
SnowTec「ST-100 VU」は、左右2チャンネルの音量をアナログ式の針で確認できる無料VUメータープラグインです。
300msの応答特性を持つVUメーターに加え、ヘッドルーム調整やクリッピング警告機能を搭載。
音声を加工することなく、ミックス中の音量変化を視覚的に確認できます。
ST-100 VUの特徴|アナログ針で音量の動きを確認できる無料VUメーター

ST-100 VUは、クラシックなアナログVUメーターを再現した、シンプルな音量モニタリングツールです。
黒いパネルに左右2つのメーターを配置し、それぞれのチャンネルの音量を針の動きで表示します。
一般的なピークメーターが瞬間的な最大レベルを示すのに対し、VUメーターは一定時間の平均的な音量変化を確認するためのものです。
ST-100 VUは300msの応答特性を採用しており、短いピークに過敏に反応することなく、音量の大まかな動きを把握できます。
左右独立のアナログVUメーター
ステレオ音声の左右チャンネルを、それぞれの針で確認できます。
300msの応答特性
瞬間的なピーク値ではなく、一定時間の音量変化を滑らかに表示します。
音声信号を加工しない設計
プラグインを通過する音声には変更を加えず、モニタリングだけを行います。
シンプルな操作画面
メーター下部に必要な設定をまとめ、視認性と操作のしやすさを両立しています。
HEADROOMとDELAY|音量の基準とメーターの動きを調整
ST-100 VUには、HEADROOMとDELAYという2つの調整機能があります。
どちらもメーター表示に関する設定で、音声そのものには影響しません。
HEADROOM:4〜26dB
0 VUに相当するデジタル音量の基準を設定できます。
例えば18dBに設定すると、ピークが−18dBFSのサイン波を入力した場合に0 VUを示します。
ミックスで使用する基準レベルに合わせて、メーターの表示を調整できる仕組みです。
DELAY:0〜1000ms
VUメーターの針の動きを遅らせる機能です。
音声信号自体には遅延を加えず、表示タイミングだけを変更します。
レイテンシーの異なる複数のバスで、メーターの動きを揃えたい場合に役立ちます。
設定値は上下ドラッグや矢印、マウスホイールで変更可能。
ダブルクリックすると初期値に戻せます。
クリッピング警告|短いピークもランプで確認
VUメーターは平均的な音量の動きを確認するのに適していますが、瞬間的なピークを正確に捉える用途には向いていません。
そこでST-100 VUには、左右のチャンネルそれぞれにクリッピング警告ランプが用意されています。
−0.009dBFSで警告ランプが点灯
デジタルフルスケール付近に達したことを知らせます。
点灯状態を保持
一度点灯したランプは、クリックして解除するまで消えません。
VUメーターの赤い領域とは独立
針が0 VUを超えて赤い領域に入っても、それだけで警告ランプが点灯するわけではありません。
長い録音やミックスの再生中に発生した短いピークを、あとから確認できるのが便利なポイントです。
ST-100 VUの活用法|どんな音楽制作に向いている?
ST-100 VUは、トラックやバス、マスターチャンネルの音量を確認する用途に活用できます。
特に、ピークメーターだけでは分かりにくい音量の平均的な動きを確認したい場面で役立ちます。
ドラムやベースのレベル確認
キックやベースなど、低音楽器の音量変化を針の動きで確認できます。
ピーク値とVU表示を見比べながら、レベルを調整する際の判断材料になります。
ボーカルや楽器の音量確認
フレーズごとの音量変化を視覚的に把握する用途です。
演奏や歌唱によるレベルの違いを確認しながら、ミックスを進められます。
バスやマスターチャンネルのモニタリング
複数のトラックをまとめた状態で、全体の音量の動きを確認できます。
左右のメーターを並べて表示できるため、ステレオ音声のレベル確認にも便利です。
ST-100 VUがおすすめな人・向いていない人
ST-100 VUは、複雑な機能よりも、シンプルな音量モニタリングを重視する人に向いています。
無料で導入できるため、初めてVUメーターを使う人にも試しやすいプラグインです。
おすすめな人
アナログVUメーターを使ってみたい人
針の動きで音量を確認する、クラシックなモニタリング方法を取り入れたい人に向いています。
ピークメーターと併用したい人
瞬間的なピーク値だけでなく、平均的な音量の動きも確認したい場合に便利です。
シンプルな無料プラグインを探している人
基本的な調整項目が少なく、複雑な設定を必要としません。
向いていない人
LUFSによるラウドネス測定をしたい人
LUFSメーターではないため、ラウドネスの数値測定には別のツールが必要です。
音質を加工したい人
音声を変更しないモニタリング専用プラグインなので、EQやコンプレッサーの代わりにはなりません。
瞬間的なピーク値を細かく測定したい人
クリッピング警告は搭載していますが、詳細なピーク値の確認には専用メーターが適しています。
ST-100 VUのシステム要件・対応環境
ST-100 VUは、WindowsとmacOSに対応しています。
対応OS
macOS 10.13以降(Intel Mac)
macOS 11以降(Apple Silicon)
Windows 10以降(64bit)
プラグイン形式
VST3 / Audio Unit(AU)
ダウンロードサイズ
macOS:約14MB
Windows:約5.5MB
ライセンス認証
ライセンスキー、メールアドレス登録、アカウント作成は不要です。
インストーラーを使用して導入できます。
なお、インストーラーにはまだデジタル署名がないため、macOSでは右クリックから「開く」を選択し、Windowsでは確認画面で実行を許可する必要がある場合があります。
まとめ|アナログ針で音量を確認できるシンプルなVUメーター
ST-100 VUは、アナログ式の針で音量変化を確認できる無料VUメータープラグインです。
300msの応答特性を持つメーターとクリッピング警告を組み合わせることで、平均的な音量の動きとデジタルフルスケール付近のピークをそれぞれ確認できます。
左右独立のVUメーター
ステレオ音声の音量を2本の針で表示。
300msの応答特性
瞬間的なピークに左右されにくい音量表示。
HEADROOM・DELAY調整
音量の基準レベルと針の表示タイミングを変更可能。
クリッピング警告機能
短いピークを検出し、ランプの点灯状態を保持。
音声を加工しない設計
ミックスの音を変えずにモニタリングできます。
ピークメーターと併用して音量の動きを確認したい人や、シンプルなアナログVUメーターを探している人に適したプラグインです。
