
TELESCOPEは、ラウドネスやスペクトラム、ステレオイメージなどを1つのプラグインでまとめて分析できるオーディオアナライザーです。
13種類の分析機能を搭載し、ミックスやマスタリング時に音の状態をさまざまな視点から確認できます。
この記事では、TELESCOPEの特徴や分析機能、対応環境などを詳しく紹介します。
TELESCOPEの特徴

TELESCOPEは、複数の分析ツールを1つにまとめた総合アナライザーです。
目的ごとにプラグインを切り替える必要が少なく、1つの画面でさまざまな視点から音を確認できます。
- 13種類の分析画面を搭載
- 数値だけでなくグラフでも視覚的に確認できる
- ミックスやマスタリングの確認作業に便利
- 音を変化させず解析だけを行う
13種類の分析機能
TELESCOPEには、それぞれ異なる役割を持つ13種類の「Lens(レンズ)」が用意されています。
用途に応じて切り替えながら、さまざまな角度からオーディオを分析できます。
Loudness
放送や配信で使われるラウドネス規格に基づいて音量を測定します。
Integrated LUFSだけでなく、Short-termやMomentary LUFS、LRA、True Peakまで確認できます。
- Integrated LUFS
- Short-term LUFS
- Momentary LUFS
- Loudness Range(LRA)
- True Peak
- 左右チャンネルごとの測定にも対応
Dynamics
音源のダイナミクスを確認できます。
圧縮のかかり具合やヘッドルームの余裕を把握したい場合に役立ちます。
- PSR(Peak to Short-term Loudness Ratio)
- PLR(Peak to Loudness Ratio)
- ダイナミクスのヒストグラム表示
- クリップ発生履歴をタイムラインで表示
Spectrum
周波数バランスをFFTで解析します。
FFTサイズやウィンドウ関数も選択できるため、目的に合わせた表示が可能です。
- FFTサイズは1,024〜32,768ポイント
- Hann、Blackman-Harris、Kaiserに対応
- 1/3オクターブ表示
- Barkスケール表示
- dBFSで正確に表示
Spectrogram
時間と周波数の変化をヒートマップ形式で表示します。
どの帯域がどのタイミングで鳴っているかを視覚的に把握できます。
- 20Hz〜20kHzを表示
- 最大60秒まで履歴表示
- 色でレベル変化を確認
Waterfall
スペクトログラムを立体的に表示するモードです。
時間経過とともに周波数成分がどのように変化したかを確認できます。
- 高さでレベルを表示
- 奥行きで時間を表示
- 2.5Dビューで視認性が高い
CQT
音階を基準にスペクトラムを表示します。
現在鳴っている音やキーを確認したい場合に便利です。
- Constant-Q解析
- クロマグラム表示
- キー推定
- 推定結果の信頼度も表示
Spiral
CQTを円形に配置した表示です。
同じ音名が一直線に並ぶため、オクターブ構造を直感的に確認できます。
- 音階を円形で表示
- オクターブごとの関係が分かりやすい
- 和音や音程の把握に便利
Scope
ステレオイメージを分析します。
相関や左右の広がり、モノラル再生時の影響などを確認できます。
- Correlation
- Stereo Width
- Balance
- Mono Loss
- Lissajous表示
- Polar表示
Band Correlation
帯域ごとの位相を確認できます。
低域はモノラル、高域は広がりがあるといった状態も細かく分析できます。
- 1/3オクターブごとの相関を表示
- 帯域ごとの位相確認
- ステレオの問題を発見しやすい
Stereo Spectrogram
スペクトログラムに位相情報を追加した表示です。
色によってステレオの状態を確認できます。
- 赤:逆相
- 緑:広いステレオ
- 白:モノラル
- 黒:信号なし
Field
周波数とパンニング方向を同時に可視化します。
ステレオ空間全体のエネルギー分布を把握できます。
- パン方向を可視化
- 周波数との関係を表示
- エネルギー分布を立体表示
Tonal Balance
基準となるリファレンストラックと比較できます。
両方をラウドネスで正規化したうえで比較するため、音量差に左右されず周波数バランスを確認できます。
- リファレンストラックと比較
- ラウドネスを揃えて解析
- 周波数バランスの違いを確認
Verdict
TELESCOPEを特徴付ける分析機能です。
測定結果を文章としてまとめて表示します。
AIによる解析ではなく、測定値とルールに基づいて一定の条件を満たした内容だけをレポートします。
各コメントには、根拠となる数値とルール番号も表示されます。
- 測定結果を文章で表示
- 数値を根拠として提示
- ルール番号を表示
- AIではなくルールベースで判定
- 同じ音源なら常に同じ結果になる
測定精度へのこだわり
TELESCOPEは、分析精度を重視して設計されています。
ラウドネスやTrue Peakの計算には放送規格で利用される方式を採用し、各機能はテストデータを使って検証されています。
また、リアルタイム解析とオフライン解析で同じ結果になるよう設計されている点も特徴です。
- 0サンプルレイテンシー
- Bit-exact Pass-through
- True Peak測定に対応
- ラウドネス規格に準拠
- オフライン解析でも同じ結果を取得
- 測定結果の再現性が高い
TELESCOPEはこんな人におすすめ
複数の分析ツールを1つにまとめて使いたい人に向いています。
ラウドネスだけでなく、周波数、ステレオ、ダイナミクス、音階までまとめて確認できるため、ミックスやマスタリング時のチェック作業を効率化できます。
- ミックスの確認を効率化したい人
- マスタリング時に客観的な分析をしたい人
- ラウドネスを確認したい人
- スペクトラムや位相もまとめて見たい人
- リファレンスとの比較を行いたい人
- 音を変えずに分析だけを行いたい人
対応環境
TELESCOPEは主要なDAWで利用しやすいプラグイン形式に対応しています。
- VST3
- AU(macOS)
- macOS 11以降
- Windows 10以降
- モノラル入力・ステレオ入力に対応
- ステレオ出力
まとめ:OVNI Audio「TELESCOPE」ラウドネス・True Peak・スペクトラム・キー解析・ステレオイメージを1つのプラグインで確認できる13種類の分析機能を備えたオーディオアナライザー|DTMプラグインセール
TELESCOPEは、13種類の分析機能を1つにまとめた高機能オーディオアナライザープラグインです。
ラウドネスやスペクトラムだけでなく、ダイナミクス、ステレオ、キー解析、トーナルバランスまで幅広く確認できます。
さらに、測定結果を文章として表示する「Verdict」により、数値だけでは把握しにくいポイントも確認しやすくなっています。
音を加工するプラグインではなく、正確に測定することへ重点を置いた設計になっているため、ミックスやマスタリング時の客観的なチェックツールとして活用しやすいプラグインです。
