
壊れかけのウクレレから生まれた、どこか切なく、やわらかく広がる音の群れ。
「Uke Swarm」は、楽器の“欠陥”を魅力に変えた、唯一無二のサンプルパックです。
Uke Swarm:壊れかけのウクレレが生む“音の群れ”

「Uke Swarm」は、ジャンクなウクレレから生まれたアートなサウンド音源です。
- “Swarm”(群れ)という名の通り、音が重なり、漂い、にじむように響くテクスチャーを持つ
└ 一つの音ではなく、複数の音が一斉に鳴るような不思議な広がりが特徴 - 使用されている楽器は、壊れかけのプラスチック製ウクレレ
└ 安価なおもちゃのような作りで、音程は不安定、チューニングもすぐに狂うという問題だらけ - それでも、その“ヘタさ”や“ズレ”をあえて活かすことで、個性的で温かみのある音に仕上がっている
Uke Swarmができた背景
制作者のSamuele氏は、ある日ふと立ち寄ったリサイクルショップでプラスチック製のウクレレを発見。
どうやら、前の持ち主はそれをほとんど弾いていなかったようです。
- 弦のテンションに耐えられず音板(サウンドボード)が曲がっている
- ナットが高すぎて弾きにくい
- チューニングはすぐにズレる
- イントネーション(音程の正確さ)がめちゃくちゃ
それでもSamuele氏は、「この楽器の“どうしようもなさ”をそのままサンプリングしてみたら面白いのでは?」と考え、修理する前にあえて“そのままの音”を録音。
結果として、完璧からほど遠い音の中に、むしろ美しさがあるという発見に至りました。
音の特徴:「Swarm(群れ)」というコンセプト
このサンプルパックの核は、単にウクレレの音を録音したものではありません。
- 音が一斉に舞い上がるような、群れのような広がりを持つ
- 原音のチューニングの不安定さを活かし、不規則な揺らぎやズレを生かした演出
- ピッチやタイミングの“ズレ”が有機的でアナログな温かみを生む
- まるで風に吹かれながら漂う小さな虫の群れのような、繊細で浮遊感のあるサウンドスケープ
使いどころと活用アイデア
この音源は、一般的なウクレレ音源とは一線を画します。
シネマティックなサウンドデザインや、実験的なトラックにピッタリです。
- アンビエント音楽のレイヤー素材として
└ 背景にじんわりと広がる空気感をプラスしたい時に重宝 - Lo-fiビートやエレクトロニカに“味”を加えるスパイスとして
└ 不安定なピッチが独特の“人間味”を演出 - 映像作品のサウンドトラックにおける“不穏さ”や“ノスタルジー”の演出
└ 完璧でない音が、逆に“感情”を引き出す場面にフィット - モジュラー系やGenerative Music的アプローチに組み合わせる
└ 予測不能な音の揺らぎが、偶発的な芸術を生むきっかけに
フォーマットと互換性
「Uke Swarm」は、現在以下のプラットフォームで使用可能です。
- Decent Sampler(無料)
└ Mac / Windows / Linuxに対応し、スタンドアロンでもDAW内でも使用可能
※Kontakt版などは現時点では未対応です。
まとめ:audiogambero「Uke Swarm」粗悪なウクレレが放つ、美しさすら感じる音のノイズ!壊れかけのウクレレが奏でる、広がりとノスタルジーをまとった音のレイヤー|DTMプラグインセール
「Uke Swarm」は、壊れかけのウクレレという“ダメさ”を魅力に変えたユニークなサウンドパックです。
完璧なサウンドとは対極にあるその音は、あなたの楽曲や映像に、予想外の深みと表情を与えてくれる可能性を秘めています。
・壊れかけのプラスチック製ウクレレをサンプリング
・音程のズレやチューニングの不安定さをそのまま活かした音作り
・“Swarm”=群れのように重なる独特の広がりあるサウンド
・Decent Samplerで手軽に使える無料音源
・アンビエントやシネマティックな制作に最適
完璧ではないからこそ、音に表情が生まれる。
「Uke Swarm」は、そんな“音の個性”を大切にするクリエイターにこそ試してほしい音源です。
まだ使ったことがない方は、ぜひ一度その“ズレの美学”を体感してみてください。