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音は整ってるのに、なぜか物足りない
そんなときにこそ試してほしいのが、Antelope AudioのVEQ-432Cです。
ミックスにもマスタリングにも使え、自然で品のある仕上がりを求める人には理想的なEQです。
この記事では、VEQ-432Cの特徴や使い方、他製品との違いを解説しながら、「このEQがなぜ評価されるのか」をわかりやすくご紹介していきます。
価格:$179.00 → $39.00(78%OFF!)
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VEQ-432Cとは?伝説のEQが現代に蘇る

VEQ-432Cは、Antelope Audioがリリースしているマスタリング向けのパラメトリックEQプラグインです。
元になっているのは1960年代後半に登場した名機「432」で、非常に高価かつ入手困難だったことから「伝説のEQ」として今なお語り継がれています。
このプラグインは、その機材の音質と挙動をデジタルで再現しつつ、現代の制作環境でも安定して動作するよう最適化されています。
- 1960年代の名機を忠実にエミュレート:
オリジナルのハードウェアEQ「432」は高品位な音質と操作性で知られ、VEQ-432Cはその回路特性やEQカーブを詳細に再現しています。 - 極めてナチュラルな音の変化:
音を過剰に変化させるのではなく、素材本来の質感を保ったまま「微細な整音」ができます。 - ミックス・マスタリングどちらにも対応:
ミックスバスでのトーン調整から、マスタリングでの微調整まで幅広い用途で使用できます。 - 音の厚みや奥行きが自然に増す:
特定の帯域を操作すると、不自然に持ち上がることなく、全体のバランスが落ち着きます。 - Synergy Core対応で動作が軽快:
Antelope Audio製インターフェースと連携させることで、低レイテンシーかつ安定した処理が可能です。
パラメトリックEQの発明者が手掛けた伝説の機材とは
VEQ-432Cのモデルとなった「432 EQ」は、パラメトリックEQを発明したGeorge Massenburg氏が設計に関わったことで知られています。
当時のアナログ機材の中でも特に信頼性が高く、繊細な調整を求めるマスタリングエンジニアたちに重宝されました。
VEQ-432Cはこの伝統を継承し、音を“いじる”のではなく“整える”方向に作用するのが特徴です。
そのため、EQの存在感を感じさせずに音の品位だけを引き上げたいときに適しています。
ジャンルを問わず、音楽全体にまとまりと落ち着きを加えたい方にこそおすすめです。
- George Massenburg氏が開発に関与:
パラメトリックEQの概念を生んだ人物が設計したことで、精密な制御性と音楽的な使い勝手が両立されています。 - “音を磨く”ためのEQ設計思想:
ドラスティックな音作りではなく、あくまで最終段階での微細な調整を目的としたEQ設計です。 - 音の輪郭がはっきりしつつも柔らかい:
帯域ごとのキャラクターが明瞭になりますが、耳に刺さらず滑らかにまとまります。 - 操作が直感的で迷いにくい:
バンドごとのゲインとQを調整するシンプルな構成で、狙った調整がすぐに可能です。 - 過激な設定でも破綻しにくい設計:
多少極端なブーストやカットをしても、音が崩れず音楽的に聴こえるのが特徴です。
VEQ-432Cの音の特徴は?「あえて地味」がプロに刺さる理由
VEQ-432Cの最大の魅力は、音の変化が「非常に自然」であることです。
EQというと派手なブーストや強調を期待する方もいるかもしれませんが、このプラグインはむしろ“音を目立たせない”ことに長けています。
何かを足すというより「不要な違和感を取り除く」「滑らかに整える」といった感覚で、全体の完成度を一段引き上げてくれます。
そのため、ミックスの段階で荒い部分を整えたり、マスタリングで微細なバランスを取る作業にぴったりです。
耳に優しく、長時間の作業でも聴き疲れしにくい仕上がりが得られます。
- 耳に自然になじむEQカーブ:
ブーストやカットをしても「EQをかけた感」が前面に出にくく、原音を壊さずに整えられます。 - 中域が濁らず前に出る質感:
ボーカルやメイン楽器が埋もれず、自然に存在感を持たせることができます。 - 高域が硬くならず滑らかに伸びる:
シンバルやアコースティックギターの倍音が美しく広がり、透明感を保ったまま明るくできます。 - 低域の締まりと柔らかさが両立:
ベースやキックの重さを損なわずに、濁りを除去しタイトにまとめられます。 - 素材の“いい部分”を際立たせる動き:
EQの存在を主張せず、音楽全体が自然と良くなったように感じさせてくれます。
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Antelope Audio「VEQ-432C」の価格

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VEQ-432Cの使い方と操作感を徹底解説
VEQ-432Cは一見シンプルな構成ですが、細かな音質調整ができるよう設計されています。
パラメトリックEQらしく、帯域ごとに「周波数」「Q(帯域幅)」「ゲイン」を個別に操作でき、トーンコントロールの自由度が高いのが特徴です。
調整結果が過剰になりにくく、初心者でも「やりすぎ」を防ぎやすい点も魅力です。
そのおかげで、目的の音に自然に近づけやすく、プロだけでなくセミプロや趣味レベルの方にも扱いやすいEQだといえるでしょう。
- バンド別に周波数・Q・ゲインを個別調整可能:
それぞれの帯域で細かく音をコントロールできるため、狙った帯域だけを自然に整えることができます。 - 極端な設定でも音が破綻しにくい:
大きくブースト・カットしても音像が崩れにくく、クリーンで音楽的な印象を保てます。 - 設定の変化を細かく聴き取りやすい:
微調整に対してもしっかり音が変わるため、感覚的にベストなポイントを見つけやすいです。 - 画面の操作感が直感的で分かりやすい:
ノブや表示のレイアウトが視認性に優れており、初見でも操作に迷いません。 - A/B比較やプリセット管理も簡単:
プラグイン上で設定の切り替えや保存がしやすく、作業のスピードも上がります。
各ノブの役割と調整範囲をわかりやすく紹介
VEQ-432Cは、クラシックなアナログEQを再現したデザインながら、操作性は非常にシンプルかつ実用的です。
各バンドには「周波数選択」「Q幅(帯域の広さ)」「ゲイン(増減)」のノブが配置されており、直感的に音の補正ができます。
また、ブースト・カットの動きが滑らかで、急激な変化が起こらないため、耳に自然になじみます。
このように設計された操作系により、必要なポイントだけを無理なく整えられるのがVEQ-432Cの強みです。
- FREQノブ(周波数選択):
低域から高域までバランスよく選択可能。
たとえば、200Hzで低域のこもりを整理したり、5kHzで明瞭感を加える調整ができます。 - Qノブ(帯域幅の設定):
タイトに狙うときは狭く、広めに滑らかに整えたいときはワイドに。
たとえば、ボーカルに空気感を足すときは広め、不要な共鳴を削るときは狭めに設定すると効果的です。 - GAINノブ(増減の量):
±12dB程度の範囲で調整可能。
音のバランスを大きく崩さず、微調整中心に使うことで高精度なトーンメイクができます。 - Outputノブ(出力レベル調整):
EQ後の音量を整えるために使用。
過剰なブーストによる音量の上昇を補正したり、ゲインを保ったまま出力を安定させるのに便利です。 - Bypassスイッチ(EQオン・オフ):
EQ処理前後の音を瞬時に比較できるため、変更がどのように影響しているかを客観的に確認できます。
初心者でも安心の基本セッティングと使いどころ
VEQ-432Cはプロ仕様の音質を持ちながら、操作は非常にシンプルです。
そのため、EQに不慣れな初心者でも使いやすく、セッティングに迷ったときでも「大きく失敗しない」のが大きな魅力です。
基本的な考え方としては、気になる帯域を少しずつ動かしながら、耳で違いを確認するスタイルが効果的です。
その結果、音を大きく変えずに「なんか良くなった」と感じる仕上がりを得られるため、トラックの完成度が自然に高まります。
- ボーカルに明るさを加える(5kHz〜8kHzを軽くブースト):
声の抜けがよくなり、前に出てくる印象になります。
上げすぎると刺さるので、1〜2dBで十分です。 - ベースの輪郭を引き締める(200Hzあたりをカット):
こもり感が減り、他の楽器との分離が良くなります。
特にロックやポップスでは有効です。 - アコースティックギターのきらびやかさを出す(10kHz付近をブースト):
自然な高域の伸びを加えることで、音の立体感が生まれます。
空気感を演出したいときにもおすすめです。 - ドラムのアタック感を調整する(2kHz〜4kHzを微調整):
スネアやキックの立ち上がりが強調され、グルーヴがはっきりします。
ミックス全体に芯を出す効果もあります。 - 全体のバランスを整える(マスターバスでの軽微な調整):
各帯域をほんの少しずつ触れるだけで、全体が整って聴こえるようになります。
±1〜2dBの調整が基本です。
VEQ-432Cをマスタリングで使うときのコツ
VEQ-432Cは、そのナチュラルで品のある音質変化から、マスタリング用途で特に高く評価されています。
マスタリングにおいては、過剰な処理を避けつつ、音楽全体の印象を滑らかに整えることが重要です。
VEQ-432Cは微細な調整がしやすく、狙った帯域をさりげなく整える作業に向いています。
このように、EQの存在を感じさせずに「全体がまとまったように聴こえる」状態を作るための道具として活躍します。
- ゲインの調整は±1dB以内が基本:
マスタリングでは小さな変化が大きな影響を与えるため、ブーストやカットは極力控えめに行うのがベストです。 - Q幅はやや広めに設定する:
広いQ設定は音に滑らかさをもたらします。
中域や高域を広くなだらかにブーストすることで、自然な明瞭感が得られます。 - 高域は10kHz以上を軽く持ち上げる:
ほんの少しのブーストで空気感と抜け感が向上し、マスタリングらしい開放的なサウンドに仕上がります。 - 低域は100Hz以下を微調整する:
低域の量感や引き締まり具合は、曲全体の印象を左右します。
不要なモコモコ感を取り除くことで、すっきりとした仕上がりになります。 - 全体の出力バランスをOutputノブで整える:
EQ後に音量が上がりすぎた場合でも、Outputで簡単に調整できます。
リミッターのかかり方にも影響するため、ここでしっかり調整しましょう。
他社製EQとの違いは?VEQ-432Cの価値を再評価する
VEQ-432Cは、数あるアナログモデリングEQの中でも“極端に派手な変化をしない”という珍しい特性を持っています。
そのため、FabFilter Pro-Qのような自由度の高いデジタルEQや、UADのような重厚なアナログ系EQと比べると、第一印象は地味に感じられるかもしれません。
しかし、この“変化しすぎない”という特性こそが、長く使ううえでの信頼性に繋がっています。
音の質感を壊さず、わずかに整える。その結果、プロの間では「最後に使うEQ」として高い評価を得ています。
- 音の変化が自然で、EQ処理が目立たない:
他のEQでは音が派手に変化するが、VEQ-432Cは質感を保ったまま整えてくれる。 - EQカーブの動きが音楽的で、耳にやさしい:
滑らかでクセのない動作をするため、どんなジャンルにも馴染みやすい。 - 高解像度なのにアナログ的な丸さがある:
デジタルEQにはない“空気感”や“にじみ”を再現しており、自然な立体感を生み出す。 - 複雑な機能を省いた分、判断に集中できる:
プロ用EQにありがちな細かすぎるオプションがなく、耳で聴いて判断するシンプルな設計。 - 高級アナログEQと比較してもコストパフォーマンスが高い:
数百万円する実機と同様の質感を、数万円クラスの環境で手にできる。
アナログモデリングEQの中で何が際立つのか
近年、アナログ機材を再現したモデリングEQは数多く登場しています。
それぞれに個性的なキャラクターや味付けがありますが、VEQ-432Cはその中でも「音楽的な調和」を重視した非常にバランスの取れたサウンドを提供してくれます。
極端な個性を出さず、ミックスやマスタリングの中で自然に溶け込み、素材の良さを最大限に引き出すアプローチが特徴です。
そのため、個性を主張するEQというより、「最終的な完成度を高めるために使う仕上げのEQ」としての役割を担う製品だといえるでしょう。
- 特定の周波数帯に依存しないフラットな特性:
色付けが少なく、元音のバランスを崩さずに整えることができます。
結果として、仕上がりが非常に自然になります。 - EQカーブの変化がなめらかで音楽的:
ブーストやカットを行っても不自然なピークやディップが出にくく、耳障りな変化が起こりません。 - 音像の奥行きを保ったまま調整できる:
空間の広がりを犠牲にせず、EQ後でもステレオ感や立体感が損なわれないのが特徴です。 - 他のエフェクトやEQと重ねても破綻しにくい:
VEQ-432Cは自己主張が強くないため、他のプラグインとの組み合わせがしやすく、全体の調和を保ちやすいです。 - EQ処理に“整音”以上の安心感がある:
使うたびに「やりすぎない」「失敗しない」安心感があり、プロの現場でもリスクの少ない選択肢として使われています。
他のマスタリングEQとの比較(UAD, FabFilter等)
VEQ-432Cは、他の人気EQと比べて“サウンドの変化量が控えめ”であることが最大の特徴です。
たとえば、UADのManley Massive Passiveのような存在感の強いEQや、FabFilter Pro-Q3のように正確で自由度の高いデジタルEQとは、用途や得意な場面が異なります。
このように、VEQ-432Cは「味付け」や「加工」よりも「整音」や「仕上げ」を得意とするため、最終段階で音を自然にまとめたいときに力を発揮します。
以下に代表的なマスタリング向けEQとの違いをまとめます。
| EQ製品名 | 特徴の傾向 | 音の変化の質感 | 得意な使い方 | 操作性 |
|---|---|---|---|---|
| VEQ-432C(Antelope) | 非常にナチュラルで透明感のある処理 | 柔らかく品のある変化 | ミックスの整音/マスタリングの微調整 | 直感的で簡単 |
| Pro-Q4(FabFilter) | 精密な視覚操作/多機能 | 非常にクリアでフラット | 精密な帯域コントロール/問題の除去 | 高機能だがやや複雑 |
| Massive Passive(UAD) | アナログ的で存在感のあるEQ | 太く温かみのある変化 | 音にキャラを加える/積極的なトーン作り | 物理ノブの感覚に近い |
この比較からもわかるように、VEQ-432Cは過度に主張しない代わりに、安心して任せられる「まとめ役」のEQです。
音楽的なまとまりを求める方には、他のEQとは違う価値を感じられるでしょう。


VEQ-432Cはどんな人におすすめか?
VEQ-432Cは、その「自然な音の整え方」が最大の魅力です。
派手に音を変えるEQではなく、素材の持つ魅力を崩さずに整えることで、完成度を高めるタイプのツールです。
そのため、音のキャラクターを大きく変えたい人よりも、「最後の仕上げ」「全体を心地よくまとめたい」と考える人に最適です。
そのおかげで、VEQ-432Cはプロのエンジニアだけでなく、趣味の音楽制作をしている方にもフィットします。
- 音に“変化”より“調和”を求める人:
元の素材を活かしたまま音を整えたい人に向いています。
味付けよりも“整音”に強いEQです。 - マスタリング用のEQを探している人:
トラック全体を少しだけ良くしたいとき、VEQ-432Cのナチュラルさが非常に有効です。 - アナログ系の音が好きな人:
デジタル処理とは一味違う“にじみ”や“空気感”を求めている人にもぴったりです。 - 扱いやすくて音楽的なEQを求める人:
ノブを回して耳で判断する直感的な操作が可能で、技術より“耳”を大事にしたい人におすすめです。
ロックやジャズ、EDMなどジャンル別の相性
VEQ-432Cは特定のジャンルに特化していないため、非常に汎用性が高いEQです。
とはいえ、その特徴的な“落ち着いたトーンコントロール”が活きるジャンルと、少し物足りなく感じるジャンルがあるのも事実です。
ジャンルごとに向き・不向きがある程度分かれているため、用途を意識して使うとより効果的です。
- ロックやアコースティック系との相性が抜群:
中域がしっかり出せるため、ギターやボーカルの存在感を自然に引き出せます。
音の輪郭を崩さずに整えたいときに効果的です。 - ジャズやクラシックでは“空気感の補正”に活躍:
演奏のダイナミクスや奥行きを損なわずに、不要な濁りだけを軽く取り除くような繊細な処理が可能です。 - EDMやヒップホップにはやや控えめな印象も:
太さやインパクトを強調したいジャンルでは物足りないと感じるかもしれません。
ただし、サブミックスやマスターで全体を整える用途では十分効果的です。 - ポップスやシンガーソングライター系にもフィット:
高域のきらびやかさや中域の明瞭感が自然に整うため、上品なトーンが求められる楽曲に向いています。
初心者と上級者で使い方にどう差が出るか
VEQ-432Cは、初心者にも扱いやすいシンプルな設計ですが、上級者が使うとさらに深い効果を引き出せる設計になっています。
EQそのものの使い方がシンプルなため、「耳で判断する力」の差がそのまま使い方に表れます。
その結果、初心者は「安心して使えるEQ」として、上級者は「狙いを精密に整えるEQ」として、どちらにとっても満足度の高いツールになります。
- 初心者:大きく外さない安心感がある:
ノブを少し動かすだけでも音が整うため、EQに慣れていない人でも失敗しにくいです。 - 初心者:プリセットや参考セッティングが活用できる:
初期設定のままでも違和感が少なく、耳に慣れる練習にも最適です。 - 上級者:狙った帯域を微細にコントロール可能:
Q幅やゲインの加減を細かく詰めて、非常に精密な整音ができます。
特にマスタリング段階での使い勝手が秀逸です。 - 上級者:他のEQとの組み合わせで真価を発揮:
刺激的なEQと併用することで、質感と輪郭のバランスを自在に調整できます。
VEQ-432Cを使いこなすためのおすすめTips
VEQ-432Cは、シンプルな構成ながらも“使い方の工夫”次第で仕上がりの質が大きく変わるEQです。
基本的な調整だけでも十分効果を発揮しますが、「プリセットの使い分け」や「他のFXとの組み合わせ」によって、より高度な音作りが可能になります。
このように、少しのテクニックで一段階上の仕上がりを目指せるのが、VEQ-432Cの魅力です。
- 状況に合わせたプリセットの使い分け:
初期設定やジャンル別プリセットを起点に、目的に応じてカスタマイズすると時短につながります。 - 高域と低域の両端は“微調整”が基本:
特にマスタリングでは、大きく動かさず1dB前後の繊細な操作が最も効果的です。 - アナログモデリングならではの“耳で聴く”調整を:
視覚よりも聴覚で判断するEQなので、波形より音に集中することが上達の近道です。 - 倍音系やコンプとの相性を意識する:
VEQ-432Cの透明感は、歪み系やコンプの“後段”に配置することでより引き立ちます。
おすすめのプリセットとカスタム設定
VEQ-432Cにはいくつかの実用的なプリセットが搭載されており、作業のスタート地点として非常に役立ちます。
そこから微調整して“自分の定番セット”を作っておくと、作業効率が大幅にアップします。
そのため、最初はプリセットを積極的に試し、耳に馴染む設定を見つけるのがベストです。
- “Mastering Subtle Lift”プリセット:
全体に明るさと広がりを加える設定。
ほんの少し高域と低域を持ち上げて、透明感と重心のバランスを整えます。 - “Vocal Shine”プリセット:
ボーカルの中高域を滑らかに整え、輪郭と艶を出す設定。
5kHz〜10kHzを軽くブーストしています。 - “Low Clean Up”プリセット:
モコモコした低域を整理したいときに有効。
200Hzあたりを軽くカットしつつ、80Hz以下を締める設計です。 - カスタム設定例:ナチュラルマスタリング用EQ
・80Hz:+0.5dB(温かみ)
・220Hz:−1dB(濁り軽減)
・3kHz:+1dB(中域の輪郭)
・10kHz:+0.5dB(空気感)
他のAntelope FXとの併用で得られるシナジー
VEQ-432Cは単体でも高品質なEQですが、Antelope Audio製の他のFXと組み合わせることで、さらに音の質感を引き上げることができます。
特に同社のヴィンテージ系コンプレッサーやテープエミュレーターなどと併用することで、音楽的でアナログライクなサウンドが手に入ります。
その結果、ミックスからマスタリングまで“Antelopeだけで完結できる”強力な制作環境が構築できます。
- BAE-1073やV76 Preampsと併用:
太さや色気をプリアンプで加えたあと、VEQ-432Cで全体を整える流れが非常に自然です。 - Comp-4KやStay-Levinとの組み合わせ:
ダイナミクス処理で音にパンチを与えつつ、VEQ-432Cでバランスとトーンを整えるという流れが効果的です。 - Reel-to-ReelやVEQ-1Aとのシーケンス:
VEQ-432Cでクリアに整音した後、テープエミュレーションやPultec風EQで“アナログ感”を演出できます。 - Synergy Core環境での軽快な処理:
すべてのFXをDSP上で処理できるため、PCへの負担を軽減しながら高品位なミックスが実現可能です。

VEQ-432Cのメリット・デメリット総まとめ
VEQ-432Cは、Antelope Audioが誇るハイエンドなアナログモデリングEQとして、多くのプロから高い評価を受けています。
最大の特長は、音を劇的に変えずに「自然に整える力」。
その一方で、EQに“大胆なキャラクター”を求める人にとっては、物足りなさを感じる可能性もあります。
このように、メリットとデメリットを理解した上で用途に合った場面で使うことで、VEQ-432Cは他のEQとは違う“強み”を発揮してくれます。
メリット
- 音楽的で自然なEQ処理ができる
過度な加工感が出ず、上品な整音が可能。
ミックス・マスタリング両方で安心して使えます。 - 耳で聴いて判断しやすい設計
ノブ操作が素直に音に反映されるため、初心者にも扱いやすく、感覚的な調整がしやすいです。 - アナログらしい柔らかさと奥行き
高域のギラつきや、低域の濁りが出にくく、立体感を保ったまま調整できます。 - 他のFXと組み合わせたときの相性が良い
自己主張が控えめなEQなので、他のプラグインとの併用でも音が破綻しにくいです。
デメリット
- 音を劇的に変えたいときには不向き
EDMやエフェクト的な変化を求める用途では、変化量が控えめに感じることがあります。 - 細かな視覚的操作ができない
FabFilterのようにグラフィックで操作できるEQと比べると、視認性はやや劣ります。 - 単体販売価格がやや高め
単品で購入する場合はやや高額に感じることも。
ただし、バンドルやセールを活用することでコストパフォーマンスは向上します。
システム要件(Mac / Windows)
Macの場合
- 2015年以降のMac(IntelまたはApple Silicon)
- macOS 10.14 Mojave以上(推奨:11 Big Sur以降)
- メモリ:8GB以上(推奨:16GB以上)
Windowsの場合
- Windows 10 / 11(64bit・最新アップデート適用)
- CPU:Intel Core i3 または AMD Ryzen 1000 以上(推奨:上位モデル)
- メモリ:8GB以上(推奨:16GB以上)
まとめ:Antelope Audio「VEQ-432C」1960年代の伝説級パラメトリックEQを再現!直感的なコントロールを使い込むほど、オーディオに加えられる非常に特別で心地よいキャラクターが聞こえてくるイコライザー|DTMプラグインセール
今回の記事では、Antelope AudioのアナログモデリングEQ「VEQ-432C」について詳しくご紹介しました。
以下に要点をまとめます。
- 1960年代の名機を再現した音楽的なEQ
- 自然で耳にやさしいトーンコントロールが可能
- 初心者でも使いやすく、上級者は微調整で真価を発揮
- マスタリング用途での信頼性が非常に高い
- 派手さはないが、完成度を一段上げる“まとめ役”
- 他のAntelope FXと組み合わせてさらなる音作りが可能
- EDMなどの大胆な音作りには不向きな場面もある
- 視覚的操作ではなく、耳で調整するタイプのEQ
- シンプル設計で“迷わない安心感”がある
- バンドル購入やセールでの導入が狙い目
一言でまとめると、VEQ-432Cは「派手さはないが、絶対に失敗しないEQ」です。
とくに、仕上げや微調整、整音において「プロが最後に選ぶ一本」としての価値がしっかりとあります。
EQ選びで迷っている方は、ぜひ一度試してみてください。
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