
音作りに新しい刺激がほしいなら、Sick Noise Instrumentsの「Xenobyte(ゼノバイト)」は見逃せません。
アナログシンセとサンプラーを組み合わせたハイブリッド構造で、個性的なサウンドを直感的に作れます。
この記事では、Xenobyteの特徴や機能を詳しく解説。初心者から上級者まで、使うほどにハマるその魅力をお届けします。
Xenobyteとは?Sick Noise Instrumentsが放つ革新的ハイブリッドシンセ

Xenobyte(ゼノバイト)は、Sick Noise Instrumentsによって開発されたバーチャル・ハイブリッド・シンセサイザーです。
アナログシンセとサンプリングを融合したこのVST3プラグインは、エレクトロニック・ミュージック制作に特化しており、幅広いジャンルに対応できます。
Xenobyteの魅力
- 3基の多機能オシレーターで多彩な音作りが可能
- 強力なサンプラーでオリジナル音源との融合ができる
- 3つのLFOと2つのADSRで音に動きと表情を加える
- フィルターと4つのエフェクトが音の仕上げに最適
- マスターパネルで細かな演奏スタイルも調整可能
- 即戦力のプリセット75種以上で初心者にもやさしい
- 今なら無料ダウンロード可能(期間限定)
Xenobyteの主な特徴
Xenobyteの主な特徴を解説します。
多機能な3基のオシレーター
Xenobyteには3つの独立したオシレーターが搭載されています。
オシレーターとは「音のもと」を作る装置のことで、これがシンセの“心臓部”とも言えます。
- 対応波形
- サイン波(Sine):もっともシンプルな波形で、純粋なトーン
- ソウ波(Saw):エッジの効いた明るく鋭いサウンド
- ランプ波(Ramp):ソウ波と似ていて、より丸みのある印象
- パルス波(Pulse):デジタル的でリズミカルなサウンド向き
- トライアングル波(Triangle):丸みがありつつ、ある程度厚みもある
- ホワイトノイズ/ピンクノイズ:シャーッという音。ドラムのスネアやFX、背景音に最適
- 各オシレーターのパラメータ
- ボリューム:個々の音の大きさを調整
- オクターブ/セミトーン:音程の大きな変更(オクターブ)・細かい調整(セミトーン)
- ピッチ/ファインチューン:さらに細かく音程を設定してハーモニーを作りやすくする
- フェーズモード/フリケンシーモード:音の出始めや揺らぎの具合をコントロール。音の厚みを出すのに有効
→ ポイント:3基それぞれに個別の設定ができるので、複雑で立体的な音を作ることができます。
サンプラー機能の統合
Xenobyteは「ハイブリッド・シンセ」なので、オシレーターだけでなくサンプラー機能も内蔵しています。
- サンプラーとは?
- 自分の好きな音声ファイル(たとえば声、ドラム、環境音)を読み込んで音源として使用できる機能です。
- 使い方の例
- 声のサンプルを読み込んでシンセ音と混ぜて「しゃべるシンセ」に
- 金属音を加工して独特なパーカッションに
- 自作のFXサウンドとオシレーターを融合して個性的なパッドに
- 調整可能パラメータ
- ピッチ・音程、音量、オクターブ、ファインチューンなど
- オシレーターとのブレンドも簡単
→ ポイント:サンプルをベースにした自由な音作りが可能。オリジナリティを出しやすい。
3基のLFO(低周波オシレーター)
LFOは「音の動き」を演出するための装置です。
たとえば、音が周期的に揺れたり、うねったり、エフェクトが波打つような効果を作るのに使います。
- LFOの基本波形
- サイン、ソウ、ランプ、トライアングル、パルス
- これにより揺れの形状を細かくコントロール可能
- 特筆すべき機能
- LFO1が他のLFOを制御できる=「LFOでLFOを揺らす」という複雑なモジュレーションも可能
- 設定項目
- レート(揺れる速さ)
- デプス(揺れの深さ)
→ ポイント:シンプルな揺れから複雑な変化まで自在。モジュラー感覚で音を動かせる。
柔軟なフィルター
フィルターは「音の一部を削る」ことで、音のキャラクターを変えるための機能です。
- 4つのフィルタータイプ
- ローパス:高音をカットして柔らかい音に
- ハイパス:低音をカットしてシャープな音に
- バンドパス:中音域だけを通してレトロ風やLo-Fi感を出す
- バンドリジェクト:中音域だけをカットする特殊な効果
- 設定項目
- カットオフ(どの帯域を切るか)
- レゾナンス(強調する周波数帯)
- ゲイン(音量調整)
→ ポイント:音の「質感」を整える要。エフェクトのような使い方も可能。
内蔵エフェクトで即戦力に
シンセ単体でも魅力的ですが、音に「最後のひと味」を加える内蔵エフェクトも用意されています。
- 搭載エフェクト
- フランジャー:金属的なうねり。サイケな雰囲気にピッタリ
- ディレイ:反復して鳴るエコー効果
- リバーブ:空間的な広がりを演出
- ディストーション:歪みを加えて荒々しさや迫力を出す
→ ポイント:音作りをこの1台で完結できるように設計されている
2つのADSRエンベロープ
ADSRは「音の動き方(時間変化)」をコントロールするパラメータです。
- 2系統搭載
- 1つはアンプ用:音の立ち上がりや消え方を調整
- 1つはフィルター用:フィルターのかかり具合を時間変化で調整
→ ポイント:時間的な演出で音に表情を持たせられる
マスターパネルで仕上げの微調整
- ボリューム/パンニング:音量と左右の定位を調整
- モノモード/ポリフォニー:1音だけ出す設定、複数同時に鳴らす設定
- グライド:音程がスムーズに変化する「スライド」効果を演出
→ ポイント:演奏スタイルに合わせて細かく調整できる
即戦力のプリセット75種以上
- ジャンル別に使いやすいプリセット多数
- サイケデリックトランス、EDM、テクノ、ダブステップなど
→ ポイント:初心者でもすぐに高品質な音を鳴らせる
システム要件と互換性
- 必要環境
- ライセンス済みのDAW(スタンドアロン動作不可)
- 1GB以上のRAM(より多いほうが望ましい)
- 50MB以上の空きディスク容量
- モダンなCPU
- 対応フォーマット
- Windows:VST3(64bit)
- macOS:Audio Unit (AU)
- DAW互換性
- 主要なほぼすべてのDAWに対応
- 非ライセンスのDAWでは動作が不安定になる可能性あり
まとめ:Sick Noise Instruments「XENOBYTE – Virtual Hybrid Synthesizer」エレクトロニック系音楽のクオリティを一気に引き上げる!3つのオシレーターと強力なサンプラーを融合し、LFO・エフェクト・フィルター・ADSRまでフル装備の本格派ハイブリッドシンセ|DTMプラグインセール
Xenobyteは、単なるシンセにとどまらないサウンドデザインの宝庫です。
以下のような方には特におすすめです。
- 既存のプリセットに飽きた方
- 自分だけの個性ある音を作りたいプロデューサー
- 多機能で直感的に操作できるプラグインを探している方
音作りに刺激がほしいなら、まずはこのプラグインを試してみる価値ありです。
しかも今なら無料。持っておいて損はありません。
