
PORTATWINは、1987年製の4トラック・カセットレコーダーをモデルにしたLo-Fi系のカセット・チャンネルストリップです。
プリアンプのクリップやテープの飽和だけでなく、Wow/Flutter、ヒス、クロストーク、テープの劣化など、古いカセットレコーダーならではの不完全な挙動まで音作りに利用できます。
きれいなテープサウンドを再現するというより、古い宅録機材を通したようなクセのある質感を加えたいときに使いたいプラグインです。
PORTATWINとは

PORTATWINは、1987年製4トラック・カセットレコーダーのプリアンプ、テープ、トランスポート、ノイズリダクションをモデルにしています。
特徴は、古い機材の弱点を取り除くのではなく、クリップや揺れ、ノイズ、劣化といったクセを残していることです。
主な特徴は次のとおりです。
- 早い段階からクリップするプリアンプ
- カセットテープのサチュレーション
- Wow/Flutterによるテープ走行の揺れ
- BIASによる高域特性の変化
- テープの劣化を表現
- ヒスノイズに作用するノイズリダクション
- クロストークを再現
- DRIVEに応じて低域が膨らむヘッドバンプ
- 15種類のパラメーター
- 15種類のプリセット
軽く質感を加える使い方から、音が崩れるほど大胆なLo-Fi加工まで対応できます。
プリアンプのクリップからテープの劣化まで再現
PORTATWINの特徴のひとつが、入力段にあるプリアンプです。
早い段階からクリップする特性を持っており、クリーンなアナログカラーから強く歪んだサウンドまで作れます。
さらに、カセット部分ではさまざまな不安定さを加えられます。
- Wow/Flutter
テープ走行によるピッチの揺れを加えます。 - BIAS
設定によって高域の特性を変化させます。 - AGE
テープが古くなったような劣化を加えます。 - Crosstalk
トラック間で音が漏れるような挙動を再現します。
こうした要素を組み合わせることで、単純に高域を削っただけでは作りにくい、古いカセット録音らしい質感を狙えます。
ドラム・シンセ・ギターからフルミックスまで使える
PORTATWINは、特定の楽器専用ではありません。
古い4トラックレコーダーを通したような質感を加えたいトラックに幅広く使えます。
たとえば、次のような使い方ができます。
- ドラムバスに挿してカセット録音のような質感を加える
- シンセにWow/Flutterを加えてピッチを揺らす
- ギターを古い宅録作品のようなサウンドへ加工する
- ミックス全体にカセットテープの質感を加える
- AGEやDRIVEを強めて大胆なLo-Fiサウンドを作る
「きれいなスタジオテープ」の再現を狙うプラグインというより、カセットレコーダーのクセそのものを音作りに取り入れたい場合に向いています。
v2.0でテープの挙動をアップデート
PORTATWIN v2.0では、インターフェースだけでなくテープ部分の挙動も変更されています。
主な変更点は次のとおりです。
- インターフェースを刷新
- テープが以前より少し早くサチュレーションするように変更
- AUTO GAINを再調整
- BIASによる高域変化を調整
- 1⅞ ips使用時の帯域を拡大
- ヒスノイズがテープヘッドの帯域を通るように変更
- ドロップアウトなどの不具合を修正
- 「Service Manual」プリセットを追加
なお、v1.9で保存したプロジェクトは同じ設定で開けますが、v2.0ではサウンドが完全に同一ではありません。
完成済みのプロジェクトで使用している場合は、アップデート前にバウンスやフリーズをしておくと安心です。
15種類のプリセットから音作りを始められる
PORTATWINには15種類のパラメーターと15種類のプリセットが用意されています。
プリセットは、控えめなアナログ感を加えるものから、大胆にLo-Fi化するものまで収録。
まずプリセットを切り替えて方向性を決め、そこからDRIVEやBIAS、AGEなどを調整すると使いやすいでしょう。
各パラメーターはオートメーションにも対応しています。
対応環境
PORTATWINはmacOSとWindowsに対応しています。
- フォーマット: VST3/AU/CLAP
- macOS: Universal対応
- Windows: Windows 10以降
- バージョン: v2.0.0
- ライセンス: 永続ライセンス
- アカウント: 不要
- iLok: 不要
- サブスクリプション: 不要
- アクティベーション: 不要
macOS版はAppleによる公証済みです。
Pro Toolsで使用するAAXには対応していません。
まとめ:Pointless Audio「PORTATWIN」1987年製4トラック・カセットレコーダーのプリアンプやテープの揺れ・劣化を再現するLo-Fiプラグイン|DTMプラグインセール
PORTATWINは、1987年製4トラック・カセットレコーダーの不完全な挙動を積極的に音作りへ取り入れられるLo-Fiプラグインです。
特徴をまとめると次のようになります。
- 早くクリップするプリアンプによるカラーリング
- カセットテープのサチュレーションを再現
- Wow/Flutterによるピッチの揺れ
- BIASやAGEによるテープの変化
- ヒス、クロストーク、ヘッドバンプを再現
- 控えめなアナログ感から大胆なLo-Fi加工まで対応
- ドラム、シンセ、ギター、フルミックスに使用可能
- 15種類のプリセットを収録
- VST3/AU/CLAP対応
- アカウントやiLok、アクティベーション不要
整ったスタジオテープサウンドではなく、古い4トラック・カセットレコーダーで録音したような揺れや荒さ、劣化した質感まで取り入れたい人に注目してほしいプラグインです。
