
Audio Tech Hub「MIDI Morph 2」は、オーディオからMIDIへの変換を中心に、MIDI生成やモーフィング、スケール補正、アルペジエート、ステム分離などをまとめたMIDI制作ツールです。
ループや楽曲だけでなく、自分の声を録音してMIDIへ変換することも可能。
「すでにある音」をMIDIに変換し、そこから新しいフレーズへ発展させたいときに活用できます。
MIDI Morph 2とは

MIDI Morph 2は、VST3/Standaloneで使用できるMIDI-FXツールです。
オーディオやMIDIを読み込み、MIDIへの変換や編集、モーフィングなどを行い、完成したMIDIをDAWへドラッグして利用できます。
主な機能は次のとおりです。
- オーディオからMIDIへの変換
- フルミックスのステム分離
- MIDIパートの自動生成
- ピッチ・タイミング・ベロシティの変化
- トランスポーズ
- キー/スケールへのロック
- クオンタイズ
- アルペジエーター
- ハイハットパターン生成
- ピアノロールでのMIDI編集
- DAWのテンポ/トランスポートとの同期
- MIDIのドラッグ&ドロップ出力
オーディオをMIDI化するだけで終わらず、その後のアイデア作りや編集まで進められるのが大きな特徴です。
オーディオを編集可能なMIDIへ変換
MIDI Morph 2では、オーディオを読み込んでMIDIノートへ変換できます。
Spotify BasicPitchを利用したニューラルトランスクリプションに対応しており、メロディやコード、ベースラインなどを編集可能なMIDIとして扱えます。
- オーディオファイルを読み込んでMIDI化
- メロディをMIDIノートへ変換
- コードをMIDIとして扱える
- ベースラインをMIDIへ変換
- 録音した声からMIDIを作成
- キー検出に対応
たとえば、思いついたメロディを声で録音し、MIDIへ変換してシンセやソフト音源で鳴らすといった使い方ができます。
オーディオ素材から演奏情報を取り出し、別の音色で組み直したいときにも便利です。
フルミックスをステム分離して個別にMIDI化
MIDI Morph 2は、1つの楽曲を複数のステムへ分離する機能も備えています。
フルミックスを読み込み、必要なパートを取り出して、それぞれを個別にMIDI化・加工できます。
- フルミックスからステムを分離
- ボーカル、ドラム、ベースなどを個別に扱える
- 分離したパートをそれぞれMIDI化できる
- 各パートを個別にモーフィング可能
- Keep Stemsを使ってオーディオも保持できる
完成されたオーディオをそのまま使うのではなく、パート単位でMIDIへ変換して新しいアレンジへ発展させられます。
MIDI Generatorで新しいパートを生成
手元にフレーズがない場合は、Generatorを使ってMIDIパートを作ることもできます。
選択したムード、キー、スケールをもとにニューラルネットワークが音楽的なパートを生成します。
- ムードを選択してMIDIを生成
- キーを指定可能
- スケールを指定可能
- 生成するたびに新しいパターンを作成
何もない状態からアイデアを探したいときや、現在のアレンジにもう1つパートを追加したいときのきっかけとして使えます。
Morphで元のフレーズを別のアイデアへ変化
MIDI Morph 2の中心となる機能のひとつがMorphです。
読み込んだMIDIや変換したMIDIに変化を加え、元とは異なるフレーズへ発展させられます。
- ピッチを変化
- タイミングを変化
- ベロシティを変化
- トランスポーズ
- クオンタイズ
- Safe/Fresh/Wildから変化の方向を選択
- パッド操作でシンプル/複雑、ダーク/ブライトの方向へ調整
元の演奏を完全に捨てて作り直すのではなく、素材として残しながら別のアイデアを探せます。
「このフレーズをもう少し変えてみたい」という場面で試しやすい機能です。
Scale-Lockでキーとスケールを維持
MIDIを変形するときに便利なのがScale-Lockです。
キーとスケールを指定してノートをロックできるため、MIDIを動かしたりモーフィングしたりするときも指定したスケール内で作業できます。
- キーを指定
- スケールを指定
- ノートをスケール内にロック
- Morphと組み合わせて使用可能
- MIDI編集時にもスケールを維持
ランダムな変化を加えながらも、楽曲のキーから外れない範囲でフレーズを探せます。
10種類のアルペジエーターモードとハイハット生成
MIDI Morph 2にはアルペジエーターも搭載されています。
1つのノートからリズミカルなフレーズを作ることができ、10種類のモードからパターンを選択できます。
- Up/Down系のアルペジオ
- Ratchet
- Euclid
- Evolve
- 合計10種類のアルペジエーターモード
- 専用ハイハットエンジン
- プロジェクトのテンポに同期
メロディやコードだけでなく、細かなリズムパターンを作る用途にも利用できます。
Steal Rhythmでほかのドラムパターンのノリを取り込む
Steal Rhythmでは、ほかのドラムパターンが持つリズムやスウィングを利用できます。
音そのものをコピーするのではなく、リズムの感覚をMIDI制作へ取り入れられる機能です。
- ドラムパターンからリズムを取得
- スウィング感を取り込める
- 別のMIDIパートへリズムを活用
自分で細かくタイミングを調整するだけでなく、すでにあるリズムを出発点としてグルーヴを作れます。
ピアノロールでMIDIをそのまま編集
変換・生成・モーフィングしたMIDIは、内蔵ピアノロールで編集できます。
DAWへ移動する前に、ノートを確認しながら必要な部分を調整可能です。
- MIDIノートを選択
- ノートを描画
- ノートを移動
- トランスポーズ
- 元のMIDIとモーフィング後のMIDIを比較
- DAWの再生位置と同期
オーディオから変換した結果をそのまま使うだけではなく、気になる部分を修正してからDAWへ持っていけます。
完成したMIDIをDAWへドラッグ&ドロップ
作成したMIDIは、MIDI Morph 2からDAWへ直接ドラッグできます。
出力されるMIDIはゼロスタートになり、DAWのテンポにも合わせられます。
- MIDIをDAWへドラッグ&ドロップ
- DAWテンポに対応
- ホストのトランスポートと同期
- Againで設定を維持したまま別パターンを生成
気に入らなければAgainで新しいパターンを試し、気に入った結果だけをDAWへ持っていくという使い方ができます。
MIDI Morph 2の使い方・音楽制作でどう使うか
MIDI Morph 2は、ゼロからMIDIを生成する用途だけではなく、すでに持っている素材や自分のアイデアを別の形へ発展させる使い方ができます。
たとえば、鼻歌で思いついたメロディを録音してMIDI化し、シンセで鳴らすところまでスムーズに進められます。
既存のループを読み込んでMIDIへ変換し、Morphでピッチやタイミングを変えて、元とは違うフレーズへ作り替えるのもひとつの方法です。
フルミックスから必要なパートを分離してMIDI化すれば、そこから別の音色やアレンジへ展開できます。
- 鼻歌からメロディMIDIを作る
- オーディオループからMIDIを取り出す
- フルミックスから特定パートを分離してMIDI化する
- 手持ちのMIDIをMorphで変化させる
- Generatorから新しいパートのアイデアを作る
- Scale-Lockを使いながらフレーズを試す
- アルペジエーターでリズミカルなパートへ変える
- ドラムパターンのグルーヴを別のMIDIへ取り入れる
「最初からすべて打ち込む」のではなく、音声や既存素材を制作のスタート地点にできるのがポイントです。
MIDI Morph 2が向いている人
MIDI Morph 2は、オーディオとMIDIを行き来しながらアイデアを作りたい人と相性のよいツールです。
特に次のような使い方をしたい人は、機能を活用しやすいでしょう。
- オーディオからMIDIを作りたい人
- 鼻歌からメロディを打ち込みたい人
- 既存のMIDIフレーズを別のアイデアへ発展させたい人
- MIDIジェネレーターを作曲のきっかけに使いたい人
- フルミックスからパートを分離してMIDI化したい人
- キーやスケールを維持しながらMIDIを変化させたい人
- MIDIの打ち込みに新しいアプローチを取り入れたい人
特に、完成したフレーズを自動生成して終わるのではなく、生成された結果を自分で編集しながら仕上げたい人に使いやすい構成です。
まとめ:Audio Tech Hub「MIDI Morph 2」オーディオをMIDIへ変換!ステム分離・MIDI生成・モーフィングまでできるMIDI制作ツール|DTMプラグインセール
MIDI Morph 2は、オーディオをMIDIへ変換する機能を中心に、ステム分離、MIDI生成、モーフィング、スケール補正、アルペジエート、編集までを1つの環境で行えるMIDI制作ツールです。
- オーディオからメロディ・コード・ベースラインなどをMIDI化
- フルミックスをステム分離して個別にMIDI化
- キーやスケールを指定したMIDI生成
- ピッチ・タイミング・ベロシティを変化させるMorph
- キーから外れないように調整できるScale-Lock
- 10種類のアルペジエーターモードを搭載
- ハイハットパターンの生成に対応
- ドラムパターンからリズムやスウィングを取り込める
- ピアノロール上でMIDIを直接編集
- 完成したMIDIをDAWへドラッグ&ドロップ
オーディオを単純にMIDIへ変換するだけでなく、変換した素材をさらに変化させ、新しいフレーズへ発展させられるのが特徴です。
手持ちのループや楽曲、自分の声などを作曲のアイデアとして再利用したいときに、さまざまなアプローチを試せます。

