
Push and Groove「MICRONIX」は、24種類のシンセシスモデルを搭載した無料のモノフォニック・シンセサイザーです。
Mutable Instruments「Plaits」のDSPをベースに、バーチャルアナログ、FM、ウェーブテーブル、グラニュラー、物理モデリングなど、幅広い音源方式を収録しています。
さらに、LFOやモジュレーションマトリクスを使った音色変化にも対応。
シンセベースやリード、電子的なパーカッションなど、さまざまなサウンドを1つのプラグインで制作できます。
MICRONIXとは?24種類のシンセシスモデルを搭載した無料シンセサイザー

MICRONIXは、Mutable InstrumentsのオープンソースDSP「Plaits」を採用したソフトウェアシンセサイザーです。
最大の特徴は、24種類のシンセシスモデルを切り替えながら、異なる音源方式のサウンドを制作できること。
各モデルにはHarmonics、Timbre、Morphに対応する3つのマクロコントロールが用意されており、複雑な音作りも比較的シンプルな操作で始められます。
また、OUTとAUXの出力信号をブレンドすることで、音色のバリエーションを広げられる点も魅力です。
24種類のシンセシスモデル
バーチャルアナログ、FM、ウェーブテーブル、グラニュラー、物理モデリング、パーカッションなど、幅広い音源方式を収録。
3つのマクロコントロール
Harmonics、Timbre、Morphを使って、各モデルの音色を直感的に調整できます。
OUT・AUXミックス
2つの出力信号をブレンドし、異なる音色や質感を組み合わせられます。
モノフォニック仕様
単音演奏に対応し、ベースラインやリードなどの制作に適しています。
LFOとモジュレーションマトリクスで動きのあるサウンドを制作
MICRONIXには、音色を時間とともに変化させるモジュレーション機能が搭載されています。
LFOは5種類の波形から選択でき、緩やかな揺れからリズミカルな変化、不規則な動きまで表現可能です。
DAWのテンポに同期させることも、独立した周期で動作させることもできます。
さらに、4系統のモジュレーションマトリクスを使えば、複数のパラメーターを組み合わせた音作りにも対応。
単純な電子音に動きを加えたり、演奏に合わせて音色を変化させたりと、表現の幅が広がります。
5種類のLFO波形
Sine、Triangle、Square、Saw、Sample & Holdを搭載し、さまざまな周期的変化を作れます。
DAWテンポ同期
楽曲のテンポに合わせたモジュレーションや、自由な周期による音色変化に対応。
4系統のモジュレーションマトリクス
Source、Via、Destination、Amountを組み合わせ、複数のパラメーターをコントロールできます。
豊富なモジュレーションソース
LFO、AMP ENV、Velocity、Mod Wheel、Aftertouch、Key Trackなどを利用できます。
ADSRとLPGを切り替えて音のキャラクターを調整
MICRONIXでは、一般的なADSRエンベロープと、Plaits由来のLow-Pass Gate(LPG)を切り替えられます。
ADSRは音の立ち上がりから減衰、持続、余韻まで細かく調整できるため、幅広い音作りに対応。
一方、LPGは音量と音色の減衰を組み合わせた独特の響きが特徴です。
短く歯切れのよいサウンドから、自然に減衰するパーカッシブな音まで、目的に合わせて使い分けられます。
ADSRモード
Attack、Decay、Sustain、Releaseを個別に調整し、音量の時間的な変化をコントロールできます。
LPGモード
DecayとColorを使い、Plaits特有の減衰感を持つサウンドを制作できます。
MICRONIXの便利な機能
MICRONIXには、音作りを効率よく進めるための機能も用意されています。
Randomizeを使えば、シンセシスモデルと3つのマクロ設定をランダムに変更できるため、新しい音色を探す際に便利です。
また、波形やエンベロープの動きを画面上で確認できるので、パラメーターの変化を視覚的に把握できます。
Randomize・Restore
モデルとマクロ設定をランダムに変更し、Restoreで直前の設定に戻せます。
リアルタイム波形表示
波形、エンベロープ、モジュレーションの状態、出力レベルを画面上で確認できます。
オンスクリーンキーボード
DAWからMIDIノートを入力しなくても、画面上の鍵盤で音色を確認できます。
演奏コントロール
Retrigger、Legato、Glide、オクターブ変更、MIDI Pitch Bendに対応しています。
MICRONIXの活用法
MICRONIXは、単音を中心としたシンセサウンドの制作に適しています。
24種類のモデルを切り替えることで、一般的なシンセベースやリードだけでなく、金属的な電子音、粒状のテクスチャー、パーカッシブなサウンドなども作れます。
特に、音源方式を切り替えながら新しい音色を探したい場面で活躍するでしょう。
シンセベースの制作
バーチャルアナログ系のモデルを使い、グライドやレガートを組み合わせたベースラインを制作できます。
リードサウンドの制作
FMやウェーブテーブルなどを活用し、モジュレーションによって表情のあるリードを作れます。
電子音・効果音の制作
グラニュラーや物理モデリングを使い、独特な質感を持つ電子音やサウンドエフェクトを制作できます。
パーカッションの制作
パーカッション系モデルを利用し、楽曲のアクセントになる電子的な打楽器サウンドを作れます。
MICRONIXとMICRONIX PROの違い
MICRONIXには、さらに高度な音作りに対応した上位版「MICRONIX PRO」も用意されています。
無料版は1つの音源エンジンによるモノフォニック演奏が基本ですが、PRO版では2つの独立したエンジンとポリフォニーに対応。
複数の音色を重ねたり、コードを演奏したりと、より複雑なサウンドデザインが可能です。
2つの独立した音源エンジン
異なるシンセシスモデルを組み合わせた音作りに対応。
ポリフォニー
複数の音を同時に鳴らせるため、コード演奏にも利用できます。
Ring Modulation・AM
2つのエンジンを組み合わせ、新しい倍音や質感を作れます。
S-FILTER
FILTRONIX由来のアナログモデリング技術を採用したフィルターを搭載。
高度なモジュレーション
2基のLFO、2つのモジュレーションエンベロープ、ステップシーケンサーを利用できます。
プリセット管理
作成したサウンドの保存や整理に対応しています。
ベースやリードを中心に制作するなら無料版でも十分に試せますが、コード演奏や複数エンジンによる音作りを重視する場合はPRO版が選択肢になります。
MICRONIXがおすすめな人・向いていない人
MICRONIXは、さまざまな音源方式を使って音作りを楽しみたい人に適したシンセサイザーです。
24種類のモデルを切り替えられるため、特定のシンセシス方式に限定されず、幅広いサウンドを試せます。
ただし、モノフォニック仕様のため、複数の音を同時に演奏する用途には向いていません。
おすすめな人
- 24種類のシンセシスモデルを試してみたい人。
- シンセベースやリードを制作する人。
- LFOやモジュレーションを使った音作りを楽しみたい人。
- PlaitsのサウンドをDAWで利用したい人。
- 無料で使える多機能なシンセサイザーを探している人。
向いていない人
- コードやパッドをポリフォニックで演奏したい人。
- 複数の音源エンジンを重ねた音作りを重視する人。
- ステップシーケンサーを内蔵したシンセサイザーを探している人。
MICRONIXのシステム要件・対応環境
Windows
64bit版に対応。
プラグイン形式:VST3。
macOS
Intel Mac・Apple Silicon Macに対応。
プラグイン形式:AU / VST3。
まとめ:Push and Groove「MICRONIX」24種類のシンセシスモデルを搭載!アナログ・FM・グラニュラーなど多彩な音作りが楽しめる無料シンセサイザー|DTMプラグインセール
MICRONIXは、24種類のPlaitsシンセシスモデルをDAWで利用できる無料のモノフォニック・シンセサイザーです。
異なる音源方式を切り替えながら、ベースやリード、電子音、パーカッションなどを制作できるのが大きな魅力。
LFOやモジュレーションマトリクスも搭載しており、シンプルな音作りから動きのあるサウンドまで幅広く対応しています。
24種類のシンセシスモデル
アナログ、FM、ウェーブテーブル、グラニュラーなど、多彩な音源方式を収録。
柔軟なモジュレーション
5種類のLFO波形と4系統のモジュレーションマトリクスを搭載。
ADSR・LPG切り替え
音の立ち上がりや減衰を調整し、異なるキャラクターを作れます。
音作りを支援する便利な機能
Randomizeやリアルタイム波形表示などを利用できます。
ベース・リード制作に適した設計
モノフォニック演奏に加え、グライドやレガートにも対応。
さまざまなシンセシス方式に触れながら、自分だけのサウンドを探したい人は、ぜひチェックしてみてください。
