
ChopSampは、ハードウェアサンプラーのような操作感を目指して開発されたオープンソースのサンプラー・スライサーです。
自動スライスや手動編集、リアルタイム録音など幅広い機能を備え、サンプルを直感的に加工できます。
この記事では、ChopSampの特徴や主な機能、対応環境について分かりやすく紹介します。
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ChopSamp:ハードウェア感覚で使えるオープンソースのサンプラー・スライサー

ChopSampは、オーディオサンプルをスライスして演奏・編集できるサンプラーです。
昔ながらのハードウェアサンプラーのような直感的なワークフローを、PC上で再現できるよう設計されています。
主な特徴は次のとおりです。
- VST3プラグインとスタンドアロン版に対応
- オープンソースで開発されている
- ハードウェアサンプラーを意識した操作性
- サンプルのスライスから演奏、編集まで一つの画面で行える
- JUCE FrameworkとC++20で開発されている
ChopSampの主な特徴
ChopSampには、サンプル編集を効率化するさまざまな機能が搭載されています。
ここでは代表的な機能を紹介します。
ゼロクロッシング対応のスライス機能
クリックノイズを抑えながらサンプルを分割できるスライス機能です。
ゼロクロッシングへ自動で合わせるため、自然な切り出しができます。
利用できるスライス方法は次のとおりです。
- Gridスライス
- 1/2から1/16トリプレットまでのグリッド分割に対応
- Transientsスライス
- 音のピークを検出して自動でスライス
- 感度をスライダーで調整可能
- Randomスライス
- 2~32個のランダムスライスを生成
- 手動スライス
- 波形をダブルクリックしてマーカーを追加
- マーカーをダブルクリックして削除
- マーカーはドラッグで自由に移動可能
- 移動時もゼロクロッシングへ自動補正される
最大20個のサンプルを管理できる
ChopSampは、一度に20個までのサンプルを読み込めます。
それぞれ独立した設定を保持できるため、複数の素材を切り替えながら制作できます。
主な内容は次のとおりです。
- 最大20スロットのサンプル管理
- サンプルごとに個別のバッファを保持
- マーカー情報を個別管理
- 各サンプルの設定を独立して保存
DAWとのドラッグ&ドロップ連携
作成した素材をDAWへ簡単に移動できます。
MIDIとオーディオの両方を書き出せるため、制作フローを止めずに編集を進められます。
利用できる機能は次のとおりです。
- スライスパターンをMIDIファイルとしてドラッグ&ドロップ
- 個別のスライスをWAVファイルとしてドラッグ&ドロップ
- DAWのタイムラインへ直接配置可能
- ピアノロールへの配置にも対応
DAWやマイクからリアルタイム録音
外部入力をそのまま録音し、録音終了後にスライスできます。
録音中は波形をリアルタイムで確認できます。
対応する入力例は次のとおりです。
- DAW内のオーディオトラック
- オーディオインターフェース入力
- マイク入力
録音を停止すると、自動でサンプル編集へ移れます。
スライスごとの詳細な音作り
各スライスには個別のサウンド設定を適用できます。
一つひとつ違った音作りができるため、単調になりにくい演奏を作成できます。
調整できる項目は次のとおりです。
- ピッチ
- ±24半音(4オクターブ)
- ハイパスフィルター
- 20Hz~2kHz
- ローパスフィルター
- 200Hz~20kHz
- パン
- ボリューム
- リバース再生
モノチョーク機能
ヒップホップ系サンプラーでよく使われるモノチョーク機能も搭載しています。
前の音を自然に止めながら次の音へ切り替えられます。
主な内容は次のとおりです。
- Mono Choke Modeを搭載
- クロスフェード時間を0~50msで設定可能
- ノイズを抑えた自然な切り替えを実現
ADSRエンベロープをリアルタイム表示
エンベロープを視覚的に確認しながら調整できます。
ノブを動かすとカーブがリアルタイムで変化します。
調整できるパラメーターは次のとおりです。
- Attack
- Decay
- Sustain
- Release
- 全スライスへ一括適用
キーマッピング機能
用途に合わせてキーマッピング方法を変更できます。
演奏スタイルに応じて柔軟に使い分けられます。
White Keys Only Mode
白鍵だけにスライスを配置するモードです。
MPCのパッド感覚で演奏しやすくなります。
特徴は次のとおりです。
- C・D・E・F・G・A・Bへ配置
- ルートキーを自由に設定可能
- シンプルな演奏スタイルに向く
Chromatic Mode
すべての半音へ順番に配置するモードです。
細かな演奏を行いたい場合に便利です。
見やすいユーザーインターフェース
画面表示も使いやすさを重視しています。
高解像度ディスプレイにも対応しています。
主な機能は次のとおりです。
- GUIスケーリング
- 50%~150%まで変更可能
- High-DPI対応
- ヘルパーツールチップの表示切り替え
マウス操作
波形編集はマウスだけでも快適に行えます。
主な操作方法は次のとおりです。
- ダブルクリックでマーカー追加
- マーカーをダブルクリックして削除
- マーカーをドラッグして移動
- マウスホイールでズーム
- 右クリック+ドラッグで波形スクロール
- オーディオファイルをドラッグ&ドロップして読み込み
- MIDIを書き出す場合は「DRAG MIDI」をドラッグ
- オーディオを書き出す場合は「DRAG AUDIO」をドラッグ
対応環境
現在案内されている対応環境はWindowsです。
利用するための条件は次のとおりです。
- Windows
- 64bit環境
- VST3対応DAW
- スタンドアロン版にも対応
対応例として、以下のDAWで利用できます。
- FL Studio
- Ableton Live
- Reaper
- Cubase
- Studio One
- Bitwig
ソースコードからビルドする場合
ソースコードからビルドすることもできます。
必要な環境は次のとおりです。
- CMake 3.22以降
- Visual Studio 2022
- Git
ビルド時にはCMake FetchContentによってJUCEが自動取得されます。
まとめ:Ankur Rabha「ChopSamp」ハードウェアサンプラーのような操作感でサンプルを直感的に編集できるオープンソースのサンプラー・スライサー|DTMプラグインセール
ChopSampは、ハードウェアサンプラーのような操作感を重視したオープンソースのサンプラー・スライサーです。
自動スライスと手動スライスの両方に対応し、最大20個のサンプル管理、リアルタイム録音、MIDI・オーディオのドラッグ&ドロップ、スライス単位の音作りなど、多彩な機能を備えています。
サンプル編集を効率よく行いたい人や、MPCのようなワークフローをPC環境で再現したい人にとって、使いやすいサンプラープラグインです。
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