
「Veiled Ashes」は、サウンドデザインと映像音楽制作に特化した、極めて柔軟なライブラリです。
シンプルな操作で深い音作りができ、プリセットも充実。
直感的なモジュレーション機能や自作サンプルのインポートにも対応し、ジャンルを問わず多彩な表現が可能です。
この記事では、その特徴や活用法、どんな人におすすめかを詳しく解説します。
Veiled Ashes by Observant Sounds:感性で操れる、映像音楽特化型サウンドデザインツール

現代のクリエイターのために設計された、Kontakt 6専用の強力なサンプルベース・シンセサイザーが「Veiled Ashes」です。
オーディオの可能性を最大限に引き出す、革新的なモジュレーションエンジンを搭載し、映画音楽・アンビエント・エレクトロニカなど、幅広いジャンルで活用できます。
Veiled Ashesの特徴と機能の概要

以下に、Veiled Ashesの主な特徴と魅力を詳しくまとめます。
独自のモジュレーション・エンジン&マトリックス
- 直感的かつ高機能な設計:
25のモジュレーション・ターゲットを持ち、1サンプルにつき9×2モジュレーターを活用可能。
音の変化を手軽に生み出せる。 - モジュラーシンセに着想を得た構造:
多彩な音の動きを作り出すことができ、MIDIの煩雑な設定をすることなく直感的に操作可能。 - 動的リズムや変化に富んだサウンドスケープが簡単に作れる。
多彩な180種のサンプル
- 世界中の音楽家による実録音を採用し、以下のような幅広い素材を収録:
- オーケストラ楽器(ストリングス・ブラスなど)
- 民族系ギターやフルート
- 打楽器や身近なオブジェクト
- ボイスサンプルやFX
- アナログ/デジタルシンセ音源
- 生録音ならではの有機的で非反復的なサウンドを、モジュレーションによってさらに深化させられる。
即戦力となるプリセット
- 200種類のグローバルプリセットを収録。
音楽制作のインスピレーション源として強力。 - 90種類のモジュレーションプリセットで、音の動きや奥行きを瞬時に追加できる。
- ユーザー評価が高く、「シネマティックで温かみのある音がすぐに手に入る」と好評。
ユーザーサンプルの取り込みに対応
- 自身の音源も自由にインポート可能。
個性的なサウンド作りが可能で、ライブラリにないユニークな表現も叶う。
軽量で効率的なパフォーマンス
- 約300MBという軽量設計にも関わらず、動作は非常に滑らか。
- 8万行以上のコードで構築されたエンジンにより、CPUやRAMの消費を最小限に抑えている。
使いやすいユーザーインターフェース
- すべての操作が1画面で完結。
複雑な階層構造なしに、すぐ音作りに没頭できる。 - 操作性とデザイン性の両立で、サウンドデザインの作業がスムーズかつ楽しいものに。
創造性を引き出す多彩なサウンド

Veiled Ashesは、以下のようなサウンドメイキングに最適です。
- 映画音楽に合うドローン・サウンド
- プラック音やリード音によるメロディックな展開
- インダストリアルなノイズやテクスチャ
- 非反復的なアンビエント・パッド
- 繊細なリズムテンションや動的SE
- プリセットを使えば「まるで音楽が勝手に動き出すような体験」が得られるという評価も。
Veiled Ashesの使い方・活用法

Veiled Ashesは、単なるKontakt音源の枠を超えた「音のデザインツール」です。
特に、映画音楽、ゲームサウンド、アンビエント、エレクトロニカといったジャンルで、その強力なモジュレーション機能と独自サンプルが真価を発揮します。
ここでは、Veiled Ashesの具体的な活用方法を、目的別に整理して紹介します。
活用シーンと具体的な使い方
- 映画・映像音楽の背景サウンドに使用する
→ 非反復的で深みのあるサウンドスケープを構築できるため、ドラマや映画の緊張感や感情の波を支える背景音として最適。
シーンに合わせてパッドやドローンを微調整しやすいのも利点。 - ゲームサウンドの環境音・効果音づくりに活用する
→ フィールドの風景や都市の喧騒など、リアルかつ個性的な環境音を構築可能。
プリセットの中にはSFやファンタジーに合う音も多く、ジャンルを問わず対応できる。 - 電子音楽のテクスチャづくりに使う
→ モジュレーションの自由度が高く、LFOやエンベロープを駆使してリズムやアクセントを変化させられる。
リードやベースラインの補助としても重宝する。 - 楽曲のブレイク部分に「空気感」を加える
→ パッド系のサウンドをレイヤーすると、静と動のメリハリを自然に演出できる。
トラックに奥行きと空間性が加わり、リスナーの没入感を高められる。 - サウンドライブラリとして、他のKontakt音源と組み合わせる
→ Veiled Ashesのサウンドは独自性が高いため、他の音源と重ねても埋もれず存在感を放つ。
アレンジの中で「差し色」としての使い方も可能。 - ユーザーサンプルを読み込んで、個性的なサウンドデザインに挑戦する
→ 自分の録音素材やフィールドレコーディングを使って、さらにユニークな音を作り込める。
プリセットの枠に縛られない創作が可能。 - モジュレーションの学習教材として活用する
→ エンベロープやLFO、マトリックスの使い方がわかりやすく設計されており、モジュラーシンセやサウンドデザイン初心者の学びにもなる。
Veiled Ashesがおすすめな人

Veiled Ashesは、その独自性と柔軟な音作り機能により、特定のジャンルにとどまらず幅広いクリエイターにフィットします。
ただし、すべての人に必要な音源というわけではなく、その特性を理解したうえで導入することが重要です。
ここでは、Veiled Ashesが特におすすめな人の特徴を紹介します。
Veiled Ashesが向いているのはこんな人
- 映画音楽や映像作品のBGMを制作している人
→ シネマティックで空間的なサウンドを手軽に作れるので、場面に合わせた雰囲気作りが得意になります。 - アンビエントやドローン、サウンドスケープを重視する人
→ 非反復的で変化に富んだパッドやテクスチャ音を簡単に生成でき、構築も直感的。
アンビエント作品には非常に相性が良いです。 - 電子音楽やエクスペリメンタルな音楽を作っている人
→ モジュレーションが多彩で自由度が高く、普通のシンセでは得られない個性的な音の流れが作れます。
実験的な音作りに最適です。 - Kontaktベースの音源で音作りを探求したい中〜上級者
→ 通常のKontakt音源より一歩進んだ操作性が求められるため、多少の知識がある方には使いこなし甲斐があります。 - 自作のサンプルを独自のサウンドに加工したい人
→ ユーザーサンプルのインポート機能を活かして、自分だけのオリジナル音源を作成できます。
ライブラリに頼らない表現が可能です。 - スコアリングやゲーム音楽でシーンごとの演出にこだわる人
→ 緊迫感、神秘感、静寂など、演出意図に応じた音色をプリセットだけでもすぐに用意でき、時間のない現場でも即戦力になります。 - 「音の質感」や「空気感」を大事にするサウンドクリエイター
→ 温かみや厚みのある音が特徴なので、単にメロディを演奏するだけでなく、作品全体の空気を整えるような音作りに向いています。
システム要件
- Kontakt 6の有償版(バージョン6.7.1以上)が必須。
- 無償版のKontakt Playerでは動作しない点に注意が必要です。
まとめ:Observant Sounds「Veiled Ashes」”音が動き出す”感覚を味わえる!200種のプリセットと180の多国籍サンプルが生み出す“次世代モジュレーション音源|DTMプラグインセール
Veiled Ashesは、サウンドデザイナーやコンポーザーにとって非常に柔軟で強力なツールです。
・Veiled AshesはKontakt 6(有償版)専用のサンプルベース・シンセサイザー
・直感的なモジュレーションマトリックスで自由な音作りが可能
・200種のプリセットと180種の実録サンプルを収録
・ユーザーサンプルのインポートに対応し、オリジナル音源としても活用できる
・アンビエント、映画音楽、ゲームサウンドなど幅広いジャンルで活躍
・操作画面が1ページで完結しており、初心者でも扱いやすい
Veiled Ashesは、音楽制作において「既存音源では物足りない」と感じている人にとって、創作の自由度を大きく広げてくれる音源です。
特にシネマティックな空間作りや、実験的なサウンドデザインにこだわる方には強くおすすめできます。