
YS-Stereo Makeupは、ステレオの広がりや奥行きを細かく調整できるオーディオプラグインです。
4バンド処理やMid/Side処理、Haasディレイ、位相調整などを組み合わせることで、自然な空間表現を作りやすくなっています。
この記事では、YS-Stereo Makeupの特徴や搭載機能、便利なポイントを分かりやすく紹介します。
※YouTubeの説明欄にダウンロードリンクあり
YS-Stereo Makeup:ステレオ感や奥行きを自在にコントロールできるオーディオプラグイン

YS-Stereo Makeupは、オーディオのステレオイメージを調整し、広がりや奥行きを加えられるプラグインです。
DAW上で各トラックに挿入するだけでなく、グループトラックやマスターにも使用できます。
マルチバンド処理やMid/Side処理をはじめ、軽量なリバーブやステレオのモニタリング機能などを搭載しており、細かなステレオコントロールが行えます。
4バンド構成で細かくステレオを調整
YS-Stereo Makeupは、周波数帯域ごとに独立して処理を行える4バンド構成を採用しています。
それぞれの帯域を個別に調整できるため、低域は安定させつつ高域だけを広げるといった設定も簡単です。
主な特徴は以下のとおりです。
- 周波数帯域を4つに分割して個別に処理
- 各バンドごとにステレオ幅を調整可能
- 必要な帯域だけを狙ってコントロールできる
Narrowモード
Narrowモードでは、Wideバンドのうち3つをさらに2つの細かい帯域へ分割できます。
分割した帯域は左右のチャンネルへ振り分けられ、音色を大きく変えずにステレオ感を広げる心理音響効果を利用しています。
主な特徴は以下のとおりです。
- Wideバンドをさらに細かく分割
- 左右へ異なる帯域を配置
- 音色の変化を抑えながら広がりを演出
低域はモノラルで安定した定位を維持
低域専用バンドには、ステレオとモノラルを切り替える機能があります。
Mono+Bassモードでは、ドライ信号にも影響を与えるため、低域をセンターへまとめやすくなります。
その結果、低域の安定感を保ちながら、モノラル再生時の問題も抑えられます。
主な機能は以下のとおりです。
- Wide StereoとMonoを切り替え可能
- Mono+Bassモードを搭載
- 低域を中央へまとめてモノラル互換性を向上
位相を利用したステレオ処理
YS-Stereo Makeupは、位相を利用したステレオ処理にも対応しています。
左チャンネルには-90°、右チャンネルには+90°の位相シフトを加え、自然な広がりを作り出します。
ステレオ幅だけでなく、位相バランスの調整にも役立ちます。
主な機能は以下のとおりです。
- 左右それぞれの位相を個別に調整可能
- Mid/Sideモードでもコントロール可能
- 音の広がりや空間表現を調整
- 周波数バランスを大きく変えずに処理できる
奥行きとステレオ幅を調整
ステレオの広がりだけでなく、奥行きの演出にも対応しています。
各コントロールの役割は次のとおりです。
- Haas:0〜30msのディレイを加え、奥行きを演出
- Wide:ドライ信号のSide成分の音量を調整
- Side:エフェクト側のSide成分の音量を調整
- FX:各バンドのバランスを維持したままエフェクト量をまとめて調整
出力レベルとモニタリング機能
出力レベルの管理や、処理結果を確認するためのモニタリング機能も充実しています。
主な機能は以下のとおりです。
- Gainで出力音量を調整
- LUFSを基準にレベル管理しやすい設計
- Mute Dryでドライ信号のみをミュート
- Mute FXでエフェクトのみをミュート
- A/B比較で処理前後を確認可能
- MidとSideを個別にモニタリング可能
- 位相やモノラル互換性の確認にも便利
軽量なリバーブを内蔵
シンプルなリバーブも搭載しています。
空間に自然なまとまりを加えたい場面で活用できます。
搭載されているコントロールは以下の2つです。
- Verb:リバーブの残響時間を調整
- Vol:リバーブ音量を調整
VUメーターでステレオバランスを確認
2種類のVUメーターにより、ステレオ全体の状態を視覚的に確認できます。
白色VUメーターでは左右チャンネルのレベルを表示します。
緑色VUメーターではMidとSideのレベルを表示し、センターと広がりのバランスを確認できます。
確認できる内容は以下のとおりです。
- 左右チャンネルのレベル
- Mid/Sideのレベルバランス
- ステレオの広がり
- センターの定位
- モノラル互換性のチェック
- クリッピング防止のレベル管理
操作しやすい便利な機能
作業効率を高めるための機能も充実しています。
主な機能は以下のとおりです。
- 各バンドを個別にオン・オフ可能
- Randomでランダムな設定を生成
- Resetで初期状態へ戻せる
- プリセット保存に対応
- バンド名やカラーも保存可能
軽量版「YS-Stereo Makeup (L)」も用意
軽量版の「YS-Stereo Makeup (L)」も提供されています。
通常版よりCPU負荷を抑えており、レイテンシー補正もありません。
機能面では位相シフトを搭載せず、Haasディレイのみ利用できます。
また、Mac版ではこの軽量版のみ利用できます。
主な違いは以下のとおりです。
- CPU負荷を軽減
- レイテンシー補正なし
- 位相シフト機能を省略
- Haasディレイのみ搭載
- Mac版は軽量版のみ対応
対応環境について
一部のDAWでは、ユニバーサルVST3プラグインが正常にスキャンされない場合があります。
その場合は不要なプラットフォーム用フォルダを削除することで認識される場合があります。
- WindowsではVST3内の「MacOS」フォルダを削除
- macOSではVST3内の「x86_64-win」フォルダを削除
まとめ:YS Plugins「YS-Stereo Makeup」4バンド処理やMid/Side処理でステレオの広がり・奥行き・定位を細かく調整できる無料オーディオプラグイン|DTMプラグインセール
YS-Stereo Makeupは、ステレオイメージを細かくコントロールしたい場面に適したオーディオプラグインです。
帯域ごとにステレオ幅を調整できるだけでなく、位相や奥行きまで細かく設定できるため、目的に合わせた空間演出を行えます。
主な特徴は以下のとおりです。
- 4バンドごとにステレオ幅を個別調整できる
- Mid/Side処理と位相調整に対応
- Haasディレイで自然な奥行きを演出できる
- 軽量なリバーブを内蔵
- Mid/SideモニタリングやVUメーターで状態を確認できる
- ランダム生成やプリセット保存など便利な機能を搭載
- 軽量版も用意されており、用途に応じて選べる
ステレオの広がりや定位を細かく調整したい方は、ぜひ一度試してみてください。
