
Orra Audio「Orra Key」は、サンプルやループを再生するだけでキーを検出し、そのキーに合ったコードまで確認できる無料プラグインです。
キーを調べて終わりではなく、コードの試聴やMIDI出力、サンプルを曲のキーへ合わせるための移調までサポート。
サンプルを起点に曲作りを進めたいときに便利なツールです。
Orra Audio「Orra Key」とは

Orra Keyは、再生しているサンプルやループを解析し、数秒でキーを検出するプラグインです。
解析するだけなので、入力したオーディオ自体には変更を加えません。
主な機能は次のとおりです。
- サンプルやループのキーを検出
- 相対調を表示
- 2種類のDJコードを表示
- MATCHで検出結果の確度を確認
- 次に可能性の高いキーも表示
- コードを試聴
- コードをMIDIとしてDAWへドラッグ&ドロップ
- サンプルを曲のキーへ合わせるための移調量を表示
- A440からのチューニングのズレをcent単位で表示
キー検出から、その結果を使った曲作りまで一つのプラグイン内で進められるのが特徴です。
サンプルやループのキーを数秒で検出
Orra Keyをトラックへ挿入して素材を再生すると、解析したキーが数秒で表示されます。
単純にキー名を表示するだけでなく、判断材料となる情報も確認できます。
- 検出したキー
- 相対調
- DJコード「8A / 8B」形式
- DJコード「1d / 1m」形式
- MATCH
- 最大2つの「ALSO LIKELY」
- A440を基準としたチューニングのズレ
MATCHは、ラベル付けされたループを基準に調整されたヒット率として確認できます。
候補が一つに絞りにくい素材では、ALSO LIKELYから別の可能性を確認できるのもポイントです。
検出したキーのコードをそのまま試聴できる
キーを検出すると、そのキーで使えるコードが11個のタイルとして表示されます。
7つの基本的なコードに加えて、近接するモードから4つの借用コードも用意されています。
- コードをクリックして試聴
- Triad・7th・9thを選択
- Close・Smooth・Open・+ Bassの4ボイシング
- Low・Mid・Highの3つの音域
- 1・2・4小節から長さを選択
コード理論を確認しながら入力する必要がなく、実際に音を聴きながら曲に合うコードを探せます。
コードをMIDIとしてDAWへドラッグ&ドロップ
気に入ったコードは、MIDIクリップとしてDAWへ直接ドラッグできます。
MIDIクリップにはコード名が付けられ、DAW側のセッションテンポと拍子に合わせて使用できます。
「このサンプルに合うコードは何だろう」と考えるところから、実際にMIDIを配置するところまでスムーズにつなげられる機能です。
サンプルを曲のキーへ合わせる移調量が分かる
手持ちのサンプルをプロジェクトのキーへ合わせたいときは、「Transpose」と「MATCH TO」が役立ちます。
Transposeでは、-6〜+6半音までの13段階について、移調後にどのキーになるかを確認できます。
- プロジェクトのキーをMATCH TOで指定
- 適合する移調位置をハイライト
- 何半音動かせばよいか確認
- 相対調も考慮
たとえば、気に入ったループを見つけても曲とキーが合わない場合に、「何半音ピッチを動かせばよいのか」を判断しやすくなります。
キーホイールから24キーを確認できる
画面には、メジャーとマイナーを合わせた24キーを配置したキーホイールも用意されています。
解析結果を見るだけでなく、ホイール上のキーをクリックして任意のキーへ切り替えることも可能です。
- メジャーキーを外側に表示
- マイナーキーを内側に表示
- キーの可能性を明るさで表示
- 相性よくミックスできるキーを確認
- 任意のキーをクリックしてコードを確認
オーディオを再生していない状態でもキーを選択できるため、コードを探すツールとしても利用できます。
NOTES HEARDで含まれている音を確認
NOTES HEARDでは、C〜Bまで12音がどの程度検出されたかをバーで確認できます。
選択しているキーのスケール音も色分けされるため、解析結果をもう少し詳しく確認したいときに便利です。
キーから外れる音が目立つ場合は、借用コードやベンドした音が含まれている可能性や、別のキーが候補になる可能性を考える材料になります。
オーディオには処理を加えない
Orra Keyは、音そのものを加工するエフェクトではありません。
オーディオを解析して情報を表示する仕組みになっています。
- オーディオはそのまま通過
- ゼロレイテンシー
- 解析は独立したスレッドで実行
- 解析結果をセッションと一緒に保存
そのため、キーを確認するために挿したOrra Keyがサウンドそのものを変化させることはありません。
Orra Keyは無料で利用可能
Orra Keyは無料で利用でき、任意で支払う「Pay what you can」方式も用意されています。
無料のライセンスキーを取得すれば、最大3台のコンピューターでアクティベートできます。
対応環境は次のとおりです。
- macOS
- Windows
- VST3
- AU
- AAX
- 最大3台までアクティベート可能
Orra Audio「Orra Key」はこんな人におすすめ
Orra Keyは、サンプルやループを使って曲を作る機会が多い人と特に相性のよいプラグインです。
- サンプルのキーを素早く調べたい人
- ループに合うコードをすぐに探したい人
- コードをMIDIとしてDAWへ取り込みたい人
- サンプルを曲のキーへ合わせる移調量を知りたい人
- コード理論に詳しくなくてもコード候補を探したい人
- 無料のキー検出プラグインを探している人
単なるキー検出だけでなく、「キーを調べたあと、どう曲作りにつなげるか」までサポートしてくれるのがOrra Keyの魅力です。
サンプルを見つけてから、キーを確認し、コードを試し、MIDIをDAWへ配置する。
この一連の流れをスムーズにしたい人は、チェックしておきたい無料プラグインです。
まとめ:Orra Audio「Orra Key」サンプルのキーを数秒で検出!コード試聴・MIDIドラッグ&ドロップ・移調まで対応する無料プラグイン|DTMプラグインセール
Orra Audio「Orra Key」は、サンプルやループのキーを調べるだけでなく、その結果を曲作りへつなげられる無料プラグインです。
- サンプルやループのキーを数秒で検出
- 相対調やDJコード、MATCHを表示
- 11種類のコード候補を試聴可能
- コードをMIDIとしてDAWへドラッグ&ドロップ
- Triad・7th・9thやボイシングを選択可能
- 曲のキーに合わせるための移調量を確認
- A440からのチューニングのズレも表示
- Mac・Windows、VST3・AU・AAXに対応
「キーを調べて終わり」ではなく、そこからコードを探してMIDIとして曲へ取り込めるのが大きな特徴です。
サンプルやループを起点に曲を作ることが多い人なら、制作の流れをスムーズにしてくれる便利なツールです。
