制作した40種類と、プロのTone Partnerによる80種類のモデルを利用できます。
15種類のエフェクトを搭載
コンプレッサー、コーラス、ディレイ、リバーブなどを組み合わせて音作りが可能です。
DAWプラグイン・スタンドアロンに対応
音楽制作ソフトでのレコーディングはもちろん、単体アプリケーションとしてギターを演奏することもできます。
TONEX Free Unlimitedとは?無料版が大幅アップデート
TONEX Free Unlimitedは、TONEX 2 CSの機能を大幅に拡張したアップデートです。
バージョン2.2から、これまで無料版に設けられていたTone Modelのダウンロード制限と作成数の制限が撤廃されました。
これにより、無料版でも多くのアンプサウンドを集めたり、自分の機材をモデル化したりできるようになっています。
無料Tone Modelのダウンロードが無制限
ToneNETで無料公開されているTone Modelやプリセットを、ダウンロード数の制限なく追加できます。
Tone Modelの作成が無制限
TONEX Modelerを使って、アンプやキャビネット、ペダルなどのサウンドを何度でもモデル化できます。
オリジナルモデルの共有も無制限
自分で作成したTone ModelやプリセットをToneNETにアップロードし、ほかのユーザーと共有できます。
ToneNETのURL検索に対応
バージョン2.2では、ToneNETのモデルやプリセットのURLを検索欄に貼り付けることで、該当コンテンツを直接探せるようになりました。
なお、ダウンロードが無制限になるのは無料公開されているコンテンツです。
有料のTone Modelコレクションまで無料になるわけではありません。
120種類のTone Modelでさまざまなアンプサウンドを再現
TONEX 2 CSには、最初から120種類のTone Modelが収録されています。
内訳はIK Multimediaが制作した40種類と、プロのTone Partnerが制作した80種類です。
実際のアンプやキャビネット、ペダルをモデリングしたサウンドが用意されており、インストール後すぐに音作りを始められます。
クリーンサウンド
透明感のあるギターフレーズや、アルペジオを中心とした楽曲制作に活用できます。
クランチサウンド
ピッキングの強弱を生かしたロックギターや、軽く歪んだバッキングに向いています。
ハイゲインサウンド
ハードロックやメタルなど、強い歪みを必要とするギターパートの制作に利用できます。
ベースサウンド
ベース用のTone Modelを使えば、楽曲の低音を支えるアンプサウンドも再現できます。
収録モデルだけで音作りを完結させる必要はありません。
ToneNETから新しいモデルを追加できるため、制作するジャンルや好みに合わせてサウンドライブラリを増やしていけます。
ToneNETから無料のTone Modelを無制限にダウンロード
TONEX 2 CSの大きな魅力が、オンラインプラットフォーム「ToneNET」との連携です。
ToneNETには、世界中のユーザーやTone Partnerが制作したTone Modelやプリセットが公開されています。
ヴィンテージアンプからモダンなハイゲインアンプまで、さまざまな機材のサウンドを探せるため、実機を所有していなくても多彩な音作りを楽しめます。
今回のアップデートでは、無料公開されているモデルのダウンロード数に制限がなくなりました。
TONEX内からモデルを検索
専用ブラウザーを使い、ToneNETのコンテンツをアプリケーション内で探せます。
Smart Searchで目的のサウンドを探す
検索機能やフィルターを利用して、アンプやペダルなどの条件からモデルを絞り込めます。
お気に入りのモデルを整理
Favoritesやカスタムフォルダーを使って、頻繁に使用するサウンドを管理できます。
共有URLからモデルを検索
気になるTone ModelのURLをTONEXの検索欄に貼り付け、該当モデルを探すことも可能です。
例えば、メタル向けのハイゲインサウンドを探している場合、複数のTone Modelを試しながら、自分のギターや楽曲に合うものを選べます。
アンプシミュレーターを買い替えなくても、サウンドの選択肢を増やしていけるのは大きなメリットです。
TONEX Modelerで自分だけのアンプサウンドを作成
TONEX 2 CSには、実際の機材をTone Modelとして取り込む「TONEX Modeler」も付属しています。
IK MultimediaのV2 AI Machine Modeling技術を使用し、アンプ、キャビネット、ペダルなどのサウンド特性をモデル化できます。
これまで使い慣れてきたアンプや、お気に入りのエフェクターのサウンドをデジタル環境に取り込めるのが特徴です。
アンプのサウンドをモデル化
実際のギターアンプの音や反応を取り込み、TONEX上で利用できるTone Modelを作成します。
ペダルのサウンドを取り込む
お気に入りのエフェクターのサウンドをモデル化し、制作環境に追加できます。
複数のモデルをまとめて処理
バッチ処理に対応しており、複数のキャプチャーを効率よく学習させることが可能です。
作成したモデルを共有
完成したTone Modelは、自分のライブラリで使用するだけでなく、ToneNETを通じて公開できます。
実機をモデル化するには、対象機材やキャプチャーに必要な接続環境を用意する必要があります。
一方、Tone Modelを選んで演奏するだけなら、自分でモデルを作成する必要はありません。
15種類のエフェクトでギター・ベースの音作りを広げる
TONEX 2 CSには、15種類の内蔵エフェクトが用意されています。
アンプサウンドを選ぶだけでなく、コンプレッサーやモジュレーション、空間系エフェクトを使って音を調整できます。
コンプレッサー・ノイズゲート
音量のばらつきや不要なノイズを調整し、演奏に合わせたサウンドを作れます。
コーラス・フランジャー・フェイザー
音に揺れや広がりを加え、クリーンギターや個性的なフレーズを演出できます。
トレモロ・ロータリー
周期的な音量変化や回転感のあるサウンドを作り、ギターパートに動きを加えます。
ディレイ・リバーブ
残響や反復音を加え、アルペジオやリードギターに奥行きを与えられます。
例えば、クリーンギターにコーラスとリバーブを加えれば、空間的なアルペジオを制作できます。
ハイゲインサウンドでは、ノイズゲートを活用してリフの切れ味を調整する使い方も考えられます。
TONEX 2 CSの活用法|実際の音楽制作でどう使う?
TONEX 2 CSは、ギターの練習だけでなく、DAWを使った本格的な楽曲制作にも活用できます。
Tone Modelを切り替えることで、同じギターやベースでも異なるアンプサウンドを試せるのが特徴です。
ロック・メタルのギターサウンド制作
ロックやメタルでは、ギターの歪み方や低音の質感が楽曲全体の印象を大きく左右します。
TONEX 2 CSなら、ToneNETからハイゲイン系のTone Modelを探し、楽曲に合うアンプサウンドを選択できます。
例えば、タイトなリフを中心とした楽曲と、重厚なコードを響かせる楽曲では、適したアンプサウンドも異なります。
複数のモデルを比較しながら音作りを進められるため、ギターのキャラクターを調整する選択肢が広がります。
クリーンギターやアルペジオの制作
ポップスやバラードでは、クリーンギターの質感も重要です。
透明感のあるTone Modelを選び、コーラスやディレイ、リバーブを組み合わせれば、楽曲の雰囲気に合わせた音作りができます。
特に、イントロや間奏で使用するアルペジオなど、ギターの響きを大切にしたい場面で活用しやすいでしょう。
ベースのアンプサウンド制作
TONEXはギターだけでなく、ベースにも対応しています。
ベース用のTone Modelを利用することで、DI録音したベースにアンプのキャラクターを加えるといった使い方が可能です。
楽曲に合わせてアンプサウンドを変更し、低音の存在感や質感を調整できます。
自分だけのアンプライブラリを構築
お気に入りのTone Modelを集め、ジャンルや制作スタイルごとに整理する使い方も便利です。
例えば、ロック用、メタル用、クリーン用、ベース用といったフォルダーを作成しておけば、制作中に目的のサウンドを探しやすくなります。
さらに、自分の機材から作成したTone Modelを追加することで、オリジナルのサウンドライブラリを構築できます。
TONEX 2 CSは初心者でも扱いやすい?
TONEX 2 CSは、アンプシミュレーターを初めて使う人にも取り入れやすい構成です。
基本的には、用意されたTone Modelを選択して演奏するところから始められます。
最初から120種類のモデルが収録されているため、ToneNETから追加ダウンロードしなくても音作りを試せます。
モデルを選ぶだけで演奏を開始
アンプの細かな設定に詳しくなくても、収録されたTone Modelを選んでサウンドを確認できます。
スタンドアロンで使用可能
DAWを起動せず、単体アプリケーションとして利用できます。
必要に応じて機能を追加
最初は収録モデルを使用し、慣れてきたらToneNETの活用やオリジナルモデルの作成へ進めます。
ただし、実際の機材をキャプチャーするTONEX Modelerは、通常のアンプシミュレーターよりも専門的な知識や接続環境が必要になります。
まずはTone Modelを選んで演奏するところから始めるとよいでしょう。
TONEX 2 CSと有料版の違い
TONEX 2 CSは無料で利用できますが、すべての機能やコンテンツが有料版と同じというわけではありません。
今回のアップデートでTone Modelの作成・無料ダウンロード数の制限がなくなった一方、有料版には追加のPremium Tone Modelコレクションなどが用意されています。
TONEX 2 CS
120種類のTone Model、15種類のエフェクト、無料モデルの無制限ダウンロード、無制限のモデル作成に対応しています。
TONEX 2の有料エディション
エディションに応じて、より多くのPremium Tone Modelが収録されています。
TONEX Rig
追加のエフェクトや高度なルーティングに対応する拡張機能です。最大12ブロックの構成や、1プリセットで最大4種類のTone Modelを組み合わせる機能などが用意されています。
無料版でもTone Modelを集めたり、自分で作成したりできるため、まずはTONEX 2 CSから始めるのがよいでしょう。
より多くの有料モデルや高度なシグナルルーティングが必要になった段階で、アップグレードを検討できます。

TONEX 2 CSの無料ダウンロード・インストール方法
TONEX Free Unlimitedは、TONEX 2 CSのバージョン2.2から利用できます。
新規ユーザーは無料版をインストールし、既存ユーザーは最新版へアップデートすることで利用可能です。
1. IK Multimediaの公式サイトへアクセス
TONEXの製品ページを開き、製品一覧から「TONEX 2 CS」を探します。
2. TONEX 2 CSを選択
有料版のTONEX 2 Playerではなく、「TONEX 2 CS」の無料ダウンロードを選択します。
3. IK Product Managerを利用
IK Multimediaの製品管理アプリケーション「IK Product Manager」を使って、TONEX 2 CSをインストールします。
4. TONEX 2 CSを起動
インストール後、スタンドアロンアプリケーションまたはDAWプラグインとして起動できます。
5. ToneNETを利用
TONEX内のブラウザーからTone Modelを検索し、無料公開されているモデルをダウンロードできます。
TONEX 2 CSのインストーラーには、スタンドアロンPlayer、DAWプラグイン、TONEX Modelerが含まれています。
すでにTONEXを利用している場合は、IK Product Managerからバージョン2.2以降へアップデートしてください。
TONEX 2 CSがおすすめな人・向いていない人
TONEX 2 CSは、無料で多彩なアンプサウンドを試したいギタリストやベーシストに適したソフトウェアです。
特に、ToneNETを利用してサウンドを増やしたい人や、自分の機材をデジタル環境に取り込みたい人にとって、今回のアップデートは大きな魅力があります。
おすすめな人
無料でアンプシミュレーターを導入したい人
120種類のTone Modelと15種類のエフェクトを使って、ギター・ベースの音作りを始められます。
さまざまなアンプサウンドを試したい人
ToneNETから無料のモデルを無制限にダウンロードでき、音作りの選択肢を増やせます。
ロック・メタルなどのギターサウンドを制作する人
ハイゲイン系のTone Modelを探し、楽曲に合った歪みのキャラクターを選べます。
自分の機材をモデル化したい人
TONEX Modelerを利用して、アンプやペダルのサウンドをオリジナルのTone Modelとして保存できます。
向いていない人
有料のPremium Tone Modelをすべて利用したい人
無料版には有料コレクションが含まれていないため、必要なコンテンツは別途入手する必要があります。
複雑なアンプ・エフェクト構成を組みたい人
複数のTone Modelを組み合わせる高度なルーティングには、TONEX Rigなどの追加機能が必要になります。
TONEX 2 CSのシステム要件・対応環境
TONEX 2 CSは、Mac・Windowsの64bit環境に対応しています。
Mac
macOS 11 Big Sur以降。
Intel Core i3以上、またはApple M1以降。
Apple SiliconでModelerを使用する場合はmacOS 12.4以降が必要です。
Windows
Windows 10以降。
Intel Core i3相当以上。
メモリ・ストレージ
RAM 4GB以上、空き容量6GB以上。
プラグイン形式
Mac:AU、VST3、AAX。
Windows:VST3、AAX。
インターネット接続
アプリケーションの認証およびToneNETへのアクセスに必要です。
まとめ|TONEX 2 CSは無料でアンプサウンドを作成・共有できるソフトウェア
TONEX 2 CSは、バージョン2.2のアップデートによって、無料版でもTone Modelの作成やダウンロードを無制限に利用できるようになりました。
120種類のTone Modelと15種類のエフェクトが用意されており、ギター・ベースの練習から楽曲制作まで幅広く活用できます。
120種類のTone Modelを無料収録
IK MultimediaとプロのTone Partnerが制作したモデルを利用できます。
無料Tone Modelのダウンロードが無制限
ToneNETから好みのアンプサウンドを自由に追加できます。
オリジナルモデルの作成・共有が無制限
自分のアンプやペダルをモデル化し、ToneNETで共有できます。
15種類のエフェクトを搭載
モジュレーションや空間系エフェクトを組み合わせた音作りが可能です。
DAWプラグイン・スタンドアロンに対応
レコーディングから日常的なギター練習まで利用できます。
無料でありながら、収録モデルを使うだけでなく、好みのサウンドを探して増やしていけるのがTONEX 2 CSの魅力です。
これからアンプシミュレーターを導入する人はもちろん、すでにTONEXを使用している人も、バージョン2.2で追加された機能をチェックしてみてはいかがでしょうか。






