AP Mastering「Versatile Compressor」設定の幅が“広すぎる”からこそ使いこなす面白さがある！クラシックな名機の再現から過激なエフェクト表現まで、あらゆる圧縮サウンドを自在に生み出す多機能コンプレッサー

一般的なコンプレッサーでは物足りない、もっと自由に音を作り込みたい

そんな音楽制作者の願いに応えるのが「Versatile Compressor」。

異常なまでに広い設定レンジと、過激なサウンドメイクにも対応する多機能性で、プロから実験好きのユーザーまで幅広く支持されています。

この記事では、その特徴をわかりやすく解説します。

Versatile Compressor：異常なほど柔軟な設定幅を持つ多機能コンプレッサー

Versatile Compressorは、その名の通り非常に幅広い設定が可能な、オープンソースのコンプレッサープラグインです。

細かなサウンドメイキングから過激なエフェクトまで、さまざまな用途に対応するため、特に上級者やサウンドデザインを深く追求したい人におすすめです。

Versatile Compressorの特徴と主な機能

• 非常に広範囲のパラメータ設定
  • 通常のコンプレッサーでは設定できない極端なレンジまで操作可能。
  • 例えば、「かすかに効かせる」レベルから「フィードバックのような過激な圧縮」まで幅広く対応。
• 複数のクラシック・コンプレッサーの特性を再現可能
  • 明確にどのコンプレッサーをエミュレートするというよりは、音の傾向を模倣することが可能。
  • モデリングではなく、広い調整範囲によって似たサウンドを作り出せる。
• 極端なエフェクトも再現可能
  • インバース（逆）動作、ディストーション、クリック音、クラックル音なども意図的に生成できる。
  • 実験的な音作りにも最適。
• 完全オープンソースで提供
  • ソースコードはC++、JUCEフレームワークを使用。
  • 自分で機能を追加したり、チューニングすることも可能。
• 複数OSに対応
  • Mac（VST3、AU）
  • Windows（VST3）
  • Linux（VST3）
• Ceilingノブによるサチュレーション制御
  • tanh（双曲線正接）関数を利用した非線形サチュレーション。
  • Ceilingを上げれば、よりクリアで原音に近い処理が可能。
  • Ceilingを下げると、より明確なディストーションと圧縮感を得られる。

注意点と制限事項

• 学習コストが高い
  • 一般的なコンプレッサーと比べて複雑。
  • 動作や特性を理解するためには、解説動画の視聴が必須。
  • 初期バージョン0.1の見た目と現行バージョンは異なるが、基本機能は共通。
• CompViewとの併用が前提だが誤解も生じやすい
  • CompViewはゲインリダクションの分析用ツールだが、高音テストトーン使用の制約がある。
  • 実際には、完全な再現を保証するものではない。
• エミュレーションの限界
  • 膝（Knee）、RMS検出など、一部の基本機能があえて非搭載。
  • そのため、「すべてのコンプレッサーを忠実に再現できる」というわけではない。

まとめ：AP Mastering「Versatile Compressor」設定の幅が“広すぎる”からこそ使いこなす面白さがある！クラシックな名機の再現から過激なエフェクト表現まで、あらゆる圧縮サウンドを自在に生み出す多機能コンプレッサー｜DTMプラグインセール

Versatile Compressorは、プロのマスタリングエンジニアであるAlain Paulが開発した、非常に個性的なコンプレッサーです。

シンプルなUIとは裏腹に、内部のアルゴリズムや設定範囲は非常に豊富で、サウンドデザインの幅を劇的に広げてくれます。

・Versatile Compressorは、非常に広い設定レンジを持つ多機能コンプレッサーです
・クラシックなコンプレッサーの音色を模倣することも可能です
・tanh関数による独自のサチュレーション制御「Ceilingノブ」が搭載されています
・クリック音やクラックルなど、極端なサウンド演出も得意です
・CompViewとの併用で詳細な解析も可能ですが、万能というわけではありません
・ソースコードも公開されており、カスタマイズ性も高いです

このように、Versatile Compressorは既存のコンプレッサーとは一線を画したツールです。

音作りにさらなる自由を求める方は、ぜひ試してみてください。