
映像に合う音が見つからない
サウンドに深みを出したい
そんな悩みを抱える音楽制作者にぴったりなのがVektor by Novaです。
3GBを超えるシネマティックなサウンドと直感的な操作性で、劇伴からアンビエントまで幅広く対応します。
この記事では、Vektorの特徴や活用法、どんな人におすすめなのかをわかりやすくご紹介します。
Vektor by Nova:シネマティック表現を極めるKontakt音源

Vektor by Novaは、ストリングスをベースにしたシネマティックなKontakt専用インストゥルメントです。
従来のサンプルライブラリとは一線を画す設計で、オーケストラ的な重厚さから繊細なアンビエントまで、幅広い表現が可能です。
Novaの特徴と内容を詳しく紹介

以下に、Vektorの主な特徴を詳しくご紹介します。
圧巻のサウンドライブラリ(3GB超)
- 収録内容:116種類のインストゥルメントと467種類のサンプルを収録。
- サウンドカテゴリ:
- Organic:生演奏感のある楽器。例:「Moanful Cello」「Sul Tasto」など。
- Manipulated Organic:テープ、サンプラー、エフェクターなどを使って加工されたオーガニック音源。
- Drones / FX / Synths:映画音楽で重宝される音響系や効果音。
- 特別なサウンド:13世紀の修道院で録音されたものもあり、空間的な深みが魅力。
4つの独立したサウンドソースをブレンド可能
- コントロール可能な項目:
- EQ、エンベロープ、フィルター、音量、チューニング、パン、ランダム、リバースなど。
- ドラッグ&ドロップ対応:
- 自分のサンプルをそのまま読み込める機能付き。
- 開始・終了ポイントの調整も自由自在。
ダイナミックなムーブメント機能
- Movement Panel:リアルタイムで音を変化させるパネル。
- XYパッド:4つのサウンドソース間を滑らかにブレンド。
- モーションパターン:水平、垂直、円形で動き方を指定可能。テンポ同期も可。
- フィルタームーブメント:カットオフやレゾナンスを一括または個別で調整。
多彩なモジュレーション機能
- 4つのLFOと4つのエンベロープ:
- サウンドソースの各種パラメーターを自在にモジュレート。
- 複雑な動きや表情を付加することが可能。
内蔵エフェクトで最終調整もバッチリ
- 全9種類のグローバルエフェクト:
- コーラス、リバーブ、ディレイ、空間系、ディストーション、フィルターなど。
- Native Instruments製エフェクト(Phasis、Flair、Lofiなど)も含む。
ランダム化機能でクリエイティブを刺激
- ランダマイズ可能な項目:
- ソース、フィルター、ムーブメント、モジュレーション、エフェクト、またはすべて一括。
- 一瞬で新しいインスピレーションが得られる便利なツール。
豊富なプリセットスナップショット
- 即戦力となる201種類のスナップショット:
- Showcase、Organic、Rhythmic、Drones、String Toolkit、Synths、Trailer FXなどのカテゴリに分類。
- Source MovementとFilter Movementにはそれぞれ10種類のプリセット付き。
Vektor by Novaの使い方・活用法

Vektor by Novaは、ただ音を鳴らすだけのツールではありません。
豊富なサンプルと先進的なエディット機能によって、音楽制作の中でさまざまな役割を果たすことができます。
ここでは、具体的な活用シーンを紹介しながら、Vektorがどんな場面で力を発揮するのかを解説します。
活用法の具体例
- 映画・ゲーム音楽の劇伴作曲
- ドローン系や深みのあるストリングスを使用して、緊張感のあるシーンや神秘的な雰囲気を演出できます。
- ムーブメント機能を使えば、場面に合わせて音に時間的な変化を与えられるため、映像との親和性が高まります。
- トレーラー音楽の制作
- 力強く厚みのあるサウンドを生み出すために最適。
- シンセやFXのカテゴリと組み合わせて、インパクトのあるブレイクやビルドアップを作成可能です。
- アンビエント・エレクトロニカの楽曲制作
- Sul TastoやMoanful Celloといった繊細なオーガニックサウンドを活用して、リスニング系やチル系のトラックに適したテクスチャを構築できます。
- モジュレーションとランダム化機能を組み合わせることで、常に揺らぎのある、自然で奥行きのある音作りが可能です。
- サウンドデザイン素材の生成
- 自作サンプルのドラッグ&ドロップ機能を使って、自分だけのサウンドを加工・生成できます。
- フィルターやエンベロープを駆使すれば、効果音や環境音にも応用可能です。
- プリセットをもとにアイデアのスケッチ
- 膨大なプリセットを活用して、短時間で楽曲の方向性を探ることができます。
- ShowcaseやTrailer FXなど、目的別のカテゴリがあるため、初期段階のアイデア作りに非常に役立ちます。
Vektor by Novaがおすすめな人
Vektor by Novaは非常に多機能でありながら直感的に扱えるKontakt音源です。
しかしその魅力は、誰にとっても同じというわけではありません。
ここでは、Vektorが特におすすめできる「タイプの人」や「使用スタイル」を、目的別に整理してご紹介します。
こんな方におすすめ
- 映画・映像系の作曲をしている方
- シネマティックなストリングスやテクスチャが豊富に収録されており、場面に合わせた劇伴が作りやすい。
- ドローンやアンビエント系のサウンドも多く、映像の空気感にマッチする音作りが可能。
- サウンドデザイナーや効果音制作者
- 4ソースエンジンやXYムーブメント、モジュレーションなどを活用することで、動きのある独自の効果音が作れる。
- ドラッグ&ドロップで自作サンプルを取り込めるため、オリジナル性の高い素材制作に向いている。
- アンビエント・エレクトロニカ系の音楽家
- 柔らかく揺らぎのある音作りが得意で、空間系音楽との相性が抜群。
- モジュレーションやリバーブを駆使することで、奥行きのあるミニマル・トラックも簡単に構築可能。
- 音楽制作初心者〜中級者
- 操作が視覚的でわかりやすく、複雑な音源にありがちな「取っつきにくさ」が少ない。
- 膨大なプリセットが収録されているので、すぐに作曲に取りかかることができる。
- Kontakt音源のコレクターやクリエイター
- 他にはない独特な音色や操作性を求めている人にはうってつけ。
- 既存のKontaktライブラリでは得られない新しい刺激や発想が得られる。
動作環境
- Kontakt Full 6.4.2以降が必要
- 無償版のKontakt Playerでは使用不可。
フルバージョンが必要なので要注意。
- 無償版のKontakt Playerでは使用不可。
まとめ:Loot Audio「Vektor by Nova」ただのストリングス音源じゃない!3GB超のシネマティックストリングス、ムーブメント操作、モジュレーション…映画音楽からアンビエントまで使えるKontakt音源の決定版|DTMプラグインセール
Vektor by Novaは、単なるシネマティック音源にとどまらず、音を「彫刻」するような感覚で制作できる先進的なインストゥルメントです。
モジュレーションやムーブメント、エフェクト、直感的な操作性など、全体として非常に高い完成度を誇っています。
・Vektor by Novaは、映画やゲーム、アンビエント音楽に最適なKontakt専用音源
・独自の4ソースエンジンやモジュレーション機能で、音に動きと表情を与えられる
・ドラッグ&ドロップ対応で、自分だけのサウンドも即構築可能
・プリセットやランダマイズ機能が豊富で、初心者でもすぐに創作可能
・音で世界観を描きたい人に強くおすすめ
Vektorは、表現力と自由度を両立した、まさに“音のスケッチブック”のような存在です。
もしあなたが音にもっと個性を加えたいと思っているなら、ぜひ一度試してみてください。



