
Glitch State Labs「RESONA」は、3D都市を自由に移動しながらリバーブの響きを変化させられる、ユニークな空間系エフェクトプラグインです。
ガラスや鉄、コンクリートなど、建物の素材や位置関係によって反射音が変わる仕組みを採用しています。
さらに、8種類のテンポ同期グリッチエフェクトを搭載。
リバーブによる空間表現と、リバースやスタッターなどの特殊な音響加工を組み合わせられます。
一般的なリバーブとは異なり、都市空間そのものを楽器のように操作できるのが特徴です。
RESONAとは?3D都市を演奏するリバーブエフェクト

RESONAは、仮想的な都市空間を舞台に、音の反射や残響をリアルタイムで変化させるリバーブ&グリッチプロセッサーです。
通常のリバーブでは、ルームサイズやディケイなどのパラメーターを調整して空間の響きを作ります。
一方、RESONAでは、3D都市の中を移動することで反射音が変化します。
高層ビルの間を飛び回ったり、狭い路地に入ったり、屋上から空へ移動したりすることで、音の広がりや反響の質感を操作できる仕組みです。
3D都市を使ったリバーブ生成
自動生成される都市空間を移動しながら、建物や周囲の環境に応じた残響を作り出します。
16種類の初期反射音
それぞれの反射音に異なるディレイ時間、音量、ステレオ位置、素材特性を設定することで、複雑な空間表現を実現します。
8種類のグリッチエフェクト
スタッター、リバース、ピッチ変化などを組み合わせ、通常のリバーブでは作りにくい特殊なサウンドを生み出します。
リアルタイム操作に対応
マウスやMIDIを使ってエフェクトを操作できるため、演奏する感覚で音を加工できます。
PEACE Modeを搭載
ゲームの戦闘要素を無効にし、リバーブによる音作りに集中することも可能です。
3D都市の建物や移動位置によってリバーブが変化する
RESONAの中心となる機能が、3D都市を利用したリバーブ生成です。
都市はプロシージャル方式で自動生成され、建物の素材や配置、プレイヤーの位置によって音の反射が変化します。
例えば、ガラス張りの高層ビルの間では明るく反響する音、鉄骨構造の近くでは金属的な響きといった具合に、周囲の環境を音作りに反映できます。
マウスを使って都市の中を移動するだけで残響が変化するため、固定された空間を再現するリバーブとは異なるアプローチが可能です。
Glass Towers(ガラス)
透明感のある明るい反射音が特徴です。
ガラス張りの高層ビルに囲まれた空間をイメージした、きらびやかな反響を作れます。
Steel Structures(鉄)
鋭く金属的な反射音を生み出します。
インダストリアルな質感や硬質な空間表現に活用できます。
Concrete Buildings(コンクリート)
密度が高く、しっかりとした空間の響きを作ります。
重量感のある音響演出に取り入れたい素材です。
Brick Walls(レンガ)
暗く、質感のある反射音が特徴です。
明るすぎない落ち着いた残響や、独特な空間の雰囲気を演出できます。
Open Streets(道路・開放空間)
建物に囲まれた場所とは異なる音響特性を持つ空間です。
移動によって響きが変化するため、音に動きを加えられます。
16種類の初期反射音とリバーブテール
RESONAでは、16種類の初期反射音を個別に生成し、その後に豊かなリバーブテールを加えます。
初期反射音とは、音が壁や天井などに当たり、比較的早い段階で耳に届く反射音のことです。
空間の広さや形状、音の位置関係を感じさせる重要な要素となります。
Delay(遅延時間)
反射音が届くまでの時間に関係し、空間の距離感を表現します。
Level(音量)
それぞれの反射音の強さを決め、反響の存在感を変化させます。
Stereo Position(ステレオ位置)
左右のどの位置から反射音が聞こえるかを決め、空間的な広がりを生み出します。
Material Character(素材特性)
ガラスや金属など、建物の素材によって反射音の質感が変化します。
これらを組み合わせることで、単純なディレイの繰り返しとは異なる、複雑な残響空間を作り出します。
8種類のグリッチエフェクトで音を大胆に加工できる
RESONAはリバーブだけでなく、8種類のグリッチエフェクトも搭載しています。
グリッチとは、音の繰り返しや逆再生、デジタル的な歪みなどを利用した音響加工です。
RESONAのグリッチエフェクトはテンポ同期に対応しており、楽曲のリズムに合わせた特殊な演出を作れます。
マウスによる直接操作に加え、DAWからMIDIを送ってエフェクトを演奏することも可能です。
Echo Clones(スタッター)
音の一部分を細かく繰り返し、リズミカルなスタッター効果を作ります。
ドラムやシンセに細かなリズム変化を加えたい場面に向いています。
Rewind(リバース)
入力された音を逆再生するエフェクトです。
通常の再生とは異なる動きを加え、フレーズに変化を付けられます。
Slow-Mo(スローダウン)
テープストップのように音が減速する効果を生み出します。
楽曲の展開が切り替わる場面や、ブレイク直前の演出に活用できます。
Pixel Blast(ビットクラッシュ)
デジタル的な破壊感や粗い質感を加えるエフェクトです。
ノイズを含んだ実験的なサウンドや、デジタル特有の歪みを作れます。
Giant(ピッチ変化)
音程を大胆に変化させるエフェクトです。
元の音とは異なる音域や雰囲気を作り、印象的な効果音の制作に役立ちます。
Strobe Shield(リズミックゲート)
音をリズミカルに区切り、細かく刻むようなパターンを作ります。
持続音のシンセやパッドにリズム感を加える用途にも適しています。
Freeze Ray(フリーズ)
音を保持し、時間が止まったような効果を生み出します。
残響を引き伸ばすような演出や、幻想的な音響表現に活用できます。
Super Scream(リバーススウェル)
逆再生によって音が膨らんでいくような効果を作ります。
ドロップ前の盛り上がりや、映画音楽の緊張感を高める場面に取り入れられます。
8種類のエフェクトを使い分けることで、リバーブに広がりを加えるだけでなく、音そのものを大胆に変化させられます。
MIDI操作とオートメーションでグリッチを演奏できる
RESONAのグリッチエフェクトは、MIDIを利用したリアルタイム操作に対応しています。
MIDIノートを押している間は対応するエフェクトが有効になり、ノートを離すと解除される仕組みです。
そのため、DAWのMIDIクリップを使ってグリッチのタイミングを組み立てたり、MIDIキーボードから演奏したりできます。
例えば、ドラムのフィルインに合わせてスタッターを加え、次の小節ではリバースに切り替えるといった使い方が考えられます。
MIDIノートによるエフェクト操作
ノートのオン・オフでグリッチエフェクトを切り替えられます。
リズムに合わせた細かな加工にも便利です。
12種類のMIDIコンボシーン
複数のエフェクトを組み合わせたコンボシーンを搭載しています。
TEAM-UPからOMEGAまで、異なる組み合わせを呼び出せます。
モジュレーションホイールに対応
MIDIキーボードのモジュレーションホイールを使い、リアルタイムに表現を変化させられます。
DAWオートメーション
MIX、ECHO、CITY、TONE、OUTの各コントロールをDAWから操作できます。
楽曲の展開に合わせてパラメーターを変化させることも可能です。
ゲーム感覚の操作とPEACE Mode
RESONAには、Glitch Gangと呼ばれる敵と戦うゲーム要素が用意されています。
入力されたオーディオのトランジェントが衝撃波となり、都市の中で起こるアクションに影響する仕組みです。
トランジェントとは、ドラムのアタックなど、音が急激に立ち上がる部分を指します。
ゲーム内では建物がグリッチの影響を受け、音にスタッターやリバースなどの変化が加わります。
また、4種類のボスが登場するのも特徴です。
Glitch Gangとのバトル
音のトランジェントがゲーム内のアクションにつながり、視覚的な演出と音響加工を組み合わせられます。
4種類のボス
Dr. Clip、The Limiter、Null、Madame Feedbackが登場します。
PEACE Mode
戦闘要素を無効にして、都市空間の探索とリバーブ操作に集中できるモードです。
ゲーム要素を楽しみながら音作りをすることも、PEACE Modeで通常のエフェクトとして使用することもできます。
18種類のロケーションプリセットと視覚的な音響ツール
RESONAでは、都市の中にある場所そのものをプリセットとして保存できます。
一般的なプラグインのプリセットは、ノブやスライダーの設定を記録するものですが、RESONAは環境や位置情報も含めて保存する仕組みです。
プリセットを呼び出せば、保存した都市空間と音の設定を再現できます。
また、反射音や音の伝わり方を視覚的に確認するための機能も搭載しています。
18種類のロケーションプリセット
異なる都市空間を呼び出して、さまざまな残響を試せます。
最大12種類のカスタムロケーション
自分で作った場所と音響設定を保存できます。
Live Echo Radar
都市空間で発生する反射音を視覚的に追跡できます。
Echo Trace
音がどのように伝わり、変化していくのかを確認するための機能です。
Acoustic Scan
都市の位置や環境によって変化する音響特性を視覚的に確認できます。
これらを活用することで、耳だけでなく画面上の情報も参考にしながら音作りを進められます。
RESONAの活用法|どんな音楽制作に向いている?
RESONAは、一般的なリバーブのように空間の響きを加えるだけでなく、グリッチエフェクトを使って音に変化を与えられます。
特に、エレクトロニック音楽や映画・ゲーム音楽、実験的なサウンドデザインなどで活用できるでしょう。
エレクトロニック・IDMのリズミカルな音作り
エレクトロニックやIDMでは、ドラムやシンセの音を細かく加工してリズムに変化を加える用途が考えられます。
ドラムのスタッター加工
Echo Clonesを使い、キックやスネア、パーカッションに細かな繰り返しを加えます。
シンセのリズミックゲート
Strobe Shieldを使えば、持続音に細かなリズムを付けられます。
ブレイク前の演出
Slow-MoやRewindを使い、次の展開に向けた音の変化を作れます。
アンビエント・実験音楽の空間表現
RESONAの3D都市を使ったリバーブは、時間とともに響きが変化する音作りにも活用できます。
例えば、シンセパッドを鳴らしながら都市空間を移動し、ガラスの建物からコンクリートの建物へと音の質感を変化させる使い方です。
動きのあるリバーブ
都市内の位置を変えながら、残響の表情に変化を加えます。
フリーズを使った持続音
Freeze Rayで音を保持し、長く続く音響効果を作ります。
素材の違いを使った音色変化
ガラスやレンガなど、建物ごとの反射特性を活用して雰囲気を変えられます。
映画・ゲーム音楽の特殊な音響演出
映画やゲーム音楽では、現実的な空間表現だけでなく、印象的な効果音や非現実的な音響演出が求められる場面もあります。
RESONAは、リバーブとグリッチを組み合わせることで、こうしたサウンドデザインにも利用できます。
金属的な空間表現
鉄骨構造の反射音を利用し、工場や機械的な空間をイメージした音作りに活用します。
緊張感を高めるリバース効果
Super Screamで音が膨らんでいくような演出を作れます。
デジタル的な破壊音
Pixel BlastやGiantを組み合わせ、独特な質感やピッチ変化を持つ効果音を作れます。
楽曲のトランジションやフィルイン
楽曲のセクションが切り替わる場面でも、RESONAのグリッチエフェクトを活用できます。
特に、MIDIでエフェクトのタイミングを指定できるため、楽曲のリズムと加工のタイミングを合わせやすいのが特徴です。
ドロップ前のスローダウン
Slow-Moで音のスピードを落とし、次の展開とのコントラストを作ります。
フィルインの細かな加工
Echo ClonesやStrobe Shieldを使い、短いフレーズにリズム変化を加えます。
展開をつなぐリバーススウェル
Super Screamを使い、次のセクションに向けて音が膨らむ演出を作れます。
RESONAは初心者でも扱いやすい?
RESONAは、マウス操作によってリバーブの響きを変化させられるため、細かなパラメーターを設定しなくても音の変化を試せます。
18種類のロケーションプリセットが用意されているので、まずは場所を切り替えながら、それぞれの残響を聴き比べる使い方がよいでしょう。
一方、一般的なリバーブとは操作方法が異なり、MIDIによるグリッチ操作やゲーム要素も搭載しています。
すべての機能を最初から使いこなそうとするより、目的に合わせて少しずつ操作を覚えるのが現実的です。
プリセットから始められる
18種類のロケーションを切り替えながら、異なる音響空間を試せます。
マウスで空間を操作できる
都市空間を移動させるだけで、残響の変化を確認できます。
PEACE Modeでリバーブに集中できる
ゲーム要素を使わずに音作りを進められます。
MIDI操作で表現を広げられる
基本操作に慣れたら、MIDIによるグリッチ演奏を取り入れることも可能です。
RESONAがおすすめな人・向いていない人
RESONAは、一般的なリバーブとは異なる操作方法で、空間表現や特殊な音響加工を楽しみたい人に向いています。
特に、リバーブとグリッチエフェクトを組み合わせて、音に動きや意外性を加えたい場合に魅力を感じられるでしょう。
おすすめな人
一般的なリバーブとは違う音作りを試したい人
3D都市の中を移動しながら響きを変化させる、新しい操作方法を取り入れられます。
グリッチエフェクトを使った楽曲を制作する人
スタッターやリバース、ビットクラッシュなどをテンポ同期で操作できます。
MIDIを使ってエフェクトを演奏したい人
ノートのオン・オフでグリッチを切り替えられるため、リアルタイムパフォーマンスにも活用できます。
映画・ゲーム音楽のサウンドデザインを行う人
金属的な残響やリバーススウェルなどを組み合わせ、特殊な音響演出を作れます。
視覚的な操作で音作りを楽しみたい人
都市の移動や反射音の表示を通じて、視覚的にも音の変化を確認できます。
向いていない人
自然なホールやルームの残響だけを求める人
RESONAは都市空間を使った特殊な残響表現が中心となるため、一般的なホールやスタジオの再現を主な目的とする場合は、別のリバーブも検討したいところです。
シンプルな操作だけで残響を調整したい人
3D都市やグリッチ、MIDI操作など独自の機能が多いため、従来型のリバーブを好む人には操作方法が合わない可能性があります。
macOS環境で制作している人
掲載されている対応OSはWindows 10/11のみです。
macOSへの対応は確認できないため、導入前に注意が必要です。
RESONAのシステム要件・対応環境
対応OS
Windows 10 / 11(64-bit)
プラグイン形式
VST3
対応DAW
Cubase、Ableton Live、FL Studio、REAPER、Studio One、Bitwig Studioなど、VST3対応DAW
インターフェース解像度
1100 × 716ピクセル
マニュアル
11ページのマニュアルが付属
まとめ:Glitch State Labs「RESONA」3D都市を飛び回りながら残響を操作!16種類の初期反射音と8種類のグリッチエフェクトで空間を演奏するリバーブ|DTMプラグインセール
Glitch State Labs「RESONA」は、3D都市を移動しながらリバーブを操作し、8種類のグリッチエフェクトを組み合わせて音を加工できるプラグインです。
建物の素材や位置関係によって反射音が変化するため、一般的なリバーブとは異なる感覚で空間表現を作れます。
3D都市を移動して残響を操作
建物の間や路地、開放空間を移動しながら、リアルタイムにリバーブの響きを変化させられます。
16種類の初期反射音
ディレイ時間、音量、ステレオ位置、素材特性の異なる反射音を組み合わせ、複雑な空間を表現します。
8種類のテンポ同期グリッチ
スタッター、リバース、ビットクラッシュ、フリーズなどを使い、楽曲のリズムに合わせた音響加工が可能です。
MIDIによるリアルタイム演奏
MIDIノートやコンボシーンを使って、複数のグリッチエフェクトを演奏できます。
ゲーム要素を省けるPEACE Mode
ゲームとして楽しむだけでなく、リバーブによる音作りに集中することもできます。
自然な残響を再現することだけが目的ではなく、空間の変化そのものを音楽表現に取り入れたい人に適したエフェクトです。
エレクトロニック音楽のグリッチ加工から、映画・ゲーム音楽の特殊な音響演出まで、独自のサウンドデザインを試したい人はチェックしてみてください。
