
「Two Filters」は、2つのフィルターと2つのステップシーケンサーを備えた実験的なオーディオプラグインです。
本来は新しいFilter APIを検証するために開発されたものですが、実際に音作りでも活用できるユニークなツールとなっています。
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Two Filters:フィルターAPIを試せる実験的プラグイン

Two Filters は、オーディオプラグイン開発者 baconpaul によって公開されているオープンソースのツールです。
名前の通り「2つのフィルター」と「2つのステップシーケンサー」を組み合わせ、さらに固定的なモジュレーションパスを備えています。
本来は 新しいFilter APIのテストベッド として開発されていますが、音楽制作に取り入れても楽しめる内容になっています。
Two Filtersの主な特徴
- 2つのフィルター
- 異なるフィルターを並行して動かすことができ、音作りの幅を広げることが可能
- 各フィルターはモジュレーションに対応しており、動的に音を変化させられる
- 2つのステップシーケンサー
- フィルターの動作や音の変化をリズミカルに制御
- リトリガー(再スタート)の拡張オプションも実装されており、細かな挙動を調整可能
- 固定されたモジュレーションパス
- 複雑なルーティングを組まなくても、基本的なモジュレーションをすぐに試せる
- 今後はさらにUI上で「モジュレーションされたレスポンス」を可視化する予定がある
- ノイズソースとファクトリーパッチ
- 単なるテストベッドにとどまらず、実際に音を鳴らして試せる環境が整っている
技術的なポイント
- 開発言語
- 主に C++ (96.3%) で構築されており、高速で効率的な処理が可能
- ビルドには CMake (3.3%) を使用し、クロスプラットフォーム対応も視野に入れている
- ライセンス
- MITライセンスで公開されており、自由に利用・改変・再配布が可能
- CLAP対応を検討
- CLAP(新しいプラグイン規格)の「非破壊モジュレーション」機能に対応させる構想もある
Two Filtersが目指していること
このプロジェクトは、単なる完成品のプラグインではなく 「開発者が新しいフィルターAPIを検証するための実験環境」 という位置づけです。
ただし、実験的でありながらも実用的に楽しめる設計がされており、以下のような使い方が考えられます。
- フィルターやモジュレーションの挙動を研究したい開発者
- ステップシーケンサーとフィルターを組み合わせた音作りを試したい音楽制作者
- 新しいプラグイン規格やAPIに興味を持つエンジニア
まとめ:BaconPaul「Two Filters」2つのフィルターと2つのステップシーケンサーを自由に組み合わせ、モジュレーションやノイズソースも内蔵した実験的オープンソースプラグイン|DTMプラグインセール
Two Filters は、新しいフィルターAPIを試すための実験的プラグインでありながら、実際に音楽制作にも活用できる面白いツールです。
- 2つのフィルターとステップシーケンサーを搭載
- フィルターAPIのテストベッドとして開発
- モジュレーションパスやノイズソースを内蔵
- MITライセンスで自由に利用可能
- 今後はUI可視化やCLAP対応の拡張も期待
音楽制作者にとっては新しい音作りの遊び場に、開発者にとってはAPI検証の実験環境として活用できます。
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